南野が1G1AもPK失敗でザルツブルク敗退 吉田フル出場のサウサンプトンも本選行き逃す《EL予選プレーオフ》
2015.08.28 07:27 Fri
▽ヨーロッパリーグ(EL)予選プレーオフ2ndレグが27日に欧州各地で行われた。日本人所属クラブでは、MF香川真司のドルトムント以外、プレーオフに参加した全てのクラブが敗退した。
▽FW南野拓実の所属するザルツブルク(オーストリア)は、ホームでディナモ・ミンスク(ベラルーシ)と対戦。アウェイでの1stレグを0-2で落としていたザルツブルクは、前半11分に南野が均衡を破る。シュミッツの右CKをヒンテレッガーが頭で落とすと、ボックス左の元C大阪アタッカーが左足でシュートを沈め、ザルツブルクに貴重な先制点をもたらす。さらにザルツブルクは58分、南野のパスからボックス左のジョナタン・ソリアーノがファーサイドにシュートを決めて、2戦合計スコアをイーブンとする。その後、試合は延長戦でもゴールが生まれずPK戦へ。3人目の南野が左に蹴ったPKをGKにストップされるなどしたザルツブルクは、PK戦を2-3で落として本大会行きとはならなかった。
▽DF吉田麻也がフル出場したサウサンプトン(イングランド)は、アウェイでのミィティラン(デンマーク)戦を0-1で落とし、2戦合計スコア1-2で敗退した。28分に自陣深くでジェイ・ロドリゲスがパスカットされて失点したサウサンプトンは、後半にリスクを負ってゴールを奪いにいくも実らず、EL本選出場を逃した。
▽そのほか、FW久保裕也のヤング・ボーイズ(スイス)は、4分に退場者が出たこともあって、カラバフ(アゼルバイジャン)とのアウェイ戦を0-3で完敗。2戦合計スコア0-4で本選に進出することはできなかった。久保は80分に交代している。
▽MF田中亜土夢が所属するヘルシンキ(フィンランド)は、クラスノダール(ロシア)とのホーム戦をゴールレスドローで終え、1stレグの1-5敗戦から巻き返すことができずに敗退。田中は68分から途中出場した。
▽8/27(木)
ドルトムント 7-2 オッド
※2戦合計11-5でドルトムントが本選進出
ミッティラン 1-0 サウサンプトン
※2戦合計2-1でミッティランが本選進出
ザルツブルク 2-0 ディナモ・ミンスク
※2戦合計2-2(PK:2-3)でディナモ・ミンスクが本選進出
カラバフ 3-0 ヤング・ボーイズ
※2戦合計4-0でカラバフが本選進出
ヘルシンキ 0-0 クラスノダール
※2戦合計1-5でクラスノダールが本選進出
カイラト 2-1 ボルドー
※2戦合計2-2もアウェイゴール差でボルドーが本選進出
ヤブロネツ 0-0 アヤックス
※2戦合計0-1でアヤックスが本選進出
ルビン・カザン 1-0 ラボトニツキ
※2戦合計2-1でルビン・カザンが本選進出
ビデオトン 0-1 レフ・ポズナニ
※2戦合計0-4でレフ・ポズナニが本選進出
トゥーン 3-3 スパルタ・プラハ
※2戦合計4-6でスパルタ・プラハが本選進出
サンテチェンヌ 1-0 ミルサミ・オルヘイ
※2戦合計2-1でサンテチェンヌが本選進出
ローゼンボリ 0-1 ステアウア・ブカレスト
※2戦合計3-1でローゼンボリが本選進出
ハイデュク・スプリト 0-1 スロバン・リベレツ
※2戦合計0-2でスロバン・リベレツが本選進出
フェネルバフチェ 3-0 アトロミトス
※2戦合計4-0でフェネルバフチェが本選進出
パナシナイコス 2-2 カバラ
※2戦合計2-2もアウェイゴール差でカバラが本選進出
AZ 2-0 アストラ
※2戦合計4-3でAZが本選進出
ブロンビー 1-1 PAOK
※2戦合計1-6でPAOKが本選進出
スタンダール・リエージュ 3-1 モルデ
※2戦合計3-3もアウェイゴール差でモルデが本選進出
ボイボディナ 0-2 ビクトリア・プルゼニ
※2戦合計0-5でビクトリア・プルゼニが本選進出
ビルバオ 1-0 ジリナ
※2戦合計3-3もアウェイゴール差でビルバオが本選進出
レギア・ワルシャワ 3-2 ゾリャ
※2戦合計4-2でレギア・ワルシャワが本選進出
ベレネンセス 0-0 アルタッハ
※2戦合計1-0でベレネンセスが本選進出
▽FW南野拓実の所属するザルツブルク(オーストリア)は、ホームでディナモ・ミンスク(ベラルーシ)と対戦。アウェイでの1stレグを0-2で落としていたザルツブルクは、前半11分に南野が均衡を破る。シュミッツの右CKをヒンテレッガーが頭で落とすと、ボックス左の元C大阪アタッカーが左足でシュートを沈め、ザルツブルクに貴重な先制点をもたらす。さらにザルツブルクは58分、南野のパスからボックス左のジョナタン・ソリアーノがファーサイドにシュートを決めて、2戦合計スコアをイーブンとする。その後、試合は延長戦でもゴールが生まれずPK戦へ。3人目の南野が左に蹴ったPKをGKにストップされるなどしたザルツブルクは、PK戦を2-3で落として本大会行きとはならなかった。
▽DF吉田麻也がフル出場したサウサンプトン(イングランド)は、アウェイでのミィティラン(デンマーク)戦を0-1で落とし、2戦合計スコア1-2で敗退した。28分に自陣深くでジェイ・ロドリゲスがパスカットされて失点したサウサンプトンは、後半にリスクを負ってゴールを奪いにいくも実らず、EL本選出場を逃した。
▽MF田中亜土夢が所属するヘルシンキ(フィンランド)は、クラスノダール(ロシア)とのホーム戦をゴールレスドローで終え、1stレグの1-5敗戦から巻き返すことができずに敗退。田中は68分から途中出場した。
◆EL予選プレーオフ2ndレグ結果
▽8/27(木)
ドルトムント 7-2 オッド
※2戦合計11-5でドルトムントが本選進出
ミッティラン 1-0 サウサンプトン
※2戦合計2-1でミッティランが本選進出
ザルツブルク 2-0 ディナモ・ミンスク
※2戦合計2-2(PK:2-3)でディナモ・ミンスクが本選進出
カラバフ 3-0 ヤング・ボーイズ
※2戦合計4-0でカラバフが本選進出
ヘルシンキ 0-0 クラスノダール
※2戦合計1-5でクラスノダールが本選進出
カイラト 2-1 ボルドー
※2戦合計2-2もアウェイゴール差でボルドーが本選進出
ヤブロネツ 0-0 アヤックス
※2戦合計0-1でアヤックスが本選進出
ルビン・カザン 1-0 ラボトニツキ
※2戦合計2-1でルビン・カザンが本選進出
ビデオトン 0-1 レフ・ポズナニ
※2戦合計0-4でレフ・ポズナニが本選進出
トゥーン 3-3 スパルタ・プラハ
※2戦合計4-6でスパルタ・プラハが本選進出
サンテチェンヌ 1-0 ミルサミ・オルヘイ
※2戦合計2-1でサンテチェンヌが本選進出
ローゼンボリ 0-1 ステアウア・ブカレスト
※2戦合計3-1でローゼンボリが本選進出
ハイデュク・スプリト 0-1 スロバン・リベレツ
※2戦合計0-2でスロバン・リベレツが本選進出
フェネルバフチェ 3-0 アトロミトス
※2戦合計4-0でフェネルバフチェが本選進出
パナシナイコス 2-2 カバラ
※2戦合計2-2もアウェイゴール差でカバラが本選進出
AZ 2-0 アストラ
※2戦合計4-3でAZが本選進出
ブロンビー 1-1 PAOK
※2戦合計1-6でPAOKが本選進出
スタンダール・リエージュ 3-1 モルデ
※2戦合計3-3もアウェイゴール差でモルデが本選進出
ボイボディナ 0-2 ビクトリア・プルゼニ
※2戦合計0-5でビクトリア・プルゼニが本選進出
ビルバオ 1-0 ジリナ
※2戦合計3-3もアウェイゴール差でビルバオが本選進出
レギア・ワルシャワ 3-2 ゾリャ
※2戦合計4-2でレギア・ワルシャワが本選進出
ベレネンセス 0-0 アルタッハ
※2戦合計1-0でベレネンセスが本選進出
サウサンプトンの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
サウサンプトンの人気記事ランキング
1
リヨンがU-16イングランド代表FWを獲得! セインツアカデミー産の注目株と3年契約
リヨンは20日、サウサンプトンからU-16イングランド代表FWアレハンドロ・ゴメス・ロドリゲス(16)の獲得を発表した。契約は2027年夏までの3年となる。 ベネズエラ生まれで、ポルトガルにもルーツを持つ若きストライカー。サウサンプトンのアカデミーからフットボーラーとしての道を歩むタレントで、トップチームでのデビューこそまだだったが、U-18、U-21のカテゴリーでプレーしていた。 代表ではU-15ポルトガル代表、U-17ベネズエラ代表でプレーした過去もあるが、直近ではU-16イングランドでプレー。既報ではチェルシーやマンチェスター・シティも関心を寄せる注目株だったが、リヨンでのキャリアを選択したようだ。 2024.07.21 11:55 Sun2
ミランが南米産の若手2人に注目…プレミアで揉まれる20歳アルカラス&U-20W杯出場中の19歳ミラモン
ミランが若きアルゼンチン人選手2人に注目しているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 フランクフルトから日本代表MF鎌田大地(26)、チェルシーから元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チーク(27)の獲得に接近しているとされるミラン。いずれもセントラルハーフを本職とする20代中盤の脂が乗った選手だが、同じポジションの補強候補には若い選手も名を連ねているという。 イタリア『トゥットスポルト』いわく、それはサウサンプトンのアルゼンチン人MFカルロス・アルカラス(20)とヒムナスティア・ラ・プラタのU-20アルゼンチン代表MFイグナシオ・ミラモン(19)だ。 アルカラスは母国のラシン・クラブから今年1月にサウサンプトンへ移籍したばかり。チームはチャンピオンシップ(イングランド2部)降格となったが、加入後すぐに定位置を掴み、プレミアリーグ17試合の出場で4得点1アシストを記録している。得意とするのは攻撃的MFだが、インサイドハーフと中盤の底にも対応可能で、サウサンプトンでは2トップの一角や3トップの中央としてもプレーする器用なファンタジスタだ。 ミラモンは自国開催のU-20ワールドカップ(W杯)に出場中の守備的MF。下部組織時代から過ごすヒムナスティアで今年1月にプロ契約を結んだばかりながら、2023シーズンは早くも公式戦16試合に出場している。中盤の底から長短のパスを散らすだけでなく、自らドリブルで駆け上がっていくことも好むいかにも南米選手らしいタレントだ。ミラモンにはマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せているとされる。 現段階でミランによる両者へのアプローチは確認されていないようだが、それぞれ20歳のアルカラスと19歳のミラモン、この名前を覚えておいて損はないかもしれない。 2023.05.22 16:06 Mon3
日本人6人目を獲得したサウサンプトン/六川亨の日本サッカー見聞録
今冬のヨーロッパの移籍マーケットは2月3日がタイムリミットだが、いまのところ日本人選手に大きな動きはない。セルティックの古橋亨梧がフランス・リーグ1部のスタッド・レンヌへ完全移籍したのは意外だったものの、“2強"のスコットランド・リーグから5大リーグへの移籍で結果を残せるか注目の集まるところだ。 プレミアリーグへの移籍が噂される久保建英だが、果たして実現するのか。ブライトンの三笘薫にはサウジアラビアのアル・ナスルが巨額の移籍金(96億円)でオファーを出したようだが、クラブはこれを拒否しただけに実現の可能性はほとんどないだろう。あとはリーグ戦での出番が少ないリバプールの遠藤航に他クラブからオファーが届くのかどうか。今年2月で32歳になるだけに、移籍に関しては微妙な年齢でもある。 そんなプレミア・リーグで注目しているのが、日章学園からサウサンプトン入りする高岡伶颯だ。2023年11月にインドネシアで開催されたU-17W杯でポーランド、アルゼンチン、セネガルとの3試合で高岡は、3戦連続となる計4ゴールをマーク。アルゼンチンには敗れたものの、途中出場だったポーランド戦とセネガル戦で日本を勝利に導いた。その後は24年4月に日本高校選抜の一員として、デュッセルドルフ国際ユース大会に出場するとチームトップタイの3ゴールをあげた。 高岡は現在、U-20日本代表の一員として2月10日に中国・深圳でスタートするAFC U-20アジアカップに参加予定でいる。グループリーグDでタイ、シリア、韓国と対戦し、準々決勝をクリアしてベスト4に進出すれば9月27日にチリで開幕するU-20W杯への出場権を獲得できる。彼のサクセスストーリーがどこまで続くのか、こちらも興味深い。 そしてサウサンプトンである。南部の古豪であり、現在は菅原由勢が所属し、昨夏には松木玖生も移籍した(現在はトルコ1部のギョズテペSKへレンタル移籍中)。高岡の移籍で(レンタルに出されなければ)、複数の日本人がプレーするプレミア・リーグのクラブとなる。彼らだけでなく、過去には李忠成(2011-2013)、吉田麻也(2012-2020)、南野拓実(2021)らも所属した。 近隣のブライトンには三笘がいるし、隣接するサウスコーストダービーの相手ポーツマスには川口能活も所属していた。資金力ではロンドンのビッグクラブや北部のリバプール、マンチェスターの2強に遠く及ばないだけに、「安くて将来性のある」Jリーガーを獲得するのが南部のクラブのトレンドになりつつあるのかもしれない。 サウサンプトンのユース出身者はアラン・シアラーやガレス・ベイルなどイングランドとウェールズを代表するストライカーも輩出している。育成型のクラブだけに、高岡の選択は賢明だと言えるだろう。 クラブは2001年8月にホームスタジアムを103年間使用したザ・デルからセント・メリーズ・スタジアムへ移転。この完成したばかりのスタジアムで、同年10月7日にトルシエ・ジャパンはナイジェリアと対戦した。試合は日本が柳沢敦と鈴木隆行のゴールで2-2と引き分けた。 真新しいスタジアムの正面ゲート上部には、クラブ最多227ゴールを決めたレジェンドFWミック・シャノン(1966-77、1972-82)の名前が冠されていて、等身大の写真パネルも飾られていた。かつて憧れた選手だけに、感慨もひとしおだった記憶がある(シャノンは現役引退後に競走馬の調教師としても成功)。 2025.01.31 23:00 Fri4
モウリーニョ、ラッシュフォードの献身性を称える「狂犬だった」
▽マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が、所属するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードを独特の表現で称えている。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 ▽ユナイテッドは12月1日、プレミアリーグ第14節でサウサンプトンとのアウェイ戦に臨み、2-2で引き分けた。その試合では、0-2のビハインドを抱えながらも前半中に追いつき、敗北を回避。リーグ3試合勝ち無しと結果は芳しくないが、その日先発していたラッシュフォードの献身性はモウリーニョ監督の求めていたものだったようだ。 ▽試合後の会見に出席したモウリーニョ監督は、“狂犬”のように走り回ったラッシュフォードを称賛している。 「(今日の)マーカス・ラッシュフォードは狂犬だったと言える。とても、とても疲れて、小さな問題が生じるまではね」 「ここで蹴り、あそこで蹴って、ここに駆けてあちらにも駆ける。75分までの豊富な運動量とランニングだ。彼はそれをやった」 「私は犬をリスペクトしているし、大好きなんだ。(フットボールにおいて)彼らは多くの男たちよりも優れていると思う」 2018.12.02 16:10 Sun5