ラツィオに3発完勝のレバークーゼンが逆転突破《CL予選プレーオフ》
2015.08.27 05:47 Thu
▽チャンピオンズリーグ(CL)予選プレーオフ2ndレグのレバークーゼンvsラツィオが26日に行われ、3-0でレバークーゼンが完勝した。この結果、2戦合計スコアを3-1としたレバークーゼンが本選へ進出している。
▽内容では上回りながらも1stレグを0-1で惜敗したレバークーゼンは、その後のブンデスリーガでのハノーファー戦を1-0で勝利し、リーグ戦2連勝を飾った。その試合のスタメンから2選手を変更し、ベララビとK・パパドプーロスが先発に復帰した。そして、トッテナムへの移籍が濃厚と伝えられるソン・フンミンがハノーファー戦に続き欠場した。
▽一方、1stレグを辛勝したラツィオはその後のセリエA開幕節でのボローニャ戦を2-1で勝利。その試合のスタメンから3選手を変更。負傷したビリアが欠場となった一方、フェリペ・アンデルソンが先発に復帰した。
▽左にチャルハノール、右にベララビを配し、メーメディとキースリンクが縦関係の2トップを形成するフラットな[4-4-1-1]で臨んだレバークーゼンに対し、ラツィオは相手2トップに1枚余らせる形で対応するべく[3-4-3]を採用。1点を追うレバークーゼンが仕掛ける中、4分にラツィオはターのミスからフェリペ・アンデルソンが1stシュートに持ち込んだ。
▽球際での激しい攻防が続き、シュートシーンがなかなか生まれない中で17分、レバークーゼンはチャルハノールが強烈なミドルシュートを放つもわずかに枠の右上へ。さらに直後にもチャルハノールが強烈な枠内のミドルシュートを浴びせたが、GKベリシャのセーブに阻まれてしまう。
▽劣勢のラツィオは28、30分とケイタが単騎で枠内シュートを浴びせてけん制。前半終盤にかけても球際での激しい争いが続いた。
▽しかし40分、レバークーゼンが試合をタイに戻す。デ・フライがGKにルーズボールを譲ろうとしたところを、キースリンクがかっさらって折り返す。これはオナジにカットされたものの、ルーズボールをボックス左のチャルハノールが流し込んだ。
▽トータルスコアを1-1として迎えた後半開始3分、レバークーゼンが逆転に成功する。右サイドのベララビのクサビのパスに反応したメーメディが、対応したマウリシオと入れ替わってボックス右に進入。強烈なシュートをニアサイドへ突き刺した。
▽前がかるラツィオに対し、レバークーゼンが追加点に迫る。51分、ワンツーでボックス左に抜け出したチャルハノールが決定的なシュートを浴びせるも、GKベリシャのセーブに阻まれた。さらに53分、L・ベンダーの強烈なミドルシュートもGKベリシャにセーブされる。
▽劣勢のラツィオは56分、ラドゥに代えてキシュナを投入し、4バックに変更。左利きのキシュナを右サイドに配し、フェリペ・アンデルソンをケイタの後方に据えた。しかし68分、マウリシオがキースリンクに入れ替わられそうになったところを倒して2枚目のイエローカードを受け、退場となってしまう。そのラツィオはフェリペ・アンデルソンを諦めてジェンティレッティを投入せざるを得なくなった。
▽数的優位となったレバークーゼンはスペースを有効に使ってカウンターに転じつつ主導権を渡さない。そして88分、ロングボールに競り勝ったキースリンクの落としを受けたブラントが独走。ゴール前でフリーとなっていたベララビが押し込み、試合を決定付けたレバークーゼンが3シーズン連続10度目のCL本選出場を決めた。
▽内容では上回りながらも1stレグを0-1で惜敗したレバークーゼンは、その後のブンデスリーガでのハノーファー戦を1-0で勝利し、リーグ戦2連勝を飾った。その試合のスタメンから2選手を変更し、ベララビとK・パパドプーロスが先発に復帰した。そして、トッテナムへの移籍が濃厚と伝えられるソン・フンミンがハノーファー戦に続き欠場した。
▽一方、1stレグを辛勝したラツィオはその後のセリエA開幕節でのボローニャ戦を2-1で勝利。その試合のスタメンから3選手を変更。負傷したビリアが欠場となった一方、フェリペ・アンデルソンが先発に復帰した。
▽球際での激しい攻防が続き、シュートシーンがなかなか生まれない中で17分、レバークーゼンはチャルハノールが強烈なミドルシュートを放つもわずかに枠の右上へ。さらに直後にもチャルハノールが強烈な枠内のミドルシュートを浴びせたが、GKベリシャのセーブに阻まれてしまう。
▽その後も中盤でのタイトな攻防が続く中、レバークーゼンがゴールに迫る。25分、左サイドからのチャルハノールのクロスにキースリンクがヘディングシュート。しかし、シュートは枠の右角に当たり、惜しくも同点ゴールとはならない。さらに26分にもCKからパパドプーロスがヘディングシュートを放ったが、枠を捉えきれなかった。
▽劣勢のラツィオは28、30分とケイタが単騎で枠内シュートを浴びせてけん制。前半終盤にかけても球際での激しい争いが続いた。
▽しかし40分、レバークーゼンが試合をタイに戻す。デ・フライがGKにルーズボールを譲ろうとしたところを、キースリンクがかっさらって折り返す。これはオナジにカットされたものの、ルーズボールをボックス左のチャルハノールが流し込んだ。
▽トータルスコアを1-1として迎えた後半開始3分、レバークーゼンが逆転に成功する。右サイドのベララビのクサビのパスに反応したメーメディが、対応したマウリシオと入れ替わってボックス右に進入。強烈なシュートをニアサイドへ突き刺した。
▽前がかるラツィオに対し、レバークーゼンが追加点に迫る。51分、ワンツーでボックス左に抜け出したチャルハノールが決定的なシュートを浴びせるも、GKベリシャのセーブに阻まれた。さらに53分、L・ベンダーの強烈なミドルシュートもGKベリシャにセーブされる。
▽劣勢のラツィオは56分、ラドゥに代えてキシュナを投入し、4バックに変更。左利きのキシュナを右サイドに配し、フェリペ・アンデルソンをケイタの後方に据えた。しかし68分、マウリシオがキースリンクに入れ替わられそうになったところを倒して2枚目のイエローカードを受け、退場となってしまう。そのラツィオはフェリペ・アンデルソンを諦めてジェンティレッティを投入せざるを得なくなった。
▽数的優位となったレバークーゼンはスペースを有効に使ってカウンターに転じつつ主導権を渡さない。そして88分、ロングボールに競り勝ったキースリンクの落としを受けたブラントが独走。ゴール前でフリーとなっていたベララビが押し込み、試合を決定付けたレバークーゼンが3シーズン連続10度目のCL本選出場を決めた。
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