エクアドル初勝利でメキシコを敗退に追い込む チリとボリビアの決勝T行きも確定《コパ・アメリカ2015》

2015.06.20 08:10 Sat
▽日本時間20日に行われたコパ・アメリカ2015グループA最終節のメキシコ代表vsエクアドル代表は、1-2でエクアドルが勝利した。
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▽勝ち点2で3位のメキシコと勝ち点0で最下位のエクアドルが激突した。2戦連続ドローのメキシコは、初戦で負傷したキャプテンのDFマルケスが引き続き欠場。3-3で引き分けた前節のチリ代表戦から先発を1選手変更した。一方のエクアドルは、2-3で敗れたボリビア代表戦の先発から3点を変更。モンテーロやエネル・バレンシアなどが先発に名を連ねた。▽試合は、落ち着く間もない開始直後にエクアドルが決定機を演出する。2分、ボックス左でE・バレンシアからパスを受けたモンテーロが折り返すと、このパスを受けた中央のボラーニョスが上半身のフェイントでDFを外してシュート。しかし、これはGKコロナの右足一本のビッグセーブに阻まれ、先手を奪うことができなかった。
▽前半の半ばにかけてもエクアドルがペースを掴んだが、メキシコは24分に相手の隙を突いて決定機を創出する。高い位置でパレデスからボールを奪取したブオソがゴール正面でシュートに持ち込んだが、これはわずかに右へ。メキシコもチャンスを生かすことができない。

▽すると、エクアドルが次の好機をモノにする。縦パスをカットして速攻を仕掛けると、ボックス左のE・バレンシアがシュートを放つ。これがディフレクトしてゴール正面にこぼれたボールをボラーニョスが詰めて、エクアドルが試合の均衡を破った。
▽ほとんど前半に良いところがないまま、1点ビハインドを背負ってハーフタイムを迎えたメキシコは、後半の頭からアキーノを投入して4バックに変更。しかし、状況が好転しないと、これを見かねたエレーラ監督は、52分にグエメスに代えてファビアンを投入する。

▽しかし、次にスコアを動かしたのはエクアドルだった。57分、高い位置でラストラがメディーナからボールを奪取。最後はゴール正面でボラーニョスからパスを受けたE・バレンシアが冷静にゴールネットを揺らし、エクアドルがリードを2点に広げた。

▽2点のビハインドを背負うこととなったメキシコは、64分に1点を返す。CKの場面でアジャラがアチリエルに覆いかぶさられて倒れると、主審がPKを宣告。このPKをキッカーのヒメネスが沈めて、スコアを1-2とした。

▽その後、メキシコはリスクを負って攻めるも、エクアドルから2点目を奪うことはできず、試合終了。直後に他会場で行われるチリ代表vsボリビア代表を前に、最下位となったメキシコの敗退とエクアドルの3位が確定した。そのため、チリとボリビアの決勝トーナメント進出も決定している。エクアドルは、他グループの3位との成績により、決勝Tに進出できるかどうかが決まる状況だ(3位の成績上位2チームが決勝T進出)。

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