開催国のチリが開幕戦を制して白星発進《コパ・アメリカ2015》
2015.06.12 10:43 Fri
▽コパ・アメリカ2015が日本時間12日に開幕し、サンティアゴのエスタディオ・ナシオナル・デ・チリで行われたホスト国のチリ代表とエクアドル代表の開幕戦は、2-0でチリが勝利を収めた。
▽コパ・アメリカ初戴冠を狙う開催国のチリは、サンチェスやビダル、メデル、GKブラーボなどベストメンバーで開幕戦に臨んだ。一方、マンチェスター・ユナイテッド所属のバレンシアが負傷欠場となったエクアドルは、スウォンジーのモンテーロやウェストハムのE・バレンシアといった主力がスタメン入りした。
▽イスラとボセジュールを両ウイングバックに配し、バルディビアとビダルが2シャドーに入る[3-4-2-1]の布陣でスタートしたチリは、キックオフ直後から攻勢に出る。1分に中央を突破したサンチェスがシュートに持ち込めば、4分にはバルディビアの素早いリスタートから裏に抜け出したサンチェスがループシュートを狙う。しかし、これは飛び出してきた相手GKにセーブされた。
▽その後もボールを保持するチリは、前線のトライアングルが流動的にポジションを変えながら、各選手がボールホルダーを追い越す動きで裏のスペースを突いていく。対するエクアドルは防戦一方となるものの、粘り強い対応でチリの攻撃を凌いでいった。するとエクアドルは17分、左サイドで仕掛けたモンテーロがメデルを抜き去ってゴール前にクロスを供給。これにF・マルティネスが飛び込むが、ボセジュールの的確な絞りに遭ってボールに触ることができなかった。
▽エクアドルが盛り返したことで、試合は拮抗した展開に。それでも、前半の終盤は再びチリがペースを握る。右サイドを起点に崩しを図ると、37分にビダルとの、38分にはサンチェスとのワンツーでイスラがボックス右に侵入してチャンスを迎えたが、決めきることができずにゴールレスで前半を終えた。
▽守備面での奮闘が続くエクアドルは53分、左サイド深くに侵攻したモンテーロがマイナスに折り返したボールをE・バレンシアがダイレクトで狙う。しかし、このシュートは枠の左に外れ、エクアドルは少ないチャンスを生かせない。
▽攻めあぐねるチリは63分、サンチェスの丁寧なパスをボックス右で受けたE・バルガスが右足で強烈なシュート。これは相手GKにセーブされたが、直後の65分にボックス右に侵入したビダルがボラーニョスに倒されてPKを獲得。このキッカーをビダル自ら務めると、プレッシャーのかかる場面でゴール右上に蹴り込んでチリが先制した。
▽サンパオリ監督はこの直後にバルディビアを下げてM・フェルナンデスを投入。中盤を厚くしてリードを守りにかかった。その後は1点を追うエクアドルの攻勢に遭うと、81分にはFKの流れからE・バレンシアに決定的なヘディングシュートを打たれるも、これはクロスバーに助けられて難を逃れた。
▽ピンチを脱したチリは84分、途中出場のイバーラのバックパスをサンチェスが奪ってショートカウンターを発動。最後はサンチェスのラストパスをボックス左で受けたE・バルガスがゴール右にシュートを流し込んで追加点を奪った。
▽後半アディショナルタイム3分にM・フェルナンデスが2枚目の警告で退場となったものの、最後までエクアドルの攻撃を凌ぎきったチリが2-0で勝利。ホスト国が開幕戦を制して白星スタートを切った。
▽コパ・アメリカ初戴冠を狙う開催国のチリは、サンチェスやビダル、メデル、GKブラーボなどベストメンバーで開幕戦に臨んだ。一方、マンチェスター・ユナイテッド所属のバレンシアが負傷欠場となったエクアドルは、スウォンジーのモンテーロやウェストハムのE・バレンシアといった主力がスタメン入りした。
▽イスラとボセジュールを両ウイングバックに配し、バルディビアとビダルが2シャドーに入る[3-4-2-1]の布陣でスタートしたチリは、キックオフ直後から攻勢に出る。1分に中央を突破したサンチェスがシュートに持ち込めば、4分にはバルディビアの素早いリスタートから裏に抜け出したサンチェスがループシュートを狙う。しかし、これは飛び出してきた相手GKにセーブされた。
▽エクアドルが盛り返したことで、試合は拮抗した展開に。それでも、前半の終盤は再びチリがペースを握る。右サイドを起点に崩しを図ると、37分にビダルとの、38分にはサンチェスとのワンツーでイスラがボックス右に侵入してチャンスを迎えたが、決めきることができずにゴールレスで前半を終えた。
▽後半に入ると、サンパオリ監督がすかさず動く。ボセジュールに代えてE・バルガスを投入し、システムを従来の[4-3-3]に変更。イスラとメナを両サイドバックに配し、バルディビアを偽9番、サンチェスとE・バルガスを両翼に置く3トップとした。しかし、エクアドルの守備をなかなか崩しきれず、サンチェスの個人技以外に相手ゴールを脅かせない。
▽守備面での奮闘が続くエクアドルは53分、左サイド深くに侵攻したモンテーロがマイナスに折り返したボールをE・バレンシアがダイレクトで狙う。しかし、このシュートは枠の左に外れ、エクアドルは少ないチャンスを生かせない。
▽攻めあぐねるチリは63分、サンチェスの丁寧なパスをボックス右で受けたE・バルガスが右足で強烈なシュート。これは相手GKにセーブされたが、直後の65分にボックス右に侵入したビダルがボラーニョスに倒されてPKを獲得。このキッカーをビダル自ら務めると、プレッシャーのかかる場面でゴール右上に蹴り込んでチリが先制した。
▽サンパオリ監督はこの直後にバルディビアを下げてM・フェルナンデスを投入。中盤を厚くしてリードを守りにかかった。その後は1点を追うエクアドルの攻勢に遭うと、81分にはFKの流れからE・バレンシアに決定的なヘディングシュートを打たれるも、これはクロスバーに助けられて難を逃れた。
▽ピンチを脱したチリは84分、途中出場のイバーラのバックパスをサンチェスが奪ってショートカウンターを発動。最後はサンチェスのラストパスをボックス左で受けたE・バルガスがゴール右にシュートを流し込んで追加点を奪った。
▽後半アディショナルタイム3分にM・フェルナンデスが2枚目の警告で退場となったものの、最後までエクアドルの攻撃を凌ぎきったチリが2-0で勝利。ホスト国が開幕戦を制して白星スタートを切った。
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