アルメリア戦勝利に満足のアンチェロッティ、C・ロナウドについては「もう得点を決めなくてもいい」

2015.04.30 09:09 Thu
29日のリーガエスパニョーラ第34節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアルメリア戦に3-0で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は低調なパフォーマンスに終始したこの一戦が、過密日程の中で「一息ついた試合」であったとの見解を示している。

スペイン『マルカ』がイタリア人指揮官の試合後コメントを伝えた。

「フィジカル、メンタルの両面で消耗していながら、クオリティーを持ってプレーをしていた。ただインテンシティーを発揮することなく、一息をついた試合になったね。それでも我々はスコアをコントロールしていた」

「選手たちはすべきことをしたよ。普段から出場していない選手たちにとっては難しかったかもしれないが、私は全員に満足しているよ。良い試合にこそできなかったが、彼らが見せた努力の姿勢には喜びを感じている」

得点を決められずに苛立ちを募らせていたFWクリスチアーノ・ロナウドについては、次のように語った。

「個人的な意見ではあるが、ここからシーズン終了まで得点を決めなかったとしても、私は満足感を得ているだろう。1シーズンに50点を記録する選手が、私のチームにいたことはなかったからね」

「彼を交代させなかった理由? 良い調子にあり、疲労を感じていないからだ。現在の彼はフレッシュな状態だよ。今日はノーゴールに終わったが、得点を決めようと試みていたし、良い働きを見せていた。土曜(次節セビージャ戦)に決める可能性もあるだろう」

また、豪快なダイレクトボレーでチームの先制点を記録したMFハメス・ロドリゲスを称賛している。

「ハメスはそのクオリティーと能力を示し続けている。良いプレーを見せているね」

一方、観衆からブーイングを受けたMFアシエル・イジャラメンディについては、変わらぬ信頼を口にした。

「別に心配はしていないよ。ビーゴ(前節セルタ戦)ではとても素晴らしいプレーを見せ、今日はそこまで良くなかった。だが彼は監督である私から絶対的に信頼されている」

この試合にMFマルティン・ウーデゴールを招集したアンチェロッティ監督だが、ウォームアップを命じながらも結局デビューはさせなかった。

「彼は練習に励み、もっと慣れなくてはならない。まだ、とても若いのだからね。今日、彼は初めてトップチームの試合に招集され、ベンチに座った。デビューの瞬間はこれから訪れるだろうし、まだ時間は十分にある」

負傷中のMFガレス・ベイル、FWカリム・ベンゼマの復帰時期については、前者が次試合セビージャ戦、後者がその次に行われるチャンピオンズリーグ準決勝1stレグ、ユベントス戦となるようだ。

「今日(MFガレス・)ベイルは個人練習に励み、明日には全体練習に合流できるだろう。カリムもしっかりと回復しており、ユベントスとの1stレグには連れていけると考えているよ」

最後に、リーガで勝ち点2差で首位を走るバルセロナを追い抜ける可能性を問われ、こう返答した。

「バルセロナが勝ち点を落とすことに確信は持ち得ない。しかしながら、残りの4試合に勝利することは可能だ。個人的なことを言えば、私に野心は存在しない。タイトルのショーケースはもう一杯だからね。だがレアル・マドリー、私の選手たちのために戦うよ」

提供:goal.com

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