長友欠場のインテル、サッスオーロの3トップに被弾で2連敗《セリエA》
2015.02.01 22:45 Sun
▽10位インテル(勝ち点26)は1日、セリエA第22節で12位サッスオーロ(勝ち点25)の本拠地マペイ・スタジアムに乗り込み、1-3で敗れた。なお、アジアカップで右足の肉離れを起こした長友は欠場となった。
▽インテルは前節トリノ戦をラストプレーでの被弾で落とし、リーグ戦6試合ぶりの黒星を喫した。巻き返しを狙うマンチーニ監督は、シャキリを移籍後初めてスタメンで起用。そして、6日前に獲得したブロゾビッチをベンチスタートとした。
▽前からプレスをかけてきたサッスオーロに対して、インテルは後方からつなぐ戦いを見せた。5分にはCKの流れからヴィディッチが枠の右を捉えるヘディングシュートを放ったが、GKコンシーリの好守に阻止される。一方、サッスオーロも8分、サンソーネがヘディングシュートでインテルゴールに迫った。互いに決定機を一つずつ生み出した中、インテルは右サイドに入ったシャキリの仕掛けを起点に、徐々にサッスオーロを押し込んでいった。
▽しかし17分、サッスオーロが個人技で試合を動かす。左サイドからのミッシローリのクロスを受けたザザがヴィディッチにマークされながらもボックス左から左足を振り抜くと、豪快なシュートがゴール左上に突き刺さった。
▽失点を受けて前がかるインテルに対し、ハイプレスをかけ続けるサッスオーロが主導権を握る。すると30分、追加点を奪った。左ショートコーナーの流れからサンソーネがカットイン。右足を振り抜くと豪快なシュートがバーの下を叩いてゴールに吸い込まれた。
▽迎えた後半、自陣に引くサッスオーロに対してインテルがボールを保持。しかし、崩せなかったことから、56分にポドルスキに代えてイカルディを最前線に投入し、パラシオを左サイドに出した。すると64分、シャキリのミドルシュートが右ポストに直撃する決定機を演出した。
▽1点が遠いインテルは70分、ヴィディッチを下げてインテルデビューとなるブロゾビッチを右サイドの中盤に投入する。センターバックの位置にメデルを下げ、シャキリをトップ下に移した。するとブロゾビッチが見せ場を作る。76分、クロアチア代表MFが右サイドゴールライン際からタイミングをずらして柔らかいクロスを送ると、ファーサイドのドドがヘディング。しかし、GKコンシーリのビッグセーブに阻まれてしまった。
▽それでも83分、インテルが1点を返す。マニャネッリのバックパスをカットしたイカルディが飛び出したGKコンシーリをかわしてシュートをゴールへ流し込んだ。
▽終盤はイエローカードを乱発していた主審が試合をコントロールできずに、サンソーネが2枚目のイエローカードを受けて退場となる。それでもサッスオーロは6分が提示された追加タイム2分、ザザがボックス左に侵入したところでドンコールに倒されてPKを獲得。2枚目のイエローカードを受けたドンコールは退場となった。そして、このPKをベラルディが決めて勝負あり。3トップが揃い踏みしたサッスオーロがインテルを撃破した。
▽インテルは前節トリノ戦をラストプレーでの被弾で落とし、リーグ戦6試合ぶりの黒星を喫した。巻き返しを狙うマンチーニ監督は、シャキリを移籍後初めてスタメンで起用。そして、6日前に獲得したブロゾビッチをベンチスタートとした。
▽前からプレスをかけてきたサッスオーロに対して、インテルは後方からつなぐ戦いを見せた。5分にはCKの流れからヴィディッチが枠の右を捉えるヘディングシュートを放ったが、GKコンシーリの好守に阻止される。一方、サッスオーロも8分、サンソーネがヘディングシュートでインテルゴールに迫った。互いに決定機を一つずつ生み出した中、インテルは右サイドに入ったシャキリの仕掛けを起点に、徐々にサッスオーロを押し込んでいった。
▽失点を受けて前がかるインテルに対し、ハイプレスをかけ続けるサッスオーロが主導権を握る。すると30分、追加点を奪った。左ショートコーナーの流れからサンソーネがカットイン。右足を振り抜くと豪快なシュートがバーの下を叩いてゴールに吸い込まれた。
▽ハーフタイムにかけても勢いで圧倒するサッスオーロは、ザザを筆頭にボールホルダーへの鋭いプレスを敢行。40分にはサンソーネのヘディングシュートがボックス内のドンコールの手に当たってあわやPK獲得というシーンを作るなど、充実の内容で前半を終えた。
▽迎えた後半、自陣に引くサッスオーロに対してインテルがボールを保持。しかし、崩せなかったことから、56分にポドルスキに代えてイカルディを最前線に投入し、パラシオを左サイドに出した。すると64分、シャキリのミドルシュートが右ポストに直撃する決定機を演出した。
▽1点が遠いインテルは70分、ヴィディッチを下げてインテルデビューとなるブロゾビッチを右サイドの中盤に投入する。センターバックの位置にメデルを下げ、シャキリをトップ下に移した。するとブロゾビッチが見せ場を作る。76分、クロアチア代表MFが右サイドゴールライン際からタイミングをずらして柔らかいクロスを送ると、ファーサイドのドドがヘディング。しかし、GKコンシーリのビッグセーブに阻まれてしまった。
▽それでも83分、インテルが1点を返す。マニャネッリのバックパスをカットしたイカルディが飛び出したGKコンシーリをかわしてシュートをゴールへ流し込んだ。
▽終盤はイエローカードを乱発していた主審が試合をコントロールできずに、サンソーネが2枚目のイエローカードを受けて退場となる。それでもサッスオーロは6分が提示された追加タイム2分、ザザがボックス左に侵入したところでドンコールに倒されてPKを獲得。2枚目のイエローカードを受けたドンコールは退場となった。そして、このPKをベラルディが決めて勝負あり。3トップが揃い踏みしたサッスオーロがインテルを撃破した。
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