CWCに臨むレアル・マドリー、監督交代のアルメリアを4発撃破で公式戦20連勝達成《リーガエスパニョーラ》

2014.12.13 06:54 Sat
レアル・マドリーは12日、リーガエスパニョーラ第15節でアルメリアの本拠地に乗り込み、4-1で勝利して公式戦20連勝を達成した。

▽前節セルタ戦をC・ロナウドのハットトリックでリーガ11連勝を達成して首位をキープしたレアル・マドリー。そして3日前に行われたCLルドゴレツ戦では一部主力を温存しながらも4-0で完勝し、スペイン記録となる公式戦19連勝を達成した。その試合のスタメンから5選手変更、ベンゼマやペペ、カシージャスらが先発に復帰した。

▽立ち上がり、積極的な入りを見せたのは監督交代を行い、モチベーションの高いアルメリア。前からプレスをかけ、右サイドバックのミシェルのオーバーラップ、左サイドハーフのドゥバルビエルの仕掛けでゴールに迫ると、開始3分にドゥバルビエルが決定的なシュートに持ち込んだ。さらに6分、トーマスがミドルシュートを放ち、レアル・マドリーにプレッシャーをかけていく。
▽しかし、10分を回る頃にはレアル・マドリーがポゼッションを高めていった。13分にはCKの流れからクロースの放った圧巻のボレーシュートがバーを直撃し、アルメリアを脅かす。それ以降もレアル・マドリーがポゼッションし、サイドから打開を図りにかかったが、自陣に引くアルメリアを崩せずに時間が経過していく。

▽それでも34分、イスコの個人技でレアル・マドリーが強引に試合を動かした。ボックス左でベンゼマのクロスボールを受けたイスコがシュートフェイントでDFを一瞬外し、ゴール右サイドネットに完璧なシュートを流し込んだ。
▽ところが39分、アルメリアもスーパーゴールで試合を振り出しに戻す。右サイドからのクロスのルーズボールをゴール正面、約25mの位置にいたベルサの放った強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さった。

▽まさかの失点を喫したレアル・マドリーだったが42分、右サイドから放たれたクロースの正確なクロスボールをフリーとなっていたベイルがヘディングで流し込み、勝ち越しに成功して前半を終える。

▽後半も立ち上がり、アルメリアが前がかりに出てきたことでめまぐるしく攻守の入れ替わるオープンな展開となった。そんな中、レアル・マドリーは54分にカウンターからベイルが独走するも、C・ロナウドへのラストパスはわずかに合わない。さらに57分、C・ロナウドがGKルベン・マルティネスを強襲するシュートを浴びせる。そして59分にはボックス内でC・ロナウドがベレスに倒されるが、ノーファウルの判定が下った。

▽立て続けにピンチを迎えたアルメリアだったが61分、同点のチャンスを迎える。ボックス右にスピードで進入したメンデスがマルセロに倒されてPKを獲得。ところが、キッカーのベルサがゴール右隅にシュートを蹴り込むも、GKカシージャスのビッグセーブに阻まれた。

▽守護神の活躍でリードを保ったレアル・マドリーは、ホナタンとウェリントンをサイドに投入して攻撃を活性化しにかかったアルメリアに対し、カウンターを狙っていく。そして81分、BBCトリオが勝負を決定付ける。カウンターからベイルのヒールパスを受けた中央のC・ロナウドが前線左へスルーパス。ボックス左に進入したベンゼマの折り返しをC・ロナウドが難なくゴールへ流し込んだ。

▽その後、ベンゼマを下げてコエントランを左サイドバックに投入し、マルセロを1列上げて守備の強度を上げたレアル・マドリーは、89分に4点目を挙げる。カルバハルが右サイドを突破してマイナスのクロスを送り、C・ロナウドが合わせた。終わってみれば快勝したレアル・マドリーが公式戦20連勝を達成し、クラブワールドカップに最高の形で臨むことに成功している。

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