難攻不落のエティハド陥落 シティが今季初黒星《プレミアリーグ》
2014.08.31 01:05 Sun
▽プレミアリーグ第3節のマンチェスター・シティvsストーク・シティが30日に行われ、0-1でストークが勝利した。
▽前節、昨シーズンのリーグ戦で熾烈な優勝争いを演じたリバプールとの強豪対決を制して、開幕2連勝を飾った昨季のリーグ王者シティ。今節は、圧倒的強さを誇るエティハド・スタジアムにここまで未勝利のストークを迎え、開幕3連勝を狙った。
▽リバプール戦からのメンバー変更は3点。DFサバレタ、DFクリシの両サイドバックに代わって新戦力のDFサーニャ、DFコラロフが入り、FWゼコに代わってエースのFWアグエロが今季初先発を飾った。
▽戦前の予想通り、試合開始直後から自陣に引いて堅固なブロックを築くストークに対して、シティが相手陣内でボールを保持する形が続いていく。12分には右サイドを上がってきたサーニャのマイナスの折り返しをボックス内で受けたナスリがフリーでシュートを放つが、このシュートはGKベゴビッチの正面を突いた。
▽その後も80%を超えるボール支配率で押し込むシティだったが、相手の粘り強い守備を崩しきれない。すると、30分過ぎにシティはアクシデントに見舞われる。MFウェーランとの接触でそ径部を痛めたMFフェルナンドが、38分にMFフェルナンヂーニョとの交代でピッチを後にした。
▽この負傷交代で動揺したのか、その後も攻め手のないシティは前半アディショナルタイムにコラロフのグラウンダーのクロスからMFヤヤ・トゥーレに決定機も、このシュートはクロスバーを叩き、前半はゴールレスで終了した。
▽後半も圧倒的にボールを保持するシティは、56分に相手ボックス付近でのボール奪取からナスリの丁寧な折り返しをボックス右のヤヤ・トゥーレがシュートするが、ここはGKベゴビッチのファインセーブに阻まれた。
▽後半立ち上がりのチャンスを逸したシティは、この直後にまさかの失点を喫する。58分、CKからカウンターを浴びたシティはFWマメ・ディウフに独走を許すと、最後はフェルナンヂーニョとGKハートが立て続けに股を抜かれ、ゴールネットを揺らされた。
▽ホームで先制を許したシティは63分、ナスリとFWヨベティッチをベンチに下げてMFヘスス・ナバス、ゼコを投入する2枚替えを敢行。さらに、後半から攻守に良い働きを見せていた相手のオデムウィンギーが負傷交代したことで、反撃ムードが高まる。
▽後半の半ばから終盤にかけてリスクを冒した猛攻を仕掛けるシティは、70分にドリブルでDFを引き離したアグエロがボックス左で決定的なシュートを放つが、このシュートは相手DFのブロックに遭う。
▽その後もシルバを起点としたダイレクトプレーで相手の堅守攻略を目指すシティだが、最後の場面でうまくいかない。87分にはボックス内で相手と接触したヤヤ・トゥーレがピッチに倒れ込むが、主審のリー・メイソンはヤヤ・トゥーレのシミュレーションと判定。最後までストークのゴールをこじ開けることができなかったシティは、開幕3戦目にしてホームでまさかの今季初黒星を喫した。
▽前節、昨シーズンのリーグ戦で熾烈な優勝争いを演じたリバプールとの強豪対決を制して、開幕2連勝を飾った昨季のリーグ王者シティ。今節は、圧倒的強さを誇るエティハド・スタジアムにここまで未勝利のストークを迎え、開幕3連勝を狙った。
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▽この負傷交代で動揺したのか、その後も攻め手のないシティは前半アディショナルタイムにコラロフのグラウンダーのクロスからMFヤヤ・トゥーレに決定機も、このシュートはクロスバーを叩き、前半はゴールレスで終了した。
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▽後半立ち上がりのチャンスを逸したシティは、この直後にまさかの失点を喫する。58分、CKからカウンターを浴びたシティはFWマメ・ディウフに独走を許すと、最後はフェルナンヂーニョとGKハートが立て続けに股を抜かれ、ゴールネットを揺らされた。
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