負傷者続出のアメリカ、終盤のゴールでガーナに競り勝つ《ブラジル・ワールドカップ》
2014.06.17 09:04 Tue
▽ブラジル・ワールドカップのグループG第1節、アレーナ・ダス・ドゥーナスで行われたガーナ代表vsアメリカ代表は、1-2でアメリカが勝利した。
▽近年、エッシェンやK・ボアテングを輩出するなど、アフリカ屈指のタレントが揃うチームへと成長を遂げたガーナ。3大会連続3度目の出場となった今回は、過去2大会 (2006年はベスト16、2010年大会はベスト8)を上回るベスト4を狙う。グループステージ突破へ向けて大事な初戦は、K・ボアテングやエッシェンがベンチスタートとなったものの、アイェウ兄弟、ギャンといった主力が揃って先発起用された。
▽対するアメリカは、7大会連続10回目の出場となる。代表選考では長年にわたってアメリカをけん引してきたドノバンが落選したが、元ローマのブラットリーや元トッテナムのデンプシーといったベテラン勢は健在。過去最高位の4位に匹敵する好順位を目指す今大会の初戦では、国際舞台の経験が浅い選手とともに彼らベテラン勢が先発メンバーに名を連ねた。
▽地理的に近い距離に位置するアメリカのサポーターが多く駆けつけた試合は、今大会最短の開始30秒でゴールネットが揺れる。アメリカが左サイドで3人が絡んだパスワークで相手ディフェンスを崩しに掛かると、パスを受けたデンプシーが細かいステップでDFを交わしていく。最後はボックス左にフリーで侵入した元トッテナムFWのシュートがゴール左下に突き刺さった。
▽電光石火の早業で先制ゴールを奪い、最高の立ち上がりを見せたアメリカ。その後は相手にポゼッションを許しつつ、機を見たカウンターで追加点を狙う。19分には右からのグラウンダーのパスを受けたアルティドールに得点機が巡ってくるも、体勢を崩しながらのシュートは相手DFの身体を張ったディフェンスに阻まれた。
▽一方、出鼻を挫かれたガーナだが、失点後は右サイドを経由した攻撃で反撃。アツやギャンの仕掛けからアメリカゴールに迫るも、バイタルエリアでのラストプレーに精彩を欠き、相手の組織的な守備網を崩す決定打を見いだせない。
▽ここまで理想的な展開で試合を進めていたアメリカだが、17分にアルティドールが左足太ももを痛めるアクシデントが発生。さらに33分にはデンプシーの顔面を、競り合ったボイェの高く上がったヒザが直撃するなど、FW陣に負傷者が相次いだものの、先制ゴールを奪ったエースは応急処置を受けてプレーを続行した。
▽前半の半ばから前半終了間際にかけては、ビハインドを追うガーナが圧倒。右サイドのアツとオパレを起点に攻め立てたが、最後のフィニッシュの部分で精彩を欠き、1点ビハインドのままハーフタイムを迎えた。
▽迎えた後半も、前に圧力を掛けるガーナのペースで進む。52分にはアツ、55分にはムンタリが強烈なミドルシュートでゴールを狙うも、いずれも枠外。さらに58分には右サイドからのアーリークロスにニアポストのギャンが頭で合わせるが、GKハワードの伸ばした指先に阻まれた。
▽後半の半ばを迎えても、ガーナが試合の流れを掌握。対してアメリカがブラックスターズの前に防戦一方となる。スコア以上の内容で試合を優位に進めるガーナは、K・ボアテングやエッシェンといった経験豊富な選手たちをピッチに送り出し、さらに圧力を掛ける。
▽すると82分、ガーナがようやくアメリカの牙城を破る。アサモアのクサビをボックス左で受けたギャンがタイミングよくヒールパス。最後はこれを受けたA・アイェウのシュートが勢いよくゴールネットを揺らした。
▽だが、アメリカは失点から4分後、右サイドからズシが入れたCKを途中出場のブルックスが頭で合わせると、ボールはガーナゴールに吸い込まれていった。
▽土壇場で勝ち越したアメリカがガーナを下し、グループステージ初戦で貴重な勝ち点3を獲得。一方、敗れたガーナは2大会連続のベスト16進出が遠のく手痛い敗戦を喫した。
▽近年、エッシェンやK・ボアテングを輩出するなど、アフリカ屈指のタレントが揃うチームへと成長を遂げたガーナ。3大会連続3度目の出場となった今回は、過去2大会 (2006年はベスト16、2010年大会はベスト8)を上回るベスト4を狙う。グループステージ突破へ向けて大事な初戦は、K・ボアテングやエッシェンがベンチスタートとなったものの、アイェウ兄弟、ギャンといった主力が揃って先発起用された。
▽対するアメリカは、7大会連続10回目の出場となる。代表選考では長年にわたってアメリカをけん引してきたドノバンが落選したが、元ローマのブラットリーや元トッテナムのデンプシーといったベテラン勢は健在。過去最高位の4位に匹敵する好順位を目指す今大会の初戦では、国際舞台の経験が浅い選手とともに彼らベテラン勢が先発メンバーに名を連ねた。
▽地理的に近い距離に位置するアメリカのサポーターが多く駆けつけた試合は、今大会最短の開始30秒でゴールネットが揺れる。アメリカが左サイドで3人が絡んだパスワークで相手ディフェンスを崩しに掛かると、パスを受けたデンプシーが細かいステップでDFを交わしていく。最後はボックス左にフリーで侵入した元トッテナムFWのシュートがゴール左下に突き刺さった。
▽電光石火の早業で先制ゴールを奪い、最高の立ち上がりを見せたアメリカ。その後は相手にポゼッションを許しつつ、機を見たカウンターで追加点を狙う。19分には右からのグラウンダーのパスを受けたアルティドールに得点機が巡ってくるも、体勢を崩しながらのシュートは相手DFの身体を張ったディフェンスに阻まれた。
▽一方、出鼻を挫かれたガーナだが、失点後は右サイドを経由した攻撃で反撃。アツやギャンの仕掛けからアメリカゴールに迫るも、バイタルエリアでのラストプレーに精彩を欠き、相手の組織的な守備網を崩す決定打を見いだせない。
▽ここまで理想的な展開で試合を進めていたアメリカだが、17分にアルティドールが左足太ももを痛めるアクシデントが発生。さらに33分にはデンプシーの顔面を、競り合ったボイェの高く上がったヒザが直撃するなど、FW陣に負傷者が相次いだものの、先制ゴールを奪ったエースは応急処置を受けてプレーを続行した。
▽前半の半ばから前半終了間際にかけては、ビハインドを追うガーナが圧倒。右サイドのアツとオパレを起点に攻め立てたが、最後のフィニッシュの部分で精彩を欠き、1点ビハインドのままハーフタイムを迎えた。
▽迎えた後半も、前に圧力を掛けるガーナのペースで進む。52分にはアツ、55分にはムンタリが強烈なミドルシュートでゴールを狙うも、いずれも枠外。さらに58分には右サイドからのアーリークロスにニアポストのギャンが頭で合わせるが、GKハワードの伸ばした指先に阻まれた。
▽後半の半ばを迎えても、ガーナが試合の流れを掌握。対してアメリカがブラックスターズの前に防戦一方となる。スコア以上の内容で試合を優位に進めるガーナは、K・ボアテングやエッシェンといった経験豊富な選手たちをピッチに送り出し、さらに圧力を掛ける。
▽すると82分、ガーナがようやくアメリカの牙城を破る。アサモアのクサビをボックス左で受けたギャンがタイミングよくヒールパス。最後はこれを受けたA・アイェウのシュートが勢いよくゴールネットを揺らした。
▽だが、アメリカは失点から4分後、右サイドからズシが入れたCKを途中出場のブルックスが頭で合わせると、ボールはガーナゴールに吸い込まれていった。
▽土壇場で勝ち越したアメリカがガーナを下し、グループステージ初戦で貴重な勝ち点3を獲得。一方、敗れたガーナは2大会連続のベスト16進出が遠のく手痛い敗戦を喫した。
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