コスタリカがアップセット達成 スアレス不在のウルグアイを3発逆転粉砕《ブラジル・ワールドカップ》
2014.06.15 06:05 Sun
                ▽ブラジル・ワールドカップのグループD第1節、ウルグアイ代表vsコスタリカ代表が14日にエスタディオ・ゴヴェルナドール・プラーシド・カステロンで開催され、3-1でコスタリカが勝利した。
▽過去に2度の優勝、前回大会を含めてベスト4以上が5度の実績上位国・ウルグアイと、2大会ぶり4度目のワールドカップ出場を果たしたコスタリカが相まみえたグループ初戦。ウルグアイは、ヒザを手術して回復途上のエース・スアレスがベンチスタートとなり、フォルラン&カバーニが前線でコンビを組んだ。
▽試合の立ち上がりは、戦前の予想に反して積極性を見せたコスタリカが好勝負に持ち込む。それでも、経験豊富なウルグアイが先にチャンスを作った。15分、左からC・ロドリゲスが上げたクロスをカバーニがそらすと、ゴール前のゴディンがプッシュ。これがネットに収まったが、ゴディンのポジションがわずかにオフサイドだったため、ノーゴールとなる。
▽惜しくも先制とはならなかったウルグアイだが、24分にはリードを手にする。FKでフォルランがゴール前にクロスを入れると、これに合わせにいったルガーノがジュニオール・ディアスに抱えられて倒れる。このプレーでPKを獲得すると、キッカーのカバーニがゴール右隅にシュートを流し込んで先制点をもたらした。
▽ハーフタイムにかけては、コスタリカがポゼッションを高めてウルグアイを押し込む。[5-4-1]の左右のサイドバックが高い位置を取り始めたコスタリカは27分、キャンベルが強烈なミドルシュートを放つも、わずかに枠を外した。
▽逆に、カウンターから追加点を狙うウルグアイは、44分に決定機を迎える。フォルランのシュートがDFにディフレクトすると、ボールがGKケイロル・ナバスの頭を越すような軌道でゴールへ向かう。しかし、レバンテに所属するリーガ屈指のGKにバックステップからのナイスセーブを披露されて、ゴールとはならなかった。
▽選手交代なしで迎えた後半、先に決定機を演出したのはビハインドを背負うコスタリカだった。50分、ゴールから距離のある位置でFKを獲得すると、キッカーを務めたボラーニョスが好クロスをゴール前に供給。これを頭で合わせたドゥアルテがシュートを枠内に飛ばすも、GKムスレラのセーブに遭った。
▽惜しくも同点にできなかったコスタリカだが、勢いに乗るチームは一気にウルグアイに襲いかかり、逆転してみせる。まずは54分、右サイドからのクロスが流れると、ボールを拾ったゴール前のキャンベルが左足を強振。鋭いシュートがゴールに突き刺さり、コスタリカが試合を振り出しに戻した。
▽さらにコスタリカは同点弾の3分後、後半5分のセットプレーと同様の形でチャンスを演出し、今後はゴールを奪う。ボラーニョスの鋭いFKをゴール正面のドゥアルテが再びヘディングで合わせてネットを揺らした。
▽その後、フォルラン、ガルガノをベンチに下げたウルグアイのタバレス監督は、ロデイロ、A・ゴンサレスと投入していき、人数をかけた攻撃で同点弾を目指す。しかし、最後まで集中をきらさないコスタリカからゴールを奪えない。
▽逆に、84分にはコスタリカがダメ押し弾を奪った。途中出場のウレーニャがディフェンスラインを破ると、ボックス右から冷静にシュートを沈めて勝負あり。さらに、アディショナルタイムにM・ペレイラがキャンベルへのラフプレーで一発レッドカードとなった試合は、そのままコスタリカが3-1で逃げ切り。スアレス欠場のウルグアイを相手に見事なアップセットを演じた。
                    
                                            
                                        
                                        
                                        
                                        
                    
                    
                                        
                                            ▽過去に2度の優勝、前回大会を含めてベスト4以上が5度の実績上位国・ウルグアイと、2大会ぶり4度目のワールドカップ出場を果たしたコスタリカが相まみえたグループ初戦。ウルグアイは、ヒザを手術して回復途上のエース・スアレスがベンチスタートとなり、フォルラン&カバーニが前線でコンビを組んだ。
▽試合の立ち上がりは、戦前の予想に反して積極性を見せたコスタリカが好勝負に持ち込む。それでも、経験豊富なウルグアイが先にチャンスを作った。15分、左からC・ロドリゲスが上げたクロスをカバーニがそらすと、ゴール前のゴディンがプッシュ。これがネットに収まったが、ゴディンのポジションがわずかにオフサイドだったため、ノーゴールとなる。
▽惜しくも先制とはならなかったウルグアイだが、24分にはリードを手にする。FKでフォルランがゴール前にクロスを入れると、これに合わせにいったルガーノがジュニオール・ディアスに抱えられて倒れる。このプレーでPKを獲得すると、キッカーのカバーニがゴール右隅にシュートを流し込んで先制点をもたらした。
▽ハーフタイムにかけては、コスタリカがポゼッションを高めてウルグアイを押し込む。[5-4-1]の左右のサイドバックが高い位置を取り始めたコスタリカは27分、キャンベルが強烈なミドルシュートを放つも、わずかに枠を外した。
▽逆に、カウンターから追加点を狙うウルグアイは、44分に決定機を迎える。フォルランのシュートがDFにディフレクトすると、ボールがGKケイロル・ナバスの頭を越すような軌道でゴールへ向かう。しかし、レバンテに所属するリーガ屈指のGKにバックステップからのナイスセーブを披露されて、ゴールとはならなかった。
▽選手交代なしで迎えた後半、先に決定機を演出したのはビハインドを背負うコスタリカだった。50分、ゴールから距離のある位置でFKを獲得すると、キッカーを務めたボラーニョスが好クロスをゴール前に供給。これを頭で合わせたドゥアルテがシュートを枠内に飛ばすも、GKムスレラのセーブに遭った。
▽惜しくも同点にできなかったコスタリカだが、勢いに乗るチームは一気にウルグアイに襲いかかり、逆転してみせる。まずは54分、右サイドからのクロスが流れると、ボールを拾ったゴール前のキャンベルが左足を強振。鋭いシュートがゴールに突き刺さり、コスタリカが試合を振り出しに戻した。
▽さらにコスタリカは同点弾の3分後、後半5分のセットプレーと同様の形でチャンスを演出し、今後はゴールを奪う。ボラーニョスの鋭いFKをゴール正面のドゥアルテが再びヘディングで合わせてネットを揺らした。
▽その後、フォルラン、ガルガノをベンチに下げたウルグアイのタバレス監督は、ロデイロ、A・ゴンサレスと投入していき、人数をかけた攻撃で同点弾を目指す。しかし、最後まで集中をきらさないコスタリカからゴールを奪えない。
▽逆に、84分にはコスタリカがダメ押し弾を奪った。途中出場のウレーニャがディフェンスラインを破ると、ボックス右から冷静にシュートを沈めて勝負あり。さらに、アディショナルタイムにM・ペレイラがキャンベルへのラフプレーで一発レッドカードとなった試合は、そのままコスタリカが3-1で逃げ切り。スアレス欠場のウルグアイを相手に見事なアップセットを演じた。
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