日本のライバル同士の対戦はコロンビアが快勝《ブラジル・ワールドカップ》

2014.06.15 02:59 Sun
▽ブラジル・ワールドカップのグループC第1節が14日に行われ、日本代表と同グループに属するコロンビア代表とギリシャ代表がベロオリゾンテのエスタディオ・ミネイロンで激突した一戦は、3-0でコロンビア代表が快勝した。

▽南米予選でアルゼンチンに次ぐ2位通過を果たし、1998年フランス・ワールドカップ以来4大会ぶり5度目のワールドカップ出場を決めたコロンビア。予選で9ゴールを挙げたチームの得点源であり、世界屈指のストライカーであるファルカオは、ヒザの負傷が癒えずにワールドカップ出場はならなかった。そのファルカオ不在の前線には1トップにグティエレス、両翼にイバルボとクアドラード、トップ下にハメス・ロドリゲスが配置された。

▽一方、ルーマニア代表とのプレーオフの末に、2大会連続3度目のワールドカップ出場を果たしたギリシャは、今大会も堅守が売り。予選では10試合でわずか4失点しか喫していない。そのギリシャは1トップに予選でエースとして活躍したミトログルではなく、ベテランのゲカスを起用。また、ユーロ2004優勝メンバーの精神的主柱であるカラグーニスもベンチスタートとなった。

▽快晴の中で迎えたキックオフ。戦前の予想通り、コロンビアがボールを持ち、ギリシャは自陣に引いて待ち構えた。すると5分、コロンビアが勢いそのままに先制する。ハメス・ロドリゲスのフィードを右サイドで受けたクアドラードが切り返してDFをかわし、左足で丁寧に折り返す。グラウンダーのボールをニアサイドのハメス・ロドリゲスがスルーしてファーに流れたところをアルメロが右足で合わせると、マノラスの足に当たったボールがゴール左に吸い込まれた。

▽先制後もコロンビアがペースを握る。攻守の切り替えの早さでギリシャを上回り、相手の特長であるカウンターを封じていく。守備に重きを置きながら試合を進めるコロンビアは、遅攻になった際にアイデアのないギリシャの攻撃を難なく受け止め、イバルボやクアドラードといった選手のスピードを生かしたカウンターでギリシャを揺さぶった。

▽一方、サマラスの突破力にかけるギリシャは28分、FKからトロシディスがヘディングシュートを放つも、枠外へ。ボールを持たされたギリシャは攻め手がなく、なかなかシュートに持ち込めないまま時間が過ぎていく。そんな中、前半終了間際の45分、ゲカスがボックス内で粘ってボールがルーズになると、P・コネがペナルティアークからミドルシュートを放つ。ボールは枠の右上を捉えていたが、GKオスピナの好守に阻まれ、前半は0-1のまま終了した。

▽迎えた後半開始2分、ギリシャはサマラスがドリブルを仕掛けてボックス内でスニーガに倒されたとアピールするも、ノーファウルの判定が下される。その後も前半同様、攻め手のないギリシャは56分、サルピンギディスに代えてドリブラーのフェトファツィディスをそのまま右サイドに投入して、流れを変えにかかった。

▽しかし直後、コロンビアが突き放す。ハメス・ロドリゲスの右CKを、ニアサイドのアギラールが触ってコースを変えると、ファーに流れたところをグティエレスが左足で押し込んだ。

▽2点のビハインドを負ったギリシャは53分、サイドチェンジを使って揺さぶりをかけ、ゴール前でフリーとなったゲカスがヘディングシュートを放ったが、バーに直撃してしまう。64分にはゲカスを諦めてミトログルを投入。しかし、コンディション不良のミトログルは、前線で起点になることができない。

▽試合終盤にかけて、アギラールやアルメロといった守備の選手を代えて、ディフェンスの強度を維持したコロンビアは、そのまま拙攻を続けたギリシャを、自陣に構えながら押さえ込んでいく。85分のサマラスの際どい左足ミドルが枠の左に外れたギリシャに対し、コロンビアは追加タイム3分に3点目を奪う。FKのクイックリスタートからクアドラードが持ち上がってヒールパス。ボックス中央のハメス・ロドリゲスが左足でゴール左にグラウンダーのシュートを流し込んだ。日本とコートジボワールの試合を前に、3-0で快勝したコロンビアが暫定でグループ首位に立っている。

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