ギリシャ監督「コンディションはまだ万全じゃない」

2014.06.01 18:05 Sun
31日に行われた国際親善試合で対戦したポルトガル代表vsギリシャ代表は、0-0の引き分けに終わった。ブラジル・ワールドカップ(W杯)を日本と同組で戦うギリシャのフェルナンド・サントス監督が、チームの現状についてコメントしている。ポルトガル『Mais Futebol』が伝えた。

FWクリスチアーノ・ロナウドやDFペペらが欠場したポルトガルは優勢に試合を進めながらも、守備を固めるギリシャからゴールを奪うことができなかった。一方、攻撃面ではあまり迫力を感じさせることができなかったギリシャだが、チームのコンディションはまだ万全ではなかったとサントス監督は語る。

ギリシャ国内リーグのシステムにより、優勝したオリンピアコスは4月前半の時点でシーズンを終了。一方、2位から5位のチームはそこから6試合のプレーオフを戦った。フルアムFWコンスタンティノス・ミトログルやMFギオルゴス・カラグニスのように国外の所属クラブで出場機会が乏しかった選手もおり、コンディションにはバラつきがあるとのことだ。

「ポルトガルは万全ではなかった? それは両チームとも同じだ。我々の方には4月にリーグ戦を終えて、1カ月半ほとんど実戦をしていない選手もいた。オリンピアコスの選手たちがそうだし、ミトログルやカラグニスもそうだ」

「プレーオフに参加したことで短期間に6試合や7試合をこなした選手たちもおり、チーム内のコンディションはまったくバランスが取れていない。両チームともにW杯の頃には今とはまったく異なるコンディションになっていると思う」

前半に負傷交代を強いられたDFソクラティス・パパスタソプロスに関しては、今後の検査結果が待たれる。「深刻でないことを願いたい」と指揮官はコメントしている。


提供:goal.com

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「この感覚を味わうならお金を払っても良い」悲願のユーロ初出場、指揮を執る元フランス代表DFのサニョル監督が継続を誇る「何事も時間が必要だ」

ジョージア代表のウィリー・サニョル監督が、初のユーロ出場を喜んだ。フランス『レキップ』が伝えた。 26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝が行われ、ジョージア代表はギリシャ代表と対戦。堅い試合となった中で120分間を通じてゴールは生まれず。PK戦の末にジョージアが勝利を収めた。 ジョージアにとっては初の国際大会の出場。悲願のユーロ出場を決めたサニョル監督は、現役時代はサンテチェンヌ、モナコ、バイエルンでプレー。フランス代表でも右サイドバックを支えるなど活躍。引退後はU-21フランス代表やボルドーで監督を務め、バイエルンでも暫定監督を経験。2021年2月にジョージア代表監督に就任していた。 就任後、カタール・ワールドカップ予選では結果を残せなかったものの、UEFAネーションズリーグ2022-23では無敗で終え、今回のユーロ予選もスペイン代表、スコットランド代表、ノルウェー代表などと同居した中でグループステージを勝ち上がり、ついに悲願を達成した。 サニョル監督は「過去には私が辞めるべきだったと考えている人もいた」とコメント。それでも、時間が掛かるものだと考え、ここまでやり続けてきたことを誇りに思っているとした。 「私が時々説明しようとしているのは、何かを達成したいならば、時間が必要だということだ。サッカーでは1カ月や半年で全てを変えることなどできない。時間が必要なんだ。常に、何事にも時間は必要だ」 「今日のような感覚を味わうためならば、お金を払っても良い。試合前に聞かれたとしてもだ。最高の気分だ」 「この3年間ずっと良い気分だったし、素晴らしい人たちに囲まれていた」 2024.03.27 11:11 Wed

ウェールズやポーランド、ウクライナなど強豪国が順当にPO決勝へ!【ユーロ2024予選】

ユーロ2024予選プレーオフ準決勝が21日に欧州各地で行われた。 ユーロ2024予選の各グループにて2位以下となったチームの中から、UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23の結果によって選定された12カ国が参加するプレーオフ。 パスAからCまでの3グループに分かれてミニトーナメントを実施し、各パスで優勝した3カ国にユーロ本大会の出場権が与えられる。 パスAに入ったウェールズ代表はホームでフィンランド代表と対戦し4-1で勝利した。ウェールズは開始早々の3分、ブレナン・ジョンソンとのパス交換からボックス内に侵入したハリー・ウィルソンがシュート。これは相手GKに弾かれたが、こぼれ球をブルックスが押し込み、幸先良く先制した。 先手を取ったウェールズは、38分にもペナルティアーク左でFKを獲得すると、デザインされたプレーからネコ・ウィリアムズが直接ゴール右にシュートを突き刺し、追加点を奪った。 その後、前半終了間際の45分にプッキのゴールで1点を返されたウェールズだが、後半開始早々の47分にセットプレーの流れからブレナン・ジョンソンットを揺らし、3点目。 攻勢を続けるウェールズは、79分にも左CKをベン・デイビスがヘディングで合わせると、これがゴールラインを割ったと思われたが、オンフィールドレビューの末にノーゴールと判定される。 それでもウェールズは、86分に追加点。自陣からのクリアを中盤で拾ったDFテンホにハイプレスをかけたダニエル・ジェームズがボールを奪うと、そのままドリブルでボックス内まで侵入。飛び出したGKを冷静にかわし、無人のゴールに流し込んだ。 結局、試合はそのまま4-1でウェールズが勝利。パスAの決勝へ駒を進めた。 また、パスAもう一試合のポーランド代表vsエストニア代表は5-1でポーランドが圧勝。ポーランドは22分にフランコフスキのゴールで先制すると、27分にはエストニアのパスコッチが2枚目のイエローカードで退場し数的優位となる。 その後も10人のエストニアを圧倒するポーランドは、50分にジエリンスキ、70分にピオトロウスキがネットを揺らすと、74分には相手MFメツのオウンゴールで追加点。 77分にもS・シマンスキのゴールでリードを5点に広げたポーランドは、直後の78分に1点を返されたが、そのまま5-1で圧勝し決勝へ駒を進めた。 【パスA決勝】 ▽3/26(火) ウェールズ代表vsポーランド代表 パスBのボスニア・ヘルツェゴビナ代表vsウクライナ代表は1-2でウクライナが勝利した。試合はゴールレスで迎えた後半に動く。ボスニア・ヘルツェゴビナは57分、ドリブルでボックス右から侵入したスダコフがグラウンダーのクロスを供給すると、これがマトヴィエンコのオウンゴールを誘った。 先制を許したウクライナは、81分にブラツコを下げてヤレムチュクを投入。すると85分、ムドリクのサイドチェンジからボックス右まで駆け上がったコノプリアの折り返しをヤレムチュクが流し込み、試合を振り出しに戻す。 同点弾で勢いづいたウクライナは、88分にもスルーパスを左サイドで受けたヤレムチュクが縦への突破からクロスを上げると、ドフビクがヘディングシュートをゴールに叩き込んだ。 結局、これが決勝点となり、逆転勝利を飾ったウクライナが決勝進出を決めた。 また、パスBもう一試合のイスラエル代表vsアイスランド代表は1-4でアイスランドが勝利した。アイスランドは31分にザハビのPKでイスラエルが先制を許したが、39分にグズムンドソン、42分にトラウスタソンがゴールネットを揺らし、1-2で前半を終える。 後半は一進一退の展開が続いたが、73分にイスラエルのDFレヴィヴォがレッドカードで一発退場となると、数的優位となったアイスランドは83分と87分にグズムンドソンがゴールを決め、そのまま1-4で勝利し、決勝へ駒を進めた。 【パスB決勝】 ▽3/26(火) ウクライナ代表vsアイスランド代表 パスCのジョージア代表vsルクセンブルク代表は2-0でジョージアが勝利した。試合は40分にジヴジヴァーゼのゴールでジョージアが先制する。 対するルクセンブルクは、後半立ち上がりの53分にロドリゲスがゴールネットを揺らしたが、これはVARの末にファウルと判定を取られ、ゴールは取り消された。 さらにルクセンブルクは、58分にチャーノットがレッドカードで一発退場となり、数的不利に。 するとジョージアは、63分に再びジヴジヴァーゼがネットを揺らし、そのまま2-0で勝利し、決勝へ駒を進めた。 また、パスCもう一試合のギリシャ代表vsカザフスタン代表は5-0でギリシャが圧勝した。開始早々の9分にバカセタスのPKで先制したギリシャは、15分にペルカス、37分にヨアニディス、40分にクルベリスがゴールネットを揺らし、前半を4-0で終える。 後半はカザフスタンが積極的な入りを見せたが、ギリシャは85分にDFマロキンのオウンゴールで試合を決定づける5点目を奪い、試合はそのままタイムアップ。圧勝したギリシャが決勝へ駒を進めた。 【パスC決勝】 ▽3/26(火) ジョージア代表vsギリシャ代表 2024.03.22 07:20 Fri

逮捕・有罪判決・控訴から3年半…ギリシャでの“マグワイア事件”がうやむや消滅へ?

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFハリー・マグワイア。汚名を晴らすための控訴審が再開されない可能性もあるようだ。イギリス『サン』が伝えている。 マグワイアは2020年8月、休暇で訪れたギリシャのリゾート地・ミコノス島にて、他の観光客との間で口論となったことが発端となり、警察官への暴行容疑で地元当局に逮捕され、また警察官への贈収賄容疑でも起訴された。 この事件は、逮捕4日後に21カ月10日の禁固刑(執行猶予付き)という有罪判決が下り、全面無罪を主張するマグワイア側はすぐに控訴を発表した。 一連の事件については、マグワイアの妹が現場となったナイトクラブでレイプ被害に遭う寸前だったという証言があるなど、不可解な点も多く、一概にマグワイアとその兄弟、また友人たちに非があるとは言えない状況。当時、釈放されたマグワイアは「自分たちが被害者であり、暴行を受けた側」と主張している。 事件から3年半、すでに執行猶予期間も終えているなか、控訴審は未だ決着しておらず、現時点で1年以上何も進展がない状況。経済状況の良くないギリシャでは、現在“弁護士組合”がストライキを実施…少なくとも2025年3月まで再審を開けないという。 また、ギリシャは時の政権による財政赤字の隠蔽が2010年に明るみとなって以降、観光業が国家経済を支える重要な柱でありながら、治安が急速に悪化し、ツーリストを狙った窃盗事件も日常茶飯事に。 こういった背景もあるのか、ギリシャの当局者は、“マグワイア事件”が続くことによって観光業全体にさらなる悪影響が出る可能性を考慮し、この事件の追及に消極的であるとのこと。汚名を晴らしたいマグワイア側の意向は不明だが、うやむやにして二度と再審を開かない可能性もあるとされている。 2024.02.11 16:45 Sun

直近8試合も1勝5分け2敗…イングランド代表が敵地で「60年間」勝てていない相手とは

イングランド代表は、意外にも苦手としている国と同じグループに組み分けされてしまった。イギリス『サン』が伝えている。 8日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25の組み合わせ抽選会がフランス・パリで開催され、UEFA加盟国がそれぞれリーグA〜リーグDにてカテゴリーごとに組み分けられた。 ガレス・サウスゲイト監督率いるイングランド代表は、イタリア代表・ドイツ代表・ハンガリー代表と同居したUNL2023-24・リーグA(最上位)グループ3でまさかの未勝利最下位に沈み、24-25からリーグBに降格…今回はリーグB・グループBでギリシャ代表・フィンランド代表・アイルランド代表としのぎを削ることが決まった。 一見すると、いや、間違いなく3カ国ともイングランド代表から見れば格下であり、最新のFIFAランキング(昨年12月)では、イングランドが3位、ギリシャが47位、フィンランドが59位、アイルランドが60位となっている。 次回のリーグA復帰には1位が絶対条件のなか、仮にホーム&アウェイ6戦全勝といかなくても、1位確保は固いように思える組み合わせ。だが、この組で最もFIFAランキングの低いアイルランドを、イングランドはやや苦手としている。 実はイングランド、隣国アイルランドとの直近8試合で1勝5分け2敗という戦績。前回対戦こそ国際親善試合としてホームで3-0と勝利しているが、この時は新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るっていた2020年、ノンプレッシャーの無観客で行われた一戦だ。 また、直近8試合の戦績以上に、アウェイでのvsアイルランドを大変苦手としており、最後にダブリンで勝利したのはなんと60年前の1964年5月…歴史的背景からイギリスを敵視する人々も少なくないアイルランドは、ホームでイングランドに敗れることなど到底許されないのだ。 前述の無観客試合を除いた最後のアイルランド撃破は39年前の1985年3月…『サン』は「アイルランド…難しい対戦だ。アウェイでは引き分けでもいいんじゃないか」と弱気に論評している。 ちなみに、イングランド代表の主軸選手であるデクラン・ライス(アーセナル)はアイルランド系。世代別年代からアイルランド代表を選択し、2018年にA代表デビューも飾っていたなか、2019年からイングランドに“鞍替え"...凄まじい誹謗中傷だけでなく脅迫の被害にも遭っている。 2024.02.09 17:00 Fri

バレーボールの試合で警察官が瀕死の重傷…ギリシャ政府がトップリーグのサッカーを2カ月間無観客に

ギリシャ・スーパーリーグの全ての試合が、今後2カ月間無観客で行われることとになった。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 事の発端は、バレーボールの試合。オリンピアコスvsパナシナイコスの試合中、激しい暴動が発生。その中で警察官が瀕死の重傷を負うこととなった。 これを重く見たギリシャ政府は、サポーターの暴力行為に対する最新の取り締まりを行うことを決定。サッカーにも関連され、11日に2024年2月12日まで全ての試合を無観客で開催することが決定した。なお、期間は延長される可能性もあるという。 バレーボールの試合での暴力事件を受け、先週末のギリシャ・スーパーリーグの試合は全て中止に。事件に関しては、組織化されたサッカーのファングループが主導していると見られているという。 負傷した警察官は31歳で、発煙等が左足を直撃。大量の出血を伴い、心停止状態となり、昏睡状態が続いているようだ。 政府報道官パブロス・マリナキス氏は、「警察官に対するこの残忍な襲撃は、近年のファンによる極端な暴力事件が初めてではない。スポーツファンを装った犯罪者が重大な犯罪を犯し、人々に重傷を負わせ、殺害している」とメディアに語っている。 また、ギリシャ・スーパーリーグの全14クラブに対し、スタジアム内に監視カメラを設置し、サポーターの入場を許可する際には、身分証明書の提示を要求する個別のチケット発券システムを使用する必要性を求めた。 さらに、スタジアム内の高解像度監視カメラのネットワークを含むセキュリティシステムは、ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)が定めた基準に従う必要があるとも指摘している。 ギリシャではサポーター同士のトラブルが相次いでおり、昨年2月には19歳のアルキス・カンパノスさんがテッサロニキを本拠地とするアリスとPAOKの乱闘騒ぎの中で殺害。政府は、暴行罪の懲役を最高6カ月から5年に引き上げることとした。 今年8月にはファン同士の争いによりギリシャ人サポーターが刺殺。AEKアテネvsディナモ・ザグレブのチャンピオンズリーグ(CL)の試合が中止となり、98人が逮捕されていた。 さらに、10月にはオリンピアコスとパナシナイコスのダービーで選手を花火が直撃。試合が中止となっていた。 ギリシャのフーリガニズムは大きな悪影響を与え続けており、政府も本格的に取り締まりに動くことになったようだ。 2023.12.12 16:40 Tue

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「僕のプレーをしたかった」とミャンマー戦で反省。「もっと自己中になっていい」と本拠地で奮起を期す広島の看板・川村拓夢【新しい景色へ導く期待の選手/vol.43】

6日のミャンマー戦(ヤンゴン)を5-0で圧勝した日本代表。その後、バンコク経由で帰国し、7日からは広島入り。11日の次戦・シリア戦に向けて調整を行っている。 前回の試合でベンチ外となった長友佑都(FC東京)と久保建英(レアル・ソシエダ)の試合出場は微妙な情勢だが、冨安健洋(アーセナル)の方は復帰。森保一監督が攻撃的3バックのテストを続けると見られるため、彼が最終ラインに陣取る可能性が大だ。 ボランチは遠藤航(リバプール)と田中碧(デュッセルドルフ)のコンビが濃厚だが、地元・サンフレッチェ広島所属の川村拓夢もどこかでチャンスが与えられるのではないか。 9日のYBCルヴァンカップでFC東京を下した広島のミヒャエル・スキッベ監督も「拓夢と大迫(敬介)の2人にはぜひ本拠地で試合に出てほしい。前日練習に招かれているので、森保監督に直接お願いしてみようかな」と出場を熱望する。もちろん試合展開にもよるが、前回同様、後半からの登場が有力視される。 「個人的には良いパフォーマンスができなかった。もっと出して入っていくところであったり、ポケットに入っていく回数を増やしていかないといけない。そういった回数を多くできるのが僕の良さ。今回のプレーは正直、誰でもできるというか、僕を選んでもらったからには、僕のプレーをしたかった」と川村はミャンマー戦後に反省の弁を口にした。 悔恨の念は帰国してから日に日に強まっているようだ。ボランチコンビを組んだ守田英正(スポルティングCP)が「(拓夢は)すごい自重していたというか、下がり過ぎていた。もっとシュートを打っていいし、30mくらい離れていても全然決められる。左利きで素晴らしいキックを持っているところは碧とか航、僕にはない。もっともっと見たいですよね」と要望を出したのを受け、本人も「その通り」と苦渋の表情を浮かべた。「アンパイなプレーじゃダメ。もっと自己中になってもいいので、自分の良さを出していきたい」と彼は自らを鼓舞するように語気を強めた。まだ代表キャップ数2という駆け出しだが、だからこそ、失うものは何もない。スキッベ監督が「拓夢は日本サッカーの未来を担うような選手」と太鼓判を押しているように、ワールドクラスのスケール感とポテンシャルは間違いないのだから、それを思い切って発揮すればいいのだ。 川村のマイナス面は年代別代表で国際舞台に立った経験が少ないこと。日の丸を背負った時には想像以上の重圧を感じるのかもしれない。そういうメンタル的な課題を乗り越えることが2026年W杯出場への第一歩。そろそろ弱気の虫は一層してほしい。 そのうえで、本人も語っているように、3列目からガンガン飛び出して、ゴール前に入っていく仕事を増やしたいところ。ダイナミックなアップダウンを繰り返し、攻守両面に迫力を持って絡める強みを押し出せるようになれば、遠藤、田中、守田とは異なるタイプの大型ボランチとして輝けるはず。地元での重要ゲームでその布石を打つべきだ。 「広島のサポーターの方も、サンフレッチェの選手がピッチに立ったところをすごく見たいと思っているので、その期待に応えられるようにしたい。僕自身、サンフレッチェを見て育ったし、森保監督がいて3連覇した時も今のスタジアムはできていなかったんで、あのピッチに立てていることにすごく感謝している。日本代表としてそこでプレーできるのは大きなことだと思います」と本人もエディオンピースウイング広島で初の代表戦に向けて気持ちを高めている。 とにかく川村にはゴールに直結するプレーを強く求めたい。今季はまだ2点とゴール数が伸びていないが、2023年6月の京都サンガ戦で奪った得点シーンのように、ハーフウェーライン手前でボールを奪って一気にドリブルで持ち上がり、フィニッシュを決めるだけの推進力と決定力を備えている。 森保監督も「拓夢は守備から攻撃に移った時のダイナミックな動きから、自らペナルティボックスに入っていけるし、ミドルシュートも打てる」と絶賛していたが、伝家の宝刀を故郷でのシリア戦で抜いてくれれば、まさに理想的。川村拓夢の存在価値を確実に高めることにつながるはずだ。 昨年までは海外移籍を考えることは皆無に近かったというが、これだけ欧州組がズラリと並ぶ場所に来れば、「自分ももっと高いレベルに辿り着きたい」と感じるようになるのも当然のこと。先月には上田綺世(フェイエノールト)や鈴木唯人(ブレンビー)の代理人と契約。いよいよ世界へ踏み出す態勢を整えつつある。 もちろん、日本代表に定着しなければ、そういった野心も現実にはならない。もちろん本人も今季広島でJ1タイトル、AFCチャンピオンズリーグ制覇を目指して戦っているが、ステップアップした彼の姿も見てみたい。シリア戦で「これほどの選手なら欧州へ行くのも仕方ない」と人々を納得させる形が一番いいだろう。 いずれにせよ、見る者を驚かせるほどのインパクトを次こそは残すべき。ミャンマー戦の反省を生かすタイミングは今しかない。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。 2024.06.11 12:00 Tue

37歳カバーニがウルグアイ代表を引退、2010年W杯ではベスト4進出

ボカ・ジュニアーズのFWエディンソン・カバーニ(37)が30日、自身のインスタグラムでウルグアイ代表からの引退を発表した。 「間違いなく美しい時間だった。言いたいこと、伝えたいこと、思い出したいことはたくさんあるが、今はクラブのキャリアに専念し、自分が居るべき場所で全てを捧げたい」 こう綴ったカバーニは2008年2月にウルグアイ代表デビュー。これまで136試合出場58ゴールを挙げた。ワールドカップ(W杯)には4大会連続出場。17試合出場で5ゴールをマークした。2010年南アフリカW杯ではFWルイス・スアレス、FWディエゴ・フォルランと共に強力な前線を形成し、ベスト4進出に貢献していた。 またコパ・アメリカでは2011年に優勝を経験していた。 2024.05.31 08:00 Fri

日本代表メンバー発表も伊東純也と三笘薫の名前は……/六川亨の日本サッカー見聞録

6月6日のアウェー・ミャンマー戦と11日の広島でのシリア戦に臨む日本代表26人が昨日24日に発表された。すでに2次予選は突破が決まっているため、国内組を中心にチームを作るプランもあったかもしれないが、森保一監督は海外組も含めてほぼベストメンバーを招集した。何事にも万全を期す、森保監督らしい人選と言える。 GKの前川黛也、大迫敬介、谷晃生の3人は順当なところ。3人とも今シーズンのJ1リーグで実力を証明している。鈴木彩艶と小久保怜央ブライアンはしばらく五輪に専念という事情もある。これまでの出場数では大迫がリードしているが、前川と谷には高いレベルでのポジション争いを期待したい。 DF陣については、パリ五輪のOA枠候補として名前のあがっている板倉滉と町田浩樹、谷口彰悟だが、「現段階で森保監督にOA枠について伝える状況ではない。できればU-23の話は(メンバー発表の)30日にまた発表させていただきます」と山本昌邦NTDは話すにとどめた。 長友佑都に関しては、3月の北朝鮮戦に続いての招集だが、その理由は当時と変わらないだろう。森保監督は「まずはプレーヤーとして選んだ」と言うものの、彼のファイティングスピリットとムードメーカーとしての精神的支柱を期待しての招集だろう。 逆に右SBの主力選手と思われていた毎熊晟矢がメンバー外になった。その理由を森保監督は「コンディションを見ながら決めさせていただいている。代表は約束された絶対な場所ではない」と明かした。1月のアジアカップで精彩を欠いた菅原由勢の奮起を期待する部分もあるのではないだろうか。 攻撃陣では北朝鮮戦で復帰し決勝ゴールを決めた田中碧に続き、ラツィオで復活した鎌田大地の復帰も明るい材料と言える。3月に続いての代表となる小川航基も楽しみな存在だ。上田綺世とのポジション争いに期待したい。 一方で残念なのは、まだ負傷が癒えていない三笘薫と、スピードスター伊東純也の招集が見送られたことだ。負傷の三笘は仕方ないとして、伊東に関しても「結論から言うと3月と状況が変わらないし、彼のために招集しませんでした。彼がスタッド・ランスでプレーしているところは日頃から確認していて、確実に戦力になるのは評価している。ただ3月と同じで、代表として来る場合、彼にプレッシャーがかかることが起こりえる」と、サッカー以外で注目を集めてしまうことを懸念しての招集断念であると話した。 彼ら2人の代わりと期待されているのが相馬勇紀であり前田大然、中村敬斗だろうが、まだ絶対的な存在にはなれていない。ここらあたりが森保ジャパンの悩ましいところであり、アジアカップでベスト8止まりに終わった一因ではないだろうか。 最後に久保建英と鈴木唯人に関しては「長い時間をかけてU-23(パリ五輪)の招集をクラブとやりとりしてきました。その中で鈴木と久保はFIFAルールで招集できない。クラブができない」(山本NTD)ということから、招集に強制力のあるA代表の活動に専念するようになった。 リーグ戦とカップ戦に加え、久保はCLも戦っただけに、オフをしっかり取って休養することも必要だろう。6月の2試合は、いわば消化試合のようなもの。くれぐれもケガには細心の注意を払ってもらいたい。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.05.25 18:00 Sat

オーストラリア代表が6月のW杯予選で若手をテスト? 主将は招集外濃厚、バイエルン移籍の18歳を初招集か

オーストラリア代表は、6月に開催される2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア二次予選のラスト2試合で若手をテストか。 豪代表は日本代表と同じく、W杯アジア二次予選の突破が決定済み。現在I組首位で2位パレスチナ代表とは勝ち点「5」差…そのパレスチナおよびバングラデシュ代表と対戦する6月で勝ち点1でも積めば、ほぼ確実に首位突破だ。 そんなこんなで新戦力、また若手をテストする余地がある模様。豪『news.com.au』によると、キャプテンで正守護神のGKマシュー・ライアン(32)は6月招集外になる見込みという。 また、オランダ1部・エールディビジのAZで日本代表DF菅原由勢とチームメイトのライアンは、6月末の契約満了に伴う退団が濃厚。豪代表としては、不動の正GKに6月を新天地探しに専念してもらう意向だ。 これに伴い、6月6日のバングラデシュ戦、11日のパレスチナ戦は、アジア杯後にプレミアリーグのアストン・ビラへ移籍した通算2キャップのGKジョー・ガウチ(23)がゴールマウスを守ることになるとみられている。 なお、豪代表のグラハム・アーノルド監督は、U-23豪代表がパリ五輪行きを逃したことを恩恵として捉え、この世代の選手に初めて声をかける可能性も。 今夏バイエルンへ移籍するアデレード・ユナイテッドのFWネストリ・イランクンダ(18)を、ドイツ渡航前にA代表デビューさせることを検討し、ラージリストに含めているとのことだ。 アーノルド監督は、25日に行われるAリーグ・メン(豪1部)のオールスターゲームを視察したうえで、6月の最終メンバー23人を選定する。 2024.05.23 17:20 Thu

韓国代表が元神戸FWキム・ドフン氏を暫定監督に任命…蔚山でACL制覇などの実績、6月の2試合を担当

大韓サッカー協会(KFA)は20日、指揮官不在の韓国代表に関して、キム・ドフン氏(53)暫定的に指揮を執ることを発表した。 韓国代表は、アジアカップ終了後にユルゲン・クリンスマン監督を解任。その後新監督探しの時間がなく、U-23韓国代表を指揮するファン・ソンホン監督が暫定指揮。3月の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦っていた。 その後、6月の北中米W杯アジア2次予選に向けて監督探しを再会。しかし、候補として名前が浮上していたジェシー・マーシュ氏はカナダ代表監督に就任するなど、後任が見つからない状況だった。 キム・ドフン氏は、現役時代は韓国代表のストライカーとしても活躍。“コリアン・ボンバー(爆撃機)”の愛称で親しまれ、全北現代ダイノス(現:全北現代モータース)、城南一和(現:城南FC)でプレー。また、1998年から1999年にはヴィッセル神戸dメオプレーし、2シーズンで58試合27ゴールと得点を量産した。 引退後は指導者となり、2015年に仁川ユナイテッドで初となる監督に就任。2017年からは蔚山現代FC(現:蔚山HD FC)で指揮を執り、コロナ禍の2020年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制して退任。2021年からはシンガポールのライオン・シティ・セーラーズで監督を務めていたが、2022年7月に相手コーチと取っ組み合いの喧嘩をし、頭突きなどの暴力行為で解任されていた。 KFAは監督の選任は続いているものの、6月のW杯予選に間に合わない可能性を考慮し、暫定的にキム・ドフン氏が指揮を執ると発表した。 「代表チーム監督選定のための交渉が継続されており、6月のAマッチ前まで監督選任が終わらない可能性がある。この場合を備え、今日(20日)午前、国家代表電力強化委員を開き、この問題を議論し、その結果、6月の2試合を引き受ける臨時監督でキム・ドフン監督を選任することにした」 また、キム・ドフン氏については「キム・ドフン監督は指導者として多様なキャリアを築きながら能力と成果を見せた」と評価。「シンガポールリーグでチームを優勝に導くなど、現地環境をよく知っている点も背景として作用した」と、これまでの指導実績をもとに選んだとした。 2024.05.20 18:20 Mon

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ユーロ2024のプレーオフ組み合わせ決定! 残り3カ国を12カ国が3つのトーナメントで争う【ユーロ2024】

欧州サッカー連盟(UEFA)は23日、ユーロ2024プレーオフの組み合わせ抽選を実施した。 スイスのニヨンで行われた抽選会。12カ国が出場し、3つの枠を争うこととなる。 4カ国が3つに分かれてトーナメント方式で開催。準決勝は2024年3月21日、決勝は3月26日に予定されている。 パスAでは、ポーランドvsエストニア、ウェールズvsフィンランドが準決勝で実現。パスBでは、イスラエルvsアイスランド、ボスニア・ヘルツェゴビナvsウクライナ、パスCではジョージアvsルクセンブルク、ギリシャvsカザフスタンに決定した。 また、決勝は同じパス内の勝者が対戦。パスAはウェールズかフィンランド、パスBはボスニア・ヘルツェゴビナかウクライナ、パスCはジョージアかルクセンブルクで開催される。 ◆ユーロ2024プレーオフ 【パスA】 ◆準決勝 ▽2024/3/21(木) ポーランドvsエストニア ウェールズvsフィンランド ◆決勝 ▽2024/3/26(火) ウェールズ/フィンランド vs ポーランド/エストニア 【パスB】 ◆準決勝 ▽2024/3/21(木) イスラエルvsアイスランド ボスニア・ヘルツェゴビナvsウクライナ ◆決勝 ▽2024/3/26(火) ボスニア・ヘルツェゴビナ/ウクライナ vs イスラエル/アイスランド 【パスC】 ◆準決勝 ▽2024/3/21(木) ジョージアvsルクセンブルク ギリシャvsカザフスタン ◆決勝 ▽2024/3/26(火) ジョージア/ルクセンブルク vs ギリシャ/カザフスタン 2023.11.23 22:30 Thu
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セルティックで活躍した元ギリシャ代表の長身FWサマラスが現役引退

▽かつてセルティックなどで活躍した元ギリシャ代表FWゲオルギオス・サマラス(33)が現役引退を決断したようだ。イギリス『デイリー・レコード』が伝えている。 ▽ヘーレンフェーンでプロキャリアをスタートさせたサマラスは、2006年にマンチェスター・シティに移籍。その後、2008年1月にセルティックへレンタル移籍すると、193cmの長身を武器に半年間で16試合5ゴールを記録してチームのスコティッシュ・プレミアリーグ3連覇に貢献した。その後、完全移籍を果たし、在籍した6年間で計4度のリーグ優勝を成し遂げた。なお、元日本代表MF中村俊輔とは約1年半プレーしている。 ▽その後は、WBA、アル・ヒラル、ラージョOKC、サラゴサでプレー。昨シーズンはトルコ2部のサムスンスポルで加入したが、シーズン終了後に退団していた。 ▽代表キャリアとしては、これまで81試合のキャップ数を誇り、南アフリカ・ワールドカップ(W杯)とブラジルW杯に出場。ブラジルW杯ではグループステージで日本とも対戦している。 ▽同メディアによると、サマラスは今後、父・ヤニスも務める少年時代に在籍していた母国のOFIクレタにスタッフ入り。クラブのCEOに就任する予定であることも伝えられている。 2018.10.12 12:15 Fri
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ファン・ダイクが後半ATにPK弾、ギリシャとの上位対決を制したオランダが2位浮上【ユーロ2024予選】

ユーロ2024予選のグループB第8節、ギリシャ代表vsオランダ代表が16日に行われ、0-1でオランダが辛勝した。 前節、フランス代表が予選突破を決めたグループB。 3日前のアイルランド代表戦を2-0で勝利し、本戦出場権の得られる2位に浮上したギリシャ(勝ち点12)は、ツィミカスやマヴロパノス、GKヴラホディモスらがスタメンとなった。 一方、フランスに敗れて3位に後退したオランダ(勝ち点9)はファン・ダイクやアケ、シャビ・シモンズらがスタメンとなった。 静かな立ち上がりとなった中、オランダは21分にラインデルスがミドルシュートで牽制。徐々に押し込む形を増やすと25分にPKを獲得する。CKの流れからファン・ダイクがボックス内で倒された。 しかしキッカーのヴェグホルストがシュートをGKヴラホディモスに止められてしまう。 ハーフタイムにかけてはオランダが敵陣でのプレーを続けると、44分に好機。ファン・ダイクのロングフィードでボックス左に抜け出したベルフワインがGK強襲のシュートを放った。 ゴールレスで迎えた後半、DFのヘールトライダに代えてアタッカーのマレンを投入したオランダは、システムを[3-4-3]から[4-3-3]に変更。そのオランダは開始2分、ベルフワインがショートカウンターから決定的なシュートを放つもGKヴラホディモスの好守に阻まれる。 その後もオランダがハーフコートゲームを展開したが、好機を作ることができない。 しかし終盤の89分に再びPKを獲得。ボックス右に侵入したダンフリースが パヴリディスに倒された。これをファン・ダイクが決めてオランダが土壇場で決勝点を挙げて勝利。 1試合消化の多いギリシャに勝ち点で並び、2位に浮上した。 2023.10.17 05:48 Tue
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「この感覚を味わうならお金を払っても良い」悲願のユーロ初出場、指揮を執る元フランス代表DFのサニョル監督が継続を誇る「何事も時間が必要だ」

ジョージア代表のウィリー・サニョル監督が、初のユーロ出場を喜んだ。フランス『レキップ』が伝えた。 26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝が行われ、ジョージア代表はギリシャ代表と対戦。堅い試合となった中で120分間を通じてゴールは生まれず。PK戦の末にジョージアが勝利を収めた。 ジョージアにとっては初の国際大会の出場。悲願のユーロ出場を決めたサニョル監督は、現役時代はサンテチェンヌ、モナコ、バイエルンでプレー。フランス代表でも右サイドバックを支えるなど活躍。引退後はU-21フランス代表やボルドーで監督を務め、バイエルンでも暫定監督を経験。2021年2月にジョージア代表監督に就任していた。 就任後、カタール・ワールドカップ予選では結果を残せなかったものの、UEFAネーションズリーグ2022-23では無敗で終え、今回のユーロ予選もスペイン代表、スコットランド代表、ノルウェー代表などと同居した中でグループステージを勝ち上がり、ついに悲願を達成した。 サニョル監督は「過去には私が辞めるべきだったと考えている人もいた」とコメント。それでも、時間が掛かるものだと考え、ここまでやり続けてきたことを誇りに思っているとした。 「私が時々説明しようとしているのは、何かを達成したいならば、時間が必要だということだ。サッカーでは1カ月や半年で全てを変えることなどできない。時間が必要なんだ。常に、何事にも時間は必要だ」 「今日のような感覚を味わうためならば、お金を払っても良い。試合前に聞かれたとしてもだ。最高の気分だ」 「この3年間ずっと良い気分だったし、素晴らしい人たちに囲まれていた」 2024.03.27 11:11 Wed
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ギリシャ代表がスキッベ監督解任! 横浜FM指揮官ポステコグルー監督が後任?

▽ギリシャサッカー連盟(EPO)は25日、ミヒャエル・スキッベ監督(53)の解任を発表した。後任人事が決定するまではアンゲロス・アナスタシアディス氏(65)が暫定指揮官を務める。 ▽これまでドルトムントやレバークーゼン、フランクフルトなどで指揮を執ってきたドイツ人指揮官のスキッベ監督は、2015年10月にギリシャ代表監督に就任。ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選では、ベルギー代表と同居したグループHを2位で終え、予選プレーオフに進出。しかし、クロアチア代表とのプレーオフを2戦合計1-4で落とし、本大会出場を逃していた。また、今季のUEFAネーションズリーグではリーグCのグループ2で2勝2敗の2位もグループB昇格の可能性は厳しい状況となっている。 ▽ギリシャ代表との現行契約は2020年までとなっていたが、成績不振を理由に更迭される形となった。 ▽なお、先日にオーストラリア『The Sydney Morning Herald』は、ギリシャ代表の新指揮官候補として横浜F・マリノスで指揮を執るアンジェ・ポステコグルー監督(53)の名前を報じていた。 2018.10.25 23:53 Thu

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