【ラ・リーガ第6節プレビュー】コロナ&FIFAウイルス懸念の代表ウィーク明け! 欧州戦控える強豪は下位との対戦
2020.10.17 19:00 Sat
インターナショナルマッチウィーク前に開催された第5節では、共に開幕連勝中だったバルセロナとセビージャの直接対決がドローに終わったことで、早くも全勝チームがなくなることに。その中で3連勝のレアル・マドリーが首位に立っている。
ヨーロッパの多くの地域で新型コロナウイルスの再流行が懸念されていることに加え、“FIFAウイルス”による代表戦明けの各プレーヤーのコンディションも気になる今節。さらに、来週ミッドウィークからチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)のグループステージがスタートすることで、ビッグクラブにとってはここから厳しい二足の草鞋を履くことになる。
次節にバルセロナとの“エル・クラシコ”を控える昨季王者のマドリーは、ミッドウィークにCLグループステージ突破のライバルになるシャフタールとの重要な初戦を控えていることもあり、昇格組カディスをホームで迎え撃つ今回の一戦ではジダン監督のメンバー選考にも注目が集まるところだ。ここまで3連勝も格下相手に内容面は芳しくなく、間近に迫るクラシコを含め今後の戦いに向けて攻守両面のギアを上げていきたい。とりわけ、前節ではエースFWベンゼマに待望の初ゴール、FWヴィニシウスが2戦連発で飛躍の兆しを見せており、攻撃陣の爆発が期待される。なお、控えGKルニンのコロナ陽性、守護神クルトワに筋肉系の問題が出ていたが、代表早期離脱のクルトワがこの試合に間に合う見込みだ。
そのマドリーを追うバルセロナは、同勝ち点で並ぶヘタフェとのアウェイゲームでリーグ戦の戦いを再開する。マドリーと異なり、CL初戦では格下のフェレンツヴァーロシュとのホームでの対戦となっており、ある程度のローテーションが可能だ。代表ウィーク明けのコンディションが考慮されるが、この試合のメンバーがクラシコを戦うベースとなる可能性が高い。前節のセビージャ戦では相手のパフォーマンスの良さを差し引いても、ドブレピボーテの金属疲労、ビルドアップの苦戦は顕著であり、前線の一部選手のプレーも低調だっただけに今後の戦いに向けてクーマン監督の修正力が試される。なお、ホームのヘタフェはコロナ禍において「信仰心」を失ってほしくないという考えから、この一戦限定でクラブ名を“フェ(Fe:信仰の意)”に変更するキャンペーンを行うことを発表している。
前述の2強と共に来週からCLの戦いがスタートするアトレティコ・マドリーと
セビージャは、前者がセルタ、後者がグラナダと対戦する。前節、ビジャレアル相手に2試合連続ゴールレスドローと攻撃面の改善が求められるアトレティコは、CL初戦がいきなり昨季王者バイエルンとの対戦となるが、まずはセルタ相手にきっちりゴールを奪う感覚を取り戻して勝ち点3を手にしたい。
4人の日本人選手ではバレンシアとの自治州ダービーに臨むビジャレアルMF久保建英に注目したい。前節のアトレティコ戦では5試合連続で途中出場となりエメリ監督の信頼を勝ち取れていない中、日本代表では直近のコートジボワール代表戦で久々のスタメンを飾ったが消化不良の内容に。個人としてフラストレーションが溜まる状況が続くが、ELグループステージ開幕に伴い今後はどちらのローテーションに組み込まれるかは不明だが、間違いなくスタメンのチャンスは増えてくるはずだ。今回のダービーでもベンチスタートが濃厚と思われるが、出場機会を得た中で決定的な仕事を果たしたい。
MF乾貴士とFW武藤嘉紀が2試合連続同時スタメンを飾り、待望の今季初勝利を挙げたエイバルは、オサスナを相手に連勝を目指す。両選手共に今回の代表戦ではチームに残り、コンディション調整に励んでおり、新加入の武藤にとっては周囲との連係をすり合わせていく中で良い準備期間となったはずだ。そのため、この一戦ではプリメーラ初ゴールにも期待がかかる。
なお、ウエスカのFW岡崎慎司は前節のエルチェ戦で左太腿の筋肉を傷め、招集されていた日本代表を辞退。現在は復帰に向けて急ピッチで調整を進めているが、今回のバジャドリー戦の出場は厳しい模様だ。
《ラ・リーガ第6節》
▽10/17(土)
《20:00》
グラナダ vs セビージャ
《23:00》
セルタ vs アトレティコ・マドリー
《25:30》
レアル・マドリー vs カディス
《28:00》
フェ(ヘタフェ) vs バルセロナ
▽10/18(日)
《19:00》
エイバル vs オサスナ
《21:00》
アスレティック・ビルバオ vs レバンテ
《23:00》
ビジャレアル vs バレンシア
《25:30》
アラベス vs エルチェ
ウエスカ vs バジャドリー
《28:00》
ベティス vs レアル・ソシエダ
ヨーロッパの多くの地域で新型コロナウイルスの再流行が懸念されていることに加え、“FIFAウイルス”による代表戦明けの各プレーヤーのコンディションも気になる今節。さらに、来週ミッドウィークからチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)のグループステージがスタートすることで、ビッグクラブにとってはここから厳しい二足の草鞋を履くことになる。
次節にバルセロナとの“エル・クラシコ”を控える昨季王者のマドリーは、ミッドウィークにCLグループステージ突破のライバルになるシャフタールとの重要な初戦を控えていることもあり、昇格組カディスをホームで迎え撃つ今回の一戦ではジダン監督のメンバー選考にも注目が集まるところだ。ここまで3連勝も格下相手に内容面は芳しくなく、間近に迫るクラシコを含め今後の戦いに向けて攻守両面のギアを上げていきたい。とりわけ、前節ではエースFWベンゼマに待望の初ゴール、FWヴィニシウスが2戦連発で飛躍の兆しを見せており、攻撃陣の爆発が期待される。なお、控えGKルニンのコロナ陽性、守護神クルトワに筋肉系の問題が出ていたが、代表早期離脱のクルトワがこの試合に間に合う見込みだ。
前述の2強と共に来週からCLの戦いがスタートするアトレティコ・マドリーと
セビージャは、前者がセルタ、後者がグラナダと対戦する。前節、ビジャレアル相手に2試合連続ゴールレスドローと攻撃面の改善が求められるアトレティコは、CL初戦がいきなり昨季王者バイエルンとの対戦となるが、まずはセルタ相手にきっちりゴールを奪う感覚を取り戻して勝ち点3を手にしたい。
一方、苦手カンプ・ノウで堂々とした戦いぶりをみせ、勝ち点1を持ち帰ったセビージャは、アトレティコ同様にCL初戦でグループ首位を争うチェルシーとのアウェイゲームが控えており、若干メンバーを入れ替えながら初の欧州戦を控えるグラナダとの一戦で2試合ぶりの白星を目指す。
4人の日本人選手ではバレンシアとの自治州ダービーに臨むビジャレアルMF久保建英に注目したい。前節のアトレティコ戦では5試合連続で途中出場となりエメリ監督の信頼を勝ち取れていない中、日本代表では直近のコートジボワール代表戦で久々のスタメンを飾ったが消化不良の内容に。個人としてフラストレーションが溜まる状況が続くが、ELグループステージ開幕に伴い今後はどちらのローテーションに組み込まれるかは不明だが、間違いなくスタメンのチャンスは増えてくるはずだ。今回のダービーでもベンチスタートが濃厚と思われるが、出場機会を得た中で決定的な仕事を果たしたい。
MF乾貴士とFW武藤嘉紀が2試合連続同時スタメンを飾り、待望の今季初勝利を挙げたエイバルは、オサスナを相手に連勝を目指す。両選手共に今回の代表戦ではチームに残り、コンディション調整に励んでおり、新加入の武藤にとっては周囲との連係をすり合わせていく中で良い準備期間となったはずだ。そのため、この一戦ではプリメーラ初ゴールにも期待がかかる。
なお、ウエスカのFW岡崎慎司は前節のエルチェ戦で左太腿の筋肉を傷め、招集されていた日本代表を辞退。現在は復帰に向けて急ピッチで調整を進めているが、今回のバジャドリー戦の出場は厳しい模様だ。
《ラ・リーガ第6節》
▽10/17(土)
《20:00》
グラナダ vs セビージャ
《23:00》
セルタ vs アトレティコ・マドリー
《25:30》
レアル・マドリー vs カディス
《28:00》
フェ(ヘタフェ) vs バルセロナ
▽10/18(日)
《19:00》
エイバル vs オサスナ
《21:00》
アスレティック・ビルバオ vs レバンテ
《23:00》
ビジャレアル vs バレンシア
《25:30》
アラベス vs エルチェ
ウエスカ vs バジャドリー
《28:00》
ベティス vs レアル・ソシエダ
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