古橋亨梧のライバル到着、セルティックが昨季レンタルしていたアイルランド代表FWを完全移籍で獲得「戻ってこられて本当に嬉しい」

2024.08.15 22:50 Thu
昨季は半年間セルティックでプレーしたイダー
Getty Images
昨季は半年間セルティックでプレーしたイダー
セルティックは14日、ノリッジ・シティのアイルランド代表FWアダム・イダー(23)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年夏までの5年間となる。

イダーは、ノリッジの下部組織育ちで、2019年7月にファーストチームに昇格。2024年2月からセルティックへとレンタル移籍していた。

ノリッジでは公式戦116試合に出場し17ゴール4アシストを記録していた中、セルティックでは半年間で公式戦19試合で9ゴール2アシストと結果を残していた。
アイルランド代表としても26試合で4ゴールを記録しているイダー。日本代表FW古橋亨梧しか実質的にストライカーがいなかったセルティックにとっては、大きな補強となった。

再びセルティックでプレーすることとなったイダーはクラブを通じてコメントしている。
「僕がどこに行きたいのかはみんな分かっていたと思う。僕にとっては素晴らしいことだし、戻ってこられてとても嬉しい」

「初めてローン移籍でここに来て最初の数日で、セルティックでプレーしたいと思ったんだ」

「あれだけのゴールを決め、選手たちと一緒にプレーし、毎週素晴らしいファンの姿を見ることができたのは信じられないくらい素晴らしかった。こんな経験は初めてなので、戻ってこられて本当に嬉しい」

「僕はずっとセルティックでプレーしたいと思っていたし、昨シーズンは言うまでもなく素晴らしかった。今ここに来て、チームとこのクラブの完全な一員になれるのは僕にとって素晴らしいことだ」

「故郷のみんな、家族や友人、みんなが僕がセルティックに戻ってくることを望んでいた。僕自身もそうだった。だから、この喜びは計り知れない。ここにいられて本当に幸せだ」

アダム・イダーの関連記事

セルティックは27日、スコティッシュ・プレミアシップ第9節でマザーウェルと対戦し3-0で勝利した。 前節アバディーンとの首位攻防戦で連勝がストップした首位セルティックが、5位マザーウェルのホームに乗り込んだ一戦。この試合ではFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央の日本人3選手がスタメン出場となった。 試合 2024.10.28 07:30 Mon
セルティックは23日のチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節でアタランタのホームに乗り込み、0-0のドローに終わった。 この試合に旗手怜央、前田大然を先発起用したセルティックだが、公式戦12試合で5得点3アシストの古橋亨梧をサブに。代わりにセンターフォワードで先発したのはアダム・イダーだった。 結 2024.10.24 14:35 Thu
セルティックは28日、スコティッシュ・プレミアシップ第6節でセント・ジョンストンと対戦し6-0で圧勝した。 開幕5連勝で首位に立つセルティックが、公式戦6試合ぶりの白星を目指すセント・ジョンストンのホームに乗り込んだ一戦。この試合ではFW古橋亨梧とFW前田大然がスタメン出場、MF旗手怜央はベンチスタートとなった。 2024.09.29 07:00 Sun
セルティックは22日、ホームで行われたスコティッシュ・リーグカップ準々決勝でフォルカークと対戦し、5-2の勝利によって準決勝進出を決めた。 リーグ戦5連勝スタートに加え、直近に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のスロバン・ブラチスラヴァ戦ではFW古橋亨梧とFW前田大然のゴールにMF旗手怜央もチャンスメイクで存在 2024.09.23 05:00 Mon
セルティックは18日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節のスロバン・ブラチスラヴァと対戦し5-1で勝利した。 スコットランド王者として3大会連続の本戦に臨むセルティックが、スロバキア王者のスロバン・ブラチスラヴァをホームに迎えたCLリーグフェーズの初戦。この試合ではFW古橋亨梧とFW前田大然、MF旗 2024.09.19 06:05 Thu

セルティックの関連記事

セルティックは30日、スコティッシュ・プレミアシップ第12節でキルマーノックとアウェイで対戦し、2-0で勝利した。 ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のRBライプツィヒ戦を逆転勝利したセルティックは、その試合からスタメンを2人変更。なお、この試合ではFW前田大然とMF旗手怜央がスタメン出場、FW 2024.11.11 03:45 Mon
「特徴はゴール前でピンポイントで合わせてゴールを奪い切る、仕留められること。(古橋)亨梧はそれができる選手だと思っている。(セルティックでは)中盤や前線で起点になってゴール前に侵入していくプレーも求められている。我々にとっては得点してもらうのが一番だが、起点になる部分や前線からの守備などチームでやっていることも生かして 2024.11.08 13:30 Fri
日本代表の森保一監督が、11月の2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けた日本代表メンバーを発表。約1年ぶりの招集となったFW古橋亨梧(セルティック)について言及した。 7日、11月のインドネシア代表戦、中国代表戦とアウェイでの連戦に向けたメンバー27名を発表。10月から大きな変更はなかった中 2024.11.07 16:20 Thu
日本代表MF旗手怜央が、チャンピオンズリーグ(CL)の舞台で待望の初ゴールを決めた。 旗手は5日に行われたCLリーグフェーズ第4節のRBライプツィヒ戦で先発。試合は先制点こそ許すも前半のうちに逆転に成功して迎えた72分、右サイドでの崩しからポケットを取った味方の折り返しを相手GKがファンブルすると、これにすかさず 2024.11.06 11:10 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第4節、セルティックvsRBライプツィヒが5日にセルティック・パークで行われ、ホームのセルティックが3-1で逆転勝利した。 ここまで1勝1分け1敗のセルティックは、ブンデスリーガの強豪ライプツィヒをホームで迎え撃った一戦で開幕節以来の2勝目を狙った。この試合では直近のア 2024.11.06 07:36 Wed

スコティッシュ・プレミアシップの関連記事

セルティックは30日、スコティッシュ・プレミアシップ第12節でキルマーノックとアウェイで対戦し、2-0で勝利した。 ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のRBライプツィヒ戦を逆転勝利したセルティックは、その試合からスタメンを2人変更。なお、この試合ではFW前田大然とMF旗手怜央がスタメン出場、FW 2024.11.11 03:45 Mon
セルティックは2日、スコティッシュ・リーグカップ準決勝でアバディーンと対戦し、6-0で圧勝。決勝進出を決めている。 直近のダンディー戦を2-0で勝利し、リーグ戦首位を快走するセルティックは、スコリーグカップ決勝進出を懸けてアバディーンと対戦した。なお、この試合ではFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央の3選手が 2024.11.03 04:40 Sun
セルティックがテーラリング・パートナーとしてグラスゴーのファッションブランド「Forbes Tailoring」と契約。選手のスーツ姿が大きな話題を呼んでいる。 「Forbes Tailoring」は、グラスゴーでも指折りのテーラーであり、世界で最も高級な生地のみを使用して完全オーダーメイドでスーツを仕立てるブラ 2024.11.01 12:35 Fri
セルティックは30日、セルティック・パークで行われたスコティッシュ・プレミアシップ第10節でダンディーと対戦し、2-0で勝利した。 前節、マザーウェルに3-0の快勝を収めて公式戦3試合ぶりの白星を収めたリーグ首位のセルティックは、4位のダンディーとのミッドウィーク開催の一戦で連勝を狙った。なお、この試合ではFW古 2024.10.31 08:36 Thu
セルティックは27日、スコティッシュ・プレミアシップ第9節でマザーウェルと対戦し3-0で勝利した。 前節アバディーンとの首位攻防戦で連勝がストップした首位セルティックが、5位マザーウェルのホームに乗り込んだ一戦。この試合ではFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央の日本人3選手がスタメン出場となった。 試合 2024.10.28 07:30 Mon

記事をさがす

アダム・イダーの人気記事ランキング

1

古橋亨梧ら擁するセルティックに新たなストライカー! 英2部ノリッジからアイルランド代表FWをレンタル

FW古橋亨梧ら日本人選手が所属するセルティックは1日、チャンピオンシップ(イングランド2部相当)のノリッジ・シティからアイルランド代表FWアダム・イダー(22)を今季終了までのローンで獲得した旨を発表した。 ノリッジアカデミー出身のストライカーは190cmのサイズを誇り、2019年夏に1stチームデビュー。通算115試合で17ゴールだが、そのうちの7ゴールはここまで公式戦34試合に出場中の今季だ。 代表レベルでは22キャップを積み上げ、3年ぶりのプレミアリーグ返り咲きを期すノリッジの中心選手だったが、この冬からスコットランドの強豪へ。クラブの公式チャンネルではやる気持ちを語った。 「大きなクラブだし、大きな歴史もある。セルティックにいるのがどんな感じかは言葉で言い表せないよ」 「家族も友達もみんな、僕がここにいるのを喜んでくれているし、スタートが待ち切れないね」 「故郷にいるみんなはセルティックをサポートしていて、それは僕にとって大きい。ここにいられてとても興奮している。試合に出たし、チームの助けになりたい」 「僕の目標は2つのトロフィーを獲ること。そして、このクラブのためにたくさんのゴールを決めたいね」 2024.02.02 10:15 Fri
2

古橋亨梧のライバル到着、セルティックが昨季レンタルしていたアイルランド代表FWを完全移籍で獲得「戻ってこられて本当に嬉しい」

セルティックは14日、ノリッジ・シティのアイルランド代表FWアダム・イダー(23)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年夏までの5年間となる。 イダーは、ノリッジの下部組織育ちで、2019年7月にファーストチームに昇格。2024年2月からセルティックへとレンタル移籍していた。 ノリッジでは公式戦116試合に出場し17ゴール4アシストを記録していた中、セルティックでは半年間で公式戦19試合で9ゴール2アシストと結果を残していた。 アイルランド代表としても26試合で4ゴールを記録しているイダー。日本代表FW古橋亨梧しか実質的にストライカーがいなかったセルティックにとっては、大きな補強となった。 再びセルティックでプレーすることとなったイダーはクラブを通じてコメントしている。 「僕がどこに行きたいのかはみんな分かっていたと思う。僕にとっては素晴らしいことだし、戻ってこられてとても嬉しい」 「初めてローン移籍でここに来て最初の数日で、セルティックでプレーしたいと思ったんだ」 「あれだけのゴールを決め、選手たちと一緒にプレーし、毎週素晴らしいファンの姿を見ることができたのは信じられないくらい素晴らしかった。こんな経験は初めてなので、戻ってこられて本当に嬉しい」 「僕はずっとセルティックでプレーしたいと思っていたし、昨シーズンは言うまでもなく素晴らしかった。今ここに来て、チームとこのクラブの完全な一員になれるのは僕にとって素晴らしいことだ」 「故郷のみんな、家族や友人、みんなが僕がセルティックに戻ってくることを望んでいた。僕自身もそうだった。だから、この喜びは計り知れない。ここにいられて本当に幸せだ」 2024.08.15 22:50 Thu
3

古橋亨梧のシティ移籍、セルティックは38.3億円以上を要求か…残り契約は3年

突如として浮上した日本代表FW古橋亨梧(29)のマンチェスター・シティへの移籍の噂。シティへの移籍は現実味を増しているようだ。 ヴィッセル神戸からセルティックへと加入した古橋は、過去3シーズンで公式戦通算134試合73ゴール16アシストを記録。スコティッシュ・プレミアシップ3連覇に大きく貢献し、国内3冠を達成するなど、7個のタイトルを獲得。2022-23シーズンは27ゴールを記録してリーグ得点王にも輝き、MVPを受賞していた。 今夏のプレシーズンマッチではアメリカでシティと対戦し見事にゴールを記録。また、ジョゼップ・グアルディオラ監督のアシスタントコーチにはヴィッセル神戸時代に指揮を執っていたフアン・マヌエル・リージョ氏がおり、古橋のことも知っている状況。シティが関心を持つのも理解はできる。 シティは、アトレティコ・マドリーへ移籍したアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスや、トレーニング中に負傷して長期離脱となるノルウェー代表FWオスカー・ボブらがいなくなり、古橋にはウインガーとしての活躍を期待するとみられている。 そんな中イギリス『デイリー・メール』はセルティックが優位な立場にいると報道。ただ、古橋に対して2000万ポンド(約38億3000万円)以上の移籍金が提示されればセルティックは断れないとしている。 古橋は昨夏契約を延長しており、2027年夏までの3年契約が残っている状況。ただ、セルティックはアイルランド代表FWアダム・イダーをノリッジ・シティから獲得しており、日本代表FW前田大然も中央で起用して結果を残しただけに、古橋の移籍は現実のものとなるかもしれない。 <span class="paragraph-title">【動画】これがアピールに? プレマッチのシティ戦で古橋亨梧がゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xiYjs_JPFg4";var video_start = 206;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.08.22 22:02 Thu
4

日本人3選手先発のセルティックがマザーウェルに3発快勝で首位を堅守!【スコティッシュ・プレミアシップ】

セルティックは27日、スコティッシュ・プレミアシップ第9節でマザーウェルと対戦し3-0で勝利した。 前節アバディーンとの首位攻防戦で連勝がストップした首位セルティックが、5位マザーウェルのホームに乗り込んだ一戦。この試合ではFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央の日本人3選手がスタメン出場となった。 試合は立ち上がりからセルティックが主導権を握ると27分、バジェのパスを敵陣中盤で受けたマッコーワンが中央を強引に突破。ボックス内まで持ち上がると、ゴール右隅にシュートを流し込んだ 1点リードで後半を迎えたセルティックは、56分にもボックス左手前でパスを受けたバジェのクロスをゴール前に走り込んだアリスター・ジョンストンがヘディングで叩き込み、追加点を奪った。 リードを広げたセルティックは、75分に古橋を下げてイダー、86分に前田を下げてパルマを投入。すると88分、ボックス右から侵入したキューンが縦への仕掛けから折り返しを供給すると、ニアに走り込んだイダーがワンタッチシュートを流し込み、試合を決定づける3点目。 結局、試合はそのまま3-0でタイムアップ。3発完勝のセルティックが首位をキープしている。 マザーウェル 0-3 セルティック 【セルティック】 ルーク・マッコーワン(前27) アリスター・ジョンストン(後11) アダム・イダー(後43) 2024.10.28 07:30 Mon

セルティックの人気記事ランキング

1

「知らなかったからビックリした」セルティック加入井手口陽介の上半身タトゥーに驚きの声

セルティックの公式YouTubeチャンネルが日本人選手たちの入団セレモニーの様子を公開。その中で露わになった日本代表MF井手口陽介の上半身のタトゥーにファンから驚きの声が寄せられている。 今冬の移籍市場で、井手口に加え、FW前田大然、MF旗手怜央と日本人3名を一気に獲得したセルティック。12日には本拠地セルティック・パークで3選手のお披露目と会見が行われた。 会見前、ロッカールームでセルティックのユニフォームに着替えた井手口だが、その左肩から左ひじにかけてと、左脇腹、そして背中にもタトゥーが施されていた。 元々、ガンバ大阪時代にも右腕にびっしりとタトゥーを入れ、年々増やしていた井手口だが、右腕以外にも多くのタトゥーを入れていることがひょんなことから露わになった。 これにはファンからも「何気にタトゥー入ってる」、「左腕にもタトゥー入ってるの全然気づいてなかったわ、いつの間に~」、「知らなかったからビックリした」、「背中にも」と驚きの反応が相次いだ。 会見には、蓄えていた髭を剃って臨んだ井手口。2度目の欧州挑戦での活躍に期待がかかる。 <span class="paragraph-title">【写真&動画】井手口陽介の上半身に入れられたタトゥーの数々</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KUNR7DWnGYg";var video_start = 88;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/155324.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.01.13 12:25 Thu
2

生き残りのカギは「どんな状況でも仕留められる力」と「幅広さ」を示すこと。上田綺世不在の好機を生かしたい古橋亨梧【新しい景色へ導く期待の選手/vol.52】

「特徴はゴール前でピンポイントで合わせてゴールを奪い切る、仕留められること。(古橋)亨梧はそれができる選手だと思っている。(セルティックでは)中盤や前線で起点になってゴール前に侵入していくプレーも求められている。我々にとっては得点してもらうのが一番だが、起点になる部分や前線からの守備などチームでやっていることも生かしてもらえるように準備していきたい」 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・インドネシア&中国アウェー2連戦(11月15・19日)6に向け、11月7日に行われた日本代表メンバー発表会見。森保一監督は1年ぶりにチームに呼び戻した古橋亨梧についてこうコメントし、大きな期待を示した。 古橋は誰もが認める通り、驚異的な得点能力を前面に押し出してきた選手。小柄ではあるが、相手の背後に抜け出す動き出しの速さ、鋭さは目覚ましいものがある。献身的な守備やハードワークでも他のFWには負けていない。 そういった意味では、すでに代表常連組になっていてもおかしくない存在だったが、指揮官は上田綺世(フェイエノールト)や小川航基(NECナイメンヘン)のような高さと強さを兼ね備えたターゲットマンタイプを重用。古橋の招集を見送り続けてきた。 けれども今回、エースFWの上田が負傷離脱。FW陣が手薄な状況に陥り、新たな戦力を加える必要に迫られた。そこで、森保監督は9・10月の最終予選で呼んでいる細谷真大(柏)と大橋裕紀(ブラックバーン)の2人を続けて呼ぶか、彼ら以外の人材を入れるかで熟考を重ねたことだろう。 実際、欧州では大橋同様に、今季からドイツ・ブンデスリーガ1部に初参戦した町野修斗(ホルシュタイン・キール)がコンスタントに出場。今季リーグ4得点を奪っていて、“町野待望論”も高まりつつあった。 「今回は小川・大橋・町野という長身FW3枚体制で行き、左サイドを主戦場としている前田大然(セルティック)、あるいはシャドウの一角を担っている南野拓実(モナコ)を最前線に上げるというプランも必要に応じて考えればいい」と話すサッカー関係者もいて、森保監督もそういう判断を下すのではないかと見られていた。 しかしながら、最終的に指揮官は町野ではなく、古橋をチョイスした。背景の1つとして考えられるのは、浅野拓磨(マジョルカ)の不在ではないか。目下、長期離脱中の浅野に代わるスピード系FWをオプションとして1枚置いておけば、イザという時の戦い方の幅は確実に広がる。しかも今回の相手は、日本から絶対に勝ち点を取りたいインドネシアと中国だ。試合展開によっては相手が前がかりに攻めてきて、裏のスペースが空き、古橋のストロングを出しやすくなる可能性もないとは言えない。そこで使える有効な駒として、彼をメンバー入りさせたのだろう。 いずれにしても、古橋にとってはこの11月シリーズが千載一遇のチャンスなのは間違いない。2022年カタールW杯の日本代表から落選の憂き目に遭った時、彼は「僕は僕がいる場所でまた頑張ることしかできないと思うので、目に見える結果を追い求めて、点を取り続けられたらいいと思います」と決意を表明。スコットランド1部では22-23シーズンに27点、23-24シーズンに14点、今季も4点と数字は残し続けている。 もちろん2シーズン前がピークだったという見方もできるが、森保監督が言及した通り、プレーの幅が年々、広がり、できることも増えている。日本代表FWとして生き残っていこうと思うなら、どんな状況でも点が取れて、多彩な役割もこなさなければならない。そこは本人が誰よりもよく分かっているはず。1年ぶりの代表活動で「これまでとは違った古橋亨梧」を強烈に印象付けることが、生き残りのカギと言っていい。 「最終予選では勝利への最短距離を模索する」というブレない姿勢を示している指揮官だけに、インドネシア戦も中国戦もスタメン起用するのは基本的に小川だろう。大橋にしても、古橋にしても、ピッチに立つとしたら途中からと考えた方がいい。 仮にスコアレスやビハインドの状況で送り出されるとしたら、ジョーカーは確実に点を取るという大仕事を遂行しなければならない。そこで古橋が「チームを勝たせる得点」を奪ってくれれば、序列は確実に上がる。 実際、森保監督の“秘蔵っ子”と言われる浅野は、ここぞという局面で結果を残し続けてきたからこそ、「大舞台に強い男」と言われるようになった。古橋も同じ道を切り拓いていくしかないのだ。 来年1月には30歳の大台を迎える男に与えられるチャンスはそう多くない。ゆえに、ここで全てを出し切ることが重要だ。「今、爪痕を残せなかったら2026年W杯はなくなる」というくらいの強い覚悟をピッチで示すことができれば、状況は変わるのではないか。 今回は新たな古橋亨梧の一面をぜひとも見せてほしいものである。 文・元川悦子 <span class="paragraph-title">【動画】古橋亨梧、今季初ゴールは技アリの衝撃ミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="r_fuadb8ako";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.08 13:30 Fri
3

「上田の代役ではない」1年ぶり招集の古橋亨梧に森保一監督が招集理由と期待を口に「選ぶべき選手」「ゴール前での良さを」

日本代表の森保一監督が、11月の2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けた日本代表メンバーを発表。約1年ぶりの招集となったFW古橋亨梧(セルティック)について言及した。 7日、11月のインドネシア代表戦、中国代表戦とアウェイでの連戦に向けたメンバー27名を発表。10月から大きな変更はなかった中、FW上田綺世(フェイエノールト)が負傷離脱し、FWとして古橋が招集を受けた。 2023年10月以来の招集となった古橋。約1年ぶりに日本代表のメンバーに選ばれた中、セルティックではエースとして活躍。2023-24シーズンは公式戦50試合で19ゴール5アシストを記録。今シーズンも15試合で6ゴール3アシストを記録している。 森保監督は古橋について、上田の代役ではないと明言。セルティックでのパフォーマンスを見て決めたとし、期待することについても語った。 「代表への招集はなかなかここ最近はできていませんが、彼のプレーは常に行ける限りスタッフがセルティックの試合を現地で観て、毎試合映像を通して確認はしてきている中で、私が言うまでもなく、彼がここまでセルティックでヨーロッパで結果を残している。チームを勝たせる存在感あるプレーをしているということで、今回選ばせて頂きました」 「ケガの上田の代わりということも考えられるかもしれないですが、全く代わりということではなく、普段から候補選手を見ている中で、今回選ぶべき選手だということで選ばせていただいています」 「彼の特徴としては、ゴール前でピンポイントで合わせてゴールを奪い切る、仕留めることができるという選手だと思っています。まずはそこの、彼のゴール前での良さを出してもらえればと思いますし、チームとしても彼の良さを活かせるように、これまでやってきた戦い方と合わせて、双方にとって幅を広げられるように活動していければと思います」 「亨梧もゴール前でゴールに向かう仕事だけではなく、セルティックでは中盤、前線の起点となって、もう1回ゴール前に侵入していくということを求められてプレーしていることも確認できています。我々にとっても一番の良さである得点を取ってもらえる環境作りをしたいですが、チームとして起点になる部分、前線からの守備はセルティックでやっていることを代表でも活かしてもらいたいと思いますし、活かせるようにチームとしても良い準備をしたいと思います」 活躍に期待がかかる古橋。FW小川航基(NECナイメヘン)、FW前田大然(セルティック)、FW大橋祐紀(ブラックバーン)とのポジション争いもある。 ここまでも最終予選でエースとして活躍してきた上田。不在の中での戦い方について、それぞれの特長を活かしていくとしながらも、チームとしての戦い方を変えるつもりはないと語った。 「チームとしての戦い方はFWのタイプで言うと、上田綺世、小川航基、大橋祐紀、古橋亨梧、前田大然もできるかもしれないですが、ターゲットタイプと背後に抜け出すタイプ、クロスに合わせるタイプがいる」 「一番得意なことは変わってくるかもしれませんが、チームとしての戦い方は変わらないと思っています。それは、ボールを奪った瞬間から相手のゴールに向かって攻める、動き出す、配球すると言うことは変わらないので、そこに関しては、誰が出ても変わらないかなと思います」 「小川航基と綺世は同じようで実は違いますがポストプレータイプ。もし亨梧が試合に出れば、クロスから点で合わせることがあったりというのが特長だと思いますが、チームとしての優先順位は相手の背後を取る、ゴールに向かってプレーできなければ起点になるプレーをするということは全ての選手に求めていきたいと思うので、チームとしての戦い方は変わると思っていません」 「逆に違う特徴の選手は中盤にもいると思いますので、ベースとしてチームとしての戦い方やコンセプトを持ちながらも、特長を活かしていけるようなオプションをチームとして持ちたいですし、戦い方も幅を持っていきたいと思います」 2024.11.07 16:20 Thu
4

「非常に重要だった」「ハットトリックのヒーロー」圧巻ハットトリックの前田大然に10点満点の評価、3ゴール1アシストの大暴れ

ハットトリックを達成したセルティックの日本代表FW前田大然が手放しで評価されている。 2日、スコティッシュ・リーグ・カップ準決勝でセルティックはアバディーンと対戦した。 この試合には前田の他、古橋亨梧、旗手怜央も先発出場を果たした中、前田が圧巻のパフォーマンスを披露する。 1-0で迎えた32分には、自陣で相手のパスを前田がカット。そのままスピードに乗ってカウンターを仕掛けると、ボックス内でボールをキープし時間を作り、最後は横パス。古橋がネットを揺らした。 すると40分、再びセルティックがカウンター。前田はニコラス・ゲーリット・キューンのパスを受けて落ち着いゴールを記録すると、後半に爆発。49分には味方のシュートのこぼれ球を押し込み2点目を記録すると、5-0出迎えた85分には細かいパス交換で崩し切った中で、アリスター・ジョンストンのクロスを流し込みハットトリックを達成。チームも6-0で圧勝を収めた。 3トップの中央でプレーし、3ゴール1アシストと大暴れした前田。現地では手放しで賞賛されている。 <h3>◆スコットランド『67 Hail Hail』/ 10点(10点満点)</h3> 「勝利にとって非常に重要だった。マン・オブ・ザ・マッチはハットトリックを達成し、またコンスタントに走り続けることで、守備面でもチームが楽に試合を終えられるようにした」 <h3>◆イギリス『The Herald』/ 9点(10点満点)</h3> 「ピッチ上でのエネルギーと、たゆまぬ努力で知られるハットトリックのヒーローは、セルティックの2点目(古橋亨梧のゴール)を決めるカウンター攻撃で持ち味のベストを披露した」 「セルティックの3点目を難なく決め、4点目と6点目を決める絶妙なポジショニングも見せた」 <span class="paragraph-title">【動画】前田大然のスピードを生かしたアシスト&見事なゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="gUKAQo0962Y";var video_start = 153;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.03 23:40 Sun
5

マクレガー&キューン弾でキルマーノックを下したセルティックが4連勝!【スコティッシュ・プレミアシップ】

セルティックは30日、スコティッシュ・プレミアシップ第12節でキルマーノックとアウェイで対戦し、2-0で勝利した。 ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のRBライプツィヒ戦を逆転勝利したセルティックは、その試合からスタメンを2人変更。なお、この試合ではFW前田大然とMF旗手怜央がスタメン出場、FW古橋亨梧はベンチスタートとなった。 立ち上がりからボールを保持するものの、なかなか攻め切れない状況が続くセルティックだったが、前半終了間際にスコアを動かす。追加タイム4分、バイタルエリア右でボールを受けたカラム・マクレガーのクロスを入れると、走り込んだイダーが触れることはできなかったが、ボールはそのままゴール左に吸い込まれた。 1点のリードで前半を終えたセルティックは、63分にイダーとエンゲルスを下げて古橋とベルナルドを投入。すると72分、アリスター・ジョンストンの浮き球パスに反応したキューンが左足のシュートを流し込んで追加点を挙げた。 その後も主導権を握ったセルティックだったが、最後まで追加点を奪うには至らず。そのまま2-0で勝利し、リーグ戦4連勝を飾った。 キルマーノック 0-2 セルティック 【セルティック】 カラム・マクレガー(前49) ニコラス・ゲーリット・キューン(後27) 2024.11.11 03:45 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly