離れ業!ナポリの若きGKアレックス・メレトがみせた圧巻のトリプルセーブ【アンビリーバブル・セーブス】

2020.08.03 19:00 Mon
Getty Images
たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。

◆メレトが見せた圧巻のトリプルセーブ!

今回は、ナポリのイタリア代表GKアレックス・メレトが見せた圧巻のトリプルセーブだ。

2014年にウディネーゼでプロデビューしたメレトは、レンタル先のSPALのセリエB優勝に貢献するなど、活躍を見せると、2018年夏にナポリに加入。GKダビド・オスピナと正GKの座を争っている。
そんな注目の若手イタリア人GKメレトは、2019年10月19日に行われた、セリエA第8節ヴェローナ戦では、圧巻の離れ業を見せている。

0-0で迎えた18分、ナポリの左サイドを1人で崩したヴェローナのMFダルコ・ラゾビッチがドリブルでボックス内深部まで侵入すると、角度のないところからシュート。メレトはこれを何とか弾くと、続いてこぼれ球に詰めたMFマッティア・ザッカーニのヘディングシュートも横っ飛びでブロック。そのこぼれ球をさらに詰めていたFWマリウス・ステピンスキのシュートも体を当ててブロック。圧巻のトリプルセーブでチームのピンチを救った。

メレトの活躍もあり無失点で試合を終えたナポリは2-0で勝利している。

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なぜ眼帯を? ガットゥーゾ監督は現役時代から悩まされていた問題に対応

ここ最近、ナポリのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督がピッチサイドで指揮を執る際、その右眼に目が行く。 ガットゥーゾ監督の右眼には、眼帯がされているが、視野が狭く見辛そうな印象しかない。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJzSEVDa2tOdyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 突如として眼帯をつけているガットゥーゾ監督だが、それは病気が理由だったようだ。 ガットゥーゾ監督は、長い間この病気に悩まされているとのこと。その病気は、眼筋型重症筋無力症とのことだ。 「眼筋型重症筋無力症」とは、末梢神経と筋肉の接ぎ目(神経筋接合部)において、筋肉側の受容体が自己抗体により破壊される自己免疫疾患。目と瞼を制御している筋肉に影響が出ているとのことだ。日本では指定難病されている。 その影響は1つのものが二重に見える「複視」を引き起こす可能性があり、ガットゥーゾはまず矯正用の眼鏡をかけていたとのこと。そして、それでも対処できずに眼帯をすることとなった。 実は、現役時代のラストシーズンにも苦しんでいたとのこと。片目だけでプレーし、選手とぶつかるなどしていたようだ。 セリエAは23日の試合が終われば一旦中断。その間に回復し、年明けの1月3日に行われるカリアリ戦では眼帯なしの姿が見られるだろうか。 2020.12.22 14:05 Tue

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