“恐さ”が薄れゆくオーストラリア代表でひと味違う18歳イランクンダ「最終予選は続く。僕はドイツに戻って技術を磨く」

2024.09.11 21:55 Wed
バイエルンのオーストラリア代表FWネストリ・イランクンダ(18)
Getty Images
バイエルンのオーストラリア代表FWネストリ・イランクンダ(18)
バイエルン所属のオーストラリア代表FWネストリ・イランクンダ(18)がインドネシア代表戦を振り返った。豪『news.com.au』が伝える。オーストラリア代表は10日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第2節を戦い、アウェイでインドネシア代表と0-0ドロー。最後まで1点が遠かった。

結果、2試合で1分け1敗ノーゴール。日本相手に繰り返しロングボールを蹴り込んだ時代の力強さが、とうとう決定的なまでに失われた感もあり、簡潔には、さほど恐くない。
ただし、独力で突破口を見出せる18歳イランクンダは、近年のオーストラリアにいなかったタイプ。この日は国際マッチ通算4試合目にして先発起用され、何度かチャンス創出とフィニッシュも。しかし、59分で途中交代だ。

「僕個人のパフォーマンスには、正直に言ってかなり納得感がある。交代させられたのは悔しいけど、それもサッカーかな」
この日のオーストラリアで最大の好機は、34分のイランクンダ。18歳の若武者はボールを受けるや否や、迷わず右足を振り、ニアを突いた一撃がポスト直撃…というシーンだった。

「ほんのちょっと運がなかったと言いたい。打った瞬間の感触は限りなく完璧に近かったんだ。あと1cmといったところだろうか…」

またもノーゴールのチームについて問われると「僕もそうだし、チャンスがなかったわけじゃない。基本的に僕たちのゲームだったし、勝つべき90分間だったと思う」とうつむき顔。

「ベストを尽くしての1ポイントだから、もうそれでいい。3ポイントが欲しかった…なんて振り返っても仕方ない。サッカーはそういうことが起きるものだと改めて今日学んだ」

「最終予選は続く。僕はドイツに戻って技術を磨く。何かが伸びていれば、来月また戻ってきて、このチームがC組を支配することに貢献できると信じてやっていくよ」

オーストラリア代表は来月、10日のC組第3節で中国代表戦(H)、そして15日の第4節で日本代表戦(A)を戦う。日本は現オーストラリアの中でひと味違うイランクンダに要警戒だ。

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ベテランDF2人が久々招集、デゲネクが1年ぶり&グラントが2年8カ月ぶり! 初招集3名のオーストラリア代表が発表【2026年W杯アジア最終予選】

フットボール・オーストラリア(FFA/オーストラリアサッカー連盟)は8日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨むオーストラリア代表メンバー26名を発表した。 9月の2試合では、1分け1敗と結果がでず、グラハム・アーノルド監督を解任。新たにトニー・ポポヴィッチ監督が就任し新体制で臨んだ10月は、中国代表にホームで3-1と勝利すると、日本代表ともアウェイで対戦し1-1のドロー。日本の連勝をストップし、無失点も止めていた。 ポポヴィッチ監督は10月から8名を変更。DFトーマス・デン(アルビレックス新潟)やFWネストリ・イランクンダ(バイエルン/ドイツ)、MFキアヌ・バッカス(マンスフィールド・タウン/イングランド)らが外れている。 一方で、MFマックス・バラード(NACブレダ)、MFアンソニー・カセレス(シドニーFC)、DFヘイデン・マシューズ(シドニーFC)が初招集。さらに、横浜F・マリノスでもプレーしたDFミロシュ・デゲネク(ツルヴェナ・ズヴェズダ)が2023年10月以来約1年ぶりに復帰。また、DFライアン・グラント(シドニーFC)は2022年3月以来約2年8カ月ぶりに復帰することとなった。 その他、FC町田ゼルビアのFWミッチェル・デュークや、MFアルディン・フルスティッチ(サレルニターナ)、DFハリー・サウター(シェフィールド・ユナイテッド)、GKマシュー・ライアン(ローマ)、FWクレイグ・グッドウィン(アル・ワフダ)らが招集されている。 オーストラリアは現在勝点5で2位。14日にホームでサウジアラビア代表と、19日にアウェイでバーレーン代表と対戦する。 今回発表されたオーストラリア代表メンバーは以下の通り。 <h3>◆オーストラリア代表メンバー26名</h3> GK ジョー・ガウチ(アストン・ビラ/イングランド) ポール・イッツォ(ラナースFC/デンマーク) マシュー・ライアン(ローマ/イタリア) DF アジズ・ベヒッチ(メルボルン・シティ) ジョーダン・ボス(ウェステルロー/ベルギー) キャメロン・バージェス(イプスウィッチ・タウン/イングランド) ミロシュ・デゲネク(ツルヴェナ・ズヴェズダ/セルビア) ジェイソン・ゲリア(メルボルン・ビクトリー) ライアン・グラント(シドニーFC) ヘイデン・マシューズ(シドニーFC) ルイス・ミラー(ハイバーニアン/スコットランド) キー・ロールズ(ハート・オブ・ミドロシアン/スコットランド) ハリー・サウター(シェフィールド・ユナイテッド/イングランド) MF マックス・バラード(NACブレダ/オランダ) アンソニー・カセレス(シドニーFC) アルディン・フルスティッチ(サレルニターナ/イタリア) ジャクソン・アーバイン(ザンクト・パウリ/ドイツ) ライリー・マッグリー(ミドルズブラ/イングランド) エイデン・オニール(スタンダール・リエージュ/ベルギー) パトリック・ヤズベック(ナッシュビルSC/アメリカ) FW ブランドン・ボレッロ(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ) マーティン・ボイル(ハイバーニーアン/スコットランド)・ ミッチェル・デューク(FC町田ゼルビア/日本) クレイグ・グッドウィン(アル・ワフダ/サウジアラビア) ニシャン・ヴェルピレイ(メルボルン・ビクトリー) クシニ・イェンギ(ポーツマス/イングランド) 2024.11.08 15:30 Fri
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“新体制での変更点” 豪代表の正GKが主将ライアンから24歳ガウチに交代?「1番手に昇格したと思う」

オーストラリア代表のキーパーポジションが世代交代へ。豪『news.com.au』が伝える。 豪代表はトニー・ポポヴィッチ新監督体制となった10月、それまでの4バックから3バックシステムを採用しただけでなく、ある大きな変更点が。ゴールキーパーの交代だ。 9月までは、欧州トップディビジョンを長年渡り歩くGKマシュー・ライアン(32/ローマ)の定位置。ライアンは豪代表のキャプテンでもあり、通算95キャップ中38試合で腕章を巻く。 10月は、今年Aリーグからプレミアリーグのアストン・ビラへ移籍したGKジョー・ガウチ(24)が2試合フル出場。ガウチにとって、10月の2試合は通算3〜4キャップ目となった。 両者とも欧州サッカーの最前線に身を置く一方、今季のリーグ戦で出番がない2番手GKという現状こそあれど、元豪代表GKのユージン・ガレコヴィッチ氏はこう分析する。 「そうだね、(クラブで)出ないより出ている方が良いに決まっている。それでも、ポポヴィッチは『どのレベルでプレーしているか』『どういう環境にいるか』を重視しているね」 「ガウチで言えば、ビラで超えるべき壁は、アルゼンチン代表のGKエミリアーノ・マルティネスだ。世界最高のシュートストッパーと毎日練習しているだろう?」 「今回は招集の少し前にリーグカップで出ていたそうじゃないか。これもポポヴィッチがガウチを起用するきっかけになったかもしれない」 「ともかくガウチは現在、ライアンを抜いてオーストラリアのGK1番手に昇格したと思う」 2024.10.18 14:15 Fri

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