既存戦力との契約延長目指すミラン、まずは主将カラブリアと交渉開始へ?

2024.04.02 11:15 Tue
ミランは主将DFダビデ・カラブリアとの契約延長を希望
Getty Images
ミランは主将DFダビデ・カラブリアとの契約延長を希望
ミランが2選手との契約延長を望んでいるようだ。
PR
今シーズン、セリエAで30試合を消化して首位インテルに14ポイント差をつけられての2位につけるミラン。チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ敗退後に回ったヨーロッパリーグ(EL)では準々決勝に進出するなど可能性を残すが、スクデット獲得については絶望的な状態となっている。こうした中、イタリア『カルチョメルカート』によると、徐々に新シーズンへのチーム編成へシフトしつつあるクラブは、2選手との契約更新を望んでいるとのことだ。
1人目は、イタリア代表DFダビデ・カラブリア(27)。チームでキャプテンを務める同選手は、今シーズンも右サイドバックの主力として公式戦36試合に出場する一方で、現行契約は2025年夏までとなり今夏には残り1年の状況となっている。

2人目は、フランス人MFヤシン・アドリ(23)。加入以降は中々ステファノ・ピオリ監督からの信頼を得られていなかったが、今シーズンは公式戦26試合に出場するなど存在感は上昇中。契約は2026年夏まで残るが、クラブは活躍に報いたい考えのようだ。
ミラン上層部はまずカラブリアの代理人と接触し、交渉開始を希望しているとのこと。早い段階で契約延長が実現すれば、チーム編成を進めるうえでも大きな後押しになるだろう。

PR

ダビデ・カラブリアの関連記事

今冬の移籍市場でボローニャに加入した元イタリア代表DFダビデ・カラブリアが、新天地での意気込みを述べた。『フットボール・イタリア』が伝えている。 カラブリアは10歳からミランの下部組織に在籍し、2015年にセリエAデビュー。その後は右サイドバックの主力として定着し、2022-23シーズンからはキャプテンを務めてい 2025.02.12 12:20 Wed
ミランのシニアアドバイザー、ズラタン・イブラヒモビッチ氏が今冬の補強を総括した。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 ミランは移籍市場最終日の3日、スペイン代表FWアルバロ・モラタをガラタサライへ放出するなどした一方、昨夏からの念願だったストライカーを補強。フェイエノールトよりメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒ 2025.02.04 22:39 Tue
ボローニャは3日、ミランから元イタリア代表DFダビデ・カラブリア(28)のレンタル移籍加入を発表した。契約期間は2025年6月までとなる。 なお、ミランとの現行契約も2025年6月までとなっている。 カラブリアは10歳からミランの下部組織に在籍し、2015年5月にセリエAデビュー。2017–18シーズン途中 2025.02.03 23:30 Mon
ミランのセルジオ・コンセイソン監督が逆転勝利や選手とのひと悶着について語った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 セリエA前節はユベントスとのビッグマッチを0-2の敗戦で終えたミラン。26日に行われた第22節では日本代表GK鈴木彩艶がゴールマウスを守るパルマをホームに迎えた。 先手を取られる展開も、GK 2025.01.27 16:51 Mon
ミランのブラジル代表DFエメルソン・ロイヤルが2カ月程度の離脱になるようだ。 エメルソンは22日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第7節のジローナ戦に先発出場したが、開始早々の1分に右足を負傷。治療を受けたがプレー続行不可能となり、4分にDFダビデ・カラブリアとの交代を余儀なくされた。 現 2025.01.24 11:50 Fri

ミランの関連記事

セリエAの関連記事

ミランは今夏の移籍市場で、守備陣の入れ替えを検討しているようだ。 今シーズンは思うような成績を残せていないミラン。昨夏に迎えたパウロ・フォンセカ監督は昨年12月に解任して新たにセルジオ・コンセイソン監督を迎えるも、ここまでセリエAでは9位とスクデット争いどころかトップ4争いにも加われていない。 夏にコンセイ 2025.03.11 11:25 Tue
大敗を喫したユベントスに対しては、その将来性に疑問の声も挙がっている。 今シーズン、期待の若手指揮官であるチアゴ・モッタ監督を招へいしてシーズンに臨んだユベントス。しかし、ここまでは満足いく成績を残せておらず、セリエAでは4位、チャンピオンズリーグ(CL)はPSVに敗れてプレーオフ敗退となった。 先週末に行 2025.03.11 10:55 Tue
インテルは10日、ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキの負傷を発表した。 ジエリンスキは8日にホームで行われ、3-2で逆転勝利したセリエA第28節モンツァ戦の70分から出場。そのわずか1分後、何も接触のないところで自ら右ふくらはぎを触って手を挙げ、ピッチに倒れ込むと、そのままFWホアキン・コレアと交代した。 2025.03.11 08:00 Tue
ユベントスが、パリ・サンジェルマン(PSG)からレンタル移籍で加入したフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ(26)の処遇を決めているという。イタリア『カルチョメルカート』が伝えた。 フランクフルトで注目を集めたコロ・ムアニは、2023年9月にPSGへと完全移籍。ナントでのプレー実績もあり大きな期待を寄せられたが 2025.03.10 21:15 Mon
ナポリのアントニオ・コンテ監督が9日にホームで行われ、2-1で勝利したセリエA第28節フィオレンティーナ戦後、メディアに対して苦言を呈した。 前節インテルとの首位攻防戦を引き分けたナポリはフィオレンティーナ戦、終始圧倒する展開として2-1の勝利を掴んだ。6戦ぶりの白星とした中、コンテ監督はスクデット争いをしている 2025.03.10 13:00 Mon

記事をさがす

ダビデ・カラブリアの人気記事ランキング

1

ミランが若き右サイドバックを3枚リストアップ、既存戦力からは32歳フロレンツィを来夏売却か

ミランが右サイドバックの補強を協議しているという。 生え抜きのキャプテンであるDFダビデ・カラブリア(27)が1番手、ローマの元キャプテンであるDFアレッサンドロ・フロレンツィ(32)が2番手というミランの右サイドバック。今冬は左右のサイドバックに対応可能なDFフィリッポ・テラッチアーノ(20)もエラス・ヴェローナから加入した。 イタリア『カルチョメルカート』によると、ミラン上層部はテラッチアーノがすぐに左右どちらかで定位置を奪取できるとは考えておらず、来夏の右サイドバック補充も視野に入れているとのこと。一方で、2025年6月までの契約となっているフロレンツィは売却する方針だという。 また、フロレンツィ退団なら年俸300万ユーロ(約4億8000万円)が浮くことになるなか、上層部が持つプランの1つは、レアル・マドリーU-19から1年レンタルで加入している元U-19スペイン代表DFアレックス・ヒメネス(18/※1)の完全移籍移行とのこと。 (※1)プリマヴェーラ1のミランU-19登録。ステファノ・ピオリ監督率いるファーストチームで今季公式戦4試合出場 ヒメネスは500万ユーロ(約8億円)の買い取りオプションがある一方、これを行使した場合、マドリー側にも買い戻しオプションが発生する契約。買い取りの決定は現状なされていないとみられている。 他にも獲得を見据えてリストアップしている右サイドバックが複数おり、いずれも前途有望な若手タレント。ボルシアMGのアメリカ代表DFジョー・スカリー(21)、フライブルクのU-21フランス代表DFキリアン・シディリア(21)、そして最近名前をよく聞くジローナのU-21スペイン代表DFアルナウ・マルティネス(20)が候補とされている。 『カルチョメルカート』は3選手のリストアップについて、アルナウこそ人気銘柄と化しつつあるが、スカリーとシディリアについては低コストで獲得可能で、イタリアとミランの水に馴染むのにも苦労しなさそう、と高く評価している。 2024.01.23 20:51 Tue
2

ミラン怒涛のマーケット最終日…イブラヒモビッチ氏もさすがに「緊張していた」ソッティル獲得成立は「市場が閉じる1分前」

ミランのシニアアドバイザー、ズラタン・イブラヒモビッチ氏が今冬の補強を総括した。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 ミランは移籍市場最終日の3日、スペイン代表FWアルバロ・モラタをガラタサライへ放出するなどした一方、昨夏からの念願だったストライカーを補強。フェイエノールトよりメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが到着した。 ここからポルトガル代表FWジョアン・フェリックスに関する正式リリースもありそうだが、ひとまずマーケットが閉じたということで、ヒメネスの加入会見に同席したイブラヒモビッチ氏が取材対応。まずは同選手の獲得を喜んだ。 「素晴らしい才能とゴールへの渇望。能力の最大値はゴール前で発揮されるだろうが、そこ以外でも貢献できるのがヒメネスだ。彼はミランに勝利とトロフィーをもたらす」 イブラは“2月3日”移籍市場最終日についても言及。「オレはスポーツ・ディレクター(SD)じゃないんだぞ?」と記者を笑わせつつ、「プレッシャーがあった。緊張していた」と話す。 「チームを強化できたと信じている。時間が少なくなるとともにプレッシャーが強まり、緊張していたが、この1日でやれることは全てやったと思うね。本当にダイナミックだった」 「リッカルド・ソッティルの獲得が完全にまとまったのは、マーケットが閉じる1分半前だった。本当にプレッシャーが大きかった。関わった人間全員に感謝しなければならない」 「これらの出来事には満足しているが、今の順位表には満足できない。嬉しいことなど何もない。5人の選手が去り、(フェリックス含め?)5人の選手がミランに来た。これが現状を打破するチームとなるはずだ」 ◆ミランの2月3日 [out] FWアルバロ・モラタ →ガラタサライ/買取OP付きレンタル移籍 FWノア・オカフォー →ナポリ/買取OP付きレンタル移籍 MFイスマエル・ベナセル →マルセイユ/買取OP付きレンタル移籍 MFケビン・ゼロリ →モンツァ/レンタル移籍 DFダビデ・カラブリア →ボローニャ/レンタル移籍 [in] FWサンティアゴ・ヒメネス ←フェイエノールト/完全移籍 FWアンドレア・ソッティル ←フィオレンティーナ/完全移籍 MFワレン・ボンド ←モンツァ/完全移籍 FWジョアン・フェリックス(仮) ←チェルシー/???移籍 2025.02.04 22:39 Tue
3

開幕弾の新“10番“ブラヒム・ディアス、ミランの勝利貢献に喜び「勝ち点3獲得が何より大きい」

ミランのU-21スペイン代表MFブラヒム・ディアスが、開幕戦ゴールを喜んでいる。『フットボール・イタリア』が伝えている。 2020年夏に1年間のレンタル移籍でミランに加入したブラヒム・ディアスは、所属元のレアル・マドリーに戻ったものの、7月に買い取りオプションが付随した2年レンタルという形で再度ミランに加入。新たに背番号「10」を着用することになった。 ステファノ・ピオリ監督から厚い信頼を寄せられるブラヒム・ディアスは、23日に行われたセリエA開幕節のサンプドリア戦でも先発出場。9分にイタリア代表DFダビデ・カラブリアのクロスに右足ダイレクトで合わせ、ゴールを記録。チームはこのブラヒム・ディアスの先制点を守り切り、1-0で勝利を収めた。 試合後に『DAZN』のインタビューに応じたブラヒム・ディアスは、内容よりも勝ち点3を得た結果が重要だと強調。また、現在エースのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが負傷により離脱していることに触れつつ、新戦力であるフランス代表FWオリヴィエ・ジルーとの関係も良好だと語った。 「良いパフォーマンスだったと思う。もちろん、改善する必要はあると思うけど、僕たちはリーグ戦の始まりにいるしね。ここで重要なのは勝利であり、勝ち点3を得られたことが大きい」 「僕は皆と仲良くしているよ。イブラがいないことにいつも寂しくなるけど、ジルーとも仲良くなれた。一緒に戦い、一緒に勝ち、チームはいつだってしっかり走る。これが正しい精神なんだと思う」 また、ブラヒム・ディアスは10番を着用して臨むシーズンに恐れはないとコメント。同時にスクデットを意識し過ぎず、常に目の前にある試合に集中したいと語った。 「ここはミランであり、10番は重要な番号だ。それでも、何の恐れもないよ。ここに来られて僕はとても幸せだ」 「1試合1試合を大切にしていきたい。なぜって僕らはミランだからだ。そのうえで、シーズンがどうなるか見ていきたい」 2021.08.24 12:09 Tue
4

ミラン、良好な関係築くリールの右SBに関心か?

ミランがリールのU-21ポルトガル代表DFチアゴ・サントス(21)に関心を示しているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じている。 今シーズン限りでステファノ・ピオリ監督の退任が決定的となり、来シーズンは新指揮官の下で巻き返しのシーズンに臨むミラン。 今夏の移籍市場ではフランス代表FWオリヴィエ・ジルーの後釜、守備的MF、センターバックの補強が最優先事項となっているが、DFダビデ・カラブリア、DFアレッサンドロ・フロレンツィのイタリア代表2選手の契約が2025年までとなっている右サイドバックの補強にも動く構えだ。 『カルチョメルカート』によると、ミランはその獲得候補の一人としてリールで印象的な活躍を見せているポルトガル人DFに注目しているようだ。 ミランのエースであるポルトガル代表FWラファエル・レオンのスポルティングCPユースの後輩にあたるチアゴ・サントスは、母国のエストリル・プライアでプロキャリアをスタート。その後、昨年夏にリールへ完全移籍で加入した。 その新天地では同胞パウロ・フォンセカ監督の信頼を獲得し、ここまでの公式戦40試合に出場。3ゴール2アシストの数字を残している。175cmの右利きDFは、ウイングでもプレー可能な攻撃力が最大の売りで、サイドバックとは思えない突破力でチームの攻撃的なスタイルを支える。 なお、ミランは前述のレオンを始め、フランス代表GKマイク・メニャン、ポルトガル人DFチアゴ・ジャロ(現ユベントス)と近年数選手の移籍交渉を行ってきた良好な関係性があり、カナダ代表FWジョナサン・デイビッドの交渉も進行中との噂もある。 そのため、正式に獲得に乗り出す場合には比較的スムーズに交渉を進められるはずだ。 2024.04.25 11:45 Thu
5

デ・ロッシ監督がミラン主将のカラブリアをリクエスト…エイブラハムとの交換要員に

ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督が、ミランの元イタリア代表DFダビデ・カラブリア(27)を求めたそうだ。イタリア『メディアセット』が伝えている。 現在、ローマとミランの間では、ミランがローマから元イングランド代表FWタミー・エイブラハム(26)の獲得へ乗り出しており、すでに個人間では合意済みとも言われる。 クラブ間交渉に目を向けると、買い取り条項を含んだ高額な1年ローン、または取引の一部としてミランが選手を譲渡するトレード案、この2つが実際に話し合われているという。 後者の場合、ミランからローマに提示された具体名として、スイス代表FWノア・オカフォー、セルビア代表FWルカ・ヨビッチ、元ベルギー代表FWディヴォク・オリジ。 これらを受け、ローマ首脳陣がデ・ロッシ監督に意見をうかがったところ、指揮官からリクエストされたのは上述3選手ではなく、ミラン主将のカラブリアだったとのことだ。 カラブリアは10歳からミラン一筋、今季がトップ昇格10年目という生え抜きキャプテン。20代前半のころは定位置確保に苦しんだが、地道に信頼を積み上げ、現在に至る。 デ・ロッシ監督が「カラブリアを獲得可能か探って欲しい」と要望した意図は不明だが、どこか自身のキャリアと重なる部分があるのか。イタリア代表コーチ時代には、数試合ながらもカラブリアと共闘経験のある指揮官だ。 2024.08.02 13:35 Fri

ミランの人気記事ランキング

1

ミラニスタが15分間沈黙、抗議活動を受けてコンセイソン監督「私のキャリアで初めての経験」

ミランのセルジオ・コンセイソン監督が2日にホームで行われ、1-2で競り負けたセリエA第27節ラツィオ戦を振り返った。 2連敗で迎えたラツィオ戦。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得のためには負けられない一戦となったが、攻守の切り替えで上回るラツィオに28分、FWマッティア・ザッカーニのゴールを許して先制される。 前半の段階でFWジョアン・フェリックスを投入して反撃を狙ったミランだったが、67分にDFストラヒニャ・パブロビッチが一発退場となって数的不利となってしまう。 それでも諦めず攻め立てたミランは85分にFWサムエル・チュクウェゼが同点弾を奪取。しかし試合終了間際の追加タイム4分にPKを献上し、これを決められて痛い敗戦に終わり3連敗となった。 コンセイソン監督は10人になりながらも追いついたメンタリティを評価しつつ、不運を嘆いた。 「素晴らしい精神力と逆転への意欲を見せてくれた。10人になっても追いつき、終盤にPKを与えるまで勝つチャンスすらあった。不運について話すのは好きではないが、我々にとってマイナスな出来事、相手にとって決定的な出来事が次々に起きている気がする」 また、試合開始から15分間、ミラニスタが声援を送らない抗議をしていたことを受けて以下のように話した。 「これは私のキャリアで初めての経験。選手の経験もあるからわかるが、このような状況は靴が焼けるような痛みを感じる。ドリブルやパスがうまく行かなかった場合、ボールを後ろに戻した際にはもっと痛みを感じる。簡単な状況ではないのはわかっている。選手たちはクラブを取り巻く状況を感じ取っている。前進する道はただ一つで努力し、チームに誇りを持ち、状況を変えるために毎日全力を尽くすことだ」 3連敗となったミランは9位に後退、来季のCL出場権を得られる暫定4位のラツィオとは9ポイント差となった。 2025.03.03 10:30 Mon
2

立て直しを図れないミラン、コンセイソン監督のストレスが爆発「出て行って欲しいならそう言えばいい。1ユーロも要らない」

ミランのセルジオ・コンセイソン監督が27日にアウェイで行われ、1-2で逆転負けしたセリエA第9節延期分ボローニャ戦後、会見に臨んだ。 悪天候により延期となっていた勝ち点41で並ぶ8位ボローニャとの一戦。開始早々にFWサンティアゴ・ヒメネスに決定機のあったミランだったが、守勢を強いられる苦しい展開に。 それでもハーフタイム間際の43分にGKマイク・メニャンのロングフィードが流れたところ、FWラファエル・レオンがうまくDFと入れ替わってGKと一対一となり、これを決めて先制した。 しかし後半開始3分にFKの流れから同点とされると、終盤の82分に逆転弾を奪われて敗戦。敵地レナト・ダッラーラで23年ぶりの敗戦を喫し痛い連敗となった。 コンセイソン監督は日々高まる周囲からのプレッシャーにより、溜まっていたフラストレーションを会見場でぶちまけた。 「毎日、皆が私の将来について話している。彼らが私に出て行って欲しいならそう言えばいい。私はもう1ユーロも要らないから彼らを安心させてあげたい。私は何もないところからここに来たわけではない。13個のトロフィーを獲得し、チャンピオンズリーグでは100試合を経験した。ポルトではイタリアの5つのビッグクラブと対戦し、インテルを除いたクラブに勝ってきた。それでも人々は意地悪なことを言う。一方で私には何が起こっているかを知っている家族や友人が居る。これは不公平だ」 また、批判の矛先は審判団にも向いた。 「同点弾は明らかにハンドだった。ネガティブな出来事全てが我々に起き、小さな出来事が重なって決定的となった」 2025.02.28 08:30 Fri
3

「行動は理解できなかった」ミラン指揮官の広報が辞任…クラブへの不満など誤った情報が拡散「法的な対応をすることになる」

ミランのセルジオ・コンセイソン監督が、自身のスタッフの思いも寄らない行動に困惑している。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。 2024年末、パウロ・フォンセカ監督の後任としてミランの指揮官に就任したコンセイソン監督。直後のスーペル・コッパは制覇と良い滑り出しを見せたが、チャンピオンズリーグ(CL)ではストレートでの決勝トーナメント進出を逃し、プレーオフでフェイエノールトに敗れて敗退となった。 また、セリエAでは直近3連敗を喫し、CL出場権獲得から遠ざかっている状況。今シーズン限りでの解任も囁かれている。 そんななかで事件が発生。コンセイソン監督の広報を務めるフランシスコ・エンピス氏が、コンセイソン監督が抱えるミランへの不満をイタリアのジャーナリストに漏らした。 内容はトレーニング施設の問題や、チームの体力的な準備不足、一部選手の意欲の欠如、経営陣のサポートの欠如など。これを受けたコンセイソン監督は『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に対し、「今はミランの件でとても苦しんでいるが、私について報道されていることは何も真実ではない」「クラブは常に私に寄り添ってくれている」と否定的なコメントを出していた。 その後、エンピス氏はコンセイソン監督の広報を辞任。謝罪とともに誤った情報が広まったと弁明している。 「これらの主張はいずれもセルジオ・コンセイソン監督によって確認されたものではなく、プロフェッショナルとしての彼を責めるものではない。犯した過ちや名誉を傷つけたことにより、直ちに辞任する」 「公開された情報にはいくつかの誤りや不正確な点が含まれている。特にチームメンバーやテクニカルスタッフ、ミランの経営陣との関係についてだ。それらは真実を反映したものではなく、事実の根拠を欠いた噂や推測に過ぎない」 また、8日に行われるレッチェ戦に向けた記者会見ではコンセイソン監督が公の場でこの件に言及。法的措置も示唆している。 「このような事態になり申し訳なく思っている。元スタッフの行動は理解できなかった。悪意によるものなのか、誰かから金銭で買収されたのかもわからない。あるジャーナリストからこの件について知らされたが、信じられなかった」 「ミランで働いている人々には申し訳なく思う。私は今週ずっとチームや経営陣と毎日ここにいたし、選手たちと話し、仕事をしてきた」 「彼はこの件について法的な対応をすることになるだろう」 2025.03.08 23:40 Sat
4

ラツィオが後半ATのPK弾で競り勝ち暫定4位浮上、10人ミランは一時追いつく意地見せるも3連敗【セリエA】

セリエA第27節、ミランvsラツィオが2日に行われ、1-2でラツィオが競り勝った。 3日前のボローニャとの延期試合を逆転負けして連敗となった8位ミラン(勝ち点41)は、ボローニャ戦のスタメンからフェリックスとチャウに代えてプリシックとガッビアを起用した。 一方、前節ヴェネツィア戦がゴールレスドローに終わった5位ラツィオ(勝ち点47)は、4日前のコッパ・イタリアではインテルの前に敗れて敗退となった。4日後にはヨーロッパリーグ(EL)のビクトリア・プルゼニ戦を控える中、インテル戦のスタメンから5選手を変更。バックラインを主力に戻した。 開始3分、ラツィオに先制の絶好機。スルーパスに抜け出したディアがGKと一対一となったが、メニャンの好守に阻まれた。 その後もフラットな[4-4-2]で構えつつ、鋭い攻守の切り替えを見せるラツィオがペースを握ると、12分にイサクセンが際どいミドルで牽制。 ボールこそ持つもののリズムが出ずにいたミランは19分、ラインデルスがGK強襲のシュートで応戦すると、1分後にはアレックス・ヒメネスのカットインシュートでゴールに迫った。 ようやくギアが上がり始めたミランだったが、28分にラツィオが先制する。ボックス右に抜け出したマルシッシのシュートがGKメニャンを強襲すると、ルーズボールをザッカーニが押し込んだ。 先制後もミランにボールを持たせて試合を進めるラツィオに対し、追う展開となったミランは37分、ムサに代えてフェリックスを投入。 前半追加タイムにはザッカーニがボレーで追加点に迫った中、ラツィオが1点のリードでハーフタイムに入った。 迎えた後半、ウォーカーを投入したミランが前がかる中、52分にプリシックのパスを受けたボックス中央のフェリックスが際どいシュートを浴びせるも、ラツィオも54分、ザッカーニがカットインシュートで応戦。 その後もミランが攻勢をかける展開となったが、67分に退場者を出してしまう。独走しかけたイサクセンに対し、パブロビッチが後方からのスライディングタックルで削り、一発退場となった。 苦しいミランだったが、83分にガッビアに代えてヨビッチを投入し捨て身の姿勢を見せると85分に追いつく。左サイドからのレオンのインスウィングクロスをファーサイドのチュクウェゼがヘッドで叩き込んだ。 意地を見せたミランが試合を振り出しに戻してその後も攻め立てる展開としたが、終了間際の追加タイム4分にラツィオがPKを獲得。ボックス右に抜け出したイサクセンがGKメニャンに倒されると、VARの末PK判定となった。 これをペドロが決めてラツィオが劇的勝利。3試合ぶりの白星として暫定4位に浮上している。一方、敗れたミランはCL出場権がさらに遠のく3連敗となった。 ミラン 1-2 ラツィオ 【ミラン】 サムエル・チュクウェゼ(後40) 【ラツィオ】 マッティア・ザッカーニ(前28) ペドロ・ロドリゲス(後53)【PK】 2025.03.03 06:51 Mon
5

不振ミランが2点差引っくり返す逆転劇で連敗を「3」でストップ! プリシックが殊勲のドッピエッタ【セリエA】

セリエA第28節、レッチェvsミランが8日にスタディオ・ヴィア・デル・マーレで行われ、アウェイのミランが2-3で逆転勝利した。 チャンピオンズリーグ(CL)敗退に加え、直近のリーグ3連敗と泥沼の状況に陥る9位のミラン。16位に沈むレッチェのホームに乗り込んだ一戦でコンセイソン監督は、1-2で敗れたラツィオ戦から先発4人を変更。サスペンションの守護神メニャンとパブロビッチに代えてGKスポルティエッロ、チャウ。レオンとフォファナに代えてウォーカー、加入後初先発のボンドを起用した。 試合は開始早々にミランにビッグチャンス。プリシックのドリブルでの局面打開から左サイドでパスを受けたテオ・エルナンデスの折り返しを、ゴール前に走り込んだサンティアゴ・ヒメネスがワンタッチで流し込む。だが、電光石火の先制点はS・ヒメネスのオフサイドを取られて取り消しに。 すると、直後の7分にはセットプレー流れからラインデルスの横パスをヘルガソンにカットされてロングカウンターを許すと、ボックス手前のクルストビッチに強烈な右足ミドルシュートをゴール右隅に突き刺され、ホームチームに先制を許した。 すぐさま反撃に転じたアウェイチームは15分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのテオがニアヘ入れた速いボールをガッビアがダイレクトボレーでゴールネットに突き刺す。しかし、このゴールもオフサイドによって認められず。 2度の微妙なオフサイド判定でゴールを逃したミラン。21分には前がかりなところを引っくり返されてゴール前に抜け出したクルストビッチに再び決定機を与えるが、ここは左ポストに救われた。 前半半ばから終盤にかけては厚みのある攻撃を仕掛けると、S・ヒメネスやプリシックのボックス内でのシュートでゴールへ迫ったが、GKファルコーネのビッグセーブやレッチェ守備陣の体を張った対応に阻まれ、6本の枠内シュートを記録したものの前半のうちに追いつくことはできず。 迎えた後半、コンセイソン監督はアレックス・ヒメネスに代えてレオンを左ウイングに投入。プリシックが右にポジションを移した。立ち上がりから攻勢を強めると、53分にはゴール前の密集で強引にフィニッシュに持ち込んだS・ヒメネスのシュートがゴール右隅へ向かうが、これは惜しくもポストを叩いた。 以降も最後の局面で精度を欠くミランは前半同様に切り替えの鈍さから痛恨の2失点目を喫する。59分、レッチェの人数をかけたカウンターに対してずるずると全体が下がると、ボックス右でジルベールがグラウンダーで折り返したボールを、ボックス中央でフリーのクルストビッチに右足ダイレクトでゴール左隅に流し込まれ、ドッピエッタを許した。 格下相手のまさかの2点ビハインドを受け、直後にエイブラハム、フェリックスを同時投入すると、ここからロッソネリが名門の底力を示す。 まずは68分、エイブラハム、レオンと繋いでボックス中央で折り返しに反応したフェリックスの蹴り損ねのシュートがファーに流れると、これがDFガッロにディフレクトしてゴールネットに吸い込まれる幸運な形で1点を返す。さらに、73分にはエイブラハムとのパス交換でボックス内に抜け出したプリシックがDFバロスケロットに足をかけられてPK獲得。これをアメリカ代表FWが自ら左隅に決め切った。 この連続ゴールで2点差を追いついたミランはムサとウォーカーを下げてフォファナ、ソッティルの投入で攻勢を強めると、81分にはボックス左でボールを持ったレオンからの絶妙な右足インスウィングのクロスに反応したプリシックがゴール前に飛び出してワンタッチシュートを流し込み、2点差を引っくり返すドッピエッタを達成した。 その後、古巣対戦のレビッチやバンダといったフレッシュなアタッカーを投入したレッチェの反撃を何とか凌ぎ切ったミランは、内容面で多くの課題を残しながらも2点差を引っくり返す逆転劇によって連敗を「3」でストップした。 レッチェ 2-3 ミラン 【レッチェ】 ニコラ・クルストビッチ(前7、後14) 【ミラン】 オウンゴール(後23) クリスチャン・プリシック(後28[PK]、後36) 2025.03.09 04:23 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly