4年ぶりJ2へは勝利あるのみ、松本の霜田正浩監督「最後の最後で勝ち切りたい」、大内一生「正々堂々とぶつかって、昇格を掴み取りたい」

2024.12.05 23:20 Thu
霜田正浩監督は4年ぶりのJ2へ松本を導けるか
©︎J.LEAGUE
霜田正浩監督は4年ぶりのJ2へ松本を導けるか
来シーズンのJ2への椅子は残すところ1つ。J2昇格プレーオフ決勝が、7日に行われる。
PR
今シーズンの明治安田J3リーグは大宮アルディージャが独走して優勝。2位争いもFC今治が大きなリードを持って制した中、プレーオフ争いは熾烈なものに。最終的には3位にカターレ富山、4位に松本山雅FC、5位に福島ユナイテッドFC、6位にFC大阪が入った。準決勝では富山とFC大阪、松本と福島が対戦した中、どちらもドロー。その結果、決勝には富山と松本が勝ち上がることとなった。
松本を率いる霜田正浩監督は合同記者会見に出席。J2昇格に向けて残す1戦となったが、「この最後の最後まで練習ができて試合ができることに喜びを感じています。選手たちも良い顔で練習してくれるので、明後日の試合は良い試合ができると思います」とプレーオフ決勝に向けてコメント。「大勢のサポーターも来てくれると思うので、松本の街の人たちに向けても良い試合をしたいと思います」と、サポーターの期待に応える戦いをしたいとした。

記者会見に出席したGK大内一生は「難しいシーズンだったにも関わらず自分たちでプレーオフ県内を自分たちの力で勝ち取って、昇格まであと1つのところまで来て、全員で良い雰囲気で練習ができています」とコメント。「サポーターの方も含めて必ず昇格を掴みたいと思います」と、しっかりと準備ができているとした。
霜田監督は相手の富山について「シーズンを通して安定した戦い方をしていて、選手たちも真面目でハードワークをし、固い守備から攻撃と、まとまりのあるソリッドなチームを作られたと思います」と印象を語り、「最大限のリスペクトをしていますし、順位も僕らよりも上なので、僕らはチャレンジャーとして向かいますし、3回目の対戦で、1勝1敗なので決着をつけたいと思います」と、シーズン中は五分の成績のため、最後の戦いで白黒つけたいとした。

2021年以来4年ぶりのJ2復帰を目指す松本だが、その夢を掴むには勝利以外道はない。大内は「自分たちは勝たなければいけない状況ですが、変に慌てることなく、90分ありますし、リーグ戦終盤は5連勝という素晴らしい結果を出せているということも事実なので、自信を持って慌てることなく自分たちの力を最大限発揮したいと思っています」とコメント。5連勝でシーズンを終えた勢いのまま、最後もしっかりと勝ち切りたいとした。

多くの注目を集める1戦となるこの昇格PO決勝。「まずは全員がしっかり守備の意識を持った上で、相手に負けないようにアグレッシブに攻撃に行くところは行く、全員がハードワークができるようになったからこそ連勝もできるようになりました」とコメント。「この試合でもハードワークの勝負になると思うので、負けずに向き合いたいと思います」と、しっかりと積み上げることが勝利へのカギだとした。

警戒している選手について大内は「1人と言われると難しいですが、サイドバックの安光(将作)選手だったり、前線のマテウス(・レイリア)選手など早い選手もいます。1人2人というよりハードワークして真面目に戦ってくるチームだと思うので、とにかく全員を警戒しています」と、チーム全体を警戒していると語った。

J2への残り1つの椅子をかけた最後の戦い。霜田監督は「最後の試合なので、お互いに勝ちたい気持ちは同じだと思います。何が勝負を分けるか。勝ちたいという思いはどちらが強いのか。最後まで足を出せるのか」と、気持ちの強さが最後は分けるとコメント。「サポーターの方も勝ちたい思いでスタジアムに駆けつけてくれると思いますので、それを背に受けて最後の最後で勝ち切りたいと思います」と、最後の戦いで気持ちを見せたいとした。

また、大内は「この街もそうですし、どこに行っても応援してくれるサポーターの皆さんのために、自分たちのために、クラブのために1年間やってきたことを自信を持って挑みたいと思います」と決意を語り、「実力あるチーム同士の面白い試合になると思うので、正々堂々とぶつかって、昇格を掴み取りたいと思います」と、良い戦いを見せてJ2に昇格したいと意気込んだ。







PR

霜田正浩の関連記事

2025シーズンのJリーグに向けた最新の移籍情報を網羅。選手・監督の退団や引退、契約更新、移籍をクラブごとにまと 2024.12.13 00:00 Fri

松本山雅FCの関連記事

J3の関連記事

2025シーズンのJリーグに向けた最新の移籍情報を網羅。選手・監督の退団や引退、契約更新、移籍をクラブごとにまとめてチェック。 J1、J2、J3の全部60クラブの移籍情報をまとめています。 ◼︎明治安田J1移籍情報 ※カッコ内は発表時の年齢 ⚫︎北海道コンサドーレ札幌 【IN】 [監督就任] 2024.12.13 00:00 Fri
松本山雅FCは12日、霜田正浩監督(57)との契約満了を発表した。 霜田監督は、大塚製薬徳島ヴォルティスのコーチとして指導者のキャリアをスタートさせると、FC東京での強化部長補佐やジェフユナイテッド千葉でのヘッドコーチなどを経て、2009年に日本サッカー協会(JFA)入り。技術委員長や日本代表のナショナルチームダ 2024.12.12 23:03 Thu
来シーズンから明治安田J3リーグの一員となる高知ユナイテッドSCは12日、DF加藤成悟(22)、韓国人GKパク・ジョンソク(23)、DF岩瀬蒼生(23)の退団を発表した。 加藤は東京都出身で、拓殖大学から入団1年目の大卒ルーキー。J3リーグ入会を成し遂げたチームで1年を通じて公式戦のベンチ入りはなく、今季限りで退 2024.12.12 19:50 Thu
カターレ富山が12日、MF坪川潤之(27)の契約満了を発表した。 坪川は北海道出身で、矢板中央高校、東洋大学を経て、AC長野パルセイロに入団。2023年に富山入りし、昨季はJ3リーグ22試合、今季は17試合とJ2昇格PO2試合などに出場した。 また、個人レベルでは、Xで「ストレスに弱いJリーガー」として発信 2024.12.12 18:55 Thu
来シーズンから明治安田J3リーグの一員となる栃木シティは12日、DF内田錬平(33)との契約更新を発表した。 内田は北海道出身で、旭川実業高校から金沢星稜大学を経て、2014年にカターレ富山へ入団。2017〜19年に当時関西1部のアミティエSC京都/おこしやす京都ACでプレーし、2020年に当時関東1部の栃木Cへ 2024.12.12 18:10 Thu

記事をさがす

霜田正浩の人気記事ランキング

1

2024シーズンのJリーグ、最後の月間最優秀監督賞発表! J1は最下位で降格も3勝の鳥栖・木谷公亮監督が受賞

9日、Jリーグは11月・12月度の月間優秀監督賞を発表した。 明治安田J1リーグは最下位のサガン鳥栖の木谷公亮監督が初受賞。明治安田J2リーグは清水エスパルスの秋葉忠宏監督が通算2度目、今季初受賞。そして、明治安田J3リーグは松本山雅FCの霜田正浩監督が初受賞となった。 鳥栖はJ1リーグ最下位でシーズンを終えることとなったが、11月・12月の4試合で3勝1敗。降格が決まった中でも結果を残した。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「降格が決まった中で試合に臨む難しさがある中で、いろいろな想いがあったと思うが、最後まで選手たちの心身をケアして勝ちにこだわった」 JFA技術委員 「クラブが地域の宝となって、いい時も悪い時もみんなで支えるということを見せた」 北條聡委員 「降格確定後の難しい状況下で意欲を吹き込み、戦い方を見事に整理して勝ち点ラッシュへ。人選と組み合わせの妙も際立った」 清水はJ2リーグを見事制覇。11月の2試合で連勝を収め、王者としてふさわしい戦いを見せてシーズンを締め括った。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「J1昇格がかかった試合では、選手が退場してもなんとか試合を勝たせた。勝っても浮かれることなく、選手に対して指導・コメントがあった点も好感を持てた。来シーズンも期待したい」 JFA技術委員 「横浜FCと千葉との試合では、勝つことの難しさを終盤で見せられた。そんな中でも僅差(1-0)で2連勝をやり切った手腕は月間表彰でも評価されるべきだと感じる」 佐藤寿人委員 「J1昇格を決めた後、若手選手を起用してしっかり勝ち切った。目標達成をすると気持ちが緩みがちだが、しっかりと最後までやり遂げた。年間を通してプレッシャーのある中優勝でJ1昇格を決めたことは受賞に相応しい」 寺嶋朋也委員 「昨季J1昇格を土壇場で逃した悔しさを晴らすべく、力強い戦いでシーズンを戦い切った。今季圧倒的な勝率を誇ったホームで見事にJ2優勝を決め、『This is エスパルス』の雄叫びをアイスタに轟かせた。最後2連勝で攻守にわたって『ゴール前』を重視する情熱的でアグレッシブな戦いを来季のJ1でも期待したい」 丸山桂里奈特任委員 「しっかりと2連勝で締めくくった。優勝おめでとうございます」 植松隼人特任委員 「J1昇格を早く決め、11月の2試合もしっかり勝ち切るチームの強さを感じた。優勝おめでとうございます!2連勝しており、来季に向けた準備を意識していることも感じる。インスタ映えする監督も珍しい。来年、清水が盛り上がることも期待している」 松本は11月のリーグ戦ラスト4試合で4連勝。J2昇格プレーオフに進出する結果を残した中、昇格プレーオフでは決勝まで進むも、あとわずかのところで昇格を逃していた。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「監督の性格として、フォーメーションは変えるがコンセプトはずっと変わっていない。先制されようが何をされようが、自分たちのサッカーをやり切る姿が見られる」 平畠啓史委員 「今月4連勝。3バックにしてチームに安定感をもたらし、プレーオフへと導いた。終盤戦に良い流れを作りプレーオフへ。攻守に統一感も感じられた」 橋本英郎委員 「爆発的な得点力と失点数の改善が見られた。プレーオフに向けいいチーム状態でのぞめるように導いた」 丸山桂里奈特任委員 「11月全勝で締めくくり4位でプレーオフへ。今月だけで10ゴール。選手をガラッと入れ替えたり、フォーメーションを変えたりして選手に緊張感を与えていた印象」 2024.12.09 23:05 Mon
2

5連勝の“成功体験”からJ2昇格POへ…松本山雅FCの主将・菊井悠介「この街のために」「昇格を願う全ての方々のために」

松本山雅FCの霜田正浩監督とMF菊井悠介が、12月1日(日)に行われるJ2昇格プレーオフ準決勝・福島ユナイテッドFC戦(H)へ意気込んだ。 J2リーグ復帰を目指して今季が3年目となった松本。失意に暮れた過去2年を経て、昇格プレーオフが開催されることとなった今季は4位とし、準決勝のホーム開催をゲットした。 就任2年目の霜田監督は「今季当初から目標に掲げたJ2昇格。クラブも街の皆さまもこれを念頭に戦ってきました。自動昇格こそ掴めずも、可能性を残してあと2試合戦うチャンスが出来たこと…本当に嬉しく思います」と感慨深げ。 「ここまできたら、応援してくださる全ての方々のために、しっかり2つ勝って昇格する。J2へ行く。そうすることで目標を叶えたいと思っております。全力を尽くします」 指揮官は5連勝で締めくくったリーグ戦について「選手たちの自信になったと思います」とし、これを「成功体験」として昇格POへ抱負。 「自分たちのサッカーで点を獲る、ゴールを守る…プレーモデルを形にしながら、勝ったり負けたりしてきたわけですけど、終盤戦にきて5連勝という形で成功体験を手に入れた。これをPOでも継続したいですね」 また、キャプテン菊井は「このクラブのために、この街のために、勝つ。良い準備ができているし、早く試合をしたいなと思っています。勝って次のステージ(PO決勝戦)へ進みたいと思います」と意欲。ホーム・アルウィンでの福島撃破へ自信を垣間見せた。 対戦相手の印象、また警戒すべき選手を問われると、取材対応に同席した福島FW塩浜遼の名前を挙げ、そのサッカーをリスペクトした。 「福島さんは後ろから丁寧にビルドアップしますし、シンプルなクロスというよりも、ドリブル、パスでどんどん崩しにくる。得点力(※)はとても高いと思います。敵ながら観ていて面白いサッカーだなと感じます」 (※)リーグ2位タイの38試合64得点 「その中で、キャプテンの塩浜選手は両足でのシュートがありますし、僕たちとしては抑えないといけないポイントですね」 今回、松本としては最終節の勝ち点「3」により掴んだ準決勝ホーム開催。このアドバンテージを活かさないわけにはいかない。指揮官がファン・サポーターへ言葉を紡ぐ。 「やっぱり、アルウィンでサッカーをするっていうのは、僕たちにとって本当に大きな後押し。このアドバンテージは大きいです」 「もちろん僕たちにはやりたいサッカーというのがあるけれど、福島さんのチカラもリスペクトしないといけない。良い試合になるのは間違いないと思います。いろんな方の想いを背負って全力を出し切る…結果に繋げたいです」 最後は菊井。 「このクラブにきて3年。悔しい思いをした過去2年があり、とくに2年前は勝ち点『1』届きませんでした。この『1』を僕なりに探し続けた結果が今にあると思っています」 「同じように、この『1』を探した人たちというのが、サポーターの中にはたくさんいると思います。昇格を願う全ての方々のために、ピッチに出る選手は責任をもって戦います。それ以外の選手も、昇格のために一丸となります」 「まずは福島さんに勝てるように。良い準備をしていきたいと思いますし、この舞台に来れたのは積み上げがあったから。それらを今回も出したいと思います」 ◆J2昇格プレーオフ準決勝 2024年12月1日(日) 14:00KO 松本山雅FC vs 福島ユナイテッドFC サンプロアルウィン 2024.11.29 17:42 Fri
3

4年ぶりJ2へは勝利あるのみ、松本の霜田正浩監督「最後の最後で勝ち切りたい」、大内一生「正々堂々とぶつかって、昇格を掴み取りたい」

来シーズンのJ2への椅子は残すところ1つ。J2昇格プレーオフ決勝が、7日に行われる。 今シーズンの明治安田J3リーグは大宮アルディージャが独走して優勝。2位争いもFC今治が大きなリードを持って制した中、プレーオフ争いは熾烈なものに。最終的には3位にカターレ富山、4位に松本山雅FC、5位に福島ユナイテッドFC、6位にFC大阪が入った。 準決勝では富山とFC大阪、松本と福島が対戦した中、どちらもドロー。その結果、決勝には富山と松本が勝ち上がることとなった。 松本を率いる霜田正浩監督は合同記者会見に出席。J2昇格に向けて残す1戦となったが、「この最後の最後まで練習ができて試合ができることに喜びを感じています。選手たちも良い顔で練習してくれるので、明後日の試合は良い試合ができると思います」とプレーオフ決勝に向けてコメント。「大勢のサポーターも来てくれると思うので、松本の街の人たちに向けても良い試合をしたいと思います」と、サポーターの期待に応える戦いをしたいとした。 記者会見に出席したGK大内一生は「難しいシーズンだったにも関わらず自分たちでプレーオフ県内を自分たちの力で勝ち取って、昇格まであと1つのところまで来て、全員で良い雰囲気で練習ができています」とコメント。「サポーターの方も含めて必ず昇格を掴みたいと思います」と、しっかりと準備ができているとした。 霜田監督は相手の富山について「シーズンを通して安定した戦い方をしていて、選手たちも真面目でハードワークをし、固い守備から攻撃と、まとまりのあるソリッドなチームを作られたと思います」と印象を語り、「最大限のリスペクトをしていますし、順位も僕らよりも上なので、僕らはチャレンジャーとして向かいますし、3回目の対戦で、1勝1敗なので決着をつけたいと思います」と、シーズン中は五分の成績のため、最後の戦いで白黒つけたいとした。 2021年以来4年ぶりのJ2復帰を目指す松本だが、その夢を掴むには勝利以外道はない。大内は「自分たちは勝たなければいけない状況ですが、変に慌てることなく、90分ありますし、リーグ戦終盤は5連勝という素晴らしい結果を出せているということも事実なので、自信を持って慌てることなく自分たちの力を最大限発揮したいと思っています」とコメント。5連勝でシーズンを終えた勢いのまま、最後もしっかりと勝ち切りたいとした。 多くの注目を集める1戦となるこの昇格PO決勝。「まずは全員がしっかり守備の意識を持った上で、相手に負けないようにアグレッシブに攻撃に行くところは行く、全員がハードワークができるようになったからこそ連勝もできるようになりました」とコメント。「この試合でもハードワークの勝負になると思うので、負けずに向き合いたいと思います」と、しっかりと積み上げることが勝利へのカギだとした。 警戒している選手について大内は「1人と言われると難しいですが、サイドバックの安光(将作)選手だったり、前線のマテウス(・レイリア)選手など早い選手もいます。1人2人というよりハードワークして真面目に戦ってくるチームだと思うので、とにかく全員を警戒しています」と、チーム全体を警戒していると語った。 J2への残り1つの椅子をかけた最後の戦い。霜田監督は「最後の試合なので、お互いに勝ちたい気持ちは同じだと思います。何が勝負を分けるか。勝ちたいという思いはどちらが強いのか。最後まで足を出せるのか」と、気持ちの強さが最後は分けるとコメント。「サポーターの方も勝ちたい思いでスタジアムに駆けつけてくれると思いますので、それを背に受けて最後の最後で勝ち切りたいと思います」と、最後の戦いで気持ちを見せたいとした。 また、大内は「この街もそうですし、どこに行っても応援してくれるサポーターの皆さんのために、自分たちのために、クラブのために1年間やってきたことを自信を持って挑みたいと思います」と決意を語り、「実力あるチーム同士の面白い試合になると思うので、正々堂々とぶつかって、昇格を掴み取りたいと思います」と、良い戦いを見せてJ2に昇格したいと意気込んだ。 2024.12.05 23:20 Thu
4

「あと1週間」のJ最終章/六川亨の日本サッカーの歩み

先週末は各地でドラマが生まれたJリーグだった。 30日の土曜はJ1の柏対神戸戦を取材した。柏は勝てばJ1残留が決まるし、神戸も翌日の広島対札幌戦の結果次第ではリーグ連覇が決まるという状況だった。試合は前半5分に左CKから木下康介のヘッドで柏が先制する。 しかし後半から、天皇杯決勝でも交代出場で試合の流れを変えた佐々木大樹を投入して4トップに近い布陣で反撃に転じた神戸が波状攻撃からPKを獲得。VARとOFRがあったため、すでに後半アディショナルタイムに突入していたが、このPKをエースの大迫勇也は大きく上に外してしまう。スタジアムは柏サポーターの歓喜の声で包まれる。 ところがアディショナルタイム10分、右CKからの流れで武藤嘉紀がゴール前でフリーとなって同点弾を突き刺した。しかしこちらはアシスタントレフェリーの旗が上がっていたためオフサイドでノーゴールの判定。試合は柏ボールで再開されたものの、ボールがタッチラインを割ったところで再びVARが介入し、一転して武藤のゴールが認められて神戸が同点に追いついた。 柏にすれば、10月19日の町田戦から5試合連続してのアディショナルでの失点で、またも手中にしていた勝利(勝点)を逃し、井原正巳監督も「長いサッカー人生で初めて」という苦い経験をすることになった。 確かに後半は神戸の圧力に防戦を余儀なくされた。ただ、自陣でマイボールにできそうな時間帯があったにもかかわらず、単純にクリアして神戸の波状攻撃を招いてしまったことも体力の消耗につながったのではないだろうか。GKも含めて、DFラインでパスを回して時計の針を進めていればと思わずにいられなかった。 そしてこれも「れば、たら」の話だが、長身の木下をピッチに残し、細谷真大をベンチに下げてマテウス・サヴィオを2トップに上げた。確かにマテウス・サヴィオも高速ドリブラーである。 しかし現在の柏で終盤に必要なのは“タメ”を作れる選手。ボランチにそうした選手がいれば心強いし、マテウス・サヴィオはサイドでのキープからカウンターの起点になれる選手である。裏に抜け出るスピードと、前線からのプレスでDF陣を混乱させられる細谷を残し、マテウス・サヴィオとのホットラインを残しておいた方が神戸にとっては嫌だったのではないだろうか。 選手のコンディションなど諸事情があるのだろうが、パワープレーでゴールを狙うなら木下を残す選択肢はあるものの、逃げ切るために追加点を狙うなら細谷の方がベターだった気がしてならない(それにしてもサッカーの試合時間は90分なのに、いつから105分になったのだろうか?)。 翌12月1日はJ2昇格プレーオフ準決勝の松本対福島戦を取材した。結果は後半20分に右CKから野々村鷹人のヘッドで松本が追いつき1-1のドロー。リーグ戦で上位の松本が富山との決勝戦にコマを進めた。 興味深かったのは、試合後の両監督が「陣地」を勝負のキーワードにあげたことだ。 敗れた福島の寺田周平監督は「自分たちのサッカーができたかというと、もっと思い切ってプレーできるようやらせてあげたかった。マイボールにしたあと、もっと相手陣地でボールを動かさないといけない。雰囲気に飲まれて焦りすぎたかな」と敗因を語った。 一方、松本の霜田正浩監督は「今日は相手陣地でプレーする時間が長かった。それが相手にとってプレッシャーになった。(松本の)0-1ビハインドは相手にとってプレッシャーになる。焦るのは向こう。僕たちは焦れずに1点を取れればいい」と大会のアドバンテージを口にした。 霜田監督はシーズンを通じてポゼッションスタイルにこだわってきたが、リーグ戦終盤は5BKからのロングパスで5連勝を飾りプレーオフ進出の権利を手中にした。対する福島は寺田監督の現役時代を彷彿させる川崎Fのような、細かくパスを出し入れして相手を崩すスタイルで今シーズンは躍進を遂げた。特に意表を突いたタテパスからワンタッチでの展開は、J3レベルとは思えない意外性に富んでいた。 しかし両監督が振り返ったように、そしてDF陣からパスをつないでビルドアップしてくる福島に対し、後半は「中盤で引っ掛けたり、自由にやらせなかった」(霜田監督)強度の高い守備で福島のパスワークを封じたことが松本の同点弾につながった。 J1は柏が引き分けたことで札幌のJ2降格が決まったものの、残る1つの残留枠は柏か新潟か磐田か。そして優勝争いは神戸と札幌を5-1で粉砕した広島、京都に1-0で競り勝った町田の3チームに可能性が残った。 12月J7、8日の最終日、果たしてどんなフィナーレが待ち受けているのか。「あと1週間、練習したかった。あと1試合やりたかった」(寺田監督)というチームもあれば、「次はホームで勝つだけ」(吉田孝行監督)というチームもある1週間。ドラマチックな週末を楽しみに待ちたい。 2024.12.02 19:00 Mon
5

松本に今季加入のFW高井和馬が左ヒザ前十字じん帯損傷、外側半月板損傷の重傷…全治8カ月「申し訳ない気持ちでいっぱい」

松本山雅FCは4日、FW高井和馬の負傷を発表した。 高井は2日に行われたトレーニング中に負傷。鹿児島市内の病院にて検査を受け、左ヒザ前十字じん帯損傷、外側半月板損傷と診断。全治は約8カ月とのことだ。 高井はクラブを通じてコメントしている。 「よし!今年こそやってやろう!と思っていた矢先に大怪我をしてしまいました。僕のことを期待してくれていた人、なにより松本山雅FCに関わる全ての方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです」 「相当な覚悟、強い思いを持ってここにきて、この診断を受けた時は正直ものすごくショックで、悔しくて、どうすればいいのか、なにも考えられないくらいの気持ちでした」 「でももう怪我をしてしまったことは仕方ないので、次の日から切り替えて前を向くことにしました。僕には支えてくれている人がたくさんいること、そしてチームメイト達が必ずやってくれると思うのでそれを信じて優勝の為に1日でも早くピッチに戻れるようにリハビリに励みたいと思います。開幕まであと3週間、チームも順調です!共に戦いましょう!ツヨクナって帰ってきます!」 高井は、ザスパクサツ群馬、東京ヴェルディ、レノファ山口FC、水戸ホーリーホックでプレーし、2023シーズンは横浜FCに所属。自身初のJ1でのプレーだったが、9試合1得点に終わり、今シーズンから松本に加入しプレーする予定だった。 シーズン開幕を前に今季の大半を棒に振ることになってしまった高井。霜田正浩監督も、クラブを通じてコメントしている。 「和馬の今年に賭ける想い、キャリアの全てを松本山雅に注ぐという決意、だからこそとても悔しいし悲しいです。でも高井和馬は絶対に戻ってくる、優勝争いの最後のピースとして帰ってくることを固く信じています」 「群馬、東京Ⅴ、山口、水戸、横浜FC、そして松本山雅の和馬のファンの方、彼を応援してあげて下さい。待っていてあげて下さい。 皆さんと一緒に、チーム一同、和馬の復活を待ちたいと思います。どうかよろしくお願いします」 2024.02.04 09:50 Sun

松本山雅FCの人気記事ランキング

1

富山が劇的に11年ぶりJ2へ! 松本2点リードから碓井聖生の起死回生2ゴール【J2昇格PO】

J2昇格プレーオフ決勝が7日に富山県総合運動公園陸上競技場で行われ、カターレ富山vs松本山雅FCは2-2で終了。年間順位で上位の富山が規定により、11年ぶりのJ2復帰を決めた。 ともにレギュレーションで最終順位の優位性を生かして準決勝を突破し、迎えたこの決勝。ホームの利も生かしてアグレッシブに入った富山は14分、ボックス内から松岡大智が決定的なフィニッシュに持ち込むが、GK大内一生の好守に遭う。 ここまで直線的な仕掛けが多かった松本だが、18分にサイドチェンジから左で攻撃の形を作りにかかると、ボックス中央に差しかかるところで巧みにボールを収めた安永玲央が右足一閃。レギュレーション上、勝利必須の一戦で一歩前に出る。 富山は失点後もボールを握って押し込みにかかるが、次のゴールも松本。26分に左CKのチャンスを掴むと、菊井悠介のキックにゴール前での駆け引きから樋口大輝がヘディング。畳みかけるかのように追加点も奪ってみせ、富山を突き放す。 2点ビハインドの富山は後半も攻め込む時間が多いが、最後のところでなかなか松本を上回れず。途中出場の伊藤拓巳が62分に仕掛ければ、64分にもマテウス・レイリアの持ち運びからカウンターとチャンスを作りにかかるが、フィニッシュに至らない。 69分のマテウス・レイリアが放ったミドルもGK大内の好処理に阻まれ、ゴールが遠い富山だが、79分に左から伊藤が仕掛けからクロスまで持っていくと、ゴール前の碓井聖生がヘッド。引き分けでも勝ち抜けの富山がついに1点差に迫る。 まだ1点リードといえど、勝利しか許されない松本は一気に余裕がなくなるなか、富山の攻勢が強まると、90+3分に吉平翼が右から上げたクロスにまたも碓井。相手GKに競り勝ってのヘディングで再びネットを揺らし、富山が土壇場で追いつく。 劇的展開で引き分けに持ち込んだ富山は年間順位で上位のアドバンテージを生かして、11年ぶりのJ2復帰が決定。松本は2点リードから追いつかれ、4年ぶりのJ2復帰目前で涙した。 カターレ富山 2-2 松本山雅FC 【富山】 碓井聖生(後35、後45+3) 【松本】 安永玲央(前18) 樋口大輝(前26) <span class="paragraph-title">【動画】富山が11年ぶりJ2復帰! 導いたのは大卒ルーキーの劇的ヘッド</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="uvKgRXenA70";var video_start = 77;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">ドラマが、奇跡が起きた<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%A2%93%E4%BA%95%E8%81%96%E7%94%9F?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#碓井聖生</a> 2ゴール!<br>アディショナルタイム...<br>地元・富山出身ストライカーが昇格を手繰り寄せた<a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AC%E5%AF%8C%E5%B1%B1?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#カターレ富山</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E6%9D%BE%E6%9C%AC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#富山松本</a> <a href="https://t.co/bUywOUQQdO">pic.twitter.com/bUywOUQQdO</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1865291727973814324?ref_src=twsrc%5Etfw">December 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.07 16:09 Sat
2

合計11年在籍、J2昇格逃した松本がGK村山智彦と契約満了…今季は出番なし

松本山雅FCは8日、GK村山智彦(37)との契約満了を発表した。 村山は千葉県出身で、ジェフユナイテッド市原の下部組織育ち。市立船橋高校、静岡産業大学と進学し、2010年にJFLのSAGAWA SHIGA FCに加入。2013年に松本に加入した。 松本で3シーズンプレーすると、2016年に湘南ベルマーレに完全移籍。しかし、1年で松本に復帰するとその後も松本でプレーを続けた。 通算11シーズンを松本で過ごした村山は、J1通算37試合、J2通算125試合1得点、J3通算24試合に出場。リーグカップで8試合、天皇杯で14試合に出場したが、今シーズンは公式戦でプレーすることはなかった。 チームは4年ぶりのJ2昇格を目指したが、プレーオフ決勝でカターレ富山と対戦し2-2のドロー。後半アディショナルタイムに追いつかれ、J2復帰は潰えることとなった。 2024.12.08 15:17 Sun
3

J2昇格ならずの松本がDF藤谷壮、MF住田将の退団を発表…「自分の力の無さを痛感しました」

松本山雅は8日、DF藤谷壮(27)、MF住田将(25)との契約満了を発表した。 藤谷はヴィッセル神戸の下部組織出身であり、2015年にトップチームへ昇格。その後はギラヴァンツ北九州を経て2023シーズンから松本に加入すると、今シーズンは明治安田J3リーグ19試合1ゴール、YBCルヴァンカップ2試合出場の成績を残した。 住田は名古屋グランパスのアカデミー出身であり、2022シーズンに東京学芸大学から松本へ加入。3シーズン目となった今季は、J3リーグで12試合出場、ルヴァンカップで2試合1ゴールの成績となった。 松本を去ることが決まった2選手は、クラブを通じてコメントしている。 ◆藤谷壮 「契約満了となり今シーズンでチームを離れることになりました。2年間という短い間でしたが、山雅サポーターみなさんの熱い声援に何度も助けられました。皆さんと一緒にj2に昇格するという夢を叶えられなかった事を悔しく思うと同時に自分の力の無さを痛感しました。最後になりますが、松本山雅FCに関わるすべての方々に感謝したいです。ありがとうございました!」 ◆住田将 「まずは、3年間ありがとうございました。どんな時も背中を押し続けてくれたサポーターの皆様には、心から感謝しています。とても力になりました。この松本山雅FCというクラブでプロサッカー人生をスタートできたことは、自分にとっての大きな財産です」 「個人としてもチームとしてもこの3年間は目標に届かず、悔しい、苦しい時間が長かったです。それでも、目標を達成するために、ピッチ内外で本気で取り組んできました。だからこそ、得られた感情や経験は、人として選手として大きく成長させてくれるものだと信じています」 「自然がたくさんの街、松本で出会った素敵な方々に、本当に感謝しています。必ず這い上がります。今度は僕が皆さんに活力や希望を与えられるように頑張ります!ありがとうございました!また会いましょう!」 2024.12.08 17:40 Sun
4

経験ある選手補強でJ2昇格へ、松本が選手背番号を発表! 新戦力の高橋祥平は「4」、山本康裕は「15」、得点源として期待されるFW浅川隼人は「11」

松本山雅FCは8日、2024シーズンの選手の背番号を発表した。 2023シーズンは霜田正浩監督の下、J2昇格を目指して明治安田生命J3リーグを戦った中、シーズン終盤まで昇格の可能性を残したが9位に終わっていた。 再びJ3を戦う松本。19得点を決め、得点王のFW小松蓮がブラウブリッツ秋田へ移籍するなど選手の入れ替えもある中で、得点ランク2位のFW浅川隼人(←奈良クラブ)を確保。その他、DF高橋祥平(←FC町田ゼルビア)、DF馬渡和彰(←浦和レッズ)、MF山本康裕(←ジュビロ磐田)など、経験ある選手もチームに加えた。 新加入選手では、浅川が「11」、高橋が「4」、馬渡が「7」、山本が「15」を着用。GK大内一生(←横浜FC)が「1」、DF佐相壱明(←SC相模原)が「22」、FW高井和馬(←横浜FC)が「9」、FW安藤翼(←SC相模原)が「14」を着用する。 なお、FWルーカス・ヒアン、MF濱名真央、FW田中想来は移籍を前提とした契約交渉中のため、リストに含まれていない ◆2024シーズン選手背番号 GK 1.大内一生←横浜FC/完全 16.村山智彦 21.ビクトル 35.神田渉馬 DF 2.宮部大己 4.高橋祥平←FC町田ゼルビア/完全 5.常田克人※背番号変更「43」 7.馬渡和彰←浦和レッズ/完全 13.橋内優也 17.山本龍平※背番号変更「41」 22.佐相壱明←SC相模原/完全 27.二ノ宮慈洋←ヴェロスクロノス都農/期限付き移籍満了 28.藤本裕也 40.樋口大輝←専修大学/新加入 44.野々村鷹人 48.藤谷壮 MF 6.山口一真 8.住田将※背番号変更「36」 10.菊井悠介※背番号変更「15」 15.山本康裕←ジュビロ磐田/完全 20.前田陸王←流通経済大学/新加入 23.滝裕太←清水エスパルス/期限付き→完全 30.國分龍司 32.米原秀亮 41.村越凱光※背番号変更「29」 46.安永玲央←水戸ホーリーホック/期限付き→完全 FW 9.高井和馬←横浜FC/完全 11.浅川隼人←奈良クラブ/完全 14.安藤翼←SC相模原/完全 33.新井直登 2024.01.09 08:10 Tue
5

「いかなる理由があっても許されない」「大変遺憾」松本と福島が揃って声明、福島サポーターへ震災を揶揄する不適切発言に

福島ユナイテッドFCは5日、サポーターに対する不適切発言について報告した。 福島は今シーズンの明治安田J3リーグで5位フィニッシュ。J2昇格プレーオフに進むと、昇格プレーオフ準決勝で松本山雅FCと対戦した。 アウェイでの試合となった中、結果は1-1のドロー。追いつかれての引き分けとなり、レギュレーションにより敗退となった。 しかし、その試合後のシャトルバス内にて、福島のサポーターに対する不適切発言がSNS上で確認。2011年に発生した東日本大震災による風評被害や差別的発言を受けたと発信があり、大きな話題となっていた。 福島はこの件について声明を発表。事実関係を確認中としている中、声明を発表した。 「12月1日のJ2昇格プレーオフ準決勝 松本山雅FC戦後のシャトルバス内にて、当クラブサポーターに対して不適切な発言があったという投稿がSNS上で確認されました」 「未曾有の大災害の被災地である福島県は日本国内外よりあたたかいサポートを受け、復興へ歩み出し、今も県民のみなさまはそれぞれの場所で戦い続けています。そして私たちは「震災を経験したクラブだからこそできるものは何か」を常に問いながら、活動を続けてまいりました」 「現在、松本山雅FCさまを中心に事実関係を確認中ですが、一般社会同様に不適切な発言や誹謗中傷、差別的言動、暴力や暴言は、いかなる理由があっても許されません」 「当クラブのファン、サポーターのみなさまにおかれましては引き続き「リスペクト」の精神を持った言動を心がけていただきますよう、よろしくお願い申し上げます」 「福島ユナイテッドFCはこれからも風評被害や差別的発言に屈することなく、さらに強くたくましく戦ってまいります。引き続き、熱い後押しをよろしくお願いいたします」 また、松本も声明を発表。松本サポーターによる話だとされている中、事実確認中としながらも、大変遺憾だとした。 「12月1日、サンプロアルウィンにご来場いただきました福島ユナイテッドFCのサポーターに対して、帰宅時のシャトルバス内で、松本山雅FCサポーターによる不適切な発言があったとする、X(旧Twitter)の投稿を弊社にて確認し、以降、弊社宛にも両クラブサポーターより本投稿に関するご報告をいただいております」 「投稿内容の事実関係につきましては調査中ですが、このような事態になっていることは、弊社として大変遺憾でございます」 「甚大な被害をもたらした未曾有の大災害の被災地の方々に対するいわれのない偏見や非難は絶対にあってはならないことで、本件につきましては、Jリーグおよび福島ユナイテッドFC様にもご協力をいただきながら、毅然とした態度で適切に対応して参ります」 「いずれにおきましても、サッカーファミリーの一員として、「リスペクト」の精神で相手の気持ちを考え、思いやりのある言動を今一度心がけていただきますようご協力をお願いいたします」 2024.12.05 20:10 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly