チャビ監督解任の理由はレヴァンドフスキを巡る不一致? 今夏売却を望んだか

2024.05.29 17:20 Wed
チームの得点源として活躍するレヴァンドフスキ
Getty Images
チームの得点源として活躍するレヴァンドフスキ
今シーズン限りでバルセロナを去ることが決定したチャビ・エルナンデス監督。二転三転した去就は、最後は解任という形で心のクラブとの別れが決まった。
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チャビ監督は苦しい財政状況のクラブにおいて尽力し、2022-23シーズンはラ・リーガを制覇。一方で、今シーズンはケガ人などにも悩まされ続け、2位でのフィニッシュとなった。1月には電撃的に退任を発表するも、その後にジョアン・ラポルタ会長らの説得を受けて来シーズンも続投することを発表。しかし、その後に自身の発言などが不信感を生み、最後は解任される結末となった。
チャビ監督はラポルタ会長からの打診を受け入れたとしながらも、理由については「自分が言うことではない」と口を閉ざすことに。ラポルタ会長も今のところ、明確な説明はしていない。

そんな中、スペイン『スポルト』がその理由について報道。ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキの去就を巡る意見の食い違いが原因だとした。
2022年7月にバイエルンから加入したレヴァンドフスキ。1年目はラ・リーガで34試合23ゴールを記録しチームのリーグ優勝に大きく貢献。今シーズンもラ・リーガでは35試合で19ゴールを記録するなど、得点源として活躍。2シーズンで公式戦95試合59ゴール17アシストを記録している。

チームにとっては当然のことながら貴重な得点源であり、戦力として十分に計算できる一方で、チャビ監督は年齢を含めてピークは過ぎたと考え、今夏の移籍市場で売却し、新たな若いストライカーの獲得を望んだという。

また、ハイプレスをより活性化できるストライカーが欲しいを考えており、より激しい守備もできる若いFWを求めていたとのこと。加えて、若い選手に対する態度にチャビ監督が不満を持っているとし、より若手を引き上げるベテランを求めていたという。

加えて、レヴァンドフスキはサラリーも上昇することもあり、財政難に苦しむクラブにとっては足枷になるとも言える存在となるが、ラポルタ会長らはこれを認めず、解任を決断したとされている。

なお、後任として浮上しているハンジ・フリック氏は、バイエルン時代にレヴァンドフスキも指導しており、代理人はピニ・ザハヴィ氏と同じ。フリック監督の下でならば、レヴァンドフスキの輝きも増す可能性が高い。

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バルセロナ前監督はスペイン代表MFラミン・ヤマルの才能をものの数分で見抜いたようだ。 トップチームデビューしたのは昨年4月だが、17歳という年齢で今やバルセロナの中心となり、スペイン代表でも先のユーロ2024優勝に貢献するなど、主力中の主力と化すヤマル。今季はここまでラ・リーガ開幕5試合で3得点4アシストを決め、先日開幕のチャンピオンズリーグ(CL)でも1ゴールをマークした。 そんなヤマルをカンテラからトップチームに引き上げたのは前指揮官のチャビ・エルナンデス氏だが、かなりの惚れ込み様だったという。昨夏までバルセロナのスポーツディレクターを務めたジョルディ・クライフ氏が明かす。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。 「ラミンに関しては最初のトレーニングセッションを覚えている。5分後、チャビが我々を見て、こう言ったんだ。『あの少年は特別だ』ってね」 また、他の選手もヤマルの秀逸ぶりをすぐに理解し、「彼が初めてボールにタッチしたとき、ベテランの選手を含め、誰もが目を丸くして『彼は違う』と言った」と振り返る。 そうして順風満帆なキャリアを築く17歳だが、クライフ氏は父ヨハン・クライフ氏の教えから、ポテンシャルを引き出す上で楽しみながらプレーできる環境が必要と周りにこう話したそうだ。 「彼は並外れた選手だ。それは誰にでもわかる。だが、我々は彼にプレッシャーをかけるのではなく、安らぎを与えるべきだ。まだ17歳なのだし、楽しませてあげよう」 <span class="paragraph-title">【動画】スペインの至宝ヤマル、今季CLでもゴラッソ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="mdH0U8aZmD8";var video_start = 61;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.20 20:45 Fri
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「先発できないなら行かない」バルサが補強を目指すシュチェスニー、自身の態度を同胞に明言か「レヴァンドフスキが電話をした」

バルセロナへの加入が噂されている元ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(34)だが、バルセロナ入りには条件があるようだ。 2023-24シーズン限りでユベントスを退団。1年前倒して契約を解除すると、サウジアラビアなどへの移籍も噂されたなか現役引退を決断したシュチェスニー。しかし、引退から2カ月ほど経ち、自身の立場が大きく変わろうとしている。 バルセロナは、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが正守護神を務めていたが、22日に行われたラ・リーガ第6節のビジャレアル戦で右ヒザの膝蓋腱を断裂。手術を受けて成功したものの、約8カ月の離脱となり、今季中の復帰は難しいと見られている。 正守護神を失うこととなったバルセロナ。イニャキ・ペーニャがいるものの、経験の少ない選手が多く、クラブは新たな守護神探しに。フリーの選手が対象となるなか、シュチェスニーの獲得に動いているとされている。 一部の報道では26日にもメディカルチェックを受けるとされていたが、バルセロナはこの噂を否定。今のところ予定がないとのことで、すぐには問題は解決しないようだ。 そんな仲、ジャーナリストのジョフレ・マテウ氏が、スペイン『SER』の番組「Qué t'hi jugues」でこの件について言及。ポーランド代表でも共に戦ったFWロベルト・レヴァンドフスキが熱心に誘ったなか、電話での会話が問題となっているようだ。 「私が聞いたところによると、レヴァンドフスキとシュチェスニーの間で電話をしたようで、シュチェスニーは今の立ち位置に満足していると語ったようだ」 「ただ、彼は、先発できないのであればバルサに入らないといった。ベンチに座るという結果にはなりたくないようだ」 一度引退を決断したシュチェスニー。ポジションが約束されない限りは現役復帰をするつもりがないと態度を明確化した様子。バルセロナは、イニャキ・ペーニャを育てたい意向もある中で、ベテランにポジションを約束するかどうかがポイントとなりそうだ。 ハンジ・フリック監督は経験豊富なGKを求めていること自体は名言。シュチェスニーの名前は出していないが、バックアップとして考えているのか、それとも正守護神として考えているのか。バルセロナの意向がシュチェスニーの去就に大きく関わってきそうだ。 2024.09.27 12:45 Fri

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