「42歳です。よろしくお願いします!」W杯で2ゴールの稲本潤一が南葛SCで新人ばりの元気な挨拶を披露
2022.01.19 21:25 Wed
関東サッカーリーグ1部の南葛SCへの入団が発表された元日本代表MF稲本潤一(42)が早速見せた。18日、SC相模原を退団した稲本の入団が発表されたことが大きな話題に。ガンバ大阪の下部組織出身で、当時の最年少でプロデビューした逸材は、アーセナルやフルアム、WBA、カーディフ、ガラタサライ、フランクフルト、スタッド・レンヌなどでプレー。その後日本へ戻り、川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌でもプレーした。
多くの元Jリーガーも加入し、今オフもベガルタ仙台を退団した元日本代表MFMF関口訓充(36)が加入した南葛SC。人気サッカーマンガ『キャプテン翼』の作者である高橋陽一氏が代表を務めることでも知られている。
その稲本だが、早速チームのトレーニングに参加。その自己紹介で、大物ぶりを見せた。
稲本は新たなチームメイトに対して「こんばんは!」と元気に挨拶。「相模原から来た稲本潤一です。42歳です。よろしくお願いします!」と一礼した。
多くの元Jリーガーも加入し、今オフもベガルタ仙台を退団した元日本代表MFMF関口訓充(36)が加入した南葛SC。人気サッカーマンガ『キャプテン翼』の作者である高橋陽一氏が代表を務めることでも知られている。
稲本は新たなチームメイトに対して「こんばんは!」と元気に挨拶。「相模原から来た稲本潤一です。42歳です。よろしくお願いします!」と一礼した。
2002年の日間ワールドカップでは2つのゴールを決めるなど、その名が知れ渡っている稲本のまるでルーキーかのような元気な挨拶。心機一転、日本の5部リーグに当たるところからのJリーグ入りを目指す南葛SCの力になれるか。その活躍からは目が離せなさそうだ。
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現役引退・内田篤人の功績、CL日本人最長出場記録
鹿島アントラーズの元日本代表DF内田篤人(32)が現役引退を決断した。 23日の明治安田生命J1リーグ第12節のガンバ大阪戦がラストマッチとなり、31日にで鹿島との契約が満了。スパイクを脱ぐこととなる。 内田と言えば、鹿島とともに忘れてならないのがシャルケでの活躍だろう。“ウッシー”の愛称でも親しまれ、右サイドバックのレギュラーとして長らくプレー。元スペイン代表FWラウール・ゴンサレスや元オランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラール、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(現バイエルン)などワールドクラスの選手ともチームメイトとしてプレーした。 シャルケでは公式戦通算153試合に出場し2ゴール18アシストを記録した内田。DFBポカールのタイトルのみとなったが、最高峰の舞台であるチャンピオンズリーグ(CL)では誇るべき成績を残している。 日本人としてチャンピオンズリーグに出場したことがあるのは19名。内田は29試合の出場で日本人歴代2位の出場試合数を記録しているが、プレーイングタイムでは1位の成績を残している。 内田は29試合で2418分間プレー。1ゴール2アシストを記録した。2位はドルトムントとマンチェスター・ユナイテッドで出場したMF香川真司(レアル・サラゴサ)で2286分(33試合)となっている。 また2010-11シーズンのCL準々決勝ではインテルと対戦し、長友佑都との日本人対決も実現していた。 ヒザのケガとの戦いもあった中でのこの記録はいずれ抜かれる可能性はあるが、偉大な功績と言えるだろう。 ◆チャンピオンズリーグ 日本人選手出場記録 1位:内田篤人/2418分(29試合) シャルケ 2位:香川真司/2286分(33試合) ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド 3位:長友佑都/1658分(21試合) インテル、ガラタサライ 4位:中村俊輔/1288分(17試合) セルティック 5位:本田圭佑/809分(11試合) CSKAモスクワ 6位:小野伸二/736分(9試合) フェイエノールト 7位:南野拓実/517分(7試合) ザルツブルク、リバプール 8位:稲本潤一/470分(7試合) アーセナル、ガラタサライ 9位:伊東純也/441分(6試合) ヘンク 10位:長谷部誠/347分(6試合) ヴォルフスブルク 11位:岡崎慎司/336分(7試合) レスター・シティ 12位:鈴木隆行/146分(4試合) ヘンク 13位:奥川雅也/72分(4試合) ザルツブルク 14位:柿谷曜一朗/57分(3試合) バーゼル 15位:奥寺康彦/30分(2試合) ケルン 16位:清武弘嗣/15分(1試合) 17位:宇佐美貴史/9分(1試合) バイエルン 18位:西村拓真/2分(2試合) CSKAモスクワ 19位:宮市亮/1分(1試合) アーセナル 2020.08.20 19:30 Thu4
日本代表、W杯メンバー選出の難しさ…監督の方針に見る歴史/六川亨の日本サッカーの歩み
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