「サッカーは時として非常に不公平」PSGが猛攻見せるも2試合無得点…準決勝敗退のルイス・エンリケ監督はいつもと違う行動に「今夜は例外を作った」

2024.05.08 08:55 Wed
試合後に選手を労うルイス・エンリケ監督
Getty Images
試合後に選手を労うルイス・エンリケ監督
パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、ドルトムント戦の敗戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。7日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグでPSGはホームにドルトムントを迎えた。
アウェイで1stレグで1-0と敗れているPSG。最低でも勝利が必要な90分を戦うこととなったが、ホームのアドバンテージもあり、攻勢を強めていく。

しかし、ゴールが遠いこの戦い。ゴールレスで試合を折り返した中、50分にCKから失点。最低でも2点差が必要となった中、より攻勢を強めたが、最後までドルトムントの守備を崩せず、0-1で敗戦。2戦合計0-2で敗れ、またも彼岸のCL制覇はお預けとなった。

試合後、ルイス・エンリケ監督が『TNT Sports』のインタビューに応じ、準決勝敗退を嘆くとともに、ドルトムントを祝福した。
「正直に言えば、我々はこの試合に勝利に値したと思う。我々は31本のシュートを放ち、4本がバーに当たった。2試合では6本がバーに当たったが、ゴールを決めることができなかった」

「サッカーは時として非常に不公平だ。ドルトムントは素晴らしいチームであり、決勝でも勝利することを願っている」

攻め込みながらもゴールを奪えずに終わったPSG。悲しみをあらわにしながらも、2ndレグを振り返った。

「何よりも1番の感情は悲しみだ、それ以外の言い方はできない。我々は2ndレグでは劣っていなかった。フットボールは興味深いゲームだが、時に不公平だ」

「枠内シュートを31本も打ったにも関わらず、ゴールはなかった。ただ、試合に勝つには、バーに当てるのではなく、ゴールを決めなければいけない」

またしても悲願のビッグイヤーは手にできなかったPSG。ルイス・エンリケ監督は、選手たちの姿勢を称えた。

「チームの様子を見て、私は満足している。本物のメンタリティを見せた。全てを出し尽くしたチームだ。サポーターは信じられないほど素晴らしかった。今後もこの一体感が保たれることを願っている」

「このユニフォームのために汗を流す選手たち。繰り返すが、決勝進出を果たしたチームを祝福しなければいけない」

また、2試合を通じて選手たちが見せたメンタリティを称え、この悔しさ、反省を来季に繋げたいとした。

「とても満足している。全体的に、前半に見せたものは満足している、彼らは私が頼んだことをやってくれた。2つの試合で見せたメンタリティが大好きだ」

「確かに改善すべき点はあるし、そレは来シーズンの我々がこだわるところになるだろう。責めるべき点があるとすれば、運が不利に働いたということだ」

それでも悔しすぎる結末。ルイス・エンリケ監督は、試合後に普段とは違う行動をとったとコメント。反省を糧にしたいと改めて来季へ意気込んだ。

「試合後に選手たちとは決して話はしないが、今夜は例外を作った。私は彼らと個別に話をした。勝つ方法を知ることはとても重要だが、負ける方法を知ることも重要だ。それは、子供たちにどんな模範を示すかもだ」


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PSGがバルコラの3戦連続弾などでリーグ唯一の開幕3連勝を飾る!【リーグ・アン】

パリ・サンジェルマン(PSG)は1日、リーグ・アン第3節でリールと対戦し3-1で勝利した。 開幕3連勝を狙うPSGが、チャンピオンズリーグ(CL)予選プレーオフでスラビア・プラハに勝利し本大会出場を決めたリールのホームに乗り込んだ一戦。PSGは圧勝した前節のモンペリエ戦のスタメンからコンディション不良のメンデスをベラウドに変更した以外は同じスタメンを採用した。 立ち上がりから攻勢を続けるPSGだが、先にチャンスを迎えたのはリール。12分、ボックス右まで持ち上がったシェグロヴァの折り返しをバヨが右足のダイレクトシュートで合わせたが、これは右ポストを直撃した。 ピンチを凌いだPSGは31分、右サイド高い位置で受けたデンベレがボックス右から中央に切り込むと、切り返した際にDFアレクサンドロに足を引っかけられて倒され、PKを獲得。このPKをヴィティーニャが冷静にゴール左下に沈めた。 先制に成功したPSGは、36分にも自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ドリブルで持ち上がったバルコラがアセンシオとのパス交換で左サイドを突破。ボックス左から侵入し、冷静にゴール右隅にシュートを流し込んだ。 2点を追う展開となったリールは41分、敵陣でのボール奪取からショートカウンターを仕掛けると、シェグロヴァのラストパスでボックス右まで駆け上がったチアゴ・サントスが決定機を迎えたが、シュートはGKドンナルンマの好セーブに阻まれた。 迎えた後半はリールが積極的な入りを見せたが、PSGは53分にチャンス。自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、最後はデンベレのパスをボックス左で受けたアセンシオがシュートを放ったが、これは相手GKに防がれた。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、先にスコアを動かしたのはリールだった。77分、最終ラインのディアキテからの縦パスを敵陣中盤で受けたシェグロヴァがドリブルでペナルティアーク手前まで切り込み左足一閃。グラウンダーの狙い澄ましたシュートがゴール右隅に突き刺さった。 1点を返されたPSGは81分にもピンチ。自陣中盤でFKを与えると、シェグロヴァのロングパスに反応したアンドレがボックス左から頭で折り返すと、最後はチアゴ・サントスが押し込んだが、これはオフサイドの判定でゴールは認められず。 後半半ば以降はリールの勢いに晒されたが、PSGは92分にD・ドゥエの左クロスから途中出場のコロ・ムアニがヘディングシュートを流し込み、試合を決定づける3点目を奪う。 結局、試合はそのまま3-1でPSGが勝利。リーグ唯一の開幕3連勝で首位を守っている。 リール 1-3 パリ・サンジェルマン 【リール】 エドン・シェグロヴァ(後33) 【PSG】 ヴィティーニャ(前32)【PK】 ブラッドリー・バルコラ(前36) ランダル・コロ・ムアニ(後47) 2024.09.02 06:00 Mon

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