
福岡が2年連続ベスト4進出! 高さ光った小田逸稀の1G1AでFC東京下す【ルヴァンカップ】
2023.09.10 21:37 Sun
10日、YBCルヴァンカップ準々決勝第2戦のアビスパ福岡vsFC東京がベスト電器スタジアムで行われ、ホームの福岡が2-0で勝利を収めた。
3日のJ1第26節から公式戦3連戦となっている両チーム。3日のリーグ戦は福岡が2-1で勝利したものの、6日のルヴァンカップ準々決勝第1戦はFC東京が1-0で勝利。準決勝進出に向けてはFC東京が一歩リードしている。
ホームで逆転を目指す福岡は第1戦から大幅にスタメンを変更。前の試合で主力アタッカーの1人である佐藤が重傷を負ってしまったが、その代わりにルキアンが先発に名を連ねた。
対するFC東京は第1戦と同様に3バックでこの試合に挑んだが、決勝点を決めたアダイウトンはベンチスタート。熊田と仲川が2トップを形成した。
福岡は立ち上がりからアクシデントに見舞われてしまう。最前線のルキアンが負傷してしまい、長谷部茂利監督は17分に井手口を投入した。
一方の福岡はこの試合2本目のシュートで均衡を破る。38分、右サイド後方からのロングフィードを小田がボックス内左で胸で落とすと、走り込んだ山岸が左足でシュート。これがゴール左下に決まり、福岡は2戦合計スコアを1-1の振り出しに戻した。
これで勢いに乗った福岡。43分、今度は先制点をアシストした小田が左CKに頭で合わせたが、ややコースが甘く、GKヤクブ・スウォビィクにキャッチされた。
その後も福岡は高さを活かしてFC東京ゴールに迫る。前半アディショナルタイム、ドウグラス・グローリのヘディングシュートはGKスウォヴィクのファインセーブに遭ったが、これで獲得したCKからのクロスを今度は小田が頭で押し込む。GKスウォヴィクがゴールライン上でかき出したかに思われたが、VARレビューの結果、福岡のゴールが認められ、2戦合計スコアを2-1にひっくり返した。
後半に入ると、森山に代えて金森をピッチに送り出した福岡に再びアクシデントが発生。井上が競り合いの着地の際に腕を負傷してしまい、三國と交代した。
5枚の交代カードのうち2枚を負傷交代に使うことになった福岡だが、前半に続いてセットプレーからネットを揺らす。52分、CKの中でドウグラス・グローリがGKと競り合うと、こぼれ球を押し込む。しかし、これはファウルの判定でノーゴールとなった。
なかなか良い形を作れないFC東京は、56分に熊田に代えてアダイウトンを投入。すぐさまボールに絡み、存在感を発揮する。
FC東京はさらに3人選手を代えて主導権を握ろうとしたが、次にネットを揺らしたのも福岡だった。75分、井手口が自陣からボールを運ぶと、右サイドから斜めに走り込んだ紺野が井手口のスルーパスに反応。GKとの一対一を冷静に制したが、VARによるチェックの結果オフサイドと判定され、ゴールは認められなかった。
なんとか1点を返したいFC東京。86分にロングスローからチャンスを作り、右からの素早いボールにアダイウトンがゴール前で合わせたが、反応した場所はオフサイドポジションだった。
9分という長い追加タイムが取られた中、試合終了直前に山岸がボックス内で倒されてしまう。福岡が試合の行方を決めるPKを獲得したかに思われたが、オンフィールドレビューの結果、ノーファウルの判定でPKは取り消しとなった。
命拾いしたFC東京だったが、結局最後までゴールを奪うことができないまま試合終了。2-0で逃げ切りに成功した福岡は、2戦合計スコア2-1で2年連続の準決勝進出を決めた。
アビスパ福岡 2-0 FC東京
【福岡】
山岸祐也(前38)
小田逸稀(前48)
3日のJ1第26節から公式戦3連戦となっている両チーム。3日のリーグ戦は福岡が2-1で勝利したものの、6日のルヴァンカップ準々決勝第1戦はFC東京が1-0で勝利。準決勝進出に向けてはFC東京が一歩リードしている。
ホームで逆転を目指す福岡は第1戦から大幅にスタメンを変更。前の試合で主力アタッカーの1人である佐藤が重傷を負ってしまったが、その代わりにルキアンが先発に名を連ねた。
福岡は立ち上がりからアクシデントに見舞われてしまう。最前線のルキアンが負傷してしまい、長谷部茂利監督は17分に井手口を投入した。
両チームともになかなか決定機を作ることができず、じりじりとした展開が続く。20分には、FC東京が右サイドから攻め、白井のクロスにバングーナガンデが反応したが、これはわずかに合わなかった。
一方の福岡はこの試合2本目のシュートで均衡を破る。38分、右サイド後方からのロングフィードを小田がボックス内左で胸で落とすと、走り込んだ山岸が左足でシュート。これがゴール左下に決まり、福岡は2戦合計スコアを1-1の振り出しに戻した。
これで勢いに乗った福岡。43分、今度は先制点をアシストした小田が左CKに頭で合わせたが、ややコースが甘く、GKヤクブ・スウォビィクにキャッチされた。
その後も福岡は高さを活かしてFC東京ゴールに迫る。前半アディショナルタイム、ドウグラス・グローリのヘディングシュートはGKスウォヴィクのファインセーブに遭ったが、これで獲得したCKからのクロスを今度は小田が頭で押し込む。GKスウォヴィクがゴールライン上でかき出したかに思われたが、VARレビューの結果、福岡のゴールが認められ、2戦合計スコアを2-1にひっくり返した。
後半に入ると、森山に代えて金森をピッチに送り出した福岡に再びアクシデントが発生。井上が競り合いの着地の際に腕を負傷してしまい、三國と交代した。
5枚の交代カードのうち2枚を負傷交代に使うことになった福岡だが、前半に続いてセットプレーからネットを揺らす。52分、CKの中でドウグラス・グローリがGKと競り合うと、こぼれ球を押し込む。しかし、これはファウルの判定でノーゴールとなった。
なかなか良い形を作れないFC東京は、56分に熊田に代えてアダイウトンを投入。すぐさまボールに絡み、存在感を発揮する。
FC東京はさらに3人選手を代えて主導権を握ろうとしたが、次にネットを揺らしたのも福岡だった。75分、井手口が自陣からボールを運ぶと、右サイドから斜めに走り込んだ紺野が井手口のスルーパスに反応。GKとの一対一を冷静に制したが、VARによるチェックの結果オフサイドと判定され、ゴールは認められなかった。
なんとか1点を返したいFC東京。86分にロングスローからチャンスを作り、右からの素早いボールにアダイウトンがゴール前で合わせたが、反応した場所はオフサイドポジションだった。
9分という長い追加タイムが取られた中、試合終了直前に山岸がボックス内で倒されてしまう。福岡が試合の行方を決めるPKを獲得したかに思われたが、オンフィールドレビューの結果、ノーファウルの判定でPKは取り消しとなった。
命拾いしたFC東京だったが、結局最後までゴールを奪うことができないまま試合終了。2-0で逃げ切りに成功した福岡は、2戦合計スコア2-1で2年連続の準決勝進出を決めた。
アビスパ福岡 2-0 FC東京
【福岡】
山岸祐也(前38)
小田逸稀(前48)
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【明治安田J1第14節まとめ】鹿島は4連勝で首位キープ、浦和は5連勝で2位浮上…G大阪が4ゴール快勝で連勝
3日に明治安田J1リーグ第14節の8試合が各地で行われた。 <h3>【G大阪vs湘南】助っ人の2戦連発など4ゴール快勝</h3> 14位のガンバ大阪は11位の湘南ベルマーレと対戦。前節首位を下したG大阪はこの日も攻撃陣が躍動する。 開始2分、GKのロングボールを受けたデニス・ヒュメットがファン・アラーノのパスを受けるとドリブルをスタートさせボックス手前から左足一閃。強烈なミドルシュートで先制すると、13分にはスルーパスに抜け出した宇佐美貴史がボックス内左からシュート。これはGK上福元直人にセーブされるが、岸本武流が詰めて追加点を奪う。 勢いに乗るG大阪は29分にもカウンター。左サイドを仕掛けたファン・アラーノがクロスを入れると、ボックス内に走り込んだ岸本がハーフボレーで蹴り込み3点目。35分にはボック付近のFKからクリアボールを黒川圭介が拾ってクロス。ファーサイドで半田陸が折り返すと、中谷進之介がヘディングで押し込み4点目。前半に一気に試合を決めたG大阪が4-0で快勝を収めた。 <h3>【鹿島vs町田】4連勝の鹿島が首位キープ</h3> 3連勝で首位に立つ鹿島アントラーズと3連敗を止めた7位のFC町田ゼルビアの一戦。鹿島が主導権を握り中、16分には関川郁万が負傷交代するアクシデントが発生。すると39分、チャヴリッチのパスをボックス手前で受けた鈴木優磨が素早くボックス左に展開。駆け上がった安西幸輝の折り返しを走りこんだ田川亨介が左足で流し込んだ。 鹿島が先制した展開となった中、町田は選手交代で流れを変えにいくも、なかなかゴールを奪えず。70分には、ナ・サンホが直接FKで狙ったがシュートはクロスバー直撃。町田の猛攻は最後まで続いたが、鹿島が1点を守り切って、首位をキープした。 <h3>【新潟vsFC東京】下位対決はFC東京に軍配</h3> 17位のアルビレックス新潟と16位のFC東京の一戦は点の取り合いに。先制したのはFC東京。8分にルーズボールを拾ったマルセロ・ヒアンがドリブルで運ぶと、ボックス手前から左足一閃。移籍後初ゴールで見事に先制する。 前半はFC東京がリードして終えると52分にも追加点。敵陣でFC東京はボールを回すと、細かくパスを繋いでいくと起点となった小泉慶がフィニッシュを仕上げて追加点を奪う。 2点ビハインドとなった新潟。しかし66分に奥村仁が左サイドを仕掛けてボックス内からシュート。これはGK野澤大志ブランドンがセーブするも、クリアが小さくなると笠井佳祐がこぼれ球を蹴り込み1点を返す。 1点差となったが82分には新潟が右サイドからのダニーロ・ゴメスのクロスを奥村がボックス内で合わせるも左ポスト直撃。すると、ここからFC東京がカウンター。白井康介が拾ってドリブルスタート。敵陣まで1人で持ち込みスルーパスを出すと、マルセロ・ヒアンが抜け出しフィニッシュ。新潟は後半アディショナルタイムにダニーロ・ゴメスが1点を返すも2-3でFC東京が勝利を収めた。 その他、東京ヴェルディを2-0で下した浦和レッズは5連勝。2週間ぶりの試合となったヴィッセル神戸はファジアーノ岡山を2-0で下してこちらも4連勝と勝ち点を重ねている。 <h3>◆明治安田J1リーグ第14節</h3> ▽5/3(土) サンフレッチェ広島 2-1 アビスパ福岡 【広島】 加藤陸次樹(後22) ジャーメイン良(後45+8) 【福岡】 見木友哉(後41) アルビレックス新潟 2-3 FC東京 【新潟】 笠井佳祐(後21) ダニーロ・ゴメス(後45+9) 【FC東京】 マルセロ・ヒアン(前8、後37) 小泉慶(後7) 清水エスパルス 0-3 名古屋グランパス 【名古屋】 稲垣祥(前36) 和泉竜司(後3) 椎橋慧也(後5) 鹿島アントラーズ 1-0 FC町田ゼルビア 【鹿島】 田川亨介(前39) 浦和レッズ 2-0 東京ヴェルディ 【浦和】 松尾佑介(前6) 渡邊凌磨(前31) ガンバ大阪 4-0 湘南ベルマーレ 【G大阪】 デニス・ヒュメット(前2) 岸本武流(前13、前29) 中谷進之介(前35) ヴィッセル神戸 2-0 ファジアーノ岡山 【神戸】 宮代大聖(後6) 井手口陽介(後28) 京都サンガF.C. 2-3 セレッソ大阪 【京都】 原大智(前12) 松田天馬(前14) 【C大阪】 ルーカス・フェルナンデス(前18) 古山兼悟(前43) 中島元彦(後20) <span class="paragraph-title">【動画】覚醒した助っ人、デニス・ヒュメットが2戦連発の衝撃ミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="OdH_JRuadok";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.03 21:50 Sat2
【J1注目プレビュー|第15節:福岡vs鹿島】ポイントは守備の集中力、下降気味の福岡に首位鹿島が5連勝チャレンジ
【明治安田J1リーグ第15節】 2025年5月6日(火) 14:00キックオフ アビスパ福岡(7位/21pt) vs 鹿島アントラーズ(1位/28pt) [ベスト電器スタジアム] <h3>◆堅守を今一度取り戻せ【アビスパ福岡】</h3> 7戦無敗で首位にも立った福岡だったが、現在4戦未勝利で7位まで転落した。 直近4試合では明らかに失点が増え、攻撃面ではチャンスを活かせないシーンが増えることに。7戦無敗中も複数得点はわずか2試合であり、守備がゼロに抑えなければ勝てないチームであることは変わっていないのが実情だ。 堅守をいかにして保っていくかがポイントとなるが、今節の相手は鹿島。攻撃力は非常に高く、個の能力も高いため、より一層のデュエルでの勝利が必要となる。 このままズルズルと転落するわけにはいかない状況。首位チーム相手に、ホームでしっかりと爪痕を残したい。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:村上昌謙 DF:前嶋洋太、上島拓巳、安藤智哉、志知孝明 MF:松岡大起、秋野央樹 MF:名古新太郎、見木友哉、岩崎悠人 FW:シャハブ・ザヘディ 監督:金明輝 <h3>◆このまま突き進めるか【鹿島アントラーズ】</h3> 前節はホームにFC町田ゼルビアを迎えて1-0での勝利。伏兵・田川亨介の初ゴールで勝利をもぎ取り、4連勝とした。 リーグ戦3連敗の時には転落の一方だと思われたが、しっかりと立て直して3試合連続クリーンシート中。ケガ人が大量発生中の中で、チームに力強さが戻ってきた。 レオ・セアラも復帰を果たし、チャヴリッチが調子を上げている中で悲報も。センターバックとして全試合出場していた関川郁万が負傷離脱。この影響がどこまで出るのかがポイントとなる。 背後には浦和が猛然と迫ってきている状況。好調さでは負けない鹿島も、5連勝でしっかりと首位を守っていきたい。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:早川友基 DF:津久井佳祐、植田直通、キム・テヒョン、安西幸輝 MF:チャヴリッチ、舩橋佑、三竿健斗、荒木遼太郎 FW:レオ・セアラ、鈴木優磨 監督:鬼木達 2025.05.06 09:15 Tue3
鹿島がレオ・セアラの復帰弾で5連勝で首位キープ、福岡は首位に立ってから5戦未勝利で転落【明治安田J1第15節】
6日、明治安田J1リーグ第15節のアビスパ福岡vs鹿島アントラーズがベスト電器スタジアムで行われた。 7位につける福岡と首位に立つ鹿島の一戦。ホームの福岡は4試合勝利がない中、前節からスタメン5名を変更。上島拓巳、橋本悠、松岡大起、金森健志、ウェリントンが外れ、前嶋洋太、志知孝明、秋野央樹、名古新太郎、シャハブ・ザヘディを起用した。 対する鹿島も5名変更。津久井佳祐、関川郁万、三竿健斗、柴崎岳、荒木遼太郎が外れ、小池龍太、キム・テヒョン、ターレス・ブレーネル、舩橋佑、知念慶が入った。 5連勝を目指す首位の鹿島は立ち上がりから主導権を握っていく展開に。鈴木優磨、田川亨介の2トップがゴールに迫っていくが、決定機までは作れない。 互いにゴールを目指していく中で25分にアクシデント。福岡の田代雅也がクリアボールを蹴ると、至近距離で田川の側頭部にボールが直撃。そのまま倒れ込むと、28分にレオ・セアラと交代となった。 35分には鹿島がチャンス。右CKからのクロスにキム・テヒョンがヘッドもミートせず。こぼれ球を繋いでボックス左から鈴木がクロスを上げると、ボックス内で舩橋がダイレクトボレー。枠に飛ぶがブロックされる。 すると40分、ボックス内で田代とレオ・セアラが競り合うとレオ・セアラが持つれて倒れPKを獲得。レオ・セアラがしっかりと左に決めて復帰2戦目でゴール。今季9点目を決めた。 先制を許した福岡は前半アディショナルタイム1分、ボックス左からのFKを名古が直接狙うことに。ファーサイドに飛んだボールだったが、GK早川友基がなんとか手を伸ばしてセーブする。 鹿島が1点リードで迎えた後半も立ち上がりにチャンスを掴んだのは鹿島。スルーパスに抜け出したチャヴリッチが右サイドを仕掛けて早めのグラウンダークロス。これを走り込んだレオ・セアラが蹴り込むだけかと思われたが、ミートせずにGK永石拓海がセーブする。 時間の経過とともに徐々に両チームとも激しさを増していき、ファウルが連発される事態に。潰し合いが続いてゴールまで迫っていけない。 すると73分、福岡にアクシデント。ロングボールを競り合ったウェリントンが着地の際にハムストリングを痛めて交代。途中出場した中で74分に佐藤颯之介と交代した。 福岡は同点ゴールを目指していきたいものの、鹿島が粘り強く戦いチャンスすら作らせず。安藤を上げてパワープレーに出るも実らず、鹿島が0-1で勝利し5連勝達成。福岡は連敗となり、5戦未勝利となった。 アビスパ福岡 0-1 鹿島アントラーズ 【鹿島】 レオ・セアラ(前43) <span class="paragraph-title">【動画】レオ・セアラが復帰ゴールで勝利に導く</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1919630849181446439?ref_src=twsrc%5Etfw">May 6, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.06 15:59 Tue4
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue5