アタランタ、近年の大躍進支えたFWサパタを売却も?

2022.12.12 17:20 Mon
Getty Images
アタランタの近年の大躍進を支えた元コロンビア代表FWドゥバン・サパタ(31)だが、退団の時が近づいているのかもしれない。

2018年夏からアタランタでプレーするサパタ。加入前からセリエAでキャリアを積み重ねてきたが、そこまで目立った存在ではなく、加入時のアタランタも上位進出をうかがうプロビンチャーレ(中堅クラブ)の1つに過ぎなかった。

しかし、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督のサッカーに見事にフィットし、加入1年目の2018-19シーズンからセリエA37試合23得点7アシストを記録。クラブをチャンピオンズリーグ(CL)へと導く大車輪の活躍を披露した。
以降もゴールとアシストを量産し、たびたびビッグクラブ行きが噂された一方、ここ1、2年はケガも頻発し、なかなかコンスタントに活躍できず。今季は公式戦9試合1得点1アシストという寂しい成績にとどまっている。

契約は2024年6月まで残すものの、イタリア『TuttoMercatoWeb』によると、首脳陣らはサパタへのオファーを積極的に検討していく方針で一致。現時点で正式オファーはないものの、今夏に大金を投じた19歳FWラスムス・ホイルンドを軸に据えたいという思惑もあるとされている。

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