リュディガー退団発表後のチームの影響は? トゥヘル監督「誰も望んでいないこと」

2022.04.28 15:07 Thu
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ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーの今夏退団が決定的となったチェルシーだが、やはりチームの反応は好ましいものではなかったようだ。
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先日、トーマス・トゥヘル監督が公の場でリュディガーが今季限りで退団する意思を固めたことを明かした。2017年夏から在籍する同選手は、フランク・ランパード監督の下では出場時間が伸び悩む時期もあったものの、1シーズンあたり平均40試合に出場してきた。とりわけ、トゥヘル監督就任以降は重要な存在に。左センターバックを主戦場に攻守両面で存在感を放ち、昨シーズンのチャンピオンズリーグ優勝に最も貢献した一人だった。
チェルシーはもちろん慰留に努めたものの、給与面の折り合いがつかないでいるところに、ロシアのウクライナ侵攻によるロマン・アブラモビッチオーナーへの制裁で交渉が全面的に禁止となり、リュディガーも堪忍袋の緒が切れた格好となった。

そして、24日後のウェストハム戦後に、トゥヘル監督の口からリュディガーが退団を望んでいることが明らかにされ、チェルシーも為す術がなくなったと告白。事実上の退団発表となってしまった。
28日にはマンチェスター・ユナイテッド戦が控える中、同監督はリュディガーの退団を惜しみながらも、次のシーズンに向けて最高の結果を残すためベストを尽くすことを誓った。

「誰も望んでいないことだと思う。トニはこの1年半で非常に重要なファクターだった。彼はドレッシングルームでみんなに自信を与えられる。ユニークなキャラクターでアグレッシブなリーダーだったのだ。そして卓越したレベルでプレーする。自ら責任を負うこともやぶさかではなかった」

「我々は退団を受け入れなければならないし、受け入れていくつもりだ。トニが去っても、我々にはチェルシーでの生活がある。今最も大切なのは、この1年半のように、可能な限り高いレベルでシーズンを終えることだ」

「トニとの毎日は楽しかった。ただ、まだ達成しなければならない大きなことがある。次のプレシーズンからも否が応でも生活は続いていくのだから、我々はベストを尽くす。私は全身全霊、全知全能を傾けて関わっていくつもりだ」

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