CL決勝へ調整続くレアル、4失点もアンチェロッティ監督は「全てが完璧だった」

2024.05.20 14:22 Mon
内容に満足のカルロ・アンチェロッティ監督
Getty Images
内容に満足のカルロ・アンチェロッティ監督
レアル・マドリーカルロ・アンチェロッティ監督が問題なしを強調した。クラブ公式サイトが伝えた。

すでにラ・リーガ制覇を決めたことから、6月1日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝に向けた調整が続く王者マドリー。19日に行われたラ・リーガ第37節のビジャレアル戦は、控え主体のメンバー構成で臨んだ。
トルコ代表MFアルダ・ギュレルの先制点を皮切りとしたマドリーは、スペイン代表FWホセル、元スペイン代表DFルーカス・バスケス、ギュレルと前半のうちに4ゴールを奪取。しかし、前半1ゴールを許していたノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートに後半に入ってから3点を追加され、4-4のドロー決着となった。

リーグ戦では10試合ぶりに勝ち点「3」を逃したアンチェロッティ監督だが、消化試合のため内容を重要視。失点を重ねた以外は良かったと振り返っている。

「スピードと激しさに溢れ、オープンであまりタイトではないエンタメ性の高い試合だった。我々必要なものを手にして終えたし、次の試合に備えなければならない。良いプレーをして、攻撃的なサッカーをしたかった」
「もう勝ち点は必要ないため、スピードや強度を伴った良いパフォーマンスを発揮し、トラブルやケガを避けることが目的だった。全てが完璧だった」

「必要以上に失点してしまったが、チャンピオンズリーグの決勝に向けては問題ない。ロッカールームは今後2週間、良いトレーニングをするためにギアを上げていくし、チャンピオンズリーグ優勝を目指してトライする」

また、アンチェロッティ監督は2得点のギュレルを「非常に効果的で、特別な才能を持っている」と称賛。一方、4失点を喫したウクライナ代表GKアンドリー・ルニンについては「失点が彼の責任ではないのは明らかだ」と擁護している。

さらに、長期離脱からの完全復活を目指すブラジル代表DFエデル・ミリトンについてもコメント。CL決勝までにコンディションが万全になる可能性を示唆した。

「彼は100%に近づいている。2週間あるし、決勝戦にはベストの状態で臨めるかもしれない。セルロートに苦しめられたのは、彼だけではなく(アントニオ・)リュディガーもだ」

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レアルとアンチェロッティ監督、新CWC不参加を否定 「予定通り参加する」

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来夏の新CWCに「参加しない」…欧州王者レアルのアンチェロッティ監督が出場報酬に不服

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が来シーズンのFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)に参加しないつもりだと語った。 今シーズンはラ・リーガとスーペルコパ・デ・エスパーニャ、チャンピオンズリーグ(CL)の3タイトル獲得を果たしたマドリー。フランス代表FWキリアン・ムバッペも加入する来シーズンも複数タイトルの獲得が期待される。 その1つには2025年6月に32クラブ参戦となる新フォーマットのCWCもあるが、アンチェロッティ監督はイタリア『イル・ジョルナーレ』のインタビューのなかでチームの不出場を示唆。得られる報酬の少なさを理由に挙げた。 「FIFAはそのことを忘れられる。選手もクラブもその大会には参加しないだろう。レアル・マドリーの1試合には2000万ユーロ(約33億8000万円)の価値があるが、FIFAは大会全体で我々にその額を与えようと考えている。ネガティブだ。我々と同じように、他のクラブも参加を断るだろう」 マドリーは2021-22シーズンの欧州王者として参戦見通し。今シーズンのCL覇者でもあるチームが参加しないとなれば、CWCにとっての一大事だが、いかに。 2024.06.10 17:42 Mon

アンチェロッティ監督の副官務める息子・ダビデ氏、スタッド・ランス&レスターから関心もレアル残留が既定路線か

レアル・マドリーでアシスタントコーチを務めるダビデ・アンチェロッティ氏(34)は来シーズンも父親を支える意向のようだ。スペイン『Relevo』が報じた。 パリ・サンジェルマン(PSG)やマドリーでフィットネスコーチを務めた後、2016年7月からはカルロ・アンチェロッティ監督のアシスタントを務めているダビデ氏。偉大な父親と共にバイエルンやナポリ、エバートン、マドリーで苦楽をともにしてきた。 そんななか、日本代表MF伊東純也とFW中村敬斗も所属するスタッド・ランスが、退任決定済みのウィル・スティル監督の後任としてダビデ氏の招へいを検討。また、エンツォ・マレスカ監督がチェルシーへと向かったレスター・シティもアプローチをかけているという。 リーグ・アン、もしくはプレミアリーグで指揮するチャンスが訪れているダビデ氏だが、あと1年はマドリーに留まる意向とのこと。今夏も可能性はゼロではないが、父カルロと共にもう少しマドリーで過ごしてから、自らに合うクラブでの指揮官デビューを望んでいるようだ。 戦術面に大きな影響を及ぼしている上、監督と選手の橋渡し役としてもロッカールームで重要な役割を担っているダビデ氏。隣で見てきた父からの学びを活かす時はいつになるのだろうか。 2024.06.08 17:50 Sat

2年前に続きCL決勝でゴールのヴィニシウス、「クロースたちのように歴史を作り続けたい」とマドリーでの更なる成功に意欲

レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、自身2度目のビッグイヤー獲得に喜びを露わにした。 マドリーは1日、ウェンブリー・スタジアムで行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝でドルトムントと対戦し、2-0の勝利。2シーズンぶり最多15度目の優勝を果たした。 前半は相手の強度の高いプレーに圧倒されたが、粘り強い守備で最低限のゴールレスで試合を折り返したマドリー。すると、ハーフタイムの修正で流れを引き戻した後半の74分に左CKからDFダニエル・カルバハルの見事なヘディングシュートで先制に成功。その後、相手のミスパスから仕掛けたショートカウンターをヴィニシウスが決め切った2点目でトドメを刺し、さすがの勝負強さでラ・リーガに続く重要なタイトル獲得に成功した。 2021-22シーズンのリバプール戦に続き再び決勝の舞台でゴールを記録し、自身2度目の欧州制覇を成し遂げた23歳FWは、クラブ公式チャンネルのインタビューを通じて喜びを爆発させた。 「またチャンピオンズリーグを制覇できてとても嬉しいよ。このクラブは僕に多くのものを与えてくれた。信じられないことだよ。何度もCL優勝を経験するなんて、誰もができることではないものだけど、ここに来て優勝するのが簡単なことのように思えてしまうね。シーズン中、僕らは多くの負傷者に悩まされ、苦しんだ。だけど、ここに来るために全員が信じられないほど努力をしてきたんだ」 マドリーではすでに獲得可能なすべてのタイトルを獲得するなど12個のトロフィーを手にし、23歳にして早くもレジェンドの域に到達しているが、偉大な先達に続く形で、これからもエル・ブランコでさらなる成功を手にしたいと改めて主力としての覚悟を示す。 「こんなに長くここにいられてとても幸せだよ。(フロレンティーノ・ペレス)会長が契約を更新してくれることを願っているよ。ずっとここにいて、カルバハル、ナチョ、モドリッチ、クロースのように歴史を作り続けたいからね。彼らはチャンピオンズリーグで6回優勝し、僕らに道を示してくれた。僕も彼らのようになりたいんだ。ここで引退したいけど、それはフラメンゴの人たちが許してくれないかもしれないね(笑)」 また、カルロ・アンチェロッティ監督が試合後の会見で「ヴィニシウスはバロンドールに値する。私はそのことを疑わない」と語るなど、今回のCL優勝によってバロンドールの有力候補に浮上したエル・ブランコの背番号7。 「バロンドールを獲得するのは、その背後にあるすべてのプロセスを考えると非常に難しいこと」と慎重な態度を見せながらも、「僕は毎日一緒にいる人たち全員を信じている。彼らは自分に最高だと言ってくれるし、結局のところその言葉を信じているよ」と、フットボール界最高の栄誉受賞に向けて色気も見せている。 2024.06.02 09:45 Sun

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ヴァトレニの英雄は有終の美飾れるか/ルカ・モドリッチ(クロアチア代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■クロアチア代表</span> 出場回数:6大会連続8回目 最高成績:ベスト8(1996、2008) ユーロ2020結果:ベスト16 予選結果:グループD・2位 監督:ズラトコ・ダリッチ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリー) 1985年9月9日(38歳) 今大会を最後に代表引退が見込まれるヴァトレニの英雄。マンチェスター・シティ加入1年目で存在感を示したヨシュコ・グヴァルディオル、レバークーゼンのブンデスリーガ無敗優勝に貢献したヨシプ・スタニシッチら若手の台頭もあるが、今大会でもクロアチアの主軸を担うのはモドリッチ、イバン・ペリシッチ、ドマゴイ・ヴィダら重鎮3人を中心とする、“オーバー30”のベテラン選手たちだ。 その中でも38歳という年齢を鑑みれば、今度こそ代表引退の可能性が濃厚となるマエストロの一挙手一投足に大きな注目が集まる。歴代最多175キャップを刻む代表チームでは依然として絶対的な主力に君臨し続けるモドリッチだが、所属クラブのレアル・マドリーでは世代交代の波にあらがえず、今季の公式戦46試合出場の大半は途中出場となった。現状ではエル・ブランコとの1年契約にサインする見込みだが、キャリア終焉が近づいていることは間違いない。 個人として通算5度目の出場となるユーロだが、準優勝や3位入賞を果たしたワールドカップやネーションズリーグに比べて苦手としており、ベスト8が最高成績。今大会もグループステージ最激戦区のひとつであるイタリア、スペインとタフな相手との対戦となるが、大舞台でこそ輝くヴァトレニの司令塔の傑出したゲームメーク能力、勝負強さに期待したい。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月15日(土) 《25:00》 【B】スペイン代表 vs クロアチア代表 ▽6月19日(水) 《22:00》 【B】クロアチア代表 vs アルバニア代表 ▽6月24日(月) 《25:00》 【B】クロアチア代表 vs イタリア代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ドミニク・リヴァコビッチ(フェネルバフチェ/トルコ) 12.ネディリコ・ラブロビッチ(リエカ) 23.イビツァ・イヴシッチ(パフォス/キプロス) DF 2.ヨシプ・スタニシッチ(レバークーゼン/ドイツ) 3.マリン・ポングラチッチ(レッチェ/イタリア) 4.ヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ/イングランド) 5.マルティン・エルリッチ(サッスオーロ/イタリア) 6.ヨシプ・シュタロ(アヤックス/オランダ) 19.ボルナ・ソサ(アヤックス/オランダ) 21.ドマゴイ・ヴィダ(AEKアテネ/ギリシャ) 22.ヨシプ・ユラノビッチ(ウニオン・ベルリン/ドイツ) MF 7.ロヴロ・マイェル(ヴォルフスブルク/ドイツ) 8.マテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ/イングランド) 10.ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー/スペイン) 11.マルセロ・ブロゾビッチ(アル・ナスル/サウジアラビア) 13.ニコラ・ヴラシッチ(トリノ/イタリア) 15.マリオ・パシャリッチ(アタランタ/イタリア) 18.ルカ・イバンシッツ(フェイエノールト/オランダ) 25.ルカ・スチッチ(レッドブル・ザルツブルク/オーストリア) 26.マルティン・バトゥリナ(ディナモ・ザグレブ) FW 9.アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ) 14.イバン・ペリシッチ(ハイドゥク・スプリト) 16.アンテ・ブディミル(オサスナ/スペイン) 17.ブルーノ・ペトコビッチ(ディナモ・ザグレブ) 20.マルコ・ピアツァ(リエカ) 24.マルコ・パシャリッチ(リエカ) <span class="paragraph-title">【動画】エレガントの塊、クロアチアを導くNo.10モドリッチ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="CQp2lPusQt8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 19:30 Sat

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今月で32歳迎えるアラバ…マドリーは戦列復帰時期を慎重に慎重に思案中

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