林穂之香と清水梨紗が新天地デビュー、ウェストハムはリサの決勝点で白星スタート

2022.09.19 13:33 Mon
Getty Images
18日、FA 女子スーパーリーグ(WSL)の第2節、ウェストハムvsエバートンがチグウェル・コンストラクション・スタジアムで行われ、1-0でウェストハムが勝利。なでしこジャパンのMF林穂之香とDF清水梨紗はフル出場を果たしている。

開幕節が延期となった影響で今節が新シーズンの初戦となったFA WSL。ウェストハムはコーチから昇格したポール・コンチェスキ新監督のもと[4-2-3-1]を採用し、林はトップ下、清水は右サイドバックで先発起用された。

昨シーズンと比較して最終ラインから中盤でボールを保持する時間も増え、同時に高い位置からのプレッシングも決行。林はスイッチ役の一人となり、前線で精力的に奔走すると、39分にはショートカウンターから惜しいミドルシュートも放った。
ウェストハムは前半終了間際、CKの流れからスコットランド代表FWリサ・エバンスのヘディングで45分に先制。後半には選手交代に伴い、林はボランチの一角に、清水は終盤から左サイドバックに回った。

FWクラウディア・ウォーカーの投入によって縦々の攻撃となったウェストハムは、終盤押し込まれる場面も散見しながらクリーンシートでタイムアップ。初戦白星スタートを切っている。
ウェストハムは次戦、25日にマンチェスター・ユナイテッドとホームで対戦する。

ウェストハム 1-0 エバートン
【ウェストハム】
リサ・エバンス(前45)

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