菅原が今季初ゴール! AZは終盤のゴールラッシュで4発快勝《ECL》

2022.09.16 06:10 Fri
Getty Images
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)グループステージ第2節が15日に欧州各地で行われた。

昨季と比較してやや地味な顔ぶれとなった今グループステージで唯一の日本人選手となる菅原由勢の所属するAZは、ホームでファドゥーツ(リヒテンシュタイン)と対戦し4-1で勝利した。菅原はフル出場、92分にゴールを記録している。

EL連勝を狙うAZは、19分にバラシのゴールで先制。しかし、直後の22分にゲルツァーにネットを揺らされ、1-1で前半を終える。
後半に入っても膠着状態が続く中、61分に中盤からのロングパスに反応したオドゴールがボックス外で飛び出したGKビュヘルに倒されると、このプレーでGKビュヘルが一発退場に。

数的有利となったAZは、81分にブッケマのゴールで勝ち越すと、後半アディショナルタイム2分にはデ・ウィトのパスで右サイドを抜け出した菅原がボックス右深くまで切り込みゴール左隅にシュートを突き刺した。
このゴールで試合を決定づけたAZは、試合終了間際にもデ・ウィトがゴールネットを揺らるなど、終盤のゴールラッシュで4-1と快勝した。

また、昨季チャンピオンズリーグ(CL)ベスト4で一昨季のヨーロッパリーグ(EL)王者であるビジャレアルは、アウェイでハポエル・ベエルシェバ(イスラエル)と対戦。28分にホセ・モラレスのPKで先制したビジャレアルだったが、63分にハトゥエルにネットを揺らされ追いつかれる。

それでも67分、右サイド深くまで抜け出したジェレミ・ピノのクロスをバエナが右足ボレーで流し込み、勝ち越しに成功。結局、これが決勝点となりビジャレアルが2-1で勝利した。

その他、イングランドの名門ウェストハムはアウェイでシルケボー(デンマーク)と対戦し3-2で勝利。イタリアの名門はフィオレンティーナはアウェイでバシャクシェヒル(トルコ)と対戦し0-3で完敗している。

◆グループA
FK RFS(ラトビア) 0-2 ハート(スコットランド)
バシャクシェヒル(トルコ) 3-0 フィオレンティーナ(イタリア)

◆グループB
FCSB(ルーマニア) 0-0 アンデルレヒト(ベルギー)
シルケボー(デンマーク) 2-3 ウェストハム(イングランド)

◆グループC
ハポエル・ベエルシェバ(イスラエル) 1-2 ビジャレアル(スペイン)
レフ・ポズナン(ポーランド) 4-1 オーストリア・ウィーン(オーストリア)

◆グループD
パルチザン(セルビア) 1-1 ニース(フランス)
ケルン(ドイツ) 4-2 スロヴァコ(チェコ)

◆グループE
AZ(オランダ) 4-1 ファドゥーツ(リヒテンシュタイン)
アポロン(キプロス) 1-3 ドニプロ-1(ウクライナ)

◆グループF
ユールゴーデン(スウェーデン) 3-2 モルデ(ノルウェー)
ヘント(ベルギー) 3-0 シャムロック・ローバーズ(アイルランド)

◆グループG
クルージュ(ルーマニア) 0-1 スィヴァススポル(トルコ)
スラビア・プラハ(チェコ) 3-2 バルカニ(コソボ)

◆グループH
ジャルギリス(リトアニア) 0-1 バーゼル(スイス)
ピュニク(アルメニア) 2-0 スロバン・ブラチスラヴァ(スロバキア)

AZの関連記事

AZは15日、CDグアダラハラのU-23メキシコ代表DFマテオ・チャベス(21)が今夏に加入することを発表した。契約期間は2030年6月30日までとなる。 グアダラハラの下部組織で育ったチャベスは、2022年夏にリザーブチームのタパティオに昇格を果たすと、2024年1月にトップチームデビュー。左サイドを主戦場にこ 2025.05.16 09:50 Fri
オランダのKNVBベーカー決勝のAZアルクマールvsゴー・アヘッド・イーグルスが21日に行われ、1-1で120分の戦いが終了。その後、PK戦を2-4で制したイーグルスが初優勝を果たした。 今大会は今シーズンのエールディビジで首位から3位までを独占するアヤックス、PSV、フェイエノールトの3強が揃って敗退する波乱が 2025.04.22 06:30 Tue
ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・2ndレグが13日に行われた。 リーグフェーズを1位~8位で終えたストレートイン8チームと、プレーオフを制した8チームがホーム&アウェイ形式で準々決勝進出を争うラウンド16。 今ラウンド屈指の好カードとなったアスレティック・ビルバオvsローマは、ホームのアスレティック 2025.03.14 07:56 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・2ndレグ、トッテナム・ホットスパーvsAZが13日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのスパーズが3-1で勝利。この結果、2戦合計3-2としたスパーズの準々決勝進出が決まった。なお、AZのDF毎熊晟矢は80分までプレーした。 敵地で行われた1stレグを枠内 2025.03.14 07:01 Fri

UEFAカンファレンスリーグの関連記事

ユールゴーデンのDF小杉啓太が日本代表への思いを語った。スウェーデン『Fotbollskanalen』が伝えた。 湘南ベルマーレの下部組織から2024年3月にユールゴーデンに加入した小杉。挑戦から1年が経過した中で、公式戦38試合で5ゴール2アシストを記録している。 アルスヴェンスカン(スウェーデン1部)で 2025.05.09 21:20 Fri
フィオレンティーナのラッファエレ・パッラディーノ監督が、レアル・ベティス戦を振り返った。 8日、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)の準決勝2ndレグでフィオレンティーナはベティスと対戦。1stレグを2-1で敗れていたフィオレンティーナは、アントニーのゴールで失点し苦しい状況に。それでもロビン・ゴセンスの2ゴー 2025.05.09 16:55 Fri
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が8日に行われ、1-0で勝利したUEFAカンファレンスリーグ(ECL)の準決勝2ndレグのユールゴーデン戦を振り返った。 アウェイでの1stレグで4-1と快勝したチェルシーは、この試合も立ち上がりから主導権を握ると38分にジョージの縦パスに反応したデューズバリー=ホールがボックス 2025.05.09 13:35 Fri
レアル・ベティスのブラジル代表FWアントニーがUEFAカンファレンスリーグ(ECL)決勝進出を喜んだ。スペイン『マルカ』が伝えた。 8日、ECL準決勝2ndレグが行われ、ベティスはフィオレンティーナとアウェイで対戦した。 1stレグはホームで2-1と勝利していたベティス。試合は30分にアントニーが直接FKを 2025.05.09 10:45 Fri
UEFAカンファレンスリーグ(ECL)準決勝2ndレグのフィオレンティーナvsレアル・ベティスが8日にスタディオ・アルテミオ・フランキで行われ、2-1でフィオレンティーナが勝利。2戦合計でタイスコアのため行われた延長戦を0-1で制したベティスが、2戦合計スコア4-3で決勝進出を決めた。 1週間前にアウェイでの1s 2025.05.09 06:45 Fri

AZの人気記事ランキング

1

ボーンマスが若手の有望株、ハンガリー代表DFケルケズを獲得…AZで菅原由勢とサイドバックでコンビ

ボーンマスは20日、AZのハンガリー代表DFミロス・ケルケズ(19)を完全移籍で獲得したことを発表した。 オーストリアのラピド・ウィーンの下部組織で育ったケルケズは、ジェールETO FCから2021年2月にミランのU-19に加入した。 退任したパオロ・マルディーニTD(テクニカル・ディレクター)が獲得を望み、ミラン入りを果たしたが、ファーストチームでの出場はなく、2022年1月にAZへと完全移籍した。 AZでは1年半在籍し、公式戦57試合に出場し5ゴール8アシストを記録した。左サイドバックの主軸としてプレーし、日本代表DF菅原由勢と両サイドでコンビを組んでいた。 期待の若手として注目を集めており、ハンガリー代表としても8試合に出場していた。 2023.07.20 20:45 Thu
2

毎熊晟矢と同僚の逸材ファン・ボメルがトッテナム戦12分に負傷交代…晴れ舞台を観に来た元オランダ代表の父&祖父は…

AZのU-21オランダ代表FWルーベン・ファン・ボメルがトッテナム戦で負傷した。蘭『Voetbal International』が伝える。 ルーベン・ファン・ボメルは、バルセロナやバイエルン、ミラン、そしてオランダ代表などで活躍したマルク・ファン・ボメル氏を父に持ち、祖父は元オランダ代表監督のベルト・ファン・マルヴァイク氏という20歳。 192cmの長身ワイドアタッカーで、祖父がアドバイザーも務めるオランダ2部・マーストリヒトでプロデビュー後すぐに頭角を表し、昨季からAZへ。19歳で挑んだキャリア初のオランダ1部にて、公式戦10得点をマークした。 今季もここまで公式戦13試合6得点3アシストと順調に滑り出し、ヨーロッパリーグ(EL)にも初参戦。ELデビュー戦で2得点を決めるなどし、25日はアウェイ・ノースロンドンでのトッテナム戦に先発出場した。 ところが開始12分で負傷交代。DF毎熊晟矢も先発したこの一戦、ファン・ボメルは接触でトッテナム選手に足を踏まれ、マールテン・マルテンス監督いわく「つま先に深刻な傷」とのこと。「スパイクは穴があいていた」そうだ。 父マルク・ファン・ボメル氏と祖父ファン・マルヴァイク氏も、息子、孫の晴れ舞台を見届けるべく、スタジアムを訪れていたとのこと。しかし、負傷シーンに頭を抱え、そこから最後まで落胆した様子だったという。 近い将来のステップアップも十分に考えられる逸材、ルーベン・ファン・ボメル。今回のつま先負傷により、少なくとも27日のリーグ戦出場は困難か。今のところ、正式な診断結果は出ていないとのことだ。 2024.10.25 21:45 Fri
3

スパーズ、昨季エールディビジ得点王FWヤンセンを4年契約で獲得…移籍金は推定23億円

▽トッテナムは12日、AZからオランダ代表FWフィンセント・ヤンセン(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は4年。移籍金については未公表も、イギリス『BBC』によれば1700万ポンド(約23億1000万円)程度が支払われるようだ。 ▽2015年にAZ入りしたヤンセンは、昨シーズンのエールディビジに34試合出場で27ゴールを記録。自身初の得点王に輝いた。この活躍を受けて、今年3月にオランダ代表デビュー。これまで5試合に出場して3得点を挙げている。 ▽トッテナムは、今夏の移籍市場でサウサンプトンからケニア代表MFビクター・ワニアマを獲得。ヤンセンは、トッテナムにとって今夏2人目の新戦力となり、イングランド代表FWハリー・ケインの負担を減らす待望のストライカーとなる。 2016.07.12 20:30 Tue
4

ミラン、エールディビジ席巻のAZ新星FWに関心!

ミランがAZに所属するオランダ代表FWマイロン・ボアドゥ(19)の獲得に興味を示しているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じている。 『カルチョメルカート』によると、現在ミランは来シーズンに向けてFWズラタン・イブラヒモビッチやGKジャンルイジ・ドンナルンマ、DFアレッシオ・ロマニョーリ、MFジャコモ・ボナヴェントゥーラらを顧客に持つ代理人のミーノ・ライオラ氏と、話し合いの機会を設けているという。 その話し合いの一環で大きな議題となりそうなのが、同氏の顧客で今シーズンのエールディビジを席巻する19歳の去就だという。 AZの下部組織出身のボアドゥは10代前半から神童として国内外のビッグクラブのスカウトの注目を集めた逸材アタッカー。 2018-19シーズンのエールディビジ開幕節のNACブレダ戦でクラブ史上最年少ゴール記録(17歳と210日)を樹立しブレイクの兆しを見せると、今シーズンに入って完全覚醒。 ここまでの公式戦38試合で20ゴール13アシストを記録し、14ゴールを挙げているエールディビジでは王者アヤックスに肉薄する2位AZの大躍進の立役者となっている。さらに、AZの相棒であるFWカルヴァン・ステングスと共に初招集となった昨年11月のユーロ2020予選では、デビュー戦となったエストニア代表戦でいきなりゴールを挙げる鮮烈なデビューを飾っていた。 182cmの体躯に爆発的なスピードとドリブルスキル、両足をそん色なく操る万能型ストライカーは、圧倒的な個人技で1人でゴールを奪えば、冷静に周囲を使う判断力にも優れており、今や同世代のトップランナーであるフランス代表FWキリアン・ムバッペの対抗にも挙がっている。 『カルチョメルカート』は、ボアドゥがミラン最高経営責任者(CEO)を務めるイバン・ガジディス氏の求めるストライカーのプロフィールに完璧に合致したタレントだと主張しているが、獲得に向けては多くの競合や高騰する移籍金がネックだという。 現在、ボアドゥの移籍金は2000万ユーロ(約23億7000万円)程度に上昇しており、シーズン終了後には更なる高騰が見込まれる。加えて、ライオラ氏へ高額な手数料を支払う必要もあり、獲得に動いたとしても非常に困難なオペレーションになると予想している。 2020.03.07 19:05 Sat
5

「復活のゴール」「最高!」前田直輝が大仕事、オランダ初ゴールが劇的決勝ゴールに! 菅原由勢のAZとの日本人対決制する《KNVBベーカー》

ユトレヒトのFW前田直輝の嬉しい移籍後初ゴールは劇的な結末となった。 東京ヴェルディや松本山雅FC、横浜F・マリノスでプレーした前田は、2022年1月に名古屋グランパスからレンタル移籍でユトレヒトへと加入した。 しかし、デビュー戦となったアヤックス戦で負傷。左下腿骨折の重傷となり、全治8カ月。1試合でオランダでのキャリアが終わるところだった。 ただ、ユトレヒトは名古屋からのレンタル期間を延長。今シーズンもチームに残ることとなると、今シーズンはエールディビジで7試合、KNVBベーカー(国内カップ戦)で2試合に出場していた。 ユトレヒトは7日に行われたKNVBベーカーのラウンド16でAZと対戦。前田はベンチスタート、AZのDF菅原由勢は右サイドバックでフル出場を果たす。 試合はユトレヒトが先制するも、AZが試合終盤の86分に追いつくことに成功。決着がつかずに延長戦に突入した。 すると、延長戦のスタートから途中出場した前田が大仕事をやってのける。延長前半3分、右サイドから崩すと、セーン・クライベルが丁寧なスルーパス。パスを要求していた前田はオフサイドラインにかからずに飛び出ると、後方から来たボールを左足でダイレクトで流し込んだ。 ファンは「復活のゴール」、「嬉しすぎる」、「最高!」、「素晴らしい活躍だ」とケガから復活しての初ゴールを喜んだ。 なお、試合はこれが決勝点となり、ユトレヒトがAZに勝利。前田の活躍でベスト8に進出した。 <span class="paragraph-title">【動画】絶妙な動き出しから前田がダイレクトで決めた劇的初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="6c6S7ZuOazg";var video_start = 222;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.02.08 11:10 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly