「ここで区切りをつけたい」クリアソン新宿のDF小林祐三が現役引退、JFL入れ替え戦がラストマッチに「選手生活の集大成にしたい」
2021.12.03 06:45 Fri
関東サッカーリーグ1部のクリアソン新宿(Criacao Shinjuku)は2日、DF小林祐三(36)の現役引退を発表した。
小林は東京都出身で、静岡学園高校時代から年代別の日本代表に選出。2004年に柏レイソルへと入団した。
プロ1年目から出場機会を得た小林は、2年目の2005年にはワールドユース(現U-20ワールドカップ)にレギュラーとして出場した。
3年目からはレギュラーに定着すると、2011年に横浜F・マリノスへと完全移籍。ここでも右サイドバックのレギュラーとしてプレーする。
2017年にはサガン鳥栖へと完全移籍。鳥栖でも右サイドバックを支えると、2020年限りでプロサッカー選手を引退し、今シーズンからクリアソン新宿でプレーした。
クリアソン新宿は、JFL昇格プレーオフに臨むチームを決める全国地域チャンピオンズリーグでグループ2位ながらも決勝ラウンドに進むと、決勝ラウンドでは2勝1分けで首位で終了。JFLのFC刈谷と入れ替え戦に臨むこととなり、小林の現役ラストマッチとなる。
小林はクラブを通じて「小林祐三から、皆様へ」と題して引退に向けたメッセージを掲載。自身のサッカーへの思い、そして感謝の気持ちを伝える長文で別れを告げた。
「皆様、こんにちは。クリアソンの小林祐三です。平素よりクリアソン新宿、並びに小林祐三を応援していただき誠にありがとうございます。ご存知の方も多いと思いますが、皆様の応援のおかげで、先日 行われた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2021で優勝することができました」
「大会期間中の東京・西が丘のスタンドは、私が見てきたどのスタジアムのスタンドよりも温かい雰囲気で、ずっとこのピッチに立っていたい、そんな風に思わされる空間でした。非常に厳しい日程でしたが、最高の仲間とあの雰囲気で一緒に闘えた時間は、私の一生の宝物です。皆様には改めて御礼申し上げます」
「JFL昇格へ向けてあと1試合。クリアソンに関わるすべての人たちの力を合わせて、JFL昇格を勝ち取りましょう。応援よろしくお願いいたします」
「さて、シーズンも佳境を迎えるこの時期に、皆様に一つご報告があります。私、小林祐三は今シーズン限りでサッカー選手を引退します。5歳でサッカーを始めてから約30年間の歳月が流れました。ほぼ毎日ボールを蹴り、週末に試合をする、たまに平日も試合をする。勝ったり、負けたり、喜んだり、悔しがったり、傷ついたり。そんな日々に、ここで区切りをつけたいと思います」
「昨年、プロサッカー選手を引退した時には「17年間」でしたが、今回はその2倍近い歳月に区切りをつけなければなりません。さらに違うところは、当たり前ですがサッカーをプレーすることを辞めることです」
「プロサッカー選手を辞めても、サッカー選手は続ける。Jリーグを離れてクリアソン新宿に加入するときは、そんな決断でした。今もほぼ毎日サッカーをしているので、選手としての「そんな日々」は大きく変わることはありませんでした」
「でも今回の決断は違います。もう、二度と本気でサッカーをプレーすることはありません。ついに「そんな日々」にさようならを言うときが来ました」
「この文章を書いている今も、様々な感情が込み上げてきます。サッカーを辞める寂しさや、まだプレーで何か見せられるんじゃないかという未練がましさ、などなど。この感情たちと真正面から向き合うのは、とても勇気が必要なことです。そんな勇気がずっと持てずにいました」
「それゆえ、ここ数年はこの感情たちに蓋をするという意味合いでプレーを続けていたのかもしれません」
「そんな中で、クリアソン新宿というクラブと出会いました。私が初めてクリアソン新宿の練習に参加したのは2019年1月。株式会社Criacaoとはお付き合いがあったものの、サッカークラブに触れたのは、このときが初めてでした」
「シーズンオフを利用して東京に帰省していましたが、キャンプに向けて身体を動かしたいと思って、弊クラブの代表である丸さんに連絡、練習参加のお願いをしました」
「平日の夜7時。凍えそうになりながら落合中央公園に向かって、そこでは、本当に衝撃的な体験をしました。圧倒的な熱量、そして選手 個人の自立した思考(でも、2日目の練習は7人しかいませんでした)。サッカー人として、ものすごい刺激をもらって、次のシーズンに向かいました」
「同時に、いつかこのクラブでプレーしたい、そんな風にも思いました」
「その2年後の2021年1月、晴れて私はクリアソンの一員になりました。熱量、雰囲気、組織として大切にしているもの…サッカーのレベルは上がっていましたが、良い意味であのときと変わっていないクリアソンの姿が、そこにはありました」
「ただ私は、そんなクリアソンに変な期待をかけてしまっていたのかもしれません。プロサッカー選手生活の、最後の数ヶ月で消えかけていた「サッカーをプレーするという情熱」が、このメンバー、この組織ならまた戻ってくるんじゃないか。または情熱が生まれなくても、この理念の元に新しいサッカーの行き先があれば、プレーを続けることができるんじゃないか。そんな風に思っていました」
「けれど、そんな都合のいい話はなく、この心と体でサッカーをするという事実も変わるわけもなく、サッカーをプレーしていても、純粋な気持ちで楽しめていない自分がいました」
「そんな自分に気がつかせてくれたのは、皮肉にもクリアソンの最高のチームメート、スタッフたちでした。クリアソンのメンバーとの覚悟の違いを感じる毎日が、少しだけ辛く感じていたのも事実です」
「理念の体現には、情熱が必要です。サッカーを通じて理念を体現しようとするなら、サッカーへの情熱が必要不可欠です。この理念があれば、このメンバーがいればどうにかなる、ということではありません。理念があればパスが通るわけでも、固い人工芝の上で躊躇なくスライディングできるわけでもありません。サッカーに情熱を持って、毎日毎日練習して、やっとできるわけです」
「「でも、それって何のためにやってるんだっけ?」と立ち戻るべきときに、そうなって初めて理念が出てくる。サッカーをプレーする上での理念と情熱の関係は、そんな感じじゃないかなと思っています」
「我々 クリアソンは、サッカー・スポーツをあくまで手段とし、それを通じて社会に豊さを届けることを目指しています。私の大好きなクリアソンの理念です。だから、まずは自分たちがサッカーを通じて豊かにならなければなりません」
「クリアソンの理念や人を通じて豊かになっている感覚はありましたが、自分は、サッカーをプレーするということを通じて豊かになれているか自信がありませんでした。これは、クリアソンのチャレンジを否定しているわけではなく、自分自身の心構えの問題です」
「言葉を選ばなければ、サッカーを両手で扱ってプレーする情熱が尽きてしまったのです。そしてそれを隠すこともできなくなった。言葉にすればたったそれだけのことです。それだけのことですが、やはり辛いことです。改めて思ったことは、自分はサッカーが好きなんだなということです。好きなものは邪険に扱いたくないんです。大切に、大切に扱いたいんです」
「少々 ネガティヴな表現が続きましたが、誤解のないようにお伝えすると、今年1年間、サッカーも仕事も精一杯 頑張ってきました。チームメイトやスタッフ、パートナー企業の皆様、新宿の街の皆様に自分のサッカーが届いている実感もありました。それはとても抽象的なことで、自分が勝手に評価していいものではないのかもしれません」
「それでもクリアソンに来て、サッカーの新しい側面や可能性を見ることができたのは確かです。それはあの西が丘のスタンドをはじめ、自分自身の目ではっきりと見たものです」
「ビジネスとの両立で見えた世界も、もちろんありました。パートナー企業の皆様と業務上でやり取りしながら、応援していただき、それをピッチで表現する。18年間の選手生活で初めての体験でしたが、これもまたサッカーの新しい可能性でした」
「こうやって振り返ってみると本当にいろいろな経験ができました。クリアソン新宿に来て本当に良かったです。心からそう思っています」
「だからこそ、あと1試合。勝ってJFLに昇格したいです。先ほども書いた通り「自分のサッカーが届く」というのはとても抽象的なことで、割とすぐ忘れちゃうものだとも思います。でもJFLに昇格したら2021年シーズンはクリアソン新宿にとって伝説のシーズンになるし、写真にも残るし、きっとみんな語り継いでくれるでしょう」
「小林祐三がいたこともきっと覚えてくれるはず」
「「結局は、結果か」と思う人もいるかもしれませんが、そこはやはりスポーツなのである程度やむなし、としていただけたらと思います。そんな世界に30年間も浸かっていたので許してください。ただ、自分はこういう局面で結果を残してきた自負もあります。選手生活の集大成にしたいと思いますので、皆様、力を貸してください。応援よろしくお願いいたします」
「そして最後に家族、友人、歴代のチームメイト、各年代でご指導いただいた監督・コーチの皆様、小林祐三を応援していただいたファンサポーターの皆様、本当にありがとうございました。最高のサッカー選手人生でした。楽しかったです。サッカーを通じてとても豊かな人生を送れました。そしてこれからもそうありたいです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします」
小林は東京都出身で、静岡学園高校時代から年代別の日本代表に選出。2004年に柏レイソルへと入団した。
プロ1年目から出場機会を得た小林は、2年目の2005年にはワールドユース(現U-20ワールドカップ)にレギュラーとして出場した。
2017年にはサガン鳥栖へと完全移籍。鳥栖でも右サイドバックを支えると、2020年限りでプロサッカー選手を引退し、今シーズンからクリアソン新宿でプレーした。
J1通算365試合5得点、J2通算70試合1得点、リーグカップ通算52試合を記録。関東1部では16試合に出場していた。
クリアソン新宿は、JFL昇格プレーオフに臨むチームを決める全国地域チャンピオンズリーグでグループ2位ながらも決勝ラウンドに進むと、決勝ラウンドでは2勝1分けで首位で終了。JFLのFC刈谷と入れ替え戦に臨むこととなり、小林の現役ラストマッチとなる。
小林はクラブを通じて「小林祐三から、皆様へ」と題して引退に向けたメッセージを掲載。自身のサッカーへの思い、そして感謝の気持ちを伝える長文で別れを告げた。
「皆様、こんにちは。クリアソンの小林祐三です。平素よりクリアソン新宿、並びに小林祐三を応援していただき誠にありがとうございます。ご存知の方も多いと思いますが、皆様の応援のおかげで、先日 行われた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2021で優勝することができました」
「大会期間中の東京・西が丘のスタンドは、私が見てきたどのスタジアムのスタンドよりも温かい雰囲気で、ずっとこのピッチに立っていたい、そんな風に思わされる空間でした。非常に厳しい日程でしたが、最高の仲間とあの雰囲気で一緒に闘えた時間は、私の一生の宝物です。皆様には改めて御礼申し上げます」
「JFL昇格へ向けてあと1試合。クリアソンに関わるすべての人たちの力を合わせて、JFL昇格を勝ち取りましょう。応援よろしくお願いいたします」
「さて、シーズンも佳境を迎えるこの時期に、皆様に一つご報告があります。私、小林祐三は今シーズン限りでサッカー選手を引退します。5歳でサッカーを始めてから約30年間の歳月が流れました。ほぼ毎日ボールを蹴り、週末に試合をする、たまに平日も試合をする。勝ったり、負けたり、喜んだり、悔しがったり、傷ついたり。そんな日々に、ここで区切りをつけたいと思います」
「昨年、プロサッカー選手を引退した時には「17年間」でしたが、今回はその2倍近い歳月に区切りをつけなければなりません。さらに違うところは、当たり前ですがサッカーをプレーすることを辞めることです」
「プロサッカー選手を辞めても、サッカー選手は続ける。Jリーグを離れてクリアソン新宿に加入するときは、そんな決断でした。今もほぼ毎日サッカーをしているので、選手としての「そんな日々」は大きく変わることはありませんでした」
「でも今回の決断は違います。もう、二度と本気でサッカーをプレーすることはありません。ついに「そんな日々」にさようならを言うときが来ました」
「この文章を書いている今も、様々な感情が込み上げてきます。サッカーを辞める寂しさや、まだプレーで何か見せられるんじゃないかという未練がましさ、などなど。この感情たちと真正面から向き合うのは、とても勇気が必要なことです。そんな勇気がずっと持てずにいました」
「それゆえ、ここ数年はこの感情たちに蓋をするという意味合いでプレーを続けていたのかもしれません」
「そんな中で、クリアソン新宿というクラブと出会いました。私が初めてクリアソン新宿の練習に参加したのは2019年1月。株式会社Criacaoとはお付き合いがあったものの、サッカークラブに触れたのは、このときが初めてでした」
「シーズンオフを利用して東京に帰省していましたが、キャンプに向けて身体を動かしたいと思って、弊クラブの代表である丸さんに連絡、練習参加のお願いをしました」
「平日の夜7時。凍えそうになりながら落合中央公園に向かって、そこでは、本当に衝撃的な体験をしました。圧倒的な熱量、そして選手 個人の自立した思考(でも、2日目の練習は7人しかいませんでした)。サッカー人として、ものすごい刺激をもらって、次のシーズンに向かいました」
「同時に、いつかこのクラブでプレーしたい、そんな風にも思いました」
「その2年後の2021年1月、晴れて私はクリアソンの一員になりました。熱量、雰囲気、組織として大切にしているもの…サッカーのレベルは上がっていましたが、良い意味であのときと変わっていないクリアソンの姿が、そこにはありました」
「ただ私は、そんなクリアソンに変な期待をかけてしまっていたのかもしれません。プロサッカー選手生活の、最後の数ヶ月で消えかけていた「サッカーをプレーするという情熱」が、このメンバー、この組織ならまた戻ってくるんじゃないか。または情熱が生まれなくても、この理念の元に新しいサッカーの行き先があれば、プレーを続けることができるんじゃないか。そんな風に思っていました」
「けれど、そんな都合のいい話はなく、この心と体でサッカーをするという事実も変わるわけもなく、サッカーをプレーしていても、純粋な気持ちで楽しめていない自分がいました」
「そんな自分に気がつかせてくれたのは、皮肉にもクリアソンの最高のチームメート、スタッフたちでした。クリアソンのメンバーとの覚悟の違いを感じる毎日が、少しだけ辛く感じていたのも事実です」
「理念の体現には、情熱が必要です。サッカーを通じて理念を体現しようとするなら、サッカーへの情熱が必要不可欠です。この理念があれば、このメンバーがいればどうにかなる、ということではありません。理念があればパスが通るわけでも、固い人工芝の上で躊躇なくスライディングできるわけでもありません。サッカーに情熱を持って、毎日毎日練習して、やっとできるわけです」
「「でも、それって何のためにやってるんだっけ?」と立ち戻るべきときに、そうなって初めて理念が出てくる。サッカーをプレーする上での理念と情熱の関係は、そんな感じじゃないかなと思っています」
「我々 クリアソンは、サッカー・スポーツをあくまで手段とし、それを通じて社会に豊さを届けることを目指しています。私の大好きなクリアソンの理念です。だから、まずは自分たちがサッカーを通じて豊かにならなければなりません」
「クリアソンの理念や人を通じて豊かになっている感覚はありましたが、自分は、サッカーをプレーするということを通じて豊かになれているか自信がありませんでした。これは、クリアソンのチャレンジを否定しているわけではなく、自分自身の心構えの問題です」
「言葉を選ばなければ、サッカーを両手で扱ってプレーする情熱が尽きてしまったのです。そしてそれを隠すこともできなくなった。言葉にすればたったそれだけのことです。それだけのことですが、やはり辛いことです。改めて思ったことは、自分はサッカーが好きなんだなということです。好きなものは邪険に扱いたくないんです。大切に、大切に扱いたいんです」
「少々 ネガティヴな表現が続きましたが、誤解のないようにお伝えすると、今年1年間、サッカーも仕事も精一杯 頑張ってきました。チームメイトやスタッフ、パートナー企業の皆様、新宿の街の皆様に自分のサッカーが届いている実感もありました。それはとても抽象的なことで、自分が勝手に評価していいものではないのかもしれません」
「それでもクリアソンに来て、サッカーの新しい側面や可能性を見ることができたのは確かです。それはあの西が丘のスタンドをはじめ、自分自身の目ではっきりと見たものです」
「ビジネスとの両立で見えた世界も、もちろんありました。パートナー企業の皆様と業務上でやり取りしながら、応援していただき、それをピッチで表現する。18年間の選手生活で初めての体験でしたが、これもまたサッカーの新しい可能性でした」
「こうやって振り返ってみると本当にいろいろな経験ができました。クリアソン新宿に来て本当に良かったです。心からそう思っています」
「だからこそ、あと1試合。勝ってJFLに昇格したいです。先ほども書いた通り「自分のサッカーが届く」というのはとても抽象的なことで、割とすぐ忘れちゃうものだとも思います。でもJFLに昇格したら2021年シーズンはクリアソン新宿にとって伝説のシーズンになるし、写真にも残るし、きっとみんな語り継いでくれるでしょう」
「小林祐三がいたこともきっと覚えてくれるはず」
「「結局は、結果か」と思う人もいるかもしれませんが、そこはやはりスポーツなのである程度やむなし、としていただけたらと思います。そんな世界に30年間も浸かっていたので許してください。ただ、自分はこういう局面で結果を残してきた自負もあります。選手生活の集大成にしたいと思いますので、皆様、力を貸してください。応援よろしくお願いいたします」
「そして最後に家族、友人、歴代のチームメイト、各年代でご指導いただいた監督・コーチの皆様、小林祐三を応援していただいたファンサポーターの皆様、本当にありがとうございました。最高のサッカー選手人生でした。楽しかったです。サッカーを通じてとても豊かな人生を送れました。そしてこれからもそうありたいです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします」
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2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue3
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柏レイソルが獲得に近づいているとされる元U-21オランダ代表FWジェイ=ロイ・フロート(24)について、クラブ幹部が状況を語った。 フロートは、NECナイメヘンのアカデミー出身。2015年7月にファーストチームに昇格すると、2017年8月にはリーズ・ユナイテッドへと完全移籍する。 その後、レンタル移籍でVVVフェンロ、フィテッセに加入。2021年2月にドイツのオスナブリュックへと完全移籍。同年7月にビボーへと完全移籍で加入した。 今シーズンのスーペルリーガ(デンマーク1部)では17試合に出場し9ゴール3アシストを記録。4試合連続ゴールで中断期間に入っており、好調を維持していた。 また、これまでエールディビジで85試合13ゴール4アシスト、スーペルリーガで33試合11ゴール3ゴールを記録しているストライカーだ。 今冬の柏への移籍が取り沙汰されるフロートに関して、ディレクターを務めるモルテン・イェンセン氏がデンマーク『Tipsbladet』でコメントした。 「彼には幾つかのオプションがある。それについては明確だ。もちろん、すぐに説明が必要であり、明確になるだろう」 「基本的には長期契約を望んでいた。残念ながら、我々はそうはならなかった。本当に彼と一緒に続けていきたいと思っていたが、選手の仕事には様々なプローチもあり、ここの選手のために計画を立てて育てているクラブだと理解している」 「彼らはここで我々と共に成長するという考えであり、彼はそれを行い、幾つかのチャンスを切り拓いた」 「彼に関してはとても嬉しく思っている。従って、より大きな文脈で取り上げなければいけない評価がいくつかある」 フロートの移籍に備え、ビボーは移籍期限の1月31日にポルトガル人FWパウリーニョ、ブラジル人FWヘナト・ジュニオールを獲得。フロートの退団は迫っているようだ。 2023.02.02 10:53 Thu4
柏が神戸戦の汰木康也の負傷に謝罪声明…昨季は齊藤未月が重傷「1日も早く回復されることを心よりお祈りしております」
柏レイソルは11日、ヴィッセル神戸戦での事象について謝罪の声明を発表した。 2日、明治安田J1リーグ第2節で柏はアウェイで神戸と対戦。前半途中に空中戦で競り合った際に神戸のMF汰木康也が脇腹にヒザが入る形となり負傷していた。 神戸の三木谷浩史会長はこの試合でのプレーについて言及。「同じチーム相手に二人目の大怪我。しかも両方ともカードもなし。なんで新らしいリーグかつサッカー先進国でもないアメリカのMLSから審判を呼ぶ必要があったのか。JリーグもJFAも真面目に考えて欲しいと思う」と試合後にX(旧ツイッター)で投稿。2023シーズンには同カードでMF齊藤未月が全治1年の重傷を負っていただけに、2年連続で重傷者が出ていたことを批判していた。 そんな中2日、神戸は汰木の負傷状況について発表。左多発肋骨骨折と外傷性血気胸と診断され、全治は6~8週間としていた。 柏も2日に声明を発表。汰木の負傷について言及し、謝罪した。 「3月2日(土)に行われた2024明治安田J1リーグ第2節・ヴィッセル神戸戦におきまして、ヴィッセル神戸の汰木康也選手が弊クラブ選手との接触により、重傷を負う事象が発生しました」 「試合後から弊クラブより先方にお詫びさせていただいておりますが、汰木選手やチーム関係方々にお見舞いを申し上げるとともに、1日も早く回復されることを心よりお祈りしております」 「弊クラブでは引き続きスポーツマンシップとフェアプレー精神に則って試合に臨むようチーム一同努めてまいります」 2024.03.11 11:35 Mon5
