ビルバオが2週間で2度目のコパ・デル・レイ決勝に臨む!指揮官「ソシエダ戦は過去のこと」

2021.04.17 18:20 Sat
©︎J.LEAGUE
アスレティック・ビルバオマルセリーノ・ガルシア・トラル監督が、コパ・デル・レイ決勝のバルセロナ戦に向けた意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。

準決勝でそれぞれレバンテとセビージャを下したビルバオとバルセロナによる2020-21シーズンのコパ・デル・レイ決勝戦。バルセロナにとっては2シーズンぶりの決勝となるが、ビルバオは例年とは少し様子が異なる。

昨シーズンの同大会でも決勝へ進出していたビルバオだったが、新型コロナウイルスの影響により長らく延期が続いていた。そして、レアル・ソシエダとのバスク・ダービーによる決勝が行われたのは、当初の予定からおよそ1年後の先日4月4日。ビルバオは約2週間の間に、決勝戦を2回戦う異例のクラブとなった。
ソシエダとの決勝は0-1で敗れ、26シーズンぶりの大会制覇を逃したビルバオ。マルセリーノ・ガルシア・トラル監督は、すでにソシエダ戦を過去のものとし、ビルバオという街にトロフィーを持ち帰りたいという強い意志を示した。

「ソシエダとの決勝戦はもう過去のことだ。自分たちの力が発揮できなかった理由を分析し、今は明日の90分間のことだけを考えている。この決勝戦にはとても期待しているよ。非常に難しい相手だが、優勝してビルバオにトロフィーを持ち帰りたいという思いは消えていない」
「自分たちのことに集中し、自分たちの力を最大限に発揮しなければならない。我々は選手たちにゲームの進め方を浸透させ、結果を考えずにゲームをするという自信と決意を持たせる必要がある。結果は産物であり、そのために肉体的にも精神的にも最高の状態にしておかなければならない。このクラブの選手とファンは、この舞台に相応しいのだ」

「頭と心。それが我々は勝利に導くのだ」

なお、ビルバオとバルセロナは今季4度目の対戦となる。リーグ戦ではダブルを喫しているが、今年1月に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャでは、延長戦の末、ビルバオが3-2で勝利していた。

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17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat
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アスレティックに痛手…ニコ・ウィリアムズが恥骨の炎症でマドリー戦を欠場

アスレティック・ビルバオは19日、スペイン代表FWニコ・ウィリアムズがラ・リーガ第32節のレアル・マドリー戦を欠場することを明かした。 クラブの発表によれば、ニコ・ウィリアムズは恥骨の炎症に苦しんでおり、アウェイで行われるレアル・マドリー戦の遠征メンバーから外れた模様。なお、すでに治療を始めており、順調に進んでいるとのことだ。 ここ数年、実兄であるガーナ代表FWイニャキ・ウィリアムズとのコンビでアスレティックの攻撃を牽引するニコ。今季はここまで公式戦42試合で11ゴール7アシストを記録しており、ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグのレンジャーズ戦でもゴールを記録し、チームのベスト4進出に貢献していた。 2025.04.20 08:30 Sun

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