「僕たちは特別な旅をしてきた」ロバートソンが退任クロップ監督に惜別の言葉「常に心の特別な場所にいる」

2024.05.21 15:40 Tue
DFアンドリュー・ロバートソンは退任のユルゲン・クロップ監督に感謝のコメント
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DFアンドリュー・ロバートソンは退任のユルゲン・クロップ監督に感謝のコメント
リバプールのスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンが、退任のユルゲン・クロップ監督に感謝の言葉を述べた。クラブ公式サイトが伝えている。

2015年にリバプールの指揮官へと就任して以来、9シーズンにわたってチームを指揮してきたが、今年1月にエネルギーの枯渇を理由に退任を表明したクロップ監督。先週末のプレミアリーグ最終節でリバプールラストマッチを迎え、選手やスタッフ、多くのファンに惜しまれながらアンフィールドを去った。
退団セレモニーでは、ヴィルヒル・ファン・ダイクトレント・アレクサンダー=アーノルドが涙を流す姿も見られたが、ロバートソンもまた大きな感情を抱いていたようだ。

2017年夏にリバプールへ加入してから、クロップ監督と共に多くのタイトル獲得を成し遂げてきたスコットランド代表DFは、指揮官への特別な想いを明かしている。

「彼はすべてを得るに値する人だよ。ここでは、誰もが彼を愛しているんだ。おそらく、スタジアムの規模が10倍か20倍はあっても、(ラストマッチは)満員になっただろうね。それこそ、彼がここで作り上げたものなんだ」
「彼がこのクラブにやってきた瞬間から、僕たちは特別な旅をしてきた。(加入時の)僕は比較的若く、23歳だったと思う。まだ子供もいなかった。それからピッチの外では明らかに環境が変わったけど、彼はいつも僕のためまっさきに駆けつけてくれた」

「ピッチの外で、僕が経験した困難な瞬間や良い瞬間に、彼はいつも誰よりも早く電話に出てくれたり、祝福の言葉を送ってくれたり、僕が元気かどうかを確認したりするメッセージをくれたよ」

「それはおそらくみんなが知らない部分だと思う。監督としての彼についても一日中話すことはできるし、誰でもそれは可能だろう。でも、彼は人としても僕たち全員に多くのことをしてくれた。だから、彼は常に僕たちの心の、特別な場所にいるだろう」

「そして、僕たちはこれからも先に進まなければならない。彼はこのクラブにとって特別な人物であり、彼が得られるすべての瞬間に値する人物だった」

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ドイツ主将ギュンドアン、ロバートソンら擁するスコットランドとのユーロ初戦に 「難しい試合になる」

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状態懸念のロバートソンは負傷回避か、スコットランド代表コーチが「明日はトレーニングをする予定」

状態が心配されたスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンだが、負傷は免れたようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 リバプールの絶対的左サイドバックとして、これまで数多くのタイトル獲得に貢献してきたロバートソン。スコットランド代表ではキャプテンを務めており、今月に開催されるユーロ2024のメンバーにも順当に選出されていた。 しかし、ロバートソンはユーロの開催国ドイツで行われたトレーニングを途中離脱。負傷となれば、今週金曜日に行われるドイツ代表とのユーロ開幕戦への出場も危ぶまれることになり、状態が危惧されていた。 そんな中で、チームのアシスタントコーチを務めるジョン・カーバー氏は記者会見の場でロバートソンの状態について説明。トレーニング離脱はあくまで予防措置であり、負傷はしていないと強調している。 「ロバートソンは大丈夫だ。あれは本当に予防措置に過ぎなかった。すでに彼とは話をしたよ。ボールが足首に当たっただけで、明日はトレーニングをする予定だ。彼は問題ない」 今シーズンはリバプールでもケガによる離脱が長引いていただけに状態が懸念されたロバートソンだが、現時点ではユーロの舞台でプレーする姿が見られそうだ。 2024.06.11 17:45 Tue

スコットランド代表の最終メンバーにマクトミネイら… 41歳GKゴードンら選外に【ユーロ2024】

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マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督(54)が来季の続投見通しを認め、その経緯を語った。 ユナイテッドを率いて2年が過ぎ、初年度のカラバオカップに続いて、今季もFAカップのタイトルに導いたテン・ハグ監督。最終的に来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を手にしたが、プレミアリーグに目を向ければクラブワーストの8位で終戦したほか、チャンピオンズリーグ(CL)でもグループステージ最下位に終わった。 ケガ人の多さも大きく影響した1年ではあったが、ユナイテッド内では共同オーナーに就任したジム・ラトクリフ氏のもとで新組織となり、テン・ハグ監督の進退も不透明に。そのなかで、解任されるのではとの見方が強く、後任探しの動きも取り沙汰されたが、最近では今季総括を経て、留任の見通しと報じられる。 イギリス『BBC』によると、渦中のオランダ人指揮官は母国のテレビ局『NOS』でその件にこう述べたという。 「私がイビサ島で休暇を過ごしていると、クラブの経営陣はその私のところまで来た。突然のことだったが、私の目の前に現れ、彼らから続投させたいと言われたんだ」 「マンチェスター・ユナイテッドは(後任候補の1人に浮上したトーマス・)トゥヘルと話をしたと言ったが、最終的にもうベストな監督がいるとの結論に達したと説明した」 「『INEOS』は時間をかけているが、新しくフットボール界に参入したばかりで、シーズンを振り返るのもごく普通のこと。複数の後任候補と話をしたのは周知の事実だ」 そう明かしたテン・ハグ監督は続投に伴ってクラブと来季までの契約を巡り、延長交渉も噂に。その件にも口を開いた。 「マンチェスター・ユナイテッドと私は新契約に関してまだ合意していない。簡単にいくものでもないし、まだ話し合わないといけない」 2024.06.17 12:55 Mon

リバプールが2季連続シュツットガルト主将引き抜きか…ドイツ代表CBが獲得候補に

リバプールが、2シーズン連続でシュツットガルトの主将引き抜きを画策しているようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が報じている。 昨夏、シュツットガルトの前主将の日本代表MF遠藤航を獲得したリバプール。加入当初とシーズン最終盤はやや微妙なパフォーマンスとなったものの、シーズン中盤と後半にはほぼフル稼働でチームの中盤を牽引する、好補強となった。 そういった中、シュツットガルトの“目利き”に信頼を置くアルネ・スロットのチームは、元カメルーン代表DFジョエル・マティプの退団によって手薄となったセンターバックの補強として、遠藤の元同僚の獲得を検討しているようだ。 報道によると、リバプールは2週間前にシュツットガルトの現主将であるドイツ代表DFヴァルデマール・アントン(27)獲得に向けた問い合わせを行ったという。 なお、ドルトムント、レバークーゼンの獲得候補にも挙がる同選手には2250万ユーロ(約37億9000万円)の契約解除条項が設定されており、リバプールが興味を示すその他の候補に比べて割安と言える。 ハノーファーの下部組織出身のアントンは、2015年7月にファーストチームに昇格。ハノーファーでは、センターバックを主戦場に守備的MFや右サイドバックもこなす万能型の守備者として活躍。 2020年7月に完全移籍で加入したシュツットガルトではセンターバックを主戦場にプレーし、3バックと4バックを併用するチームのディフェンスラインの要を担う。今シーズンはブンデスリーガ2位と大躍進したチームでハイパフォーマンスを披露し、今年3月にA代表デビューを飾ったドイツ代表ではユーロ2024のメンバーにも入っている。 現時点では問い合わせを行った段階ではあるが、リバプールは2シーズン連続でシュツットガルトの主将を獲得することになるのか…。 2024.06.17 09:30 Mon

アーセナルのバックアッパー・キヴィオルに恩師着任ユーベが関心…ミランは16日にポーランド代表戦を視察へ

アーセナルのポーランド代表DFヤクブ・キヴィオル(24)はやはりイタリア方面から人気が根強い。 アーセナル最終ラインのバックアッパー、キヴィオル。初めてプレミアリーグをフルシーズン戦った今季は2月〜3月にかけて先発フル出場が続くも、やはり位置付けはサブ。周りの選手が万全なら、キヴィオルの序列は高くない。 そんなポーランド代表DFに対しては、前所属がセリエA時代のスペツィアとあってか、イタリア国内で今も評価が高く、ここ半年以上、移籍先としてミランがよく上がる。 イタリア各紙はミランがキヴィオル獲得を目指し続けていると紹介するなか、『カルチョメルカート』によると、どうやらユベントスも参戦。本腰を入れるかは不透明だが、16日に入ってこの動きが確認されたという。 ミランについては、今日現在ポーランド代表一行がユーロ2024で滞在しているドイツ・ハンブルクへリクルート班を向かわせており、16日のポーランドvsオランダをキヴィオル目的で視察するとのこと。 ユベントスは、守備陣補強としてボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを狙いつつ、キヴィオルもマーク。スペツィア時代のキヴィオルを育てたのは、21-22シーズンに同クラブを率いたチアゴ・モッタ監督だ。 キヴィオル本人はというと、ユーロ2024終了後の移籍を決意済みとも。同選手を2500万ユーロ(約42.2億円)と評価するアーセナルも、1800万〜2000万ユーロ(約30億〜33.7億円)のオファーが来れば妥協すると伝えられている。 2024.06.16 21:45 Sun

今季ヘタフェでプレーのグリーンウッドはスペイン残留希望か…バレンシアがユナイテッドにオファー

マンチェスター・ユナイテッド保有の元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(22)は来シーズンもスペインでのプレーを望んでいるようだ。イギリス『ミラー』が報じた。 強姦未遂などの容疑による活動停止、訴訟の取り下げを経て、今シーズンはヘタフェへのレンタル移籍で再起を図ったグリーンウッド。レギュラーとして活躍し、公式戦36試合で10ゴール6アシストの結果を残した。 今夏の去就が注目されるなか、ユベントスなどが獲得に関心。移籍金はボーナスも含めて最大4000万ポンド(約80億2000万円)程度と考えられている。 一方、スペインのクラブが獲得に動き出しているようで、バレンシアが2500万ポンド(約50億1000万円)のオファーをユナイテッドに提示。これを受け、グリーンウッドはスペインへの完全移籍を優先しているという。 スペインではバルセロナとアトレティコ・マドリーも関心を示しており、イタリアではラツィオとナポリもグリーウンドに注目。ナポリはすでにユナイテッドと交渉を行ったとみられている。 ユナイテッドとは2025年6月までの契約を結んでいるが、すでに1年の契約延長オプションが行使され、2026年6月まで契約期間が伸びたという見方も。ヘタフェも引き続きのレンタル、もしくは完全移籍を望んでいるが、来シーズンはどのクラブでプレーすることになるのだろうか。 2024.06.16 15:20 Sun

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