CL参戦決定のアストン・ビラが余剰戦力を整理中…デンドンケルはエバートンへ?

2024.05.21 14:15 Tue
現在はナポリへレンタル放出中のデンドンケル
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現在はナポリへレンタル放出中のデンドンケル
アストン・ビラがベルギー代表MFレアンデル・デンドンケル(29)の売却を水面下で進行中だ。

来季のチャンピオンズリーグ(CL)参戦を掴んだアストン・ビラ。ウナイ・エメリ体制下で野心あふれる補強に動き、一瞬たりとも後退せずにチーム力を上げてきての大きな成果だ。
そして、莫大なCL収益も手に入れたことで、今夏のさらなる補強が濃厚か。ただ、買いには売りが必須。イギリス『フットボール・インサイダー』いわく、レンタル放出中のデンドンケルをたとえ格安でも売却する見込みだという。

デンドンケルはベルギー代表歴も豊富なセントラルハーフ。22年のカタールW杯も2試合にスタメン出場したが、ビラでは同時期にエメリ監督が就任…これを境に少しずつ序列を落とし、とうとう今年1月にナポリへ貸し出された。

ナポリは買い取りオプションを保有も、ここまでリーグ戦3試合計21分間のプレーにとどまるデンドンケルを買い取るアイデアなどなく、ビラへの返却を決定済み。同選手を構想外とするビラは今夏で完全移籍させる方針を立てた。
そこへエバートン

深刻な経営難により、人気銘柄のベルギー代表MFアマドゥ・オナナ(22)を今夏で売却するとみられる彼らは、後釜としてオナナにA代表でポジションを奪われたデンドンケルに照準…給与のすり合わせで課題があるようだが、ビラからはゴーサインを貰っているようだ。

ビラは、同じく構想外でアル・ドゥハイルへレンタル放出中の元ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(31)についても、今夏の売却を進行中とみられている。

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ナポリが新戦力確保か 1月ユナイテッド行きも浮上のギド・ロドリゲスと交渉成立、ジエリンスキの後釜に

ナポリがレアル・ベティスのアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲス(30)を新戦力として確保した模様だ。 今年1月のマンチェスター・ユナイテッド行きも浮上していたギド・ロドリゲス。母国アルゼンチンは名門リーベル・プレートからメキシコ経由で欧州上陸を果たしたセントラルハーフだ。 2020年1月にクラブ・アメリカからベティス入りすると、すぐに中心選手として活躍し始めた一方、アルゼンチン代表にも定着するようになり、2022年カタールW杯の優勝メンバーに。中盤のバックアッパーとして通算29キャップを積む。 ベティスとの契約は今季限りで、イタリア『カルチョメルカート』によると、来季ナポリへのフリー移籍が水面下で交渉成立。ナポリはポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)の契約満了が確実で、ベルギー代表MFレアンデル・デンドンケル(29)も現状、保有元アストン・ビラへローンバックする見通しとなっている。 アルゼンチン『Tyc Sports』いわく、ギド・ロドリゲスのゼロ円獲得に向けては、バルセロナとユベントスも接触。ただ、母国メディアも同選手のナポリ行きは「限りなく濃厚」と伝えている。 昨季のスクデットから一転、今季苦しいナポリは現在セリエAで8位。少なくともヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保することにより、今後の補強にも役立てたいと考えているようだ。 2024.04.18 12:30 Thu

ナポリ、今冬加入のトラオレとデンドンケルの買い取りを見送り

ナポリはコートジボワール代表MFハメド・トラオレ(24)と、ベルギー代表MFレアンデル・デンドンケル(28)の買い取りを見送るようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。 今冬の移籍市場でボーンマスから買い取りオプション付きのレンタルで加入したトラオレは、ここまで公式戦8試合に出場。しかし得点に関与する働きはできず、インパクトは残せていなかった。なお、買い取る際の移籍金は2500万ユーロ(約41億円)に設定されていた。 対するデンドンケルはアストン・ビラから買い取りオプション付きのレンタルで同じく今冬に加入。しかしセリエA3試合の途中出場とトラオレ以上に存在感がない状況だった。こちらは1000万ユーロ(約16億4000万円)に移籍金が設定されていた。 2024.04.06 06:00 Sat

立て直し目論むナポリ、ボランチ&CB兼務のベルギー代表MFデンドンケルを買取OP付きレンタルで獲得

ナポリは26日、アストン・ビラからベルギー代表MFレアンデル・デンドンケル(28)の買い取りオプション付きレンタル移籍での獲得を発表した。 デンドンケルはベルギー代表として通算32キャップ、2度のワールドカップ(W杯)出場を誇る守備職人。ボランチとセンターバックをそつなくこなし、これまでアンデルレヒト、ウォルバーハンプトン、そしてアストン・ビラでプレーした。 2022-23シーズン加入のアストン・ビラでは、スティーブン・ジェラード前監督率いた当初こそ主力として活躍も、昨季途中のウナイ・エメリ監督就任以降は徐々に序列を落とし、反面、チーム力はみるみる向上していった印象だ。 今季の出場はプレミアリーグ8試合、公式戦全体でも15試合と昨季以上にプレータイムが減少し、立て直しを目論むイタリア王者へ向かうことに。イタリア『カルチョメルカート』によると、買い取りオプションの額は1000万ユーロ(約16億円)とのことだ。 2024.01.26 21:30 Fri

今冬積極的な動き見せるナポリ、デンドンケル獲得のためアストン・ビラと交渉中

ナポリがアストン・ビラに所属するベルギー代表MFレアンデル・デンドンケル(27)の獲得を望んでいるようだ。 デンドンケルはベルギーの名門アンデルレヒトで頭角を現すと、2018年夏にウォルバーハンプトンへレンタル加入。初挑戦のプレミアリーグで上々のパフォーマンスを示したため、同シーズン終了後に完全移籍が決定した。 その後、2022年にビラへ完全移籍。初年度はプレミアリーグ24試合に出場したが、先発出場は9試合にとどまった。今シーズンもチームで主軸の座は掴めておらず、プレミアリーグでの出場は8試合、そのうち先発は1試合となっている。 そんな中、イギリス『The Athletic』のデイビッド・オーンスタイン記者によると、ナポリがデンドンケル獲得のため交渉中とのこと。イタリア王者は半年間のレンタルを望み、話し合いは進展しているという。 昨シーズン、セリエAで33シーズンぶりのスクデット獲得を成し遂げたナポリだが、今季は苦戦。開幕から指揮を執るルディ・ガルシア監督を解任した後も状況は好転せず、現在セリエAで9位に沈んでいる。 リーグ戦での挽回を期して、今冬の移籍市場ではすでにサレルニターナからイタリア代表DFパスクアーレ・マッツォッキ(28)、ボーンマスからコートジボワール代表MFハメド・トラオレを獲得。デンドンケル獲得にも成功すれば、さらに戦力が増強されることになる。 2024.01.24 12:20 Wed

ベルギー代表に新顔4選手! クルトワやヴェルトンゲン、デ・ブライネ、ルカクの重鎮らも《ユーロ2024予選》

ベルギーサッカー協会(KBVB)は6日、来る代表ウィークに向けたメンバー24名を発表した。 ユーロ2024予選の2試合が組まれるベルギー。5月にアクセル・ヴィツェルも代表から退いたが、ティボー・クルトワやヤン・ヴェルトンゲン、ケビン・デ・ブライネ、ロメル・ルカクら各ポジションの軸となる選手がリスト入りした。 そのなかで、レアンドロ・トロサールらがメンバー外となったが、ドメニコ・テデスコ体制2度目の活動となる今回はアルノー・ボダール、アミーン・アル=ダヒル、オリヴィエ・デマン、マイク・トレゾールといった新顔が呼ばれている。 グループFの1試合を戦って暫定2位につけるベルギーは17日にブリュッセルでオーストリア代表戦後、20日にタリンでエストニア代表と対戦。12日から活動を始めるという。 ◆メンバー一覧 GK アルノー・ボダール(スタンダール・リエージュ) ティボー・クルトワ(レアル・マドリー/スペイン) トーマス・カミンスキ(ブラックバーン/イングランド) マッツ・セルス(ストラスブール/フランス) DF アミーン・アル=ダヒル(バーンリー/イングランド) セバスティアン・ボルナウ(ヴォルフスブルク/ドイツ) ティモシー・カスターニュ(レスター・シティ/イングランド) レアンデル・デンドンケル(アストン・ビラ/イングランド) バウト・ファエス(レスター・シティ/イングランド) アルトゥール・テアテ(スタッド・レンヌ/フランス) ヤン・ヴェルトンゲン(アンデルレヒト) MF ヤニク・フェレイラ・カラスコ(アトレティコ・マドリー/スペイン) ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド) オリヴィエ・デマン(セルクル・ブルージュ) オレール・マンガラ(ノッティンガム・フォレスト/イングランド) アレクシス・サーレマーケルス(ミラン/イタリア) ユーリ・ティーレマンス(レスター・シティ/イングランド) ハンス・ヴァナケン(クラブ・ブルージュ) FW ミッチー・バチュアイ(フェネルバフチェ/トルコ) ジェレミー・ドク(スタッド・レンヌ/フランス) ロメル・ルカク(インテル/イタリア) ドディ・ルケバキオ(ヘルタ・ベルリン/ドイツ) ロイス・オペンダ(RCランス/フランス) マイク・トレゾール(ヘンク) 2023.06.07 13:35 Wed

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新体制始まるミランはアストン・ビラのキャッシュを狙うも…約60億円の移籍金がネックか

ミランはアストン・ビラのポーランド代表DFマティ・キャッシュ(26)の獲得を狙っているようだ。 ステファノ・ピオリ監督が退任となり、来シーズンからは新たな体制がスタートするミラン。現在は、アレッサンドロ・フロレンツィの退団が濃厚であり、主将のダビデ・カラブリアの契約も今夏残り1年となることから、右サイドバックの補強を優先事項の一つとしている。 そんな中で、クラブが注目しているのはキャッシュ。今シーズンのプレミアリーグでトップ4フィニッシュを果たすなど躍進したビラにあって、公式戦46試合5ゴール3アシストの成績を残したポーランド代表DFは即戦力になると目されている。 しかし、イギリス『The Athletic』によると、ビラはキャッシュの移籍金を3000万ポンド(約59億8000万円)に設定。これがミランにとっては非常に高額となっており、テクニカル・ディレクター(TD)のジェフリー・モンカダ氏にとっては非常に難しい交渉が予想される。 一方で、要求額さえ提示されれば、プレミアリーグの定める利益と持続可能性のルール(PSR)に抵触する可能性のあるビラは、主力であっても売却を余儀なくされる模様。キャッシュのほか、コロンビア代表FWジョン・デュラン(20)、ブラジル代表MFドウグラス・ルイス(26)、ブラジル人DFジエゴ・カルロス(31)も売却対象となっている。 2024.06.13 11:10 Thu

期待の若手デュラン獲得狙うチェルシー、アストン・ビラとの交渉が開始か

チェルシーがコロンビア代表FWジョン・デュラン(20)獲得のため、アストン・ビラと接触したようだ。 今シーズンのプレミアリーグを6位で終え、マウリシオ・ポチェッティーノ監督が退任となったチェルシー。新たにエンツォ・マレスカ監督を迎えたチームは、新シーズンに向けて攻撃陣の強化に着手している。 そんな中で、クラブが注目しているのがデュランだ。20歳の若さながら今シーズンは公式戦37試合8ゴールを記録しており、若手の補強を好むチェルシーにとっては格好のターゲットとなっている。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーとビラの間で最初の接触があった模様。ビラはデュランに3500万~4000万ポンド(約69億~79億円)の値札をつけているが、チェルシーのイングランド代表MFコナー・ギャラガー獲得に関心を示していることから、交渉に影響することも考えられる。 デュランにはイタリア方面からの関心もあるが、本人はチェルシー移籍を優先したい意向とのこと。交渉は今後も続くことが予想されており、進展が注目される。 2024.06.12 09:45 Wed

ドウグラス・ルイス獲得へ向かうユベントス、マッケニーにイリング・ジュニアもアストン・ビラ行きか

ユベントスがブラジル代表MFドウグラス・ルイス(26)の獲得に向け、アストン・ビラとの交渉を進めているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じた。 監督就任発表が間近とみられるチアゴ・モッタ氏との来シーズンに向け、中盤の補強に動くユベントス。ドウグラス・ルイスの獲得を目指しており、アメリカ代表MFウェストン・マッケニー(25)が取引に含まれると報じられていた。 両クラブは移籍成立に向け、頻繁に連絡を取り合っているようで、交渉は順調に進んでいるとのこと。ビラは現在、マッケニーに加え、U-21イングランド代表MFサミュエル・イリング・ジュニア(20)も要求しているという。 また、この2選手に加え、約2000万ユーロ(約33億9000万円)の金銭も望んでいる模様。ユベントスはこの額の引き下げに取り組んでいるようだ。 ドウグラス・ルイスはプレミアリーグで4位フィニッシュし、チャンピオンズリーグ(CL)出場も決めたアストン・ビラの主力。しかし、前年度に多額の損失を計上しているクラブは、プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)に抵触する恐れがあり、このブラジル人MFが売却候補の1人に挙がっていた。 一方、マッケニーはユベントスにレンタルバックして今シーズンに臨み、マッシミリアーノ・アッレグリ元監督に重宝されたものの、現行契約が残り1年。クラブは契約更新へ向かったものの、給与面で折り合いがつかず、延長交渉はストップしたとみられている。 また、途中出場をメインとしながら公式戦27試合に出場したイリング・ジュニアも、契約期間が残り1年を切ろうとしている状況。売却やむなしと考えられ、1月にも補強資金に繋げるための移籍の可能性があった。 2024.06.11 15:10 Tue

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フルアムのブラジル代表MFアンドレアス・ペレイラ(28)が将来を巡り、代理人との協議予定を明らかにした。 マンチェスター・ユナイテッドでは燻り続け、母国強豪のフラメンゴにローン移籍をした時期もあったが、2022年夏からフルアムに完全移籍のA・ペレイラ。その1年目からマルコ・シウバ監督のもと、攻撃的MFとして輝く。 2年目の今季も公式戦44試合の出場数とともに、ゴール関与も3得点9アシストをマーク。フルアムとの契約はあと2年残るが、最近ではトッテナム、ニューカッスル・ユナイテッド、アストン・ビラの関心が取り沙汰される。 フルアムでの活躍ぶりから、今年3月に2018年9月以来の返り咲きを果たした代表でも来るコパ・アメリカ2024のメンバーに含まれ、右肩上がりのキャリアを過ごすが、ブラジル『UOL』でひと段落後に代理人と検討するようだ。 「今は代表チームに完全に集中しているし、自分の将来を話すのは難しい。タイトルを手にしてから、神のご加護があれば、クラブでの将来を考えていくつもり。代理人と話し合って将来を決める」 ウィリアンを失う可能性があるフルアムからすれば、A・ペレイラも移籍となれば痛手。その一方で、クラブにはエミール・スミス・ロウの獲得に熱心との報道もあるが、年齢的にも脂の乗るA・ペレイラの去就やいかに。 2024.06.06 14:00 Thu

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