リバプールがDF菅原由勢に興味? 右SBのバックアッパーとして関心…遠藤航とチームメイトになるか
2023.09.14 10:20 Thu
AZの日本代表DF菅原由勢(23)に対して、リバプールが関心を寄せているようだ。今夏の移籍市場ではフルアムなどプレミアリーグのクラブから関心もあった菅原。結局AZに残留することとなったが、その評価はかなり高いようだ。
右サイドバックだけでなく、サイドハーフやウイングでもプレーした菅原。名古屋グランパスから加入し、5シーズン目を迎えている中、公式戦通算163試合10ゴール22アシストを記録し、エールディビジのサイドバックの中でも、その安定したパフォーマンスはトップクラスとされている。
リバプールにはイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが君臨しているが、そのバックアッパーはかなり乏しい状況。リバプール専門サイト『Anfield Watch』によれば、菅原をそのバックアッパーに置きたい考えがあるようだ。
2019年夏に名古屋を離れた菅原。AZとの契約は2025年夏までとなっており、移籍金は2000万ユーロ(約31億6000万円)程度と見られているという。
さらに、アルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライと中盤の選手に資金を投下したこともあり、守備陣の補強には動けていなかったが、菅原をそこにリストアップしているようだ。
日本代表としても右サイドバックに定着しつつある菅原。高いレベルでのプレーを望むなら願ってもない話だと思うが、1月までにパフォーマンスを上げて実現することになるだろうか。
右サイドバックだけでなく、サイドハーフやウイングでもプレーした菅原。名古屋グランパスから加入し、5シーズン目を迎えている中、公式戦通算163試合10ゴール22アシストを記録し、エールディビジのサイドバックの中でも、その安定したパフォーマンスはトップクラスとされている。
2019年夏に名古屋を離れた菅原。AZとの契約は2025年夏までとなっており、移籍金は2000万ユーロ(約31億6000万円)程度と見られているという。
中盤の選手が大量にチームを去ったこともあり、急遽獲得されたのが日本代表MF遠藤航(30)。すでに試合にも出ており、ポジション確保に向けて再びチームで戦っていくこととなる。
さらに、アルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライと中盤の選手に資金を投下したこともあり、守備陣の補強には動けていなかったが、菅原をそこにリストアップしているようだ。
日本代表としても右サイドバックに定着しつつある菅原。高いレベルでのプレーを望むなら願ってもない話だと思うが、1月までにパフォーマンスを上げて実現することになるだろうか。
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リバプールのアルネ・スロット監督は、前指揮官であるユルゲン・クロップ氏と意見交換したことを明かした。イギリス『ミラー』が伝えている。 昨夏に就任したスロット監督の下、快進撃を続けるリバプール。プレミアリーグでは1試合未消化ながら2位アーセナルに6ポイント差をつけての首位に立ち、チャンピオンズリーグ(CL)も無傷の7連勝ですでに決勝トーナメントストレートインを決めている。 一方で、リバプールにとっては気になるデータも。長期政権を築いていたクロップ氏のラストシーズンとなった昨季も、リバプールはマンチェスター・シティ、アーセナルとタイトル争いを繰り広げ、昨年1月31日に行われたプレミアリーグ第22節のチェルシー戦で勝利を収めたチームは、2位に5ポイント差をつけて首位に立っていた。 しかし、チームは終盤にかけて失速すると、最終的にはリーグチャンピオンとなったシティに9ポイント差をつけられての3位で終了。クロップ氏の有終の美を飾ることはできなかった。 これについて、スロット監督としても思うところはあった模様。指揮官はクロップ氏と意見を交わしたことを明かしつつ、負傷者の発生を抑えることが重要になるだろうとの見解を語っている。 「5ポイント差をつけていたことは聞いていたし、昨季はシーズン前半の方が後半よりチームが良かったことも理解している。では、なぜチームにそうしたことが起きたのだろうか」 「ユルゲンと初めて会った時や、2度目に会った時も、昨季の失速について話はした。最後に少し落ち込んだことについての意見を聞いた」 「もちろん、昨シーズンと今シーズンを比べることはできないだろう。とはいえ、(意見交換後)すでに実行しようとしていることはあるかもしれない。それが何なのか聞きたいかもしれないが、答えは言わない!」 「今シーズン、獲得したポイントはすべて当然のものだと言ってきた。昨シーズンもそうだったとすれば、5ポイント差もあったのに残念だ」 「でも、(昨季の)シーズン前半はもしかしたら少しの幸運があったのかもしれない。それがシーズン後半になって状況に変化があったというなら、驚きではないだろう。今だって、状況が変わらないわけではない。今やっていることを、続けなければならないんだ」 「負傷者が出たりだとか、そういったことがあってはいけない。選手は全員が重要だが、他の選手より少し重要な存在も数人はいるのだ」 2025.01.28 19:10 Tue4
失点関与のリバプールMF遠藤航に厳しい評価「レギュラーへの望みを繋げなかった」「危険なエリアで失った」
リバプールの日本代表MF遠藤航が厳しい評価を受けた。 29日、チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ最終節でリバプールはアウェイでPSVと対戦した。 7連勝で首位を決めていたリバプール。全勝を目指す中で、ターンオーバーしたメンバーで臨み、遠藤も先発フル出場を果たした。 アンカーでプレーしていた遠藤だったが、1-1で迎えた45分に中盤でボールを奪われると、そのまま侵攻を許してイスマエル・サイバリにゴールを奪われることに。さらに前半のうちにもう1失点し、3-2で敗れ全勝を逃した。 それでも1位でリーグフェーズを終えたリバプール。ただ、遠藤は失点に絡んだシーンで大きく評価を下げ、厳しい言葉が並べられることとなった。 <h3>◆イギリス『This is Anfield』/ 7点(10点満点)</h3> 「リバプールの頼れるユーティリティーマンである遠藤は、プレーを崩し、カウンターを阻止し、ラインを突破するいつものプレーを見せた」 「慣れない中盤がビルドアップで脅威的なテンポを維持するのに苦労したため、何度も窮地に陥っていた。少なくとも、より多くの出場時間を確保すべきだ」 <h3>◆イギリス『リバプール・エコー』/ 5点(10点満点)</h3> 「序盤は空中戦での能力が役立ったが、ボールを奪われPSVの2度目の同点ゴールを許してしまった。その後は不安定だったが、センターバックに移り、キャプテンマークを巻くとやや落ち着いていた」 <h3>◆『エクスプレス』/ 5点(10点満点)</h3> 「レギュラーの座への望みを繋ぐことができなかった選手。2失点目の場面では、簡単にボールを弾き飛ばしてしまい、影響力を発揮できなかった」 <h3>◆『Give Me Sport』/ 5.5点(10点満点)</h3> 「危険なエリアでボールを失い、チームに2点目の失点を許した。ロングボールは正確に打てていた」 <span class="paragraph-title">【動画】遠藤航のボールロストから痛恨の同点ゴールを許す</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ekpRuc47lGk";var video_start = 114;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.30 12:05 Thu5