チェルシー、今冬の補強完遂後も勝てず…ポッター「攻撃的なチームとしてもっとやりたい」

2023.02.04 09:15 Sat
Getty Images
チェルシーグレアム・ポッター監督が振り返った。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。

3日のプレミアリーグ第22節でフルアムをホームに迎え撃ったチェルシー。今冬に巨額を叩いて獲得したMFエンソ・フェルナンデスにFWミハイロ・ムドリクのほか、移籍が書類不備でとん挫したMFハキム・ツィエクをスタートから送り出したが、0-0のドローに終わった。

これで新年に入ってから、公式戦7試合でわずか1勝(3分け3敗)。リーグ戦では2試合連続の無得点ドローと調子を掴めず、さらに上位との差が広がりそうだが、ポッター監督はポジティブな面も強調しつつ、改善すべき点を口にした。
「試合のスタートからポジティブで良い感覚だったが、クリエイトするための攻撃的なプレーが足りなかった。そこを突き詰めていく必要がある。フルアムはよく守り、よく組織されてもいたよ。そのなかで、我々はケガから復帰したばかりの選手や、新しい選手で繋がりや理解に欠けた。ただ、ポジティブな面もあった。頑張りや、スピリットはあったが、攻撃的なチームとしてもっとやりたいことがある」

今冬のデッドラインデイにベンフィカからイギリス史上最高額の移籍金1億2100万ユーロ(約171億2000万円)で加入して、さっそくデビューのエンソ・フェルナンデスについても触れ、プレーぶりから多くの可能性を感じたようだ。
「素晴らしいプレーをしてくれたと思う。彼のクオリティが見られ、チームにもたらすものもわかったはず。まだ我々と長くいるわけじゃないから、簡単じゃなかっただろうが、ワクワクしたよ」

また、加入後初先発だったが、ハーフタイムに交代したムドリクについては「今週、ずっと風邪をひいていたんだ。60分が限界だと思っていたが、ハーフタイムに足が重く感じたようだ。まだ調整段階だ」と話している。

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ユナイテッドに競り勝ちCL出場圏内で最終節へ、マレスカ監督は「何年も前のチェルシーとは違う」と現チームへの理解を求める

チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が16日に行われ、1-0で勝利したプレミアリーグ第37節マンチェスター・ユナイテッド戦後にコメントした。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れ、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシーが、ヨーロッパリーグ決勝を控えるユナイテッドをスタンフォード・ブリッジに迎えたホーム最終戦。 主力を起用してきたユナイテッドに対して互角の攻防で推移した中、チェルシーはゴールレスで迎えた71分にDFリース・ジェームズのクロスをDFマルク・ククレジャがダイビングヘッドで押し込み、1-0の辛勝とした。 CL出場権獲得まであと一歩としたマレスカ監督はロマン・アブラモビッチ元オーナーの下、潤沢な資金をバックに栄光を築いた過去のチェルシーと現チームは別物だと訴えた。 「個人的には問題は、あなた方マスコミ全般にあると思っている。あなた方はチェルシーは何年も前と同じ状況だと思っているが、それは違う。私もチェルシーに居るからといって他のクラブより多くの資金を期待してはいない。それよりも大切なものを築き上げることが目的だ。サポーターには我々を信じて欲しい。正しい方向に進んでいるのだから」 接戦を制したユナイテッド戦については「オフ・ザ・ボールの面で素晴らしい試合ができたと思う。最後までとてもアグレッシブにプレーし、高い位置からもプレッシャーをかけ続けた。勝利に相応しいプレーだったと思う。幾つかの解決策に取り組み、それから得点できたことも良かった」と勝利に値するパフォーマンスだったと見解を述べた。 チェルシーは最終節、暫定4ポイント差の7位ノッティンガム・フォレストと対戦する。 2025.05.17 10:00 Sat

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