マドリー、ベンゼマのドブレーテの活躍などでクラブ創設100周年のアラベスに完勝! 指揮官不在の中で公式戦4戦ぶりの白星《ラ・リーガ》
2021.01.24 06:53 Sun
ラ・リーガ第20節、アラベスvsレアル・マドリーが23日にエスタディオ・デ・メンディソローザで行われ、アウェイのマドリーが1-4で勝利した。
首位のアトレティコ・マドリーを勝ち点7差で追う2位のマドリー(勝ち点37)は、後半戦初戦で17位のアラベス(勝ち点18)と敵地で対戦した。
ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ3回戦で3部のアルコヤーノに延長戦の末に敗れる大失態を演じ、公式戦3戦未勝利と不振に陥るチームでは、さらにジダン監督が新型コロナウイルスの陽性反応が出て今節での指揮が不可能に。そのため、急遽アシスタントコーチを務めるダビド・ベットーニが暫定で指揮を執ることになった。ヒザに問題を抱えるセルヒオ・ラモスを欠く中、代役にミリトンを起用することになったが、それ以外では直近のベストメンバーが起用された。
この日がクラブ創設100周年のメモリアルとなったホームのアラベスが良い入りを見せたが、時間の経過と共にマドリーが押し返していく。
14分にモドリッチの絶妙なスルーパスに抜け出したベンゼマに絶好機が訪れるが、巧みなファーストタッチからボックス右で放ったシュートはGKパチェコにうまくコースを消される。さらに、こぼれ球をすかさず蹴り込みに行ったが、今度は戻ったDFに触られてボールは右ポストを叩いた。
勝負強いブラジル代表MFの先制点によって良い流れで試合を運べるようになったマドリーは、失点後も相手がやや腰の引けた戦い方を継続したことで、圧倒的にボールを握りながらストレスなく試合を運んでいく。
リスクを冒さないバランス重視の戦いを継続する中、ベンゼマやアザールが要所で個の力を見せつけて惜しい場面を創出。すると、41分には右サイドに張ったルーカス・バスケスからの斜めのグラウンダーのパスをボックス手前右に走り込んだアザールが絶妙なフリックで中央のスペースに流すと、ここに入り込んできたベンゼマがスムーズな流れから豪快に右足を振り抜きゴール左上隅の完璧なコースに突き刺した。
さらに、前半終了間際の46分にはクロースが右サイドの高い位置で相手DFからボールを奪って背後の広大なスペースへ浮き球のパスを出すと、オフサイドぎりぎりで飛び出したアザールが右足でのワントラップから最後は飛び出したGKのポジションを見極めて左足の丁寧なシュートを流し込んだ。
前半終盤の連続ゴールによって3点リードで試合を折り返したマドリーは、後半はやや流し気味にプレー。これに対してハーフタイム明けに3枚替えを敢行し、ルーカス・ペレス、ボルハ・サインス、マヌ・ガルシアを投入したホームチームが前半とは打って変わってアグレッシブなプレーを見せ始める。
立ち上がりのホセル、ボルハ・サインスの続けざまの枠内シュートはGKクルトワが好守で凌ぐが、セットプレーからゴールをこじ開けられる。60分、自陣右サイドで与えたFKの場面でキッカーのルーカス・ペレスに左足アウトスウィングの鋭いボールをゴール前に入れられると、これをホセルに打点の高いヘディングで合わせられた。
このゴールによって息を吹き返したアラベスの攻勢に晒され始めたマドリーは63分、アザールを下げてヴィニシウスを最初の交代カードとして投入。この交代直後の65分にはボックス手前でボールを持ったモドリッチが鋭いグラウンダーのミドルシュートを枠に飛ばすが、これはGKパチェコの守備範囲。
その後は一進一退の攻防が続くが、マドリーの見事なカウンターから試合を決定づけるゴールが生まれる。
70分、自陣中央でボールを受けたモドリッチが左サイドに流れて浮いていたベンゼマへ絶妙なミドルパスを通す。そのままボックス付近まで運んだベンゼマがカットインから左斜め45度の得意の角度から正確な右足のシュートをファーポストに突き刺した。なお、これでドブレーテ達成のベンゼマは今季のリーグ戦ゴール数を2桁の大台にのせた。
これで勝利を確信したマドリーベンチはモドリッチ、アセンシオを直後の77分にベンチへ下げてオドリオソラ、イスコの投入で試合を締めにかかる。
試合終盤にかけては互いにゴールチャンスがあったものの、このままスコアは変わらずにタイムアップ。ベンゼマのドブレーテの活躍で指揮官、主将不在の逆境を撥ね退けたマドリーが公式戦4試合ぶりの白星を手にした。
首位のアトレティコ・マドリーを勝ち点7差で追う2位のマドリー(勝ち点37)は、後半戦初戦で17位のアラベス(勝ち点18)と敵地で対戦した。
ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ3回戦で3部のアルコヤーノに延長戦の末に敗れる大失態を演じ、公式戦3戦未勝利と不振に陥るチームでは、さらにジダン監督が新型コロナウイルスの陽性反応が出て今節での指揮が不可能に。そのため、急遽アシスタントコーチを務めるダビド・ベットーニが暫定で指揮を執ることになった。ヒザに問題を抱えるセルヒオ・ラモスを欠く中、代役にミリトンを起用することになったが、それ以外では直近のベストメンバーが起用された。
14分にモドリッチの絶妙なスルーパスに抜け出したベンゼマに絶好機が訪れるが、巧みなファーストタッチからボックス右で放ったシュートはGKパチェコにうまくコースを消される。さらに、こぼれ球をすかさず蹴り込みに行ったが、今度は戻ったDFに触られてボールは右ポストを叩いた。
この絶好機を逸したマドリーだが、この流れから続けて得た右CKの場面でキッカーのクロースが右足インスウィングの正確な浮き球のボールをゴール前に入れると、DFルジューヌをうまくブロックして上から叩いたカゼミロのヘディングシュートがゴール右隅に決まった。
勝負強いブラジル代表MFの先制点によって良い流れで試合を運べるようになったマドリーは、失点後も相手がやや腰の引けた戦い方を継続したことで、圧倒的にボールを握りながらストレスなく試合を運んでいく。
リスクを冒さないバランス重視の戦いを継続する中、ベンゼマやアザールが要所で個の力を見せつけて惜しい場面を創出。すると、41分には右サイドに張ったルーカス・バスケスからの斜めのグラウンダーのパスをボックス手前右に走り込んだアザールが絶妙なフリックで中央のスペースに流すと、ここに入り込んできたベンゼマがスムーズな流れから豪快に右足を振り抜きゴール左上隅の完璧なコースに突き刺した。
さらに、前半終了間際の46分にはクロースが右サイドの高い位置で相手DFからボールを奪って背後の広大なスペースへ浮き球のパスを出すと、オフサイドぎりぎりで飛び出したアザールが右足でのワントラップから最後は飛び出したGKのポジションを見極めて左足の丁寧なシュートを流し込んだ。
前半終盤の連続ゴールによって3点リードで試合を折り返したマドリーは、後半はやや流し気味にプレー。これに対してハーフタイム明けに3枚替えを敢行し、ルーカス・ペレス、ボルハ・サインス、マヌ・ガルシアを投入したホームチームが前半とは打って変わってアグレッシブなプレーを見せ始める。
立ち上がりのホセル、ボルハ・サインスの続けざまの枠内シュートはGKクルトワが好守で凌ぐが、セットプレーからゴールをこじ開けられる。60分、自陣右サイドで与えたFKの場面でキッカーのルーカス・ペレスに左足アウトスウィングの鋭いボールをゴール前に入れられると、これをホセルに打点の高いヘディングで合わせられた。
このゴールによって息を吹き返したアラベスの攻勢に晒され始めたマドリーは63分、アザールを下げてヴィニシウスを最初の交代カードとして投入。この交代直後の65分にはボックス手前でボールを持ったモドリッチが鋭いグラウンダーのミドルシュートを枠に飛ばすが、これはGKパチェコの守備範囲。
その後は一進一退の攻防が続くが、マドリーの見事なカウンターから試合を決定づけるゴールが生まれる。
70分、自陣中央でボールを受けたモドリッチが左サイドに流れて浮いていたベンゼマへ絶妙なミドルパスを通す。そのままボックス付近まで運んだベンゼマがカットインから左斜め45度の得意の角度から正確な右足のシュートをファーポストに突き刺した。なお、これでドブレーテ達成のベンゼマは今季のリーグ戦ゴール数を2桁の大台にのせた。
これで勝利を確信したマドリーベンチはモドリッチ、アセンシオを直後の77分にベンチへ下げてオドリオソラ、イスコの投入で試合を締めにかかる。
試合終盤にかけては互いにゴールチャンスがあったものの、このままスコアは変わらずにタイムアップ。ベンゼマのドブレーテの活躍で指揮官、主将不在の逆境を撥ね退けたマドリーが公式戦4試合ぶりの白星を手にした。
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