マドリー、終始攻勢も好調オサスナの堅守破れずホームでドロー…《ラ・リーガ》

2021.10.28 06:31 Thu
Getty Images
ラ・リーガ第11節、レアル・マドリーvsオサスナが27日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、0-0のドローに終わった。

敵地でのエル・クラシコをアラバの加入後初ゴールなどで2-1と競り勝った2位のマドリーは、勝ち点2差で6位に位置する難敵オサスナをホームで迎え撃ち公式戦3連勝を狙った。アンチェロッティ監督はバルセロナ戦から先発3人を変更。完全休養を与えたモドリッチに加え、ルーカス・バスケス、ロドリゴをベンチに置き、カルバハル、カマヴィンガ、アセンシオを起用した。

試合は立ち上がりから[5-3-2]の堅固な守備ブロックを敷くアウェイチームに対して、圧倒的にボールを握るホームチームが押し込んでいく展開が続く。
オサスナの老獪な守備を前になかなか攻め手を見いだすことができないマドリーだが、22分にはアセンシオのスルーパスに抜け出したカマヴィンガが枠のわずか右に外れる際どいシュートを放つ。

以降もヴィニシウスのボックス内での鮮やかな突破からの折り返しをカルバハル、30分にはミリトンが意表を突いたミドルシュートと工夫を凝らした攻めからゴールに迫るが、相手守備のバランスを崩し切れず、前半の内にゴールを決めることはできなかった。
迎えた後半、アンチェロッティ監督はカマヴィンガに代えてロドリゴを投入。アセンシオをインテリオールに下げて、より前がかる。だが、立ち上がりの50分には相手の狙っているロングカウンターを許し、チミ・アビラのスルーパスに抜け出したモンカジョラに左ポスト直撃の絶好機を与えた。

冷や汗をかきながらも何とかピンチを脱したマドリーは、ここから若きブラジル人アタッカーの両サイドを起点にオサスナを攻め立てて再三の決定機を創出。だが、ボックス左で放ったベンゼマのシュートが左ポストを掠めるなど、なかなか決め切ることができない。

この状況を受け、69分にはメンディとカルバハルの両サイドバック、アセンシオを下げてマルセロ、ルーカス・バスケス、アザールと一気に3枚替えを敢行した。

相手の守り疲れも期待しつつ、アザールやマルセロと異なる特徴を持つアタッカーのプレーでゴールをこじ開けたいところだが、そのマルセロが幾度かボックス内で際どいシーンに顔を出すが、最後のところで粘るオサスナの守備をこじ開けられない。その後、後半アディショナルタイムにはカウンターからヴィニシウスに見せ場が訪れるが、ここも相手の決死のシュートブロックに阻まれ万事休す。

終始攻勢の展開も好調オサスナの堅守を最後までこじ開けられなかったマドリーは、先日のビジャレアル戦に続き今季2度目の無得点に終わり公式戦連勝がストップした。

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