ベンゼマ&アラバ弾でフランクフルトを下したマドリーが5年ぶり5度目の制覇!《UEFAスーパーカップ》

2022.08.11 06:00 Thu
Getty Images
UEFAスーパーカップのレアル・マドリーvsフランクフルトが10日にフィンランドのヘルシンキ・オリンピックスタジアムで行われ、2-0でマドリーが勝利した。フランクフルトのMF鎌田大地はフル出場、MF長谷部誠はベンチ入りも出場機会はなかった。

チャンピオンズリーグ王者のマドリーとヨーロッパリーグ王者のフランクフルトの一戦。

今週末にラ・リーガ開幕を迎えるマドリーは、ベンゼマやクロース、カゼミロ、アラバなど昨季の主力を先発で起用。新加入のリュディガーやチュアメニはベンチスタートとなった。
一方、先週末に行われたブンデスリーガ開幕戦でバイエルンに大敗を喫したフランクフルトは、その試合から先発を2人変更。ゲッツェとコスティッチに代えて鎌田とレンツが先発に名を連ねた。長谷部はベンチスタートとなっている。

一進一退の立ち上がりとなる中、ファーストシュートはフランクフルトに生まれる。14分、ボレのパスをバイタルエリア中央左で受けた鎌田がボックス内まで切り込みシュート。しかし、これはGKクルトワのセーブに防がれた。
対するマドリーは17分、右サイドを突破したバルベルデの折り返しを中央のベンゼマがフリック。最後はフリーのヴィニシウスがシュートを放ったが、これはゴールカバーに戻ったトゥタにライン手前でブロックされた。

膠着状態が続く中、マドリーは37分にセットプレーから先制する。クロースの右CKをボックス内でベンゼマが競り合うと、浮き球をゴールエリア右のカゼミロが頭で折り返し、最後はアラバがゴールに押し込んだ。

先制したマドリーは、41分にもクロースの右クロスからベンゼマに決定機が訪れたが、シュートはわずかにゴール左へ逸れ、1-0で前半を終えた。

迎えた後半、先にチャンスを作ったのはマドリー。55分、モドリッチのパスで左サイドを抜け出したF・メンディのクロスからボックス内のヴィニシウスがチャンスを迎えたが、シュートはGKトラップの好セーブに防がれた。

1点を追うフランクフルトは、58分にローデとリンドストロームを下げてゲッツェとコロ・ムアニを投入。64分、鎌田のパスを受けたクナウフがボックス右からカットインし右アウトサイドでシュートを放ったが、これはGKクルトワにキャッチされた。

マドリーは直後の65分、F・メンディのスルーパスで左サイドを抜け出したヴィニシウスがボックス左まで侵入し折り返しを供給。これを中央のベンゼマが右足ダイレクトでゴールに流し込んだ。

リードを広げたマドリーは、85分にクロースとカルバハルを下げてチュアメニ、リュディガーの新加入組を投入。その後も危なげない試合運びを見せたマドリーは、フランクフルトに決定機を作らせず、2-0のままタイムアップ。

ベンゼマ&アラバのゴールでフランクフルトに完勝したマドリーが、5年ぶり5度目のUEFAスーパーカップ制覇となった。

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「ロナウドよりもベイル」元マドリーのドクターが見解「彼は最高のアスリート」

元レアル・マドリーのドクターが最高のアスリートについて言及した。 世界最高峰のアスリートは誰かと問われれば、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの名を挙げる人は多いだろう。36歳となった今でも、強さ、ジャンプ力、スピードをすべて信じられないほどのレベルで備えた見本のような肉体を誇っている。 C・ロナウドは息子がポテトチップスを食べてコカ・コーラを飲んでいるのを見ると、いい気分にはならないようで、自身も先日のユーロ2020の記者会見では目の前のコーラを退けるなど、印象的な行動もとっていた。 だが、元マドリーのドクター、ヘスス・オルモ氏の考えは少々異なる様子。オルモ氏はC・ロナウドよりもレアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルの方がより完全なアスリートであると信じているようだ。スペイン『イデアル』に次のように語っている。 「サッカー選手の身体的パフォーマンスレベルは、他のオリンピック選手とはかけ離れている」 「ただ、今はセルヒオ・ラモスのように近づいている選手も居る。ルーカス・バスケス、クリスティアーノ・ロナウドもだ。ケイロル(・ナバス)は驚異的な瞬発力があり、(ダニエル・)カルバハルは素晴らしいコンディションを持てている」 「ただ、おそらく私が見た中で最高のアスリートはガレス・ベイルだ」 「彼はどんなスポーツでも優れた能力をできる生まれながらのアスリートだ。彼は特異な遺伝学と運動能力を持っていて、技術的な能力もある」 「パフォーマンスがあってのことだが、彼はあらゆる状況から生じるすべての面で私に最も感銘を与えた人物だ」 ベイルはマドリー時代の2017年にレアル・ソシエダ戦で75メートルを独走してのゴールを挙げ、その際に時速22マイル(約35km)というクレイジーな最高速度を記録している。かつて痩せた子供だったベイルが何年もかけて肉体の構築に取り組んできたため、オルモ氏は感銘を受けているのだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】あなたはどっち派?!C・ロナウドとベイルの筋肉美</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Gareth Bale&#39;s legs <a href="https://t.co/sWUddWmodR">pic.twitter.com/sWUddWmodR</a></p>&mdash; bob mortimer (@RealBobMortimer) <a href="https://twitter.com/RealBobMortimer/status/886531195214995456?ref_src=twsrc%5Etfw">July 16, 2017</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Recovery time! <a href="https://t.co/1NduH6HkFi">pic.twitter.com/1NduH6HkFi</a></p>&mdash; Cristiano Ronaldo (@Cristiano) <a href="https://twitter.com/Cristiano/status/1367191022963425283?ref_src=twsrc%5Etfw">March 3, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.08.04 19:15 Wed
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21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン

IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu

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