ローマの米代表DFレイノルズが渡辺剛加入のコルトレイクにレンタル移籍!
2022.01.23 22:35 Sun
ローマは23日、アメリカ代表DFブライアン・レイノルズ(20)がベルギーのKVコルトレイクに今シーズン終了までレンタル移籍することを発表した。
FCダラスのアカデミー出身のレイノルズは15歳でプロ契約を結んだ早熟のプレーヤー。2019シーズンにトップチームデビューを飾ると、公式戦31試合に出場。
185cmの大型右サイドバックは高い身体能力を生かした対人の強さに加え、ドリブル、パス、クロスと攻撃性能が非常に高く、メジャーリーグ・サッカー(MLS)においては将来を嘱望される若手の一人として大きな期待を寄せられていた。
その逸材DFは2021年に買い取りオプション付きのレンタル移籍でローマに加入し、昨夏完全移籍に移行した中でここまで公式戦8試合に出場。プレシーズン序盤はジョゼ・モウリーニョ監督からまずまずの評価を得ていたが、シーズンがスタートすると、戦術理解度やプレー精度の部分で信頼を得られず、なかなか試合に絡むことができなかった。
そして、今冬の移籍市場でクラブがアーセナルからイングランド代表MFエインズリー・メイトランド=ナイルズを獲得したこともあり、幾つかのレンタル先の候補があった中でコルトレイク行きを決断した。
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そして、今冬の移籍市場でクラブがアーセナルからイングランド代表MFエインズリー・メイトランド=ナイルズを獲得したこともあり、幾つかのレンタル先の候補があった中でコルトレイク行きを決断した。
なお、コルトレイクは今冬の移籍市場でFC東京から日本代表DF渡辺剛を獲得している。
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