低調マドリー、ホームでアラベスに金星献上…直近2敗1分けと低迷続く…《ラ・リーガ》
2020.11.29 07:04 Sun
ラ・リーガ第11節、レアル・マドリーvsアラベスが28日にアルフレド・ディ・ステファノで行われ、アウェイのアラベスが1-2で勝利した。
直近1敗1分けと2試合勝利から遠ざかる4位のマドリーは、15位のアラベスとのホームゲームで3戦ぶりのリーグ戦白星を目指した。直近のチャンピオンズリーグ(CL)でインテルを2-0で破り、復調気配を漂わせるジダン監督率いるチームは、そのインテル戦から先発3人を変更。メンディとウーデゴール、負傷のカルバハルに代わってマルセロ、アセンシオ、カゼミロを起用。ルーカス・バスケスを右サイドバックに置く[4-3-3]の布陣で臨んだ。
直近のラ・リーガで2試合連続PKを与えているマドリーはこの試合でも早々にPKを献上することに。4分、セットプレーの場面でアグアルディアのヘディングがDFナチョの腕に当たってアラベスにPKが与えられると、これをキッカーのルーカス・ペレスが冷静に流し込んだ。
開始5分で先制を許したマドリーはすぐさま反撃を開始。クロース、モドリッチを起点にボールを動かしながら引いた相手の守備の攻略を図る。20分には見事な仕掛けから中央突破したアザールが強烈なシュートを放つが、これはややコースが甘くGKパチェコに弾き出される。
すると、直後の24分にはアザールの不用意なパスをカットされてジョタのフィードに反応したL・ペレスに裏抜けを許す。だが、ボックス内での一対一の場面でL・ペレスが放ったループシュートはGKクルトワが圧巻の反応で叩き落し、絶体絶命のピンチを救った。
前半のうちに追いつきたいマドリーは終盤にかけて攻勢を強めると、39分にはボックス内に攻め上がったクロースがゴール至近距離から続けてシュートを放つが、GKパチェコのビッグセーブに遭う。さらに、良いポジショニングで制空権を握ったマリアーノが幾度か惜しいヘディングシュートを放ったが、ゴールをこじ開けられないまま45分間の戦いを終えた。
迎えた後半、勢いを持って入りたいマドリーだったが、ミスから点差を広げられてしまう。49分、ヴァランのバックパスを受けたGKクルトワがカゼミロへのパスをホセルに完璧に読まれてカットされると、無人のゴールへ左足のシュートを流し込まれた。
前半同様に拙い入りから自分たちを苦しくしたホームチームはリスクを冒して攻勢に出ていくが、中央をしっかりと固めるアラベスの守備を前にベンゼマ、アザールらの不在を色濃く感じさせる攻め手不足が顕著となった。
逆に、ハーフウェイライン付近でハイラインの背後を狙う相手2トップに引っくり返されてあわや3失点目という場面が2度も続くが、63分の場面はGKクルトワがL・ペレスの決定的なシュートをファインセーブで止め、69分のホセルの決定機は相手のシュートミスに救われた。
流れを変えたいジダン監督は70分、すでに投入していたヴィニシウスに続いてメンディ、イスコ、ウーデゴールの3枚替えを敢行し、試合終了まで20分余りを残してすべての交代カードを切る。
専守防衛のアラベスに対して猛攻を仕掛けていくマドリーは83分、ルーカス・バスケスの右クロスをゴール前のマリアーノがドンピシャのヘディングで合わせるが、ここはDFのゴールライン上でのクリアに阻まれる。
それでも、昨季王者の意地を見せるマドリーは86分、ウーデゴールの右CKの流れからヴィニシウスのシュートのこぼれ球をカゼミロが押し込み、1点を返す。さらに、5分が与えられた後半アディショナルタイムのラストプレーではボックス手前でフリーのイスコが狙いすました右足のコントロールシュートを放つが、ゴール右上隅を射抜いたかに思われたシュートはクロスバーを叩く。
そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、前後半の入りで喫した失点が最後まで響いたマドリーはホームで痛恨の1-2の敗戦。直近3試合で2敗1分けと低迷が続く。
直近1敗1分けと2試合勝利から遠ざかる4位のマドリーは、15位のアラベスとのホームゲームで3戦ぶりのリーグ戦白星を目指した。直近のチャンピオンズリーグ(CL)でインテルを2-0で破り、復調気配を漂わせるジダン監督率いるチームは、そのインテル戦から先発3人を変更。メンディとウーデゴール、負傷のカルバハルに代わってマルセロ、アセンシオ、カゼミロを起用。ルーカス・バスケスを右サイドバックに置く[4-3-3]の布陣で臨んだ。
直近のラ・リーガで2試合連続PKを与えているマドリーはこの試合でも早々にPKを献上することに。4分、セットプレーの場面でアグアルディアのヘディングがDFナチョの腕に当たってアラベスにPKが与えられると、これをキッカーのルーカス・ペレスが冷静に流し込んだ。
すると、直後の24分にはアザールの不用意なパスをカットされてジョタのフィードに反応したL・ペレスに裏抜けを許す。だが、ボックス内での一対一の場面でL・ペレスが放ったループシュートはGKクルトワが圧巻の反応で叩き落し、絶体絶命のピンチを救った。
守護神のビッグプレーで流れを引き寄せたいマドリーだが、直後に足を痛めたアザールがプレー続行不可能となり、28分にロドリゴを緊急投入。この交代に伴い、アセンシオがアザールのいた左ウイングのポジションを移した。
前半のうちに追いつきたいマドリーは終盤にかけて攻勢を強めると、39分にはボックス内に攻め上がったクロースがゴール至近距離から続けてシュートを放つが、GKパチェコのビッグセーブに遭う。さらに、良いポジショニングで制空権を握ったマリアーノが幾度か惜しいヘディングシュートを放ったが、ゴールをこじ開けられないまま45分間の戦いを終えた。
迎えた後半、勢いを持って入りたいマドリーだったが、ミスから点差を広げられてしまう。49分、ヴァランのバックパスを受けたGKクルトワがカゼミロへのパスをホセルに完璧に読まれてカットされると、無人のゴールへ左足のシュートを流し込まれた。
前半同様に拙い入りから自分たちを苦しくしたホームチームはリスクを冒して攻勢に出ていくが、中央をしっかりと固めるアラベスの守備を前にベンゼマ、アザールらの不在を色濃く感じさせる攻め手不足が顕著となった。
逆に、ハーフウェイライン付近でハイラインの背後を狙う相手2トップに引っくり返されてあわや3失点目という場面が2度も続くが、63分の場面はGKクルトワがL・ペレスの決定的なシュートをファインセーブで止め、69分のホセルの決定機は相手のシュートミスに救われた。
流れを変えたいジダン監督は70分、すでに投入していたヴィニシウスに続いてメンディ、イスコ、ウーデゴールの3枚替えを敢行し、試合終了まで20分余りを残してすべての交代カードを切る。
専守防衛のアラベスに対して猛攻を仕掛けていくマドリーは83分、ルーカス・バスケスの右クロスをゴール前のマリアーノがドンピシャのヘディングで合わせるが、ここはDFのゴールライン上でのクリアに阻まれる。
それでも、昨季王者の意地を見せるマドリーは86分、ウーデゴールの右CKの流れからヴィニシウスのシュートのこぼれ球をカゼミロが押し込み、1点を返す。さらに、5分が与えられた後半アディショナルタイムのラストプレーではボックス手前でフリーのイスコが狙いすました右足のコントロールシュートを放つが、ゴール右上隅を射抜いたかに思われたシュートはクロスバーを叩く。
そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、前後半の入りで喫した失点が最後まで響いたマドリーはホームで痛恨の1-2の敗戦。直近3試合で2敗1分けと低迷が続く。
レアル・マドリーの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
ノルウェー代表で定位置と背番号を譲った後輩…セルロートが5歳年下ハーランドをラ・リーガに勧誘?「適応間違いなし」
ビジャレアルのノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートが、マンチェスター・シティの同代表FWアーリング・ハーランドについて語った。 今季ラ・リーガ14得点、公式戦17得点のセルロート。過去2年のレアル・ソシエダ時代を上回るペースでネットを揺らす195cmストライカーだ。 当然、この活躍からノルウェーを代表するセンターフォワードなのは確か。しかし、ノルウェー代表には当代屈指のゴールマシーン・ハーランドがおり、A代表通算53試合18得点セルロートは左右どちらかのウイングが“守備位置”となる。 このように、ハーランドがいることで、ノルウェー代表だと本職ではないポジションを任されるセルロート。それでもスペイン『Relevo』のインタビューでは、ハーランドとの良い関係性を語る。 「アーリングとはとても仲が良いよ。もう5年くらいノルウェー代表で一緒だしね。彼は天性のリーダー的な部分を持つんだ。どちらかと言えば、陰から人知れずチームを支えるタイプかな。全てを口に出して引っ張るのではなく、黙々と率先して行動することができる」 数年前には、当時20歳そこそこで台頭してきたハーランドに、ノルウェー代表で背番号「9」を譲ったセルロート。 「彼はあの時すでにフットボーラーとして“ブランド”が出来上がっていたからね。NIKEとの繋がりも考えればピッタリだろう(笑) 彼のほうから『9が欲しい』って来たから、僕は11にしたんだ」 その一方、ハーランドは昨季があまりに強烈だったためか、最近は得点ペースの鈍化が指摘される。この件についてセルロートは、同じFWとして少しばかり不快感を抱いている様子だ。 「彼が自らの個人賞をチームの戦績より優先させているとでも? 僕の知る彼はそうじゃないし、もしそうだとしても口には出さない」 また、将来のレアル・マドリー行きが噂され続けていることについては歓迎。スペインサッカーへの適応も問題ないだろうとした。 「イングランドもドイツもスペインもそんなに異なるサッカーじゃない。リーグの特色をつけたがる人々が私見を言っているに過ぎないんだ。アーリングも間違いなくスペインにフィットする。選手からチームへ、チームから選手へ、お互いに適応の努力をすれば、適応できないなんてあり得ない」 2024.04.19 16:20 Fri2
代表戦で衝突のアルダ・ギュレルとソボスライがSNSで場外戦…出場時間揶揄に対してマドリーMFが痛烈な返し
レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグをトルコが3-1で先勝していたなか、ハンガリーホームで行われた23日の2ndレグもトルコが3-0で快勝。2戦合計6-1の完勝でリーグA昇格を決めていた。 同試合ではチーム2点目を挙げたギュレルが1年前のフレンドリーマッチでも衝突が伝えられ、今回の再戦でもバチバチとやり合っていたソボスライに激しく詰め寄られた際に「黙れ」のジェスチャーを行い、小競り合いとなっていた。 ここまでであれば、試合中によくある揉め事として流されるはずだったが、試合後も怒りが収まらないハンガリー代表のキャプテンはハンガリー『Nemzeti Sport』がインスタグラムに投稿した当該のやり取りを収めた写真に対して、「1088」とのコメントを残した。 この数字はカルロ・アンチェロッティ監督の下、ポジション争いで苦戦するギュレルのマドリーでの今シーズンのプレータイムを揶揄したものとされ、物議を醸していた。 これに対して血気盛んな20歳MFも黙っておらず、自身のインスタグラムのストーリーズで反撃。「この男は冗談だ。6ゴールで黙るには十分じゃないのか?」とのキャプションとともに同じ画像とトルコの3-0のスコアを写した画像を投稿。 さらに、画像をよく確認すると、ハンガリーのスコアの下に「ソボスライ 1インスタグラムコメント」と細かな加工も加えられており、痛烈に煽り返した。 ここに至る両選手の衝突の経緯はわからず、外野がとやかく言うべきではないが、ひとまず互いに冷静さを取り戻し、今後は場外戦ではなく改めてピッチの上で白黒つけたいところか。 2025.03.25 06:30 Tue3
「脳震盪?」カリウスのミスの原因にクルトワが疑問符「それは奇妙だ」
▽チェルシーのベルギー代表GKティボー・クルトワは、チャンピオンズリーグ(CL)決勝でのリバプールGKロリス・カリウスのミスの原因が脳震盪であったという見解について「奇妙だ」語っている。『ESPN』が伝えた。 ▽先月26日に行われたレアル・マドリーとのCL決勝戦、カリウスはスローイングミスからマドリーFWカリム・ベンゼマに先制点を与え、マドリーFWガレス・ベイルの強烈なシュートを正面で受けつつも弾き出せず3点目を献上。信じられないミスの連続に非難の声が集まっていた。 ▽そんな中、試合後に脳の検査を行ったカリウスは、試合中に脳震盪が起こっていたことが判明した。医師によれば、原因は後半立ち上がりのマドリーDFセルヒオ・ラモスによる肘打ちとのこと。ベンゼマのゴールはその3分後に生まれている。 ▽しかし、クルトワはこの見解に疑問符を投げかけた。カリウスのミスには同情の色を表したが、脳震盪のせいにすることに懐疑的な目を向けている。 「僕も試合中に脳震盪になったことがあるよ。アレクシス・サンチェスとの接触でね。その後20分はボールがよく見えていなかった。だからゲームから退いたんだ」 「彼に起こったことは残念だけど、そのミスを脳震盪を理由にするのはどうかな。彼は素晴らしいセーブを2回も見せていたじゃないか」 「もしそれが理由だって言うんなら、そうなんだろうね。彼は試合後に2つのミスを認めた。人々はそれを受け入れるだろう。GKには起こりうるものだ。だけど、それを脳震盪のせいにするのはちょっと納得がいかないね。でもそういうふうに医者が言うんだったら認めるしかないね」 2018.06.06 17:00 Wed4
コパ決勝クラシコで2アシスト、優勝に貢献したヤマルはマドリーに「今季彼らは僕らに勝てない」と豪語
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルがレアル・マドリーに対して豪語した。 ヤマルは26日に行われたコパ・デル・レイ決勝マドリー戦で先制点と2点目をアシスト。延長戦の末3-2で勝利したチームの優勝に大きく貢献していた。 コパ・デル・レイ決勝での勝利により今季のクラシコの戦績はバルセロナの3戦3勝となった中、ヤマルは試合後のインタビューで「例え1点決められても、2点決められても関係なかった。今季彼らは僕らに勝てない。それが証明された」と豪語。 優勝決定後には派手なサングラスを着用してお茶らけていたヤマル。17歳の言動が来月11日に行われるラ・リーガでの今季最後となるエル・クラシコにどのような影響を与えるだろうか。 2025.04.27 13:00 Sun5
