来季のJリーグ60クラブのカテゴリー決定、JFL王者の栃木シティ&高知県初のJクラブとなる高知ユナイテッドSCが初参入

2024.12.08 22:20 Sun
高知県勢初のJリーグクラブとなった高知ユナイテッドSC
©超ワールドサッカー
高知県勢初のJリーグクラブとなった高知ユナイテッドSC
8日、2024シーズンの明治安田Jリーグの全日程が終了。2025シーズンを戦う全60クラブも決定した。すでに明治安田J2リーグの清水エスパルス、明治安田J3リーグの大宮アルディージャの優勝が決まり、昇格プレーオフや入れ替え戦を含めて全ての日程が終了していたJリーグ。残すは明治安田J1リーグの最終節のみだった。

最終節まで優勝クラブとJ2降格の1クラブが決定していなかった中、優勝は湘南ベルマーレに3-0で快勝したヴィッセル神戸が見事に連覇を達成。また、残留争いは、降格圏に沈んでいたジュビロ磐田がサガン鳥栖に3-0で敗れて1年でのJ2降格となっていた。
これにより、2025シーズンの全てのカテゴリーに参加する60クラブが決定。J2からJ1には優勝した清水、2位の横浜FCが自動昇格となり、もう1クラブは昇格プレーオフを制した5位のファジアーノ岡山が初昇格となった。

J2にはJ3を制した大宮のほか、2位のFC今治が自動昇格で初のJ2挑戦が決定。また昇格プレーオフは土壇場で追いついたカターレ富山が11年ぶりに復帰することとなった。なお、J1からは磐田、鳥栖の他、北海道コンサドーレ札幌が降格してくることとなる。
J3はJ2から18位の栃木SC、19位の鹿児島ユナイテッドFC、20位のザスパ群馬が降格。また、JFLを制した栃木シティが初のJリーグ参入となり、入れ替え戦を制した高知ユナイテッドSCも初のJリーグ参入になるとともに、高知県勢で初のJリーグクラブとなった。なお、最下位のいわてグルージャ盛岡と入れ替え戦で敗れたY.S.C.C.横浜は Jリーグから退会となりJFLを来季は戦うこととなる。

すでに来年の開幕日は決定。J1は2025年2月14日(金)、J2とJ3は同15日(土)となる。

◆2025明治安田Jリーグ
☆昇格、▲降格、※新規参入

【明治安田J1リーグ】
鹿島アントラーズ
浦和レッズ
柏レイソル
FC東京
東京ヴェルディ
FC町田ゼルビア
川崎フロンターレ
横浜F・マリノス
横浜FC☆(J2・2位)
湘南ベルマーレ
アルビレックス新潟
清水エスパルス☆(J2・1位)
名古屋グランパス
京都サンガF.C.
ガンバ大阪
セレッソ大阪
ヴィッセル神戸
ファジアーノ岡山☆(J2・5位)
サンフレッチェ広島
アビスパ福岡

【明治安田J2リーグ】
北海道コンサドーレ札幌▲(J1・19位)
ベガルタ仙台
ブラウブリッツ秋田
モンテディオ山形
いわきFC
水戸ホーリーホック
大宮アルディージャ☆(J3・1位)
ジェフユナイテッド千葉
ヴァンフォーレ甲府
カターレ富山☆(J3・3位)
ジュビロ磐田▲(J1・18位)
藤枝MYFC
レノファ山口FC
徳島ヴォルティス
愛媛FC
FC今治☆(J3・2位)
サガン鳥栖▲(J1・20位)
V・ファーレン長崎
ロアッソ熊本
大分トリニータ

【明治安田J3リーグ】
ヴァンラーレ八戸
福島ユナイテッドFC
栃木SC▲(J2・18位)
栃木シティ※(JFL・1位)
ザスパ群馬▲(J2・20位)
SC相模原
松本山雅FC
AC長野パルセイロ
ツエーゲン金沢
アスルクラロ沼津
FC岐阜
FC大阪
奈良クラブ
ガイナーレ鳥取
カマタマーレ讃岐
高知ユナイテッドSC※(JFL・2位/入れ替え戦)
ギラヴァンツ北九州
テゲバジャーロ宮崎
鹿児島ユナイテッドFC▲(J2・19位)
FC琉球

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JFL高知のJリーグ参入を懸けた入替戦、ホーム1stレグは香川県開催に 本拠地の照明整備間に合わずJ3讃岐からピカスタを拝借

高知ユナイテッドSCが「J3・JFL入替戦」の1stレグ(高知ホーム)を香川県で開催する件に関し、広報担当者がその経緯を明らかにした。 17日、高知は日本フットボールリーグ(JFL)で2位が確定し、J3リーグ入会を懸けてY.S.C.C.横浜との「J3・JFL入替戦」へ進むことに。 対戦カードが確定してすぐ、Jリーグが日程・試合会場を周知。高知ホームの1stレグは12月1日(日)、YS横浜ホームの2ndレグは12月7日(土)に開催されるとのことだ。 J3残留を懸けて戦うYS横浜は、ホーム2ndレグで、普段のリーグ戦でも利用する「ニッパツ三ツ沢球技場」を会場に。 一方、高知はホーム1stレグで主たる本拠地「高知県立春野総合運動公園陸上競技場」ではなく、普段はJ3讃岐が利用する香川県丸亀市「Pikaraスタジアム」を利用するという。 本件について高知の広報担当者は18日、「なぜ春野競技場でやらないのか」という問い合わせを複数受けているとしつつ、県外開催となった経緯を明らかにした。 それによると、12月1日の春野競技場は、もともと日中から他団体主催のリレーマラソンという先約があり、入替戦行きを想定した高知は、イベント終了後のナイトゲーム開催を模索。 ただ、春野競技場はスタジアム照明の「照度」がJリーグ基準を満たさず。このため、開催不可をJリーグから通知されたとのことだ。 高知県内には、クラブがJFLで利用実績のあるスタジアムが春野競技場以外にもあるが、そちらについては、そもそものスタジアム基準を満たさず、「Jリーグの公式戦」である今回の入替戦では利用することができない。 よって、高知県外での開催を模索。高知市から車で1時間半ほどの香川県丸亀市は「Pikaraスタジアム」を利用する形となったようだ。 なお、春野競技場の照明については、高知県主導でLED化のメドが立っており、今回は整備が間に合わず。入替戦勝利でJ3入会なら、来季頭からナイトゲームでも利用可能となる。 ◆JFL最終節 2024年11月24日(日) 13:00KO 高知ユナイテッドSC vs クリアソン新宿 高知県立春野総合運動公園陸上競技場 TV中継:NHK高知放送局 ◆入替戦1stレグ 2024年12月1日(日) 時間未定 高知ユナイテッドSC vs Y.S.C.C.横浜 Pikaraスタジアム(香川県丸亀市) ◆入替戦2ndレグ 2024年12月7日(土) 時間未定 Y.S.C.C.横浜 vs 高知ユナイテッドSC ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川県横浜市) 2024.11.18 21:50 Mon
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来季のJ3入りに必要なライセンス、JFL首位の高知や2位の栃木シティら上位陣に交付…14位低迷の新宿もホームタウン特性を鑑み交付

Jリーグは24日、2025シーズンのJ3クラブライセンスの判定結果を発表した。 今シーズンは7クラブが申請しており、栃木シティフットボールクラブが新たに申請。ラインメール青森、クリアソン新宿、ヴィアティン三重、レイラック滋賀、高知ユナイテッドSC、ヴェルスパ大分に加え、栃木シティにも交付が決定した。 なお、2024シーズンに引き続き、新宿は施設基準に課題があるものの、東京23区というホームタウンの特性に鑑みて交付されることが決定した。 なお、J3クラブライセンスが交付されたクラブについては、今後、10月の理事会にてJリーグ入会が審議。入会を最終承認されるためには、JFL最終節終了時点で以下のJ3入会審査項目も満たす必要がある。 今シーズンの日本フットボールリーグ(JFL)は、ここまで21節(一部クラブは20節)を消化。J3クラブライセンスが交付されるクラブでは、高知が1位、栃木シティが2位、青森が3位、V大分が5位、滋賀が6位、三重が7位とHonda FCを除いた上位6クラブに交付。新宿は14位と低迷し、順位基準を満たす可能性がないため来季の昇格は消滅している。 JFLで最終順位が2位以内のクラブが条件となり、2位のクラブはJ3クラブとの入れ替え戦に回ることに。加えて、今シーズンのホームゲームの1試合平均入場者数が2000人以上であり、年間入場料収入が1000万円に到達すること。さらに、短期的に資金難に陥る可能性が極めて低いとJリーグが評価できる状態にあることが条件となる。 2024.09.24 16:58 Tue
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