【ラ・リーガ第6節プレビュー】今季最初のマドリードダービー! バルサはエルチェと対峙
2022.09.16 19:00 Fri
先週末に行われた第5節ではマドリード勢、バルセロナの3強がいずれも4ゴールを挙げての快勝。また、ベティスがビジャレアルとの上位対決を制している。
インターナショナルマッチウィーク前最後の一節となる第6節では、今季最初のマドリード・ダービーに大きな注目が集まる。
アトレティコ・マドリーは前節、セルタとのホームゲームをFWアンヘル・コレア、MFデ・パウル、MFカラスコの今季初ゴールで4-1の圧勝。今季初の公式戦連勝を飾った。
しかし、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではレバークーゼンに0-2で敗戦。試合を通して攻め手を見いだせない中、敵地で最低限の勝ち点1を意識した後半終盤にはいずれも自分たちの左サイドを破られて連続失点を喫し、厳しい今季公式戦2敗目となった。その敗戦からのバウンスバックを図るホームでのダービーでは、守備面の修正と共に、開幕以降決定的な仕事ができずにいるFWモラタ、FWフェリックスの2トップの奮起が求められる。
一方、王者レアル・マドリーは前節、マジョルカ相手にMFバルベルデのスーペルゴラッソに若きセレソンアタッカーコンビの活躍によって4-1の逆転勝利。開幕5連勝を達成した。さらに、CLのRBライプツィヒ戦では相手を圧倒するまでには至らなかったものの、バルベルデの2試合連続ゴール、去就が騒がしいFWアセンシオの強烈な一撃で2-0の勝利。UEFAスーパーカップを含め開幕から公式戦8連勝と圧倒的な勝負強さを見せつける。
アトレティコのアシストに期待しつつ首位浮上を目指すバルセロナは、開幕未勝利が続くエルチェとホームで対戦する。前節のカディス戦では大幅なターンオーバーを敢行した中、途中出場のFWレヴァンドフスキの1ゴール1アシストの活躍などで4-0の快勝を収めた。ただ、直近のCLではその主砲の古巣であるバイエルンとのアウェイゲームで0-2の敗戦。前半の良い流れで決め切れれば、結果は大きく変わった可能性もあったが、苦手とする相手に屈して今季の公式戦初黒星となった。
決して悪くない試合内容を考えれば、気持ちの切り替えは容易と思われるが、心身ともに消耗した状態で格下に思わぬ取りこぼしを強いられる可能性は十分にある。それだけにホームで序盤から相手を圧倒するようなアグレッシブな入りが求められるところ。とりわけ、バイエルン戦で決定機を決め切れなかったレヴァンドフスキやMFペドリ、パフォーマンスが振るわなかったFWデンベレら主力の奮起に期待したい。
MF久保建英を擁するレアル・ソシエダは、中2日の厳しいコンディションの中で難敵エスパニョールと対戦する。前節のヘタフェ戦では幾つかのポジションでターンオーバーを実施した影響もあり、ヘタフェに今季初白星を献上。トップ下でプレーした久保は疲労の影響や、普段と異なる味方との連携面の問題もあり、古巣相手に見せ場なしに終わった。
それでも、直近のヨーロッパリーグ(EL)のオモニア戦では途中出場から攻撃のリズムを作り、FWセルロートの決勝点をアシストする見事な活躍をみせ、チームとしても個人としてもバウンスバックを果たした。新エース候補だったFWサディクの長期離脱によって、起用法は再び2トップの一角となる見込みだが、このエスパニョール戦ではスタメン起用濃厚なMFダビド・シルバらと共に攻撃を牽引する仕事が期待される。
その他の試合では好調を維持する3位のベティスや4位のオサスナの試合、前節今季初白星を手にしたセビージャと、今季初黒星を喫したビジャレアルの名門対決に注目したい。
《ラ・リーガ第6節》
▽9/16(金)
《28:00》
バジャドリー vs カディス
▽9/17(土)
《21:00》
マジョルカ vs アルメリア
《23:15》
バルセロナ vs エルチェ
《25:30》
バレンシア vs セルタ
《28:00》
アスレティック・ビルバオ vs ラージョ
▽9/18(日)
《21:00》
オサスナ vs ヘタフェ
《23:15》
ビジャレアル vs セビージャ
《25:30》
ベティス vs ジローナ
レアル・ソシエダ vs エスパニョール
《28:00》
アトレティコ・マドリー vs レアル・マドリー
インターナショナルマッチウィーク前最後の一節となる第6節では、今季最初のマドリード・ダービーに大きな注目が集まる。
しかし、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではレバークーゼンに0-2で敗戦。試合を通して攻め手を見いだせない中、敵地で最低限の勝ち点1を意識した後半終盤にはいずれも自分たちの左サイドを破られて連続失点を喫し、厳しい今季公式戦2敗目となった。その敗戦からのバウンスバックを図るホームでのダービーでは、守備面の修正と共に、開幕以降決定的な仕事ができずにいるFWモラタ、FWフェリックスの2トップの奮起が求められる。
一方、王者レアル・マドリーは前節、マジョルカ相手にMFバルベルデのスーペルゴラッソに若きセレソンアタッカーコンビの活躍によって4-1の逆転勝利。開幕5連勝を達成した。さらに、CLのRBライプツィヒ戦では相手を圧倒するまでには至らなかったものの、バルベルデの2試合連続ゴール、去就が騒がしいFWアセンシオの強烈な一撃で2-0の勝利。UEFAスーパーカップを含め開幕から公式戦8連勝と圧倒的な勝負強さを見せつける。
ダービーに向けては主砲ベンゼマを含め一部主力の負傷や過密日程によるコンディション面に不安を残すが、アンチェロッティ監督の的確な手腕を含め、敵地から勝ち点3を持ち帰る可能性は十二分にあるはずだ。
アトレティコのアシストに期待しつつ首位浮上を目指すバルセロナは、開幕未勝利が続くエルチェとホームで対戦する。前節のカディス戦では大幅なターンオーバーを敢行した中、途中出場のFWレヴァンドフスキの1ゴール1アシストの活躍などで4-0の快勝を収めた。ただ、直近のCLではその主砲の古巣であるバイエルンとのアウェイゲームで0-2の敗戦。前半の良い流れで決め切れれば、結果は大きく変わった可能性もあったが、苦手とする相手に屈して今季の公式戦初黒星となった。
決して悪くない試合内容を考えれば、気持ちの切り替えは容易と思われるが、心身ともに消耗した状態で格下に思わぬ取りこぼしを強いられる可能性は十分にある。それだけにホームで序盤から相手を圧倒するようなアグレッシブな入りが求められるところ。とりわけ、バイエルン戦で決定機を決め切れなかったレヴァンドフスキやMFペドリ、パフォーマンスが振るわなかったFWデンベレら主力の奮起に期待したい。
MF久保建英を擁するレアル・ソシエダは、中2日の厳しいコンディションの中で難敵エスパニョールと対戦する。前節のヘタフェ戦では幾つかのポジションでターンオーバーを実施した影響もあり、ヘタフェに今季初白星を献上。トップ下でプレーした久保は疲労の影響や、普段と異なる味方との連携面の問題もあり、古巣相手に見せ場なしに終わった。
それでも、直近のヨーロッパリーグ(EL)のオモニア戦では途中出場から攻撃のリズムを作り、FWセルロートの決勝点をアシストする見事な活躍をみせ、チームとしても個人としてもバウンスバックを果たした。新エース候補だったFWサディクの長期離脱によって、起用法は再び2トップの一角となる見込みだが、このエスパニョール戦ではスタメン起用濃厚なMFダビド・シルバらと共に攻撃を牽引する仕事が期待される。
その他の試合では好調を維持する3位のベティスや4位のオサスナの試合、前節今季初白星を手にしたセビージャと、今季初黒星を喫したビジャレアルの名門対決に注目したい。
《ラ・リーガ第6節》
▽9/16(金)
《28:00》
バジャドリー vs カディス
▽9/17(土)
《21:00》
マジョルカ vs アルメリア
《23:15》
バルセロナ vs エルチェ
《25:30》
バレンシア vs セルタ
《28:00》
アスレティック・ビルバオ vs ラージョ
▽9/18(日)
《21:00》
オサスナ vs ヘタフェ
《23:15》
ビジャレアル vs セビージャ
《25:30》
ベティス vs ジローナ
レアル・ソシエダ vs エスパニョール
《28:00》
アトレティコ・マドリー vs レアル・マドリー
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