【CLグループD総括】最終節までもつれ込む大混戦をスパーズとフランクフルトが制す

2022.11.04 17:31 Fri
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トッテナムが頭一つ抜けた存在も、大本命不在となったグループDは、戦前の見立て通りに今グループステージ最激戦区に。その混戦を土壇場で制したのはトッテナムとフランクフルトの2チームとなった。

■順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.トッテナム[11/3/2/1/2]
2.フランクフルト[10/3/1/2/-1]
3.スポルティングCP[7/2/1/3/-1]
4.マルセイユ[6/2/0/4/0]

◆思わぬ苦戦も土壇場首位通過~トッテナム~
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グループ本命に挙げられた中、苦しみながらも劇的に首位通過を決めた。
昨季の終盤戦で躍動したスカッドに加え、今夏MFペリシッチやFWリシャルリソン、MFビスマ、DFラングレと実力者を迎えてシーズンに臨んだトッテナム。内容面に大きな課題を残しながら3位に付けるプレミアリーグ同様にCLにおいても、相手を圧倒するパフォーマンスは見せられなかったが、FWケインFWソン・フンミンを中心に見事な勝負強さを発揮した。

安定したホームゲームではスポルティング戦こそ微妙なVAR判定で劇的決勝点を取り消されて勝ちを逃したが、2勝1分けの無敗を維持。近年不得手とするUEFAコンペティションでのアウェイゲームでは、1敗1分けの未勝利で臨んだマルセイユとの最終節で2-1の逆転勝利。前半の失点によって一時敗退の危機に直面したが、DFラングレの同点ゴールと後半ラストプレーでMFホイビュアが決めたゴールによって逆転勝利し、最終節での劇的な勝ち上がりを決めた。
攻守両面で大きな課題を残しており、決勝トーナメントでは負傷者の復帰や今冬の補強と共にスロースタートの悪癖、ビルドアップとプレス精度の改善が求められるところだ。

◆鎌田躍動で初の決勝トーナメント進出~フランクフルト~
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昨季のヨーロッパリーグ(EL)王者としての意地をみせ、初参戦となったグループリーグを見事に2位通過した。

EL優勝の立役者となったMFコスティッチの流出や補強面が振るわず、ブンデスリーガで厳しい序盤戦を過ごしたフランクフルト。このグループリーグでもホームでの初戦でスポルティングに大敗と大きく躓いたが、しり上がりに調子を上げたチームはマルセイユ相手の連勝とトッテナム相手の善戦で望みを繋ぐと、最終節ではスポルティングとの敵地での直接対決を2-1の逆転勝利で飾り、見事に逆転での突破を決めた。

MF鎌田大地とMF長谷部誠の日本人2選手では、CL初参戦となった鎌田が第4節のトッテナム戦から日本人選手史上初の3試合連続ゴールを記録。セントラルMFとシャドーのポジションで攻守にハイパフォーマンスを披露し、世界最高峰の舞台で自身の価値を大きく高めた。一方、ヴォルフスブルク時代以来、久々の参戦となった長谷部は第2節のマルセイユ戦からリベロとして3試合連続スタメンを飾った中、ホームでのトッテナム戦ではケインやリシャルリソンを完璧に封じ込める圧巻のパフォーマンスを披露し、国内外のメディアから激賞を浴びた。その後、ヒザの負傷で2試合を欠場したが、決勝トーナメントでの躍動が期待されるところだ。

◆守田奮闘もマルセイユ戦連敗が痛恨~スポルティングCP~
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グループリーグを通じて最も安定したパフォーマンスを披露したが、無念の3位敗退となった。

今夏の移籍市場でMFマテウス・ヌネス、MFパリーニャなど絶対的主力が流出し、国内リーグの序盤戦の低迷によって下馬評では最も低い評価となったが、若き智将アモリムの下でグループリーグ序盤戦は見事なパフォーマンスを披露。フランクフルトを敵地で粉砕すると、第2節ではトッテナム相手に互角以上の内容をみせ、試合終盤の2ゴールによって金星を挙げた。

しかし、2連敗で最下位のマルセイユとの連戦ではいずれも自滅でまさかの連敗。初戦では守護神アダンが2失点に絡むミスに加えて退場、第2戦では前半に2人の退場者を出し、自ら厳しい試合展開に。それでも、ホームでの最終節を2位で迎えたが、フランクフルトに競り負けて無念のEL行きとなった。

CL初参戦となったMF守田英正は最終節を負傷欠場したものの、5試合でスタメン出場。デビュー戦となったフランクフルト戦ではアシストを記録するなど、マン・オブ・ザ・マッチ級の活躍を披露。それ以外の試合においても攻守両面で安定したプレーをみせ、前述の鎌田同様に自身の価値を高めている。

◆勝負強さ欠いて最下位フィニッシュ~マルセイユ~
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選手個々のクオリティや経験値で突破の候補に挙がるも、無念の最下位フィニッシュに。

開幕前にサンパオリからトゥドールへの監督交代という混乱はあったものの、昨季リーグ・アン2位の戦力に加えて、FWアレクシス・サンチェス、DFバイリー、MFヴェレトゥら経験豊富な新戦力の加入。リーグ戦での序盤戦の快進撃によって良い形でグループリーグに臨んだマルセイユ。

グループリーグではトッテナムとの初戦のDFムベンバの退場など不運もあったが、パフォーマンス自体は決して悲観すべきものはなかった。ただ、いずれも競り負けたフランクフルトとの2試合、先制点を含め試合の大半で圧倒したトッテナムとの最終節での逆転負けを含め、決定力や耐える時間帯での失点とゲームコントロール、勝負強さを欠いたことが最下位という結果に繋がった印象だ。

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「正直、感情的に」 ソン・フンミンが待望の1stゴールから吹っ切れたように圧巻ハット!

トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンがコメントした。 17日に行われたプレミアリーグ第8節でレスター・シティをホームに迎え撃ったトッテナムは6分にPKから先に失点したが、8分にFWハリー・ケインのゴールで追いつき、21分にDFエリック・ダイアーが勝ち越し弾。41分に追いつかれるが、後半に4発で突き放して、6-2で制した。 開幕から無得点が続いたソン・フンミンは今季初の先発落ちを余儀なくされたが、1点リードの59分から出場すると、72分にショートカウンターからの右足一閃で待望の初ゴール。そこ何か吹っ切れたように84分、86分にも立て続けのゴールで圧巻のハットトリックをやってのけた。 昨季のプレミアリーグ得点王は試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』で「トップパフォーマンスだったのに、本当に悔しい思いをしてきた」と胸中を口に。そして、周囲に対する感謝の思いも続けた。 「これまでよりもずっとうまくやれる。チームは本当に、本当によくやっているんだけど、自分のパフォーマンスにはがっかりしていたんだ。今季はフィニッシュがうまくいっていなかった」 「オウンゴールや、2つのオフサイドゴール、クロスバーへのヒットだったり、ちょっとツキもなかったね。でも、ゴールが獲れるようになるのはわかっていたし、心配はしていなかった」 「ゴールを決められて本当に嬉しい。ハットトリックの場面もオンサイドの確信があった。チームの力になれて良かったよ。それこそが本当に大事で、新たなエネルギーを持って代表での任務に臨める」 「正直、感情的になっているよ。素晴らしいサポートがあったし、自分のパフォーマンスでチームメイトやファンをがっかりさせたという思いがあったから。彼らはいつだって僕を応援してくれている」 2022.09.18 09:05 Sun
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ディバラのスパーズ行きが急浮上! 約83億円でクラブ間合意に

ユベントスに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(25)がトッテナムに移籍する可能性がここに来て急上昇しているようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 昨シーズン、ユベントスでの序列を下げたディバラ。最近までマンチェスター・ユナイテッドに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクとのトレード案が、ディバラの合意を残すのみというところまで迫るも、同選手側の高額な給与と代理人への手数料が要求されたことで破談に終わった。 その後も引き続き去就について注目が集まるディバラだが、急展開。今夏、同選手の獲得に興味を示していたトッテナムが移籍金6440万ポンド(約83億2000万円)でクラブ間合意に達したようだ。残すは、トッテナムとディバラによる個人条件の交渉のみだという。 プレミアリーグの移籍市場が閉幕まで残り2日。果たしてトッテナムは、ディバラ獲得を取り付けることができるだろうか。 2019.08.07 08:40 Wed

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