日本代表サポーターが影響!? 劇的勝利のイラン、スタンドでファンがゴミ拾い「素晴らしい行動」

2022.11.26 18:43 Sat
1 2

イランの関連記事

アビスパ福岡のイラン代表FWシャハブ・ザヘディの活躍を、「輝かしい進化」とイラン『fbtv3』が伝えている。 Jリーグ初のイラン人として、ウクライナのゾリャ・ルハンシクから3月7日に福岡へ加入したザヘディ。明治安田J1第4節のFC東京戦でビハインドの中で途中出場して日本デビューを飾り、早々にアシストを記録した。 2024.04.13 22:55 Sat
イラン代表からFWサルダール・アズムンが離脱だ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 イラン代表は21日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選第3節でトルクメニスタン代表と対戦。結果は5-0、格下相手に危なげなく勝利し、最終予選進出へ一歩前進した。 メフディ・タレミと並ぶ2枚看板のアズ 2024.03.22 16:20 Fri
アビスパ福岡は7日、ゾリャ・ルハンシクのイラン代表のFWシャハブ・ザヘディ(28)の加入を発表した。Jリーグでプレーする初のイラン人選手となる。背番号は「9」に決まった。 ザヘディはイランのペルセポリスでプレーするストライカー。187cmで万能型。ペルセポリスでプロキャリアをスタートさせると、アイスランドのIBV 2024.03.07 18:02 Thu
イラン代表のFWシャバブ・ザヘディ(28)がJリーグでプレーする可能性があるようだ。 イラン『Tasnim News(タスニム通信社)』によると、アビスパ福岡に加入する可能性があるとのことだ。 『Tasnim News』は「ペルセポリスのサッカークラブのフォワード、シャハブ・ザヘディが日本のクラブ、アビスパ 2024.02.27 13:35 Tue
イラン代表のエースFWメフディ・タレミ(31)のインテル移籍は濃厚のようだ。 イランのエースとして君臨するタレミ。アジアカップ2023にも出場していたが、日本代表戦は出場停止で欠場。チームも準決勝でカタール代表に敗れ、4度目の優勝を逃していた。 ポルトのエースとしても活躍するタレミ。これまで公式戦171試合 2024.02.09 12:10 Fri

ワールドカップの関連記事

埼玉西武ライオンズは16日、日本代表の森保一監督がセレモニアルピッチに登場することを発表した。 森保監督は、6月13日(金)に行われる『日本生命セ・パ交流戦』の中日ドラゴンズ戦に来場。試合前のセレモニアルピッチを担当する。 ベルーナドームで行われるこの試合に登場する森保監督。これまでにもWBCや今シーズンの 2025.05.16 21:10 Fri
バルセロナのブラジル代表FWハフィーニャが、イタリア代表としてプレーしていたキャリアがあったことを明かした。 ポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスでプロキャリアをスタートさせたハフィーニャはスポルティングCP、スタッド・レンヌ、リーズ・ユナイテッドでプレー。2022年7月にバルセロナへと完全移籍で加入した。 2025.05.05 23:05 Mon
かつて中国代表を指揮していた李鉄(リー・ティエ)氏の控訴が棄却され、実刑判決を受けることとなった。中国『捜狐(sohu.com)』が伝えた。 現役時代はエバートンやシェフィールド・ユナイテッドなどプレミアリーグでもプレーし、中国代表でもプレーしたリー・ティエ氏は、引退後に指導者となり、広州恒大(広州FC)でコンデ 2025.04.30 13:55 Wed
第1回大会開催から100周年を迎える2030年のワールドカップ(W杯)。64チーム参加という提案がなされている中、反対の意見も強く出ている。 2026年の北中米W杯は史上初となる48チームの参加に拡大となる中、その4年後の2030年は64チーム参加への拡大を南米サッカー連盟(CONMEBOL)が提案している。 2025.04.15 19:55 Tue
インテル・マイアミのハビエル・マスチェラーノ監督は、アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシの2026年の北中米ワールドカップ(W杯)出場ついて言及した。『The Athletic』が伝えた。 メッシはアルゼンチン代表としてW杯に4回、コパ・アメリカに5回出場。クラブレベルではバルセロナで数多くのタイトルを獲得した 2025.04.14 20:30 Mon

イランの人気記事ランキング

1

飛距離は60m超え! イラン代表“強肩”GKの超ロングスローがギネス世界記録に認定

イラン代表GKのロングスローがギネス世界記録に認定された。 ポルトガルのボアヴィスタは25日、所属するGKアリレザ・ベイランヴァンドのフィードが、サッカーの公式戦における最長のハンドスローとしてギネス世界記録に認定されたと発表した。 ベイランヴァンドは2016年10月11日にイランのテヘランで行われたロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節の韓国代表戦に、イラン代表GKとして出場した。この試合中におけるフィードスローが61m26mmを記録。ラストパスにもなった超ロングフィーが、手による世界最長のフィードとしてギネス記録に認定された。 ベイランヴァンドは今夏にベルギーのロイヤル・アントワープからボアヴィスタへと、買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で加入。 イラン代表としても49試合に出場し、今年9月2日に行われたカタールW杯アジア最終予選の初戦、シリア代表戦でも強肩ぶりを披露していた。 <span class="paragraph-title">【動画】世界記録に認定された60m超えのロングスロー</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/Cebk0MO1sCw" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> 2021.11.27 20:21 Sat
2

“ライオンズ”の愛称を持つイラン代表のW杯ユニフォームが発表!なぜチーターの柄なのか

イランサッカー連盟(FFIRI)がカタール・ワールドカップ(W杯)用のユニフォームを発表した。 アジア最終予選のA組を首位で通過したイラン。3大会連続のW杯出場となる。カタールW杯ではグループBに入り、イングランド代表、ウェールズ代表、アメリカ代表と戦う。 そのカタールW杯でも着用するユニフォームは、国内ブランドの「Majid」製。ホームは白を基調としたすっきりとしたデザインで、襟と袖口にイラン国旗の色の縁取りが施されている。そして最大の特徴は袖に施されたチーター柄だ。 一方のアウェイに関してはホームと同じデザインで、ベースが白から赤に変わっている。 イラン代表には、ペルシャ語で代表チームを表わす「ティームメリ」や「ライオンズ」という愛称がある中、なぜチーター柄なのかというと、イランでしか生き残っておらず、絶滅の危機に直面しているアジアチーター保護の啓蒙活動が目的だ。 2018年のロシア大会では胸にそのバッジも着けていた。今回はバッジこそないものの袖に思いをのせてプレーする。 ※記事写真はこれまでのユニフォーム <span class="paragraph-title">【動画&写真】チーター柄が特徴的なイランのW杯ユニフォーム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">JUST IN: <a href="https://twitter.com/hashtag/BNNIran?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#BNNIran</a> Reports.<br><br>Iran&#39;s Football Federation has finally unveiled the national team&#39;s official kit for FIFA World Cup 12 days before the beginning of the tournament. <a href="https://twitter.com/hashtag/Iran?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Iran</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/Football?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Football</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/Sports?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Sports</a> <a href="https://t.co/Mab49iIK0q">pic.twitter.com/Mab49iIK0q</a></p>&mdash; Gurbaksh Singh Chahal (@gchahal) <a href="https://twitter.com/gchahal/status/1590078403792801793?ref_src=twsrc%5Etfw">November 8, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Iran&#39;s Football Federation has finally unveiled the national team&#39;s official kit for FIFA World Cup 12 days before the beginning of the tournament. <br>The kits have been produced by Iranian company Majid. <a href="https://t.co/8lYVMP7a7g">pic.twitter.com/8lYVMP7a7g</a></p>&mdash; Iran International English (@IranIntl_En) <a href="https://twitter.com/IranIntl_En/status/1590047818999382016?ref_src=twsrc%5Etfw">November 8, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.11 20:05 Fri
3

悲劇…W杯でのイラン代表の敗戦を喜んだ27歳の男性が国内で射殺

ノルウェーのオスロに本拠を置くイラン人の人権保護のためのNGO団体「Iran Human Rights(IHRNGO)」が、イラン代表の敗戦を祝福した若者が殺害されたことを発表した。 発表によると、男性の名はメフラン・サマクさん。27歳の男性で、イランの治安部隊に頭部を撃たれて殺害されたという。 イラン代表は11月29日、カタール・ワールドカップ(W杯)でアメリカ代表と対戦。勝てばグループステージ突破となる中、0-1で敗れて敗退となっていた。 サマクさんはイランの敗北を祝うために夜間に外出。車を運転し、クラクションを鳴らしていたところ、頭部を撃たれたという。 IHRNGOによると、イランの治安部隊は、この2カ月間で同国で発生した混乱により、60人の子供と29人の女性を含む4448人を殺害したとのことだ。 これは今年9月にイランの服装規定に違反したとして逮捕され、その後に死亡したマフサ・アミニさんに対し、その扱いに関して大きな抗議活動が起こり、イラン国内だけでなく、世界中にその活動は広まっていた。 そのため、国内では緊張状態が続いていたが、W杯の敗戦を受けて喜んだことで殺害されてしまったという、何とも痛ましい事件が起きてしまった。 <span class="paragraph-title">【動画】殺害された男性の葬儀の様子</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">&quot;Death to the dictator!&quot; <br><br>Mehran Samak was reportedly shot by security forces in Bandar Anzali, Gilan Province, Nov. 29 as he was driving/honking to celebrate Iran's loss against the USA in Qatar <a href="https://twitter.com/hashtag/WorldCup?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#WorldCup</a> soccer match.<br><br>This was his funeral in Tehran.<a href="https://twitter.com/hashtag/%D9%85%D9%87%D8%B3%D8%A7_%D8%A7%D9%85%DB%8C%D9%86%DB%8C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#مهسا_امینی</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%D9%85%D9%87%D8%B1%D8%A7%D9%86_%D8%B3%D9%85%D8%A7%DA%A9%E2%80%8C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#مهران_سماک‌</a> <a href="https://t.co/859lqW9My5">pic.twitter.com/859lqW9My5</a></p>&mdash; IranHumanRights.org (@ICHRI) <a href="https://twitter.com/ICHRI/status/1597996432463888384?ref_src=twsrc%5Etfw">November 30, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.12.01 23:48 Thu
4

「相手の出方を見ようと…」森保一監督が選手交代について言及、アジア8強で終わったイラン戦の課題は「2点目を奪えなかったこと」

日本代表の森保一監督が、改めてアジアカップ2023の敗退について語った。 3日、アジアカップ2023準々決勝で日本代表はイラン代表と対戦。前半に守田英正のゴールで先制しながらも、後半はイランが押し込み続けると、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにPKを献上。逆転を許し、1-2で敗戦。ベスト8で大会を去ることとなった。 試合後、囲み取材に応じた森保監督は、勝てなかったことを残念がった。 「選手もスタッフも準備の段階からみんなチームのために100%日々頑張ってくれたので、選手・スタッフの頑張りを結果に結びつけられなかったことは監督として非常に残念です」 「応援してくれたサポーターの皆さんが、我々が勝っていくことで選手の頑張りで能登半島地震の被災者の方々、復旧復興に尽力されている方々に励ましのエールを送りたかったんですが、それができず非常に残念に思っています。同時に我々を応援してくださった全ての皆様に感謝を申し上げたいと思います」 今大会は5試合を戦ったが、本来のパフォーマンスが出せたとは言えない。特にグループステージの2試合とこのイラン戦は苦しみ続けた。 「アジアの戦いでピッチ状態だったり、対戦相手の我々に対する警戒が非常に強くなり、対策がこれまでよりも厳しくなったと感じています」 「カタールでの戦いで、中東勢との戦いは雰囲気的にも難しいなと思いました」 「日本に対する対策を乗り越えていけるように、戦術的なところもそうですが、モチベーションのところも相手が非常に高く、死に物狂いで戦ってくるところを我々が必死になって戦う部分は、常に覚悟を持っていかなければいけないと感じました」 マークが厳しくなり、しっかりと対策を取られると苦戦することが浮き彫りになった日本。相手に傾いた流れを引き出す力も足りない戦いが続いた。 「弱さと言われればそれまでですし、2点目を奪いには行っていましたが、2点目を奪えなかったことが、この試合をものにできないことに繋がったと思います」 「相手のラフなロングボールに対しても、弾く部分は耐えながら我々の時間にしなければいけないというのができなかったということはあるので、それに関してはまだまだ力をつけなければいけないと思いますので、相手の圧力ある攻撃に対して、しっかり我慢して弾き返すところ、自分たちの流れに持っていくために力をつけなければいけないと思います」 「ただ守備だけではなく、2点目を奪えなかったことと、ロストが非常に多くなって、相手の攻撃を受けて、ロングスロー、セットプレー、オープンプレーの中でもラフなボールが出てきたと思いますので、相手にできるだけ渡さないようにするという攻撃の部分のクオリティを上げなければいけません」 5試合で8失点。守備陣の失点にも目が行きがちだが、攻撃が完結できないことも流れを相手に渡すことにも繋がる。特に、イラン戦の後半は何もできずにサンドバック状態になっていた。 その中で、「交代カードをうまく切れなかったことが敗因」とフラッシュインタビューで語っていた森保監督は、なぜそうなったのかを説明した。 「相手に押されている中で、南野(拓実)と三笘(薫)を投入して、そこで推進力を上げるということで投入しました。相手の対策もあって、なかなかそこで推進力を上げられず、押されてしまい、滞ってしまいました」 「それを他の交代カードで、守備の部分で弾き返せる選手はいますので、交代の部分をどうしようかと思っていましたが、相手が全然交代カードを切っていない中で、時間の推移を見て延長での勝負になることも考えられた中で、どうやって勝負するという部分では、相手の出方も見ながら、我々はどうやって相手を上回っていけるかとカードを切ろうと思っていました」 イランは後半アディショナルタイムに逆転するまで交代枠を使わず、逆転後に3名を交代した。その出方を伺った結果、イランに対応することができなかったという。 特に日本の右サイドが集中的に狙われていたが「左右を入れ替えるのは、3バックにしたり、サイドバックを代えたりということで、相手のサイド攻撃が我々にとっては大分圧力になっていたので、対策は考えていました」とコメント。「しかしながら、耐えて、できるだけ前線のカードを切りたいと思っていました。守備だけではなく、なんとか推進力を上げていきたいと考えていました」と、攻撃に変化をつけるためにカードを取っておいたという。 また「昨日の韓国vsオーストラリアでも、オーストラリアが勝っている状態で韓国に押し込まれ、[5-4-1]にした中で下がりすぎて、結局ジリ貧になってやられたのも見ていました」と、守備に偏重した事で最後に痛い目に遭ったのを見ていたとし、「3バックにしたからといって守備的ということではないですが、3バックを使っているところが守備的な逃げ切りを図る部分が多かったので、攻撃の部分で交代やシステムを変えたいと思っていました」と、攻撃的に3バックを採用することがなかったことも、変化を与えにくかった要因だとした。 試合後には冨安健洋(アーセナル)が「熱量を感じなかった」と日本の問題を指摘していたが「熱量という部分では、選手のモチベーションはこのアジアカップで優勝を目指して戦うということはあったと思います」と森保監督はコメント。「スタートの段階では、ヨーロッパで戦っている選手の日常と、アジアでの戦いでアジャストしていかなければいけないというのは、モチベーションだったりプレー選択に出ていたと思います。試合を追うごとに改善されていって、モチベーションは問題なく戦っていたと思います」と、モチベーションは問題なかったとした。 ただ「熱量という部分では、相手の熱量よりさらに上げていかなければいけないというところは、ひょっとしたら選手がコメントしていると思います」とコメント。「選手がというよりも、私自身ももっともっと選手たちの熱量を上げていくための働きかけをして、選手たちに任せるのではなく、環境作りを含めてやっていかなければいけないと思います」とし、イランを上回る熱量は持てていなかったのではないかと語った。 それは監督やスタッフからの呼びかけも含まれているだろうと森保監督は言及。「特にヨーロッパと日本の文化の違いで、選手に声をかけるやり方が全然違うということを代表選手から見聞きして感じる部分はあります。日本の良さでもありますけど、選手たちの日常の熱量に合わせていくことは考えていかなければいけないと思います」と、この先にさらに成長するために改める部分もあるとした。 「チームが変わっていく中で、キャラクターもそれぞれありますし、これまでのチーム作りと、これから先が一緒だとは限らないので、選んでいるメンバーの中で、クオリティを上げていく。声掛け等々も必要であれば、これから変えていくことをしなければいけないと思います」 「まずは選手全員月キャプテンシーを持って、チームの中で勝利を目指すことと、その場に応じたクオリティを常に上げていくためにお互いに刺激してもらえるように、私やスタッフでやっていければと思います」 3月には2026年の北中米ワールドカップに向けた予選が再会。難しい相手である北朝鮮代表との連戦となる。 森保監督は「連勝している時も確固たる自信よりも、もっともっと自分たちを上げていかなければいけないと思ってやってきたつもりですし、その気持ちを私自身も選手も持ち続けていたと思います」とコメント。「常に今の自分たちよりもレベルアップということを目指しながら、現実の中で一歩一歩成長していけるように、力をつけていけるようにできればと思います」と、成長あるのみだと語った。 <span class="paragraph-title">【動画】まさかの結末…後半ATのPK弾で日本代表が逆転負け、アジアカップ敗退</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="loddtpdjCVw";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.02.04 07:15 Sun
5

失意のベスト8で敗退…後手に回った交代策に疑問、選手の能力を信じての起用はできなかったか【日本代表コラム】

アジアカップ2023の準決勝が3日に行われ、3大会ぶりの優勝を目指した日本代表はイラン代表と対戦。後半アディショナルタイムにPKを与えてしまい、2-1で敗れてベスト8で敗退となった。 9大会連続でベスト8入りを果たした日本。初戦から苦しんだ今大会でも勝ち上がってきたが、2大会ぶりにベスト8で去ることとなった。 試合後のフラッシュインタビューで森保一監督は「今日の試合は私自身が交代カードをうまく切れなかったことが敗因だと思います」とコメント。自身の采配ミスを認めた。 カタール・ワールドカップ(W杯)での活躍もあり、今大会は優勝候補筆頭に挙げられ、他国からの警戒もより一層高まっていた日本。2023年は6月から親善試合ではあるが連勝を続けていたことも後押しとなり、自信をもって大会に臨んだはずだ。 しかし、グループステージから苦戦の連続。初戦のベトナム代表戦では逆転を許すも勝利、2戦目のイラク代表戦では相手の策にハマり敗戦、インドネシア代表戦とバーレーン代表戦は結果こそ快勝にも見えるが、戦いの中では相手の脅威に晒されるシーンが多かった。 圧倒して勝てた試合はなく、苦しい印象が続いていた中、負けられないノックアウトステージで力尽きることに。冨安健洋(アーセナル)は「1試合目、2試合目は間違いなく、アジアのチームへの油断はあったと思います」と緩みも感じていたことを語った。 イラン戦に関しては、前半はしっかりと戦えた印象。左サイドに入ったFW前田大然(セルティック)のプレスバックはイランを混乱させ、何度もチャンスに繋がるボール奪取を見せていた。圧倒とまでは言えなかったが、地上戦で挑んできたイランに対してしっかりとケアをし、タフな戦いの中でMF守田英正(スポルティングCP)のゴールで先制。プレスにも耐えながらビルドアップした末のゴールは狙い通りと言えるだろう。 しかし、後半は繋ぐことを放棄したイランが前線のFWサルダール・アズムン(ローマ)をターゲットにロングボールを蹴り、セカンドボールを拾って攻撃を仕掛ける形を繰り返した。この戦い方についてはすでに織り込み済みだったが苦戦。特に狙われていたのがDF板倉滉(ボルシアMG)とDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)のサイドだった。 見ていても明らかに冨安ではなく板倉のサイドを狙い、対角のボールも入れて攻め込んだ。板倉は「個人としての能力をまず上げないといけない」とコメント。耐え続ける中でも、跳ね返し続けて相手を諦めさせる必要があると振り返った。 ボールを保持できなくなり、守備でも狙いが明らかになった中で、森保監督はなかなか動くことを決断しなかった。その理由に関しては「守備の部分で弾き返せる選手はいますので、交代の部分をどうしようかと思っていましたが、相手が全然交代カードを切っていない中で、時間の推移を見て延長での勝負になることも考えられた中で、どうやって勝負するという部分では、相手の出方も見ながら、我々はどうやって相手を上回っていけるかとカードを切ろうと思っていました」と試合後に語った。 この考え方こそが、自ら「敗因」と口にしたところだろう。相手の出方に合わせようとしてしまったが、本来は自分たちのスタイルで押し切りたいはず。ましてや世界を獲るのであれば、より強豪国と争う中で、常に相手に合わせて行かなければならなくなる。自分たちのストロングポイントを出すことも必要になってくるし、相手に合わせるのであれば目の前の事象を解消する必要もあっただろう。 イラン戦の選手交代は失点してからだったが、その前にすでにイランの狙いはハッキリしており、守備陣に変更を加えることは可能だったはずだ。特に今の日本代表は守備陣にユーティリティ性を備えた選手が多く、イランの狙いに対応するのであれば、空中戦に強いDF渡辺剛(ヘント)、DF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)を投入することもできたはずだ。 「守備の対策を考えていた」と森保監督は語るが、それを決断できなかった。例えば、攻撃面では非常に高いパフォーマンスを見せていた毎熊晟矢(セレッソ大阪)も、押し込まれた展開では守備に回らされてしまい完全に狙われていただけに、クラブでサイドバックとしてプレーする冨安を右に出し、渡辺か町田をセンターバックに置くこともできただろう。何も守備的になっただけではなく、空中戦に対応しながら冨安の前に行く力は使えたはずだ。選手の能力を活かして自分たちの戦い方を保つということを選べなかったことは残念だった。 また、「推進力を持たせたかった」と三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)、南野拓実(モナコ)の投入について森保監督は語ったが、ファーストディフェンダーとして機能していた前田と久保建英(レアル・ソシエダ)を下げる策により、イランはロングボールを蹴りやすくなったことは間違いない。明らかに押し込まれる展開が強くなっていった。 後手に回れば良いようにやられてしまうのが今の日本。もちろん、世界を相手に戦った時にロングボール一辺倒で攻められることはないが、逆に日本が主導権を握りリードした展開であれば、ヨーロッパの国はそういった策に出るかもしれない。思い起こせば、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)ラウンド16のベルギー代表戦はまさにその形。高さを使われ追いつかれると、最後はカウンターで仕留められ敗退となった。 ただ、W杯を戦うにもアジアの戦いを勝ち抜かなければいけない。パワープレーで戦う中東勢、完全にブロックを引いてくる格下の国々。それにどう対応するかということを突き詰めることは難しいが、選手個々の能力アップと、適した采配と狙いを持った戦略で臨めるかは非常に大きな要素なるだろう。 あと一歩のところで望まない結果に転ぶことが多い日本。ロシアW杯から5年半が経過しても、日本の弱点は変わらず、今大会ではイラクもイランも似た戦い方を選択して日本に勝ち切った。選手個々はそれぞれのクラブで日々研鑽を重ねてレベルアップしている。間違いなく、個人レベルでは史上最強だろう。ただ、課題はチームとしての戦い方の確立。パワープレーに弱いという側面だけでなく、その采配を信じて遂行できる選手たちがいる国に弱いとも言える。 もちろん、だからと言って森保監督を交代させれば良いかと言うわけでもない。それも策の1つかもしれないが、ここまで積み上げてきたものがあるのも事実。選手たちの基準が上がり、日常のレベルが上がり、相手もそこに対応してくる状況。そうであれば、指揮官やスタッフももう1つ、2つ高い基準に行く必要があるだろう。今のチームがさらに上に行くには、戦術・戦略面、そして活動時間が長くない中でスタイルを確立させていくことが必要だと感じさせられる大会となった。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2024.02.04 12:15 Sun