「こっちまで感動」酒井宏樹に会おうとホテルまで訪れたマルセイユサポ、少年のように喜ぶ姿に近くにいた人まで感激「みんな素敵」
2022.12.05 11:50 Mon
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【選手評】ハリルホジッチ監督、招集メンバー26名へ期待と要求…初招集FW中島翔哉は「日本になかなかいない選手」《キリンチャレンジカップ》
▽日本サッカー協会(JFA)は15日、国際親善試合及びキリンチャレンジカップ 2018 in EUROPEに臨む同国代表メンバー26名を発表した。 ▽メンバー発表会見に出席した日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、今回の選考基準を説明。代表復帰となったDF森重真人(FC東京)やFW本田圭佑(パチューカ/メキシコ)への期待や初選出となったFW中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)の招集理由についても明かした。 GK 川島永嗣(メス/フランス) 中村航輔(柏レイソル) 東口順昭(ガンバ大阪) 「GKは3人。ただ、現段階のパフォーマンスに満足している訳ではない。もっともっと向上して欲しい。」 DF 酒井宏樹(マルセイユ/フランス) 遠藤航(浦和レッズ) 「酒井は日本人選手の中では、定期的に高いパフォーマンスを継続している。ここ最近調子も良い。遠藤は昨日のルヴァンカップで少し問題が出た。今検査をしている段階と聞いている。ただ、バックアップはすでに用意している。何が起きても問題はない」 DF 長友佑都(ガラタサライ/トルコ) 車屋紳太郎(川崎フロンターレ) 宇賀神友弥(浦和レッズ) 「次に左サイド。長友はクラブを変えたにも関わらず、定期的に試合に出場していて嬉しい。彼の存在は日本代表に必要不可欠だ。車屋と宇賀神の戦いは、これから始まる。合宿を多くこなしている訳ではないが、右サイドでもいけるのかというのも見極めなくてはいけない。どこまでついて行けるかをこれから見ていく」 DF 昌子源(鹿島アントラーズ) 植田直通(鹿島アントラーズ) 槙野智章(浦和レッズ) 森重真人(FC東京) 「それから真ん中。最初の3人(昌子、植田、槙野)はもっとできると思っている。そして、森重をなぜ呼んだか。まだ彼は準備できている段階ではない。すぐに使う訳でもない。ただ、彼がどのような状況になっているかを知りたい。励ますためにも呼んでいる。彼が以前のレベルに戻るかどうか。もちろん(吉田)麻也がいないということもある。彼の経験が我々にとってどこまで使えるかというのもある。ただ、まだまだトップパフォーマンスには程遠い。モチベーションを上げる努力をしていかなくてはいけない。早くレベルを戻してほしい」 MF 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ) 三竿健斗(鹿島アントラーズ) 山口蛍(セレッソ大阪) 「長谷部は真ん中もできれば後ろもできる。本会までにケガなくいってほしい。三竿は、良いパフォーマンスを続けている。(山口)蛍は、常に呼んでいる選手だが、守備だけで終わるのではなく攻撃のところでもっと野心を持ってほしい。代表では良いパフォーマンスを見せている。イラク戦では我々を助けてくれた選手の1人だ」 MF 大島僚太(川崎フロンターレ) 柴崎岳(ヘタフェ/スペイン) 森岡亮太(アンデルレヒト/ベルギー) 「大島は国内でも優秀な選手の1人。彼もよくケガをするが、我々もしっかりとコンタクトをとって、そこを脱して良い状況が続いていると思う。(柴崎)岳と森岡は、(香川)真司と清武が居ないこともあり、10番や8番のタイプとして期待している。柴崎は、クラブで毎回先発という訳ではないが、レベルが上がってきていると思う。森岡はすでに2、3回観ているが、フィジカル的なところやデュエルの部分でまだ伸びると思う。ゴール数やアシスト数はリーグでも断トツ。ただ、ゲームのアクションの中でまだまだ伸びる部分はあると思う」 FW 久保裕也(ヘント/ベルギー) 本田圭佑(パチューカ/メキシコ) 「久保もまだまだ私の満足いくパフォーマンスではない。それから(本田)圭佑は、このチャンスを是非とも掴んでほしい」 FW 原口元気(デュッセルドルフ/ドイツ) 宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ) 中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル) 「原口と宇佐美は、同じクラブでプレーしている。ここ直近の数試合で宇佐美は、しっかりと伸びている状況。ある時期はチームで干されるかもしれない状況だったが、今は出ている。原口も同じだ」 「それから長い間追跡している中島。本当にたくさん試合に出場していて、得点やアシストもしている。ドリブラーでここまで俊敏で爆発的なものを持っている選手は日本になかなかいない。前回のオリンピック代表の監督であったテグ(手倉森誠)さんともしっかりと話をして、オフェンス面で何かもたらせるのではないかという判断。ただ、守備面では代表で私が求めるレベルではない。様子を見たい」 FW 小林悠(川崎フロンターレ) 杉本健勇(セレッソ大阪) 大迫勇也(ケルン/ドイツ) 「最初の2人はここ最近で本当に伸びてきている。オフェンス面で日本で素晴らしい結果を出している。彼も自分たちのプレーの仕方を変えて伸びてきている。真ん中の選手として、アグレッシブに背後、そしてペナルティエリア内で存在感を出している。それから相手の最終ラインからの組み立てを最初に防ぐ仕事もしている。我々が観たここ数試合でも良いパフォーマンスだった。これを続けてくれと言いたい」 「大迫は、クラブで真ん中でなく、横や後ろでもプレーしているが、良くなってきている。代表ではクラブとは全く違うアクションをしてほしい。常に背負った状態でプレーするのではなく、ゴールに向いてプレーして欲しい。この3人は素晴らしいヘディングを持っている。W杯本大会でもこれが重要になってくる。もちろんFKを貰えればの話。守備でもしっかりと守らなくてはいけない。大事になってくる。W杯ではFKが決定的な状況を作ることもある」 ▽なお、日本代表は、3月のベルギー遠征で2試合の国際親善試合を予定。ロシアW杯に向けた選手見極めとチーム強化のため、マリ代表(23日/ベルギー)、ウクライナ代表(27日/同)と対戦する。 2018.03.15 19:50 Thu2
「めっちゃフロンターレ」U-24日本代表に並ぶ面子にOA枠の吉田麻也も驚き「ファンも喜ぶ」
U-24日本代表に、東京オリンピックに向けたオーバーエイジ枠として招集されたDF吉田麻也(サンプドリア)が、川崎フロンターレ出身選手の多さに驚いている。 3日には急遽、日本代表との試合が組み込まれた他、5日にU-24ガーナ代表戦、12日にジャマイカ代表戦と3試合を戦うこととなるU-24日本代表だが、5月31日にはオーバーエイジ枠の吉田麻也、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)も合流した。 日本サッカー協会(JFA)のYouTubeチャンネルは1日、その時の様子を公開。練習後には吉田らが若手選手たちと交流する場面もあった。 DF板倉滉(フローニンヘン)、MF田中碧(川崎フロンターレ) 、DF旗手怜央(川崎フロンターレ)、MF三笘薫(川崎フロンターレ)という川崎Fに在籍経験のある選手たちが並んで座っていると、吉田が「フロンターレ超強いじゃん」と言いながら輪に入っていく。 会話を交わす中で板倉が川崎F出身ということが分かると、近くにいた酒井も思わず「え、フロンターレなの?」と驚き。さらにそこに同じく川崎F出身のMF三好康児(アントワープ)が加わり、「めっちゃフロンターレ」の構図が完成した。 これには吉田も、カメラマンに向かって「これ撮ってあげてください。フロンターレのファンが喜ぶので」と提案し、川崎Fファン必見の映像が収められていた。 そして、話はA代表に招集されている川崎F出身選手、MF守田英正(サンタ・クララ)、DF山根視来(川崎フロンターレ)、DF谷口彰悟(川崎フロンターレ)に及び、近くを通ったMF久保建英(ヘタフェ)も1年半程度在籍していたことから、あまりの多さに吉田らも驚きを隠せなかった。 3日に行われる日本代表とU-24日本代表のチャリティーマッチでは、チームメイトとのマッチアップの可能性も高く、その点でも注目が集まる。 <span class="paragraph-title">【動画】フロンターレ出身選手がずらっと並ぶ光景に吉田や酒井も驚き!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/GC-ibOmqkZc?start=1101" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> 2021.06.02 20:15 Wed3
【Jリーグ出場停止情報】ルヴァンカップで退場の横浜FMのDF永戸勝也、神戸DF尾崎優成がJ1で出場停止…横浜FMは勝ち上がりも規定上は別大会に
Jリーグは19日、最新の出場停止選手情報を発表した。 今回はYBCルヴァンカップのグループステージを終えたことで、2名が出場停止となった。 対象者は横浜F・マリノスのDF永戸勝也とヴィッセル神戸のDF尾崎優成となる。 尾崎は横浜FCとの試合で開始3分で一発退場。チームも敗退したこともあり、J1での出場停止消化となる。 また、永戸はサガン鳥栖戦で2どの警告を受けて退場処分に。横浜FMは勝ち上がっているため、プライムステージでの消化となりそうに思われるが、Jリーグの規定により、グループステージとプライムステージは別大会として扱うこととなっており、直近のJ1で消化されることとなった。なお、準々決勝には出場することが可能となる。 その他、J2ではモンテディオ山形の川井歩、J3では4名が出場停止となる。 【明治安田生命J1リーグ】 MFディエゴ・ピトゥカ(鹿島アントラーズ) 第18節 vsガンバ大阪(6/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF酒井宏樹(浦和レッズ) 第18節 vs川崎フロンターレ(6/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF立田悠悟(柏レイソル) 第18節 vsアルビレックス新潟(6/24) 今回の停止:1試合停止 DF永戸勝也(横浜F・マリノス) 第18節 vsサンフレッチェ広島(6/24) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 FWイッサム・ジェバリ(ガンバ大阪) 第18節 vs鹿島アントラーズ(6/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF尾崎優成(ヴィッセル神戸) 第18節 vsアビスパ福岡(6/25) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 FWジェアン・パトリッキ(ヴィッセル神戸) 第18節 vsアビスパ福岡(6/25) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田生命J2リーグ】 DF川井歩(モンテディオ山形) 第21節 vs東京ヴェルディ(6/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田生命J3リーグ】 FW萱沼優聖(Y.S.C.C.横浜) 第15節 vsFC大阪(6/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF大山武蔵(カターレ富山) 第15節 vsヴァンラーレ八戸(6/24) 今回の停止:1試合停止 MF菅井拓也(アスルクラロ沼津) 第15節 vs奈良クラブ(6/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF西岡大志(テゲバジャーロ宮崎) 第15節 vsFC琉球(6/24) 今回の停止:1試合停止 2023.06.19 19:58 Mon4
ネイマール、酒井宏樹への「クソ中国人」発言の瞬間の動画が公開…30日に重い処分が決定か
試合終了間際の乱闘事件から、人種差別発言の問題に発展しているパリ・サンジェルマン(PSG)とマルセイユの“ル・クラスィク”。その中でも最も注目を集めていたブラジル代表FWネイマールの発言だが、そのシーンの動画が公開された。 動画を公開したのは、スペイン『カデナ・セル』。ラジオ番組『El Larguero』がネイマールがマルセイユの日本代表DF酒井宏樹に対して侮辱的な発言をしているシーンのビデオを独占公開した。 その動画では、「chino de mierda(クソ中国人)」と「puta Liga(くそリーグ)」という言葉が発せられている。 この発言に対して、酒井は笑顔で応対しているが、決定的な動画が出てしまったことでネイマールには重い処分が下されることになるようだ。 ネイマールはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による退場処分を受け、最大で3試合の出場停止処分が下されている。しかし、フランス・プロリーグ機構(LFP)はネイマールの人種差別発言の処分については調査の関係上先延ばしにしており、30日にも発表される見通しだ。 ネイマール自身もマルセイユのDFアルバロ・ゴンサレスに人種差別発言を受けたと訴えており、こちらの件の処分も30日に決まる予定。何れにしても、“ル・クラスィク”で起こった事件の決着はやっと着きそうだ。 この試合では、すでにPSGのDFレイヴァン・クルザワが6試合、FWネイマールとMFレアンドロ・パレデスに2試合の出場停止と追加で1試合、マルセイユのDFジョルダン・アマヴィに3試合、MFダリオ・ベネデットが1試合の出場停止が課され、追加で唾吐き行為が発覚したPSGのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが4試合の出場停止処分となっていた。 <span class="paragraph-title">◆酒井宏樹に対するネイマールが侮辱発言の瞬間</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> EXCLUSIVA <a href="https://twitter.com/ellarguero?ref_src=twsrc%5Etfw">@ElLarguero</a> <br><br> <a href="https://twitter.com/La_SER?ref_src=twsrc%5Etfw">@La_SER</a> accede al vídeo que demuestra que Neymar insultó a Hiroki Sakai en el PSG - Olympique de Marsella del pasado 13 de septiembre<br><br> Neymar llamó "chino de mierda" a Sakai y dijo también "puta liga"<a href="https://t.co/gkkkUhvp3X">https://t.co/gkkkUhvp3X</a> <a href="https://t.co/p2uCSnmOBg">pic.twitter.com/p2uCSnmOBg</a></p>— El Larguero (@ellarguero) <a href="https://twitter.com/ellarguero/status/1311056762418667524?ref_src=twsrc%5Etfw">September 29, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2020.09.30 17:25 Wed5
【2022年カタールへ期待の選手vol.70】「化け物」酒井宏樹の牙城を崩すべく、2年目の川崎でも圧倒的存在感を示し続ける!/山根視来(川崎フロンターレ/DF)
2月20日の富士ゼロックススーパーカップでガンバ大阪を3-2で撃破してからというもの、2021年シーズン突入後は無敗街道を驀進している川崎フロンターレ。2月26日に開幕したJ1でも優勝争いのライバルと目された横浜F・マリノスを2-0で寄せ付けず、2020年YBCルヴァンカップ王者・FC東京との多摩川クラシコでも4-2で圧勝。圧倒的な強さが光っている。 シーズンスタート前は「昨季限りでレジェンド・中村憲剛(現川崎FRO)が引退し、アンカーの守田英正(サンタ・クララ)も移籍したこともあって、今年は去年のようにはいかないだろう」という見方も根強かったが、ふたを開けてみると、チーム力に磨きがかかった印象だ。4月18日のサンフレッチェ広島戦までに12試合を消化して10勝2分の勝ち点32。向かうところ敵なし状態と言っても過言ではないだろう。 その一翼を担うのが、右サイドバック(SB)の山根視来。湘南ベルマーレから移籍加入1年目から31試合出場4ゴールという実績を残し、Jリーグベストイレブンに選ばれた27歳の遅咲きDFは、チーム唯一の公式戦全試合フル出場を果たしている。鬼木達監督はアタッカー陣を試合ごとに入れ替え、谷口彰悟とジェジェウの両センターバック(CB)も超過密日程を考慮して休ませる試合があったが、鉄人右SBだけはスタメンから外そうとはしなかった。まさに「代えの利かない選手」として絶対的な信頼を寄せられているのだ。 直近の広島戦も、14日のアビスパ福岡戦から中3日のハードスケジュールだったが、右サイドを献身的にアップダウンし、要所要所で攻撃にも参加していた。最たる例が前半38分の先制点の場面。三笘薫が思い切りよくドリブルで前進しているのをしっかりと見極めた山根はペナルティエリア内を斜めに走り、スルーパスを受け、左足を一閃。これはU-24日本代表守護神・大迫敬介に弾かれたものの、自らこぼれ球を拾って脇坂泰斗に展開。それが家長昭博につながり、ゴールが生まれた。 前半終了間際にも、右SBの低い位置からゴール前までロングスプリントを見せ、家長のクロスに反応しかけたチャンスもあった。それだけダイナミックな走りとゴールへの意欲を示す右SBは滅多にいない。かつて攻撃的右SBとして世界に羽ばたいた内田篤人(JFAロールモデルコーチ)でさえもで、そこまでの大胆さは持ち合わせていなかった。日本代表デビュー戦となった3月25日の日韓戦(日産)でいきなりゴールを奪ったのも、決して偶然でなく、日常のプレーの延長戦上だったのだろう。 この勢いであれば、酒井宏樹(マルセイユ)と室屋成(ハノーファー)の牙城を一気に崩しそうな予感もある。だが、本人はそこまで楽観的ではないようだ。3月代表活動の一発目に吉田麻也(サンプドリア)から「Jリーグでいつも行っている1.5倍くらいの力で行かないとダメだ」と言われたことで、国内組と海外組の現然たる差を改めて痛感させられたという。 「サッカーの映像を見るだけでも海外のスピードはメチャメチャ早いし、ゆっくりしてる時間がほとんどないというイメージだった。日本代表の試合に出て、やっぱりこれだけ違うのかと感じたし、すごい刺激を受けました。酒井宏樹選手に関しては、昨年10・11月の試合を見て、3バックでもSBでも強度や対人のところの強さは圧倒的だし、正直、『代表の中でも化け物だな』とテレビで見て思ったので。普段の(フランス)リーグでもネイマール(PSG)とかを相手に止めてる選手なんで、違いはかなりあると思います」と山根は神妙な面持ちでコメントしていた。 確かにドイツ・ブンデスリーガ1部で4シーズン、リーグアンで5シーズンを戦ってきた百戦錬磨の先輩と差があるのは事実だ。2011年U-17ワールドカップ(W杯=メキシコ)や2016年リオ・デ・ジャネイロ五輪の舞台に立ち、現在ドイツ・ブンデスリーガ2部で奮闘中の室屋と比べても、国際経験値では劣っていることは認めなければならないだろう。 ただ、ここまで無印だった山根にはまだまだ伸びしろがある。湘南で恩師の曺貴裁監督(現京都)から徹底的に世界基準の球際やデュエルの重要性を学び、川崎でボールを止める蹴るの大切さを再認識した今、彼はフットボーラーとしての確固た土台を身に着けた状態だ。そこに国際経験を積み重ねていけば、凄まじい成長速度で高みに到達する可能性もあるのだ。 そうなるように、まずは川崎で他を寄せ付けないパフォーマンスを見せ続ける必要がある。全試合フル出場の継続はもちろんのこと、攻守両面で大きなインパクトを残し続ければ、海外へ打って出る道も開けるかもしれない。仮にJリーグに居続けることになっても、国内組で2018年ロシアW杯に参戦した昌子源(G大阪)のようなケースを目指せばいい。昌子も年代別代表実績は皆無に近かったのだから、山根にもチャンスはあるはず。成功を信じて前進を続けることが肝要なのだ。 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の日程変更によって川崎は4月29日まで2週間近く試合が空く。この空白期間を最大限有効活用し、自分自身を磨くことができれば、山根はもっともっと強い輝きを放つだろう。短期間でスターダムにのし上がるべく、流れが来ている今を逃す手はない。 2021.04.20 20:00 Tue日本の人気記事ランキング
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伊東純也のメンバー外で思い出したこと/六川亨の日本サッカー見聞録
3月14日、14時からの代表メンバー発表ということで、誰もが気になったのが背番号14の去就だろう。結論から先に言うと、森保一監督は「ひとことで言うと、彼を守るために招集しなかったという判断を、私自身がさせていただいた」と切り出した。 スタッド・ランスでは活躍しているため「彼のパフォーマンスと状況を踏まえたうえで招集は可能だと思っているし、招集したいと思っていた」ものの、日本では性加害疑惑で訴えられているため、「招集した場合に日本で彼を取り巻く環境がどういうものになるかと想像したときに、彼が落ち着いて生活できる、落ち着いてプレーできる環境にはならないことを私自身が想像している。彼が一番大切している家族、大切にしている方々への影響を考えたときに招集しない方がいまはいいのかなと思って判断した」と心情を吐露した。 もしも伊東純也が北朝鮮戦のために来日したら、テレビはもちろん新聞、雑誌などあらゆるメディアが空港や練習会場に押し寄せ、伊東のコメントを取ろうと躍起になるはずだ。しかしサッカーで注目されるならともかく、サッカー以外でのコメントは伊東も出しようがないだろう。ここは森保監督の判断を尊重したい。 今回の森保監督の“配慮”で思い出したのが、98年フランスW杯前の岡田武史監督だった。「ジョホールバルの奇跡」で日本を初のW杯へ導いた岡田監督。当時は多くのメディアが岡田監督の自宅に押しかけ、コメントを取ろうと必死になった。いわゆる「岡ちゃんフィーバー(もはや死語か)」である。 見知らぬ自称“友人”がたくさんできて、メディアでコメントを発していた。 残念ながらフランスW杯は3連敗に終わり、中山雅史が1ゴールを決めるのがやっとだった。そして、この時の「岡ちゃんフィーバー」を見たJFAの幹部会は、次の日本代表監督に日本人ではなく外国人監督を招聘することを決断した。 自国開催のW杯で、過去の例からホストカントリーは最低限グループリーグを突破しなければならない(2010年の南アは初のグループリーグ敗退)。しかし、万が一グループリーグで敗退したら、大会前の盛り上がりから一転、監督はサッカーファン・サポーターだけでなく国民からも厳しい批判を受ける可能性が高い。場合によっては日本で二度と監督はできなくなるかもしれない。 そうした危惧を抱きつつ、外国人監督だったらグループリーグで敗退しても自国へ戻れば監督業を続けられるだろう。そうした思惑もあり、Jリーグで監督経験のあるアーセン・ヴェンゲル氏にオファーを出し、彼が紹介してくれたフィリップ・トルシエ監督と契約した。結果はご存知の通りW杯はグループリーグを突破したし、99年のワールドユース(現U-20W杯)では準優勝という好成績を収めた。 その一方で、2014年のブラジルW杯後に日本代表の監督に就任したハビエル・アギーレ氏は、サラゴサ時代に八百長疑惑があったと報道されたことで、翌年2月に「契約解除」という異例のケースで日本を去った。 まだ裁判で有罪か無罪か確定していないにもかかわらず、JFAとしては「八百長」という言葉に敏感に反応したのだろう。いささか潔癖症かもしれないが、外国人監督なら日本を去ってもヨーロッパや中南米で監督業を続けられるだろうという目論見があったとしても不思議ではない。 伊東の場合は戦力として欠かせないし、日本人のため今後もフォローは必要になるが、疑惑が晴れるまで国内の試合に招集するのは森保監督も躊躇うだろう。しかし、今年の秋からは(2次予選を突破したら)最終予選が始まり、北中米W杯は2年後に迫っている。どこかのタイミングで、誰かが伊東の代表復帰を決断しなければ、日本サッカーにとって大きな損失である。 森保監督にその責を担わせるのではなく、ここは宮本恒靖JFA会長が理事会の総意として伊東の代表復帰を後押しして欲しい。 2024.03.15 08:30 Fri2
森保監督続投で歴代最長監督はというと…/六川亨の日本サッカーの歩み
まだ正式決定ではないが、森保一監督の『2年間の』続投が決まったようだ。正式には来年のJFA(日本サッカー協会)理事会での承認待ちになる。その頃にはコーチ陣などのスタッフの詳細も決定しているだろう。 93年のJリーグ誕生以降、日本代表の監督は基本的にW杯の4年サイクルで交代してきた。例外は94年のアジア大会で韓国に敗れたロベルト・ファルカン氏、97年のアウェー中央アジア2連戦で更迭された加茂周氏、07年に病に倒れたイヴィチャ・オシム氏、15年に契約解除されたハビエル・アギーレ氏、そして18年に解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏の5人しかいない。 そうした過去30年の歴史のなかで、初めて『続投』が決定的となったのが森保監督である。目標としていた「ベスト8」には届かなかったものの、大国ドイツとスペインに逆転勝ちを収めたことが高く評価されたことは言うまでもない。 そこで過去の歴代監督の任期を振り返ると、上には上がいるもので、長沼健氏(元JFA会長)は1962年から69年までの7年間と、さらに72年から76年までの4年間、トータル11年間も日本代表の監督を務めた。「時代が違う」と言ってしまえばそれまでだが、おそらく2度と破られることのない記録と言っていいだろう。 長沼氏が“長期政権"を担うことになったのには理由がある。64年に東京五輪があったからだ。このため62年に33歳の若さで監督に抜擢された。そして東京五輪ではグループリーグでアルゼンチンを倒して決勝トーナメントに進出。準々決勝で銀メダルに輝いたチェコスロバキアに0-4で敗れたが、ベスト8進出で日本に“第1次サッカーブーム"を巻き起こした。 さらに4年後のメキシコ五輪では、アジア勢初となる銅メダル獲得の快挙を達成。その再現を半世紀後の21年東京五輪で森保監督は期待されたが、残念ながらメダルにはあと一歩届かなかった。 長沼氏は69年のメキシコW杯アジア1次予選で、韓国とオーストラリアの後塵を拝したことで監督の座をコーチだった岡野俊一郎氏(元JFA会長)に譲る。しかし岡野氏が71年のミュンヘン五輪予選で韓国とマレーシアに負けたことで、日本サッカーの復権は再び長沼氏に託されることになった。 ところが73年の西ドイツW杯アジア予選はイスラエル(当時はアジアに所属し、中東勢が対戦を拒否したため予選は東アジアに組み込まれた)とマレーシアに敗れ、76年のモントリオール五輪アジア予選も韓国とイスラエルに敗れて監督から退くことになった。 当時の日本サッカーは、「W杯予選は負けても当たり前」であり、五輪予選で敗退するたびに監督は交代していた。Jリーグ開幕以前では、92年のバルセロナ五輪アジア最終予選で敗れた横山謙三総監督、88年ソウル五輪アジア最終予選で中国に逆転負けを喫した石井義信氏(故人)、80年モスクワ五輪アジア予選で韓国とマレーシアに及ばなかった下村幸男氏らである。 しかし96年のアトランタ五輪に28年ぶりに出場して以来、五輪出場は7大会連続して出場。その間には12年ロンドン五輪と21年東京五輪ではメダルまであと一歩に迫った。もう五輪は出場するのは当たり前で、次の24年パリ五輪は「メダル獲得」がノルマになるだろう。 同じようにW杯も98年以降7大会連続して出場中で、さらに2026年のアメリカ・カナダ・メキシコ大会は出場国が48に増えるため、出場権を失うことはまず考えられない。森保監督にとっては「ベスト8」への再チャレンジになるが、その前に横内昭展ヘッドコーチは磐田の監督に、上野優作コーチはFC岐阜の監督に転身するなどスタッフの陣容は一新せざるを得ない。 果たして新たなスタッフの顔ぶれはどうなるのか。そこに外国人コーチが入るのかどうかなどは楽しみなところ。 そして森保監督は、23年こそ秋まで親善試合しかない“静かな"一年になるものの、21年東京五輪は「金メダル」を目標に掲げながらも4位に終わり、カタールW杯も「ベスト8」が目標だったがラウンド16で敗退した。このため、まだ先の話ではあるが、24年のアジアカップでは『優勝』がW杯まで続投するためのノルマにすべきではないだろうか。 2022.12.26 22:00 Mon3
レアルMF中井卓大らU-19日本代表メンバーが発表! 松木玖生や中野伸哉、福井太智らはW杯に臨む日本代表のトレーニングに参加
日本サッカー協会(JFA)は2日、スペイン遠征を行う U-19日本代表のメンバーを発表した。 13日から23日までスペイン遠征を行うU-19日本代表。現地では、U-19スロバキア代表(11/17) 、U-18スペイン代表(11/19)、U-19フランス代表(11/21)と対戦する。 今回のメンバーには、レアル・マドリーのMF中井卓大が招集。また、MF松木玖生(FC東京)やDF中野伸哉(サガン鳥栖)らJ1で多くの出場機会を得た選手の他、1月にバイエルンへと移籍が決まっているMF福井太智(サガン鳥栖U-18)も招集を受けている。 また、大学生はGK木村凌也(日本大学)、DF諏訪間幸成(筑波大学)、MF熊取谷一星(明治大学)の3名が招集されている。 なお、松木、中野、福井の他にも、DF松田隼風(水戸ホーリーホック)、DF田中隼人(柏レイソル)、DF高井幸大(川崎フロンターレU-18)、MF佐野航大(ファジアーノ岡山)、MF甲田英將(名古屋グランパス)、MF北野颯太(セレッソ大阪)、FW熊田直紀(FC東京U-18)は、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表のトレーニングパートナーとして合流する。 今回発表されたU-19日本代表メンバーは以下の通り。 ◆U-19日本代表メンバー GK 1.木村凌也(日本大学) 12.若林学歩(大宮アルディージャ) DF 13.諏訪間幸成(筑波大学) 19.西久保駿介(ジェフユナイテッド千葉) 4.菊地脩太(V・ファーレン長崎) 2.中野伸哉(サガン鳥栖)☆ 5.松田隼風(水戸ホーリーホック)☆ 15.屋敷優成(大分トリニータ) 3.田中隼人(柏レイソル)☆ 22.高井幸大(川崎フロンターレU-18)☆ MF 11.熊取谷一星(明治大学) 14.永長鷹虎(川崎フロンターレ) 8.松木玖生(FC東京)☆ 6.山根陸(横浜F・マリノス) 7.佐野航大(ファジアーノ岡山)☆ 21.甲田英將(名古屋グランパス)☆ 17.中井卓大(レアル・マドリー/スペイン)◇ 20.福井太智(サガン鳥栖U-18)☆ 10.北野颯太(セレッソ大阪)☆ 16.保田堅心.(大分トリニータU-18) FW 9.坂本一彩(ガンバ大阪) 18.熊田直紀(FC東京U-18)☆ ☆は11月22日にカタールへと移動し、日本代表のトレーニングパートナーとして活動する。12月4日に帰国 ◇は14日に現地合流、22日に現地解散 2022.11.02 16:47 Wed4
「まさに死闘ってカンジ」歴史に残るバーレーンとの4-3の激闘!2004年大会プレイバックに反響「このゴールで中澤佑二に惚れた」
31日、日本代表はアジアカップ2023のラウンド16でバーレーン代表と対戦する。 過去の対戦成績は日本の8勝2敗となっているが、アジアカップの舞台で最後に対戦したのは2004年の中国大会での準決勝。記憶に残る激闘だった。 MF小野伸二、FW高原直泰ら当時の主力選手が欠場していた当時の日本は、開催国の中国サポーターにブーイングを浴びせられながらも決勝トーナメントに進出すると、準々決勝ではPK戦途中でのサイド変更とGK川口能活の神がかり的なセーブが印象深いヨルダン代表戦に勝利し、準決勝でバーレーンと対戦した。 しかし、バーレーン戦では開始6分に先制ゴールを許すと、40分にはMF遠藤保仁が不可解な判定で一発退場。日本はビハインドの状況で数的不利を負ってしまった。 数的不利の状況でもMF中田浩二とFW玉田圭司のゴールで逆転した日本だったが、その後2失点。2-3と1点ビハインドで試合終盤を迎えた。 それでも日本は最後まで諦めず。DFも攻めあがって同点ゴールを狙うと、90分にDF中澤佑二が値千金の同点ゴール。不屈の精神で同点に追いつくと、延長前半には玉田の独走ゴールが決まり、4-3で激闘を制していた。 なんとか決勝に進出した日本は、決勝で中国代表を撃破。見事に大会連覇を成し遂げていた。 久しぶりの対戦を前に『DAZN』は当時の試合映像をプレイバック。SNS上のファンも「このゴールで中澤佑二に惚れた」、「バーレーン戦といえばこの試合よな」、「痺れたね、玉田」、「まさに「死闘」ってカンジだった!」、「2004の大会は激熱だった」と当時を思い返している。 ベスト8を懸けた一戦は、31日の20時30分にキックオフ。『DAZN』で視聴が可能だ。 <span class="paragraph-title">【動画】当時の記憶が蘇る!2004年大会でのバーレーンとの激闘ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>「バーレーンvs日本」<br>過去対戦をプレイバック<br>\<br><br>アジアカップ2004年大会で起きた<br>奇跡の大逆転劇<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/AFC%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#AFCアジアカップ</a> ラウンド16<br>バーレーン×日本<br>1/31(水)20:30(19:45配信開始)<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 独占配信<br>出演:水沼貴史/小野伸二/佐藤寿人/下田恒幸/桑原学 <a href="https://t.co/x7Sals8iKu">pic.twitter.com/x7Sals8iKu</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1752609401201189348?ref_src=twsrc%5Etfw">January 31, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.01.31 18:45 Wed5

