久保建英が開幕戦以来の今季2点目! 先制点もアシストする躍動でソシエダの今季初連勝に貢献《ラ・リーガ》

2022.10.03 03:36 Mon
Getty Images
ラ・リーガ第7節、ジローナvsレアル・ソシエダが2日にエスタディ・モンティリビで行われ、アウェイのソシエダが3-5で勝利した。なお、ソシエダのMF久保建英は88分までプレーした。現在、8位のソシエダは、11位のジローナを相手に連勝を目指した。前節のエスパニョール戦で果敢なプレスからセルロートのゴールをお膳立てし、公式戦2試合連続アシストを記録した久保は、[4-4-2]の2トップの一角で引き続きスタメン出場となった。

立ち上がりから主導権争いが続いた中、ラ・レアルの好調2トップがいきなり魅せる。開始8分、相手陣内でのルーズボールを奪った流れからダビド・シルバの絶妙なスルーパスに反応した久保が左サイド深くから正確なグラウンダーのクロスを入れると、ファーでDFの背後を取ったセルロートが右足ワンタッチで流し込み、早々の先制点とした。
日本代表とノルウェー代表の3試合連続のホットライン開通でリードを手にしたソシエダだが、以降はホームチームの反撃に遭って守る時間帯が続く。

すると、23分には左サイドでボールを持ったリケルメにスビメンディが股間を抜かれてカットインを許すと、ボックス手前左から強烈な右足のミドルシュートをゴール左上隅に突き刺されて同点に追いつかれる。さらに、27分にはセットプレーの二次攻撃からボックス右でベルナルドが頭で折り返したボールをアルナウ・マルティネスにダイビングヘッドで叩き込まれ、瞬く間の連続失点で試合を引っくり返される。
以降も勢いづくホームチームの圧力に晒されるソシエダだが、粘り強い戦いで何とかこれ以上の失点を凌ぐと、前半終了間際に好調のストライカーが再び決定的な仕事を果たす。42分、ボックス手前のスビメンディからの浮き球パスに反応したセルロートがボックス右の位置で胸トラップから正確な左足のボレーシュートをニア下に突き刺した。

セルロートのドブレーテによって2-2のイーブンで試合を折り返したアウェイチームだが、後半立ち上がりに出ばなを挫かれる。

48分、ハーフウェイライン付近でボールを持ったカステリャノスに長い距離を持ち上がられてボックス付近まで運ばれると、ディフェンスラインが制限をかけられないまま右足のシュートを許す。GKレミロの手前でバウンドして球足が伸びると、これがゴールネットを揺らした。

再び追う展開となったソシエダは、失点直後の50分にボックス左で仕掛けた久保が左足のシュートを放つが、これはDFに触られてわずかに枠の右へ外れる。

ここから一進一退の攻防が続く中、アルグアシルのチームが勝負強さを発揮する。66分、相手陣内右サイド深くで得たFKの場面でキッカーのブライス・メンデスが左足インスウィングで低くて速いボールを入れると、ゴール前で飛び込んだ味方は触れずも、ボールがそのままファーポストに決まった。

やや幸運な形で追いついたアウェイチームは、71分にもボックス手前左でシルバが入れたクロスをボックス中央のメリーノがトラップし損なうと、ゴール前にボールがこぼれる。これに抜け目なく反応したスビメンディがGKの寸前で右足アウトで押し込み、再び幸運な形から逆転に成功した。

その後、ホームチームが積極的な交代策でリスクを冒して攻撃に出た中、80分には前節同様に久保の果敢なプレスからセルロートにトリプレーテのチャンスが訪れるが、ここはシュートを左ポストに当ててしまう。

この決定機逸で嫌な空気が漂うが、好調の日本代表MFが勝利を大きく引き寄せる決定的な仕事を果たした。85分、自陣中央でのボール奪取からスタートしたロングカウンターで右サイドに流れたセルロートが長い距離を持ち上がる。そして、DF2枚を引き付けてボックス左へ走り込む久保へラストパスを通すと、久保は冷静に寄せてきたDFを外して左足のグラウンダーシュートをゴール右下隅へ流し込み、開幕節のカディス戦以来となる今季2点目とした。

これで勝利を確信したソシエダベンチは殊勲の2トップを下げて長期離脱明けのカルロス・フェルナンデスらをピッチに送り込み、試合をクローズ。久保の1ゴール1アシストの活躍で昇格組ジローナとの激しい打ち合いを制したソシエダが、今季初のリーグ戦連勝を飾った。

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.24“ソシエダ旋風”リーガ最強の2トップ/レアル・ソシエダ[2002-2003]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.24</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2002-2003シーズン/レアル・ソシエダ 〜リーガ最強の2トップ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2002-03realsociedad.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:レイモンド・ドゥヌエ(43) 主なタイトル実績:リーガエスパニョーラ2位 攻撃力9:★★★★★★★★★☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ソシエダ旋風</div> 2002-03シーズン、バスクの古豪がリーガエスパニョーラで旋風を巻き起こした。1980年代前半にリーガ2連覇を達成するなど黄金期を迎えたソシエダだったが、1990年代は低迷。1999-2000シーズン以降は3年連続13位でシーズンを終えるなど、2000年代に入っても光は差さなかった。しかし、迎えた2002-03シーズン、無名の指揮官・ドゥヌエの招へいが転機となり、チームは一変する。 開幕戦から第8節までで6勝2分けという好スタートを切ったソシエダは、リーガのリーディングを快走。第10節ではロナウドやラウール、ロベルト・カルロス、フィーゴらを擁するレアル・マドリーを相手にサンチャゴ・ベルナベウで1-1のドローを演じた。さらに、第12節ではバルセロナを2-1で撃破。第18節まで無敗とし、シーズンを折り返した。その後、シーズン後半戦にかけて失速したチームは一時、3位まで後退したものの、第32節から第35節まで4連勝を記録し、再び首位に浮上。最後は一押しが利かず、レアル・マドリーの後塵を拝すことになったが、サポーターに21年ぶりのリーグ制覇を夢見させた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">補完性抜群の2トップ</div> 元々、チームにはシャビ・アロンソやカルピン、デ・ペドロなど、中盤に素晴らしいタレントを擁していた。そして、デシャンやデサイー、マケレレらをデビューさせたナントでリーグ制覇を達成してソシエダに迎えられたドゥヌエが、彼らの能力を最大限に発揮させることに成功した。 このチームの特長は、2トップの破壊力を活かす攻撃だ。190cm近い身長のコバチェビッチの武器は何といっても、強烈かつ高精度のヘディング。彼から制空権を奪えるディフェンダーは皆無で、時にはボックス外からヘディングシュートを決めることもあった。一方、相棒のニハトは高さこそないものの、抜群のスピードと決定力、豊富な運動量を活かして相手を翻弄。“タワー”のコバチェビッチ、“衛星”のニハトは素晴らしい補完性を発揮した。このシーズンは、最終的に2人でシーズン43ゴールをたたき出し(コバチェビッチ20ゴール、ニハト23ゴール)、リーガ最強2トップの称号をほしいままにした。 もちろん、強力な2トップを活かした中盤のアシスト役の存在も忘れてはならない。シャビ・アロンソの展開力と、サイドからのクロスがあってこその2トップ。右サイドの職人であるカルピンは当時33歳だったが、素晴らしい推進力を誇った。そして、逆サイドのデ・ペドロは、正確無比な左足でコバチェビッチへのピンポイントクロスを次々に供給した。 守備陣はセンターバックのハウレギとGKのヴェスターフェルトが中心だった。特に、有数のPKストッパーだったヴェスターフェルトは至近距離からのシュートに強く、その素晴らしいレスポンスを活かしたセービングで、幾度もチームの窮地を救った。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFシャビ・アロンソ (21)</span> 弱冠21歳ながらリーダーとしてチームをけん引したバスク出身のピボーテ。“新たなグアルディオラ”と称されていた通り、当時から素晴らしい展開力を発揮していた。ドゥヌエ体制によりチームの中核となったことで、その才能が一気に開花。順調にキャリアアップし、2004年から2009年までリバプールで活躍した後は、レアル・マドリーに復帰した。キャリアの晩年は、グアルディオラのバイエルンで過ごし、2017年に現役を引退した。 2019.04.15 17:00 Mon

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