解任直後に異例のインタビュー、スールシャール監督が別れの言葉「幸せを願っている」

2021.11.22 19:10 Mon
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドの指揮官から解任されたオーレ・グンナー・スールシャール監督が、別れの言葉を述べた。ユナイテッドは21日、2018年12月から指揮を執っていたスールシャール監督の解任を発表した。今夏の大型補強もあり、周囲から現体制初のメジャータイトルを求める声が強まるなか、不安定な戦いが続いたユナイテッド。インターナショナルブレイクを挟み、20日に敵地で行われたプレミアリーグ第12節のワトフォード戦で仕切り直しを期したが、1-4の大敗に終わり、これが解任の引き金となった。
解任決定後、スールシャール監督は、クラブ公式サイトのインタビューに応対。選手として、そして指揮官として長年在籍したクラブへの想いを語った。

「このクラブがどんな意味を持つのか、そして私がここで何を達成したかったのかということについては、わかっているだろう。私はクラブや、ファン、選手、スタッフのためにプレミアリーグに挑戦し、トロフィーを獲得するための次のステップを踏んでほしいと思っていた」

「私は、すべての質問に答えたくない。記者たちからインタビューを求められるかもしれないが、私は一切受けるつもりはない。なぜなら、私がこのクラブのためにすべてを捧げてきたことは誰もが知っていると思うからだ。このクラブは私にとってすべての意味を持ち、共に仕事をするべきだと考えていたが、残念ながら私は必要な結果を得ることができず、身を引く時が来た」
「まず最初に、私にチャンスを与えてくれたフロントとオーナーに感謝したいと思う。この経験は誰にでもできることではなかったが、私にはチャンスがあった。クラブを前進させられると、信頼されていたことをとても光栄に思っているし、来たときよりも良い関係でクラブを後にしたいと思っている」

「何人かはここに来て、そして何人かは去っていったが、彼らはみな、一緒に仕事をするのがとても楽しい選手たちだった。素晴らしい友人たちと再会できたし、新しく入ってきたスタッフとも、とても親しくなった。 また、現在はいなくなってしまったスタッフとも仲が良く、連絡を取っている。ファンについても、最初の試合から最後の日まで、素晴らしい存在でいてくれたと思っている。また会おう」

「私はユナイテッドのファンであり、選手たちの幸せを願っている。チームにはとても良い選手、良い人間がいる。これからは彼らが胸を張って活躍する姿を見ることができると思う」

また、23日に控えるチャンピオンズリーググループF第5節のビジャレアル戦についても言及。自身の後任となった暫定指揮官のマイケル・キャリック氏率いるチームにエールを送った。

「今朝、選手たちにも言ったが、自分たちを信じて、自分たちの方が優れているということは分かっているはずだ。CLという大舞台で、マンチェスター・ユナイテッドの選手であることを楽しんでほしい」

「もし試合に勝って次のラウンドに進むことができたら、マイケルが指揮を執ることになるだろう。マイケルは、私が最も尊敬している人物で、心から愛している。彼がトップとしてチームを率いることは、感慨深い。彼らは大丈夫だ。私は彼らを見守り、サポートしていく」

3年間率いたクラブに別れの言葉を送ったスールシャール監督。本来、解任直後の指揮官にクラブがインタビューを実施するのは異例なことであり、レジェンドに対する愛情と敬意が感じられる出来事となった。

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元教え子ラッシュフォードの奮起をスールシャールが期待 「常にトップでいることは難しいが、それには犠牲が必要」

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リバプールはコロンビア代表FWルイス・ディアス(27)を売却するのか否か…。 バルセロナ移籍が報じられて久しいリバプールの背番号「7」ディアス。どうやら本人がこれを望み、先方からも獲得に向けた意欲が伝わってくるが、バルセロナの財政状況を考慮すれば実現が難しいことは想像に難くない。 ただ、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、リバプール側にもディアス売却で資金を調達するプランがあるのは確かな模様。相手はバルセロナに限らず、アルネ・スロット新監督がディアスのプレシーズン参加を心に決めていても…だという。 無論、総額5000万ポンド(約100億円)を叩いてまで獲得した選手を、安値で放出するわけにはいかないので、オファーを受け入れるなら5000万ポンド以上という指針。2027年6月まで契約を残すディアスだが、今後やいかに。 あるリバプール関係筋はディアスの去就に関し、「今夏移籍市場の最終盤でなら、何らかの動きがあるかもしれない」と『フットボール・インサイダー』に語ったとのことだ。 今季のディアスは数字諸々がプレミアリーグでのキャリアハイ。リーグは37試合出場で8得点5アシストを記録し、公式戦全体だと51試合出場で13得点5アシストとなっている。 2024.06.14 17:35 Fri

とうとうニューカッスルがドゥブラフカに構想外通告…クラブ史に名を残す守護神も変革の波

スロバキア代表GKマルティン・ドゥブラフカ(35)がとうとうニューカッスルから構想外を言い渡されたようだ。 ニューカッスルの古株ドゥブラフカ。チームが残留ノルマだった時代に正守護神として君臨し、中東資本参入後はニック・ポープに定位置を譲る形で2番手となっている。 ただ、今季はポープが重傷を負ったため、シーズン途中からフル回転し、公式戦30試合でプレー。契約もあと1年残し、来季もニューカッスルでの現役続行が規定路線だった。 ところが、クラブはポープと定位置を競わせる有力GKの獲得に動き出し、バレンシアのジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ、バーンリーのイングランド代表GKジェームズ・トラッフォードあたりが候補か。ともかく、誰かしらを獲得する方針が明白だ。 これに伴ってか、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、3番手降格が濃厚なドゥブラフカはクラブから「新天地を探すように」と事実上の構想外通告を受けた模様。 ドゥブラフカはここ数日、GKジョー・ハート(引退)の後釜を探すセルティックと紐付けされているが、現段階で交渉は成立しておらず、移籍が完了する目処は立っていないとのことだ。 これからスロバキア代表守護神としてユーロ2024を戦うドゥブラフカだが、慣れ親しんだニューカッスルを去る可能性が極めて高そうだ。 2024.06.14 17:15 Fri

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