「凄く大きな差」ロンドン五輪では目前でメダル逸を経験したDF酒井宏樹、同組のフランスを警戒「今回みたいなケースが一番危ない」

2021.07.10 20:40 Sat
©超ワールドサッカー
U-24日本代表は10日、静岡合宿を切り上げて大阪へと移動。12日に行われるU-24ホンジュラス代表戦に向けて調整をスタートする。東京オリンピックへのメンバーは18名から22名に増員されたこともあり、チームとしては幅をもたせてプレーが可能に。その中で、新たな競争がまた生まれることとなるが、チームとしての幅が広がるというメリットもある。

今大会にオーバーエイジとして参加するDF酒井宏樹(浦和レッズ)がオンラインのメディア取材に応対。静岡合宿については「試合もなく練習試合だけでした」とコメント。ここからの大阪合宿が大事になるといい「本当にこれから大阪に入って良い緊張感を持って、最初からずっと緊張していると続かないので、しっかり一回抜くところは抜いて、入れるところは入れて、そのメリハリが大事です」と、良い緊張感を持っていきたいとした。
12日のU-24ホンジュラス代表戦については「選手の交代だったり、練習試合で確認しなきゃいけないところ、システムの変更、途中から出る選手のアピールもあると思います」とコメント。「試合の状況状況で、色々試していきたいなと思います」と語り、あくまでもテストを行いたいとした。

6月は日本で代表活動を行なっていた酒井だが、ここに来て、蒸し暑さなどが増している状況。「夜と午前中は違いますけど、今日は午前中の練習でしたが、凄く暑かったです」と、選手たちも日中の活動では非常に疲弊している状況だが、「12日のホンジュラス戦は夜の試合なので、凄く良いと思います」と語った。
暑さ対策などについてもしっかりと行っているとする酒井。「もちろん蒸し暑さは凄く感じていますし、それは全選手一緒の条件で、それを強みにできれば、大きなアドバンテージになります」と本大会では有利に働かせることができるとコメント。「アイスバスやリカバリーの部分も協力してくれる方がたくさんいるので、それは僕らのためにやっていただいていますし、僕たちも日常から取り入れているので、チームとしてやれていければと思います」と、様々な形で対策できればと語った。

今回はオーバーエイジとして参加する酒井だが、2012年のロンドン・オリンピックでは4位に終わる悔しさを経験。また、2014年のブラジル・ワールドカップではグループステージ敗退、2018年のロシア・ワールドカップではラウンド16で土壇場でベルギー代表に敗れて敗退と、悔しい思いを続けてきた。

ここまでの経験から日本が足りないものについては「まだまだベスト8、ベスト4、決勝と行けば見えてくるものや感じられると思います」とし、「実際僕らはベスト16が最高なので、その中では、あの過密日程の中、長く自分たちのクオリティを出し続けることが凄く難しいなと思いました」と、力を持続して出し続けることができなかったことが要因の1つと語った。

それはロンドン・オリンピッっくでも「同じくですね」と語り、「僕らは挑戦者なので、初戦から100で行かないといけないですし、選手層もそこまで厚くなかったので、常に全力で戦っていた印象はあります」と振り返った。

また、当時は精神的にも弱かったと振り返り「1試合に懸ける思いが、僕たちは精神的に未熟だったというか、メキシコに敗れた時に明らかに引きずっていましたし、中2日の状況でどこまでメンタル的に切り替えられるかというのが大きかったと思います」と敗戦をひきずっていたと語った。

そういった点で、今回の東京オリンピックのメンバーは海外でのプレーやJリーグでのプレー、そしてA代表としてもプレー経験もある選手が多い。

酒井は「凄くポテンシャルの高い選手が揃っていますし、海外でやっている選手、A代表の選手も多く、国内でも試合に出ている選手がほとんどなので、ここまで試合慣れしているメンバーは珍しいと思います」とコメント。「勝負の世界なので、予選リーグで全敗することも全勝することもあると思います。前評判は関係なく、チームとしてしっかりやっていきたいと思います」と、しっかりと戦って結果を残したいとした。

今回のグループステージでは、長らくプレーしたフランスと同居。酒井にとっては知った顔も多いという。

「知っている選手も多くいますし、リーグで普通に出ている選手も多いです。ベストではなかったと思いますけど、スタートの11人というところでは能力ある選手たちが揃ったのではないかと思います」

また特徴については「精神的な部分では少し弱いところはあるので、今回みたいなケースが一番危ないかなと思います」と語り、「ユーロみたいに優勝候補と言われている時より、あまりメンバーが揃っていないと言われている時の方が集中力高く来ると思います。しっかりとした戦術やメンタリティを持っている時の彼らは、計り知れない能力を発揮するので気をつけなければいけないです」と、期待されていない方が強敵だと語った。

本番が近づく中で緊張感も高まる状況。酒井は「初戦が近づいてくるに当たってプレシャーはどんどん高まってくるので、どんどん解放するようにしていきたいです」と語り、「過度な緊張は邪魔なので、良い緊張感を持ってチームとしてやっていきたいです」と、緊張と緩和を上手く使い分けたいと語った。

また、チームとしては金メダルを目標に戦っていくことになるが、2012年には目の前でメダルを逃した経験もある酒井。メダルを獲る獲らないの差についても「メダルを獲れないか獲れたかは僕らの中でも大きいですし、見ている方の評価もすごく変わってくると思うので、そこが獲れるか獲れないかは、1勝の差ですが、凄く大きな差だったと思います」と、あと1つの勝利でもメダルの有無には大きな差があったと語った。

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【パリ行きの命運を託された23選手】チームをけん引する存在、FC東京の若き司令塔・松木玖生

パリ・オリンピックのアジア最終予選を兼ねるAFC U23アジアカップが15日に開幕する。出場16カ国が4組に分かれてのグループステージから始まる五輪出場もかけた戦いは約2週間ちょっとのスケジュール的にも勝ち上がれば勝ち上がるほど総力戦が必至。ここではパリ行きの命運が託されたU-23日本代表の23選手を紹介し、松木玖生にフォーカスする。 ■松木玖生(MF/FC東京) 青森山田高校では1年時から高校選手権に出場し、3年時にはインターハイ、プレミアリーグ・イースト、高校選手権の3冠制覇を成し遂げた松木。鳴り物入りで2022年にFC東京へ加入すると、高卒ルーキーとしてクラブ15年ぶりに開幕戦先発デビューを遂げ、1年を通じてアルベル・プッチ・オルトネダ監督からレギュラー起用された。 続く2023シーズンは背番号を「44」から「7」に変更。ピーター・クラモフスキー監督への指揮官交代などもありながらプロ2年目も主軸として戦い、リーグ戦22試合に出場した。 今シーズンは3人体制となったFC東京のキャプテンのうちの1人に就任。弱冠20歳で名実ともにチームの顔と化す。開幕からここまで7試合連続で先発しており、直近2試合は1ゴール2アシスト。トップ下として直接得点に繋がる働きを見せている。 一方、代表では長らくU-20世代の中心選手としてプレーし、2023年3月のU-20アジアカップは主将として全5試合に出場。同年5月に行われたU-20ワールドカップ(W杯)のセネガル代表戦では強烈なミドルシュートを突き刺し、その存在を世界にアピールした。 大岩剛監督率いるパリ五輪世代の日本代表には、発足当初の2022年3月から飛び級で参加。同年6月にウズベキスタンで開催されたU23アジアカップ、2023年9月のU23アジアカップ予選などで継続的に招集され、中盤のレギュラーを争っている。 ボランチやインサイドハーフ、トップ下をこなす松木の長所は強靭なメンタルとフィジカルから成り立つタフさ。パンチ力と精度を伴う左足のキック、豊富な運動量を生かした献身的なプレーも魅力だ。 総力戦が予想される今大会では山本理仁や藤田譲瑠チマら先輩たちと共にフル稼働で中盤を支えることが期待される。今季からFC東京でも共闘する荒木遼太郎とのコンビーネーションも1つの武器となりそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】闘志とセンスに溢れる若き才能!松木玖生</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="26ZPWNvVtz8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.13 10:00 Sat
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GK4人のサバイバル、大迫敬介は「自分の存在感を発揮していければ」

U-24日本代表のGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)がジャマイカ代表戦に向けて意気込んだ。 東京オリンピックに向けて最後のメンバー選考となるジャマイカ戦。5日に行われたU-24ガーナ代表戦では起用されていなかったが、3日に行われたA代表戦は前半のみプレーした。 今回の活動にはGKが4名選ばれており、サバイバルになっている状況。期待が懸かる中、最終選考前のラストマッチでアピールしたいところだ。 大迫は現在の心境について「直前の合宿がラスト1日ということで、ここまで自分も悔いなくやってきましたし、明日のゲームはキーパー4人いる中で誰が出るか分からないですけど、与えられたところで自分の存在感を発揮していければいいなと思います」とコメント。ここまで悔いはないと語った。 自身の強みについては「僕自身の強みとしてはシュートストップであったり、守備範囲の広さが自分の強みだと思っているので、それが自チームで発揮できているってところで今回呼ばれていると思いますし、これまでもこの年代の代表でずっと積み上げてきたものというのがあるので、そこはしっかりと自信を持ちながらピッチの上で表現していければと思います」とコメント。ピッチ上で表現していきたいと語った。 一方でトライしたい部分については「このチームはキーパーを含めたビルドアップというところを1つテーマにしているので、後ろから繋ぐ部分と、後ろで繋ぎながら相手を引き込んで1発のキックでチャンスに繋げていくというのは、自分自身もすごくトライしてる部分なので、そこはトライしながらチームに上手く落とし込んでいければなと思ってます」と攻撃面でも貢献したい意欲があるようだ。 Jリーグでも出場を重ねる大迫。海外組もいる中での活動となるが「今回は海外の選手も集まっての合宿なので、海外と日本の違いも感じますし、自分自身もGKとしてシュートを止めてもっともっとチームを救いたいという気持ちはありますし、海外でやってる選手のシュートを受けるにしてもJリーグの中でやるのとではシュートの威力であったりスピードだったり質というのは違いを感じるので、そういう意味では毎試合毎試合刺激を貰いながらできてると思います」とコメント。改めてチームメイトからも刺激を受けていると語った。 昨シーズンはGK林卓人にポジションを奪われたが、今シーズンはチームでもポジションを掴んでいる。そのことについては「オリンピックに出るには自チームでの出場機会というのが必要になると思ってましたし、昨年の悔しさというものを試合にぶつけられていると思ってますけど、僕自身としてはもっともっとできると思っていますしやらないといけない感覚はあるので、現状に満足はしていないですしもっともっとチームを救えるようなプレーを増やしていきたいなと思ってます」とコメント。まだまだ自分はできると考えているようだ。 東京オリンピックについては「オリンピックに関して言えばずっと目標にしたやってきましたし、その最終選考の段階に自分がいるっていうのは嬉しく思いますけど、ちゃんと最後まで選ばれて日本を代表してオリンピックを戦いたい気持ちはあるので、自分自身を応援してくださってる方々のためにも何としてもメンバーに入ってオリンピックに出て活躍したいなと思ってます」とコメント。メンバー入りへの熱い思いを語った。 今回の活動からオーバーエイジのDF吉田麻也(サンプドリア)やDF酒井宏樹(浦和レッズ)が入っているが、その辺の変化については「やはり吉田麻也選手であったり酒井宏樹選手であったりはディフェンスラインの選手なので、そういう意味では見ていてもやっていてもすごく信頼できる選手ですし、プレーも1つ1つがクオリティが高いなと思ってます。そういう意味でもチームの頼れる存在であることは間違いないので、そこにみんなついていきながら本番まで1つにまとまっていければと思います」とコメント。頼りになると語った。 2021.06.12 11:55 Sat
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東京五輪に臨むU-24アルゼンチン代表が発表! 日本戦でゴールのガイチら22名

アルゼンチンサッカー協会(AFA)は1日、東京オリンピックに臨むU-24アルゼンチン代表メンバー22名を発表した。 フェルナンド・バティスタ監督は、3月に来日したメンバーからはGKヘレミアス・レデスマ(カディス)やFWアドルフォ・ガイチ(ベネヴェント)ら数名のみを招集。多くは日本戦に招集されていないメンバーとなった。 アルゼンチンは、22日に初戦でオーストラリアと対戦。25日にエジプト、28日にスペインと対戦する。 今回発表されたU-24アルゼンチン代表メンバーは以下の通り。 ◆U-24アルゼンチン代表メンバー GK ヘレミアス・レデスマ(カディス/スペイン) ラウタロ・モラレス(ラヌース) ホアキン・ブラスケス(タジェレス) DF エルナン・デ・ラ・フエンテ(ベレス・サルスフィエルド) マルセロ・エレーラ(サンロレンソ) ネウエン・ペレス(アトレティコ・マドリー/スペイン) レオネル・モセビチ(アルヘンティノス・ジュニアーズ) ファクンド・メディーナ(RCランス/フランス) フランシスコ・オルテガ(ベレス・サルスフィエルド) クラウディオ・ブラーボ(ポートランド・ティンバーズ/アメリカ) MF ファウスト・ベラ(アルヘンティノス・ジュニアーズ) サンティアゴ・コロンバット(クラブ・レオン/メキシコ) トマス・ベルモンテ(ラヌース) マルティン・パジェロ(バンフィエルド) フェルナンド・バレンスエラ(ファマリカン/ポルトガル) アレクシス・マク・アリステル(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) チアゴ・アルマダ(べレス・サルスフィエルド) FW エセキエル・バルコ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ) アグスティン・ウルシ(バンフィエルド) ペドロ・デ・ラ・ベガ(ラヌース) アドルフォ・ガイチ(ベネヴェント/イタリア) エセキエル・ポンセ(スパルタク・モスクワ/ロシア) 2021.07.02 13:05 Fri
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松木玖生の最適なポジションは?/六川亨の日本サッカーの歩み

今月16日、AFC U-23アジアカップ カタールの初戦、中国戦からパリ五輪出場権獲得のチャレンジが始まる。前回のコラムでも、DF陣の経験不足は否めないものの攻撃陣のタレントはバリエーションに富んでいて期待できるという原稿を書いた。そして先週と今週のJリーグを取材して、FC東京の松木玖生の新しい一面を見ることができて、その期待はさらに高まった。 松木といえば、青森山田高時代から、強靱なフィジカルと体幹の強さを生かした球際での勝負強さ、豊富な運動量と労を惜しまない献身的なプレーでチームに貢献してきたし、それはFC東京でも変わらない。そしてボランチのポジションから、時には意外性のある攻撃参加でゴールを決めたり、左足のロング、ミドルシュートで相手ゴールを脅かしたりしてきた。 そんな松木が、4月3日のJ1リーグ第6節の浦和戦では、荒木遼太郎と2トップに近い形で前線に起用された。すると、トップに張るのではなく変幻自在に左右に流れたり、落ちてきたりする荒木との絶妙のコンビネーションで攻撃陣をコントロール。とりわけ左サイドのFW俵積田晃太とSBバングーナガンデ佳史扶との相性は抜群で、意外性のあるパスで彼らの攻撃参加を引き出していた。 アウトサイドにかけたスペースへの絶妙なパスには「こんな技巧的なパスが出せるんだ」と感嘆してしまった。 試合は0-1とリードされた後半、左サイドで俵積田、佳史扶とつないだパスから荒木が同点弾。さらに松木のサイドチェンジを受けた俵積田のクロスをゴール前に走り込んだ松木がボレーで決めて逆転勝利を収めた。 そして4月7日の鹿島戦では、荒木がレンタル移籍のため起用できないものの、1トップに入った仲川輝人とトップ下の松木は好連係から難敵・鹿島に2-0の完勝を収めた。絶えずボールに触るわけではないが、効果的なサイドチェンジやスルーパスで味方を使う。これまでは、どちらかというと『使われる選手』と思っていたが、そのイメージは一新した。 先制点は左サイドからのふわりと浮かしたニアへのパスで仲川の今シーズン初ゴールを演出。そして後半アディショナルタイムにはMF原川力のヘッドによるインターセプトからのタテパスを簡単にさばいて2点目をお膳立てした。いずれも「肩の力の抜けた」ようなアシストに、松木の“変化"を感じずにはいられなかった。 彼をボランチからトップ下にコンバートし、前線には荒木を起用して松木の飛び出しを演出したピーター・クラモフスキー監督の采配は賞賛に値する。やっと1トップのドリブル突破任せのパターン化された攻撃スタイルから脱却できそうだ。 そんな松木を大岩剛監督はどのポジションで使うのか。攻守に効果的な選手だけに、使い出もあるだろうが、できれば攻撃的なポジションで使って欲しいところである。 2024.04.08 22:25 Mon

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