K・ボアテングが14年ぶりにヘルタ・ベルリンに復帰「僕にとって単なるクラブではない」

2021.06.24 14:05 Thu
Getty Images
ヘルタ・ベルリンは23日、モンツァの元ガーナ代表MFケヴィン=プリンス・ボアテング(34)の加入を発表した。契約期間は2022年夏までの1年間となる。K・ボアテングは、ヘルタ・ベルリンの下部組織出身。2005年7月にファーストチームへ昇格すると、2007年7月にトッテナムへと完全移籍する。

ドルトムントへのレンタル移籍を経験したK・ボアテングは、その後、ポーツマス、ジェノア、ミランでプレー。2013年8月にミランからシャルケへと完全移籍する。
その後再びミランへ復帰すると、ラス・パルマス、フランクフルト、サッスオーロ、バルセロナ、フィオレンティーナ、ベシクタシュでプレー。2020年9月にセリエBのモンツァに加入していた。

なお、今シーズンのセリエBでは24試合に出場し5ゴール4アシストを記録していた。
かつてヘルタ・ベルリンでは公式戦53試合に出場し5ゴール9アシストを記録。ブンデスリーガでは通算129試合で16ゴール19アシストを記録していた。

K・ボアテングは「ヘルタは僕にとって単なるクラブではない。何かを返すためにここにいる。何年にもわたって多くの旅をし、多くのことを学んだが、その全て、キャリアの全てはこのクラブのおかげだ。ヘルタはいつも僕の心の中にいたし、僕は決して忘れなかった」とコメント。14年ぶりに復帰となる古巣への思いを語った。

また、ヘルタ・ベルリンのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるフレディ・ボビッチ氏は、フランクフルト時代にK・ボアテングを獲得。今回もチームの力になってくれると期待を寄せた。

「ケヴィン=プリンス・ボアテングは、ヘルタ、ブンデスリーガ、ベルリンの街を知っている。慣れるのにそれほど時間はかからない」

「ロッカールームとピッチ外でのリーダーシップを備えたプリンスは、我々のチームにとっての大きな財産であり、長年にわたって最高のレベルでの地位を証明してきた。この移籍は完全に正しい」

昨シーズンは残留争いをする中で、14位でシーズンを終えたヘルタ・ベルリン。K・ボアテングが救世主となるだろうか。

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