「彼の時代は終わった」古巣復帰も低調なK・ボアテングをドイツ代表OBが辛辣批判

2021.10.05 15:31 Tue
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元ドイツ代表DFであるローター・マテウス氏が、ヘルタ・ベルリンの元ガーナ代表MFケヴィン=プリンス・ボアテングを辛辣に批判した。ドイツ『シュポルト・ビルト』がコメントを伝えている。
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ヘルタ・ベルリンの下部組織出身であるK・ボアテングは、これまでトッテナムやドルトムント、ミランにバルセロナ、ベシクタシュなど多くのクラブでプレー。昨季はその14クラブ目となったセリエBのモンツァで24試合5ゴール4アシストを記録すると、今夏にフランクフルト時代にも同選手を獲得したヘルタ・ベルリンのスポーツ・ディレクター(SD)フレディ・ボビッチ氏の誘いによって、同クラブに14年ぶりの復帰を果たした。ブンデスリーガで通算129試合16ゴール19アシストの成績を残しているK・ボアテングには期待が寄せられる一方、キャリアの終わりが近づく34歳の獲得に懐疑的な視線も少なくないなかでの復帰となったが、ここまで公式戦6試合でゴール・アシスト共になく、不安が的中する状態となっている。
チームもブンデスリーガ7試合で5敗を喫しており、順位は14位に低迷。こうした状況を受け、ドイツ『スカイ』に出演したマテウス氏はK・ボアテングを痛烈に批判しており、すでに終わった選手だと断言した。

「ボアテングはいったいチームでどのような役割を担っているんだ? ピッチ上やドレッシングルームでチームをリードする役割を果たしているのか、コーチのような役割を果たしているのかが分からない。これらはすべて、他の選手にも関係することになる」
「フレディ・ボビッチはボアテングと親密な関係にあり、フランクフルトではお互いにその恩恵を受けていた。だが、傑出した選手であると同時に気難しい性格でもあるケヴィン=プリンスの時代は終わったのだ」

また、マテウス氏は低迷するヘルタ・ベルリンについても批判。どのようなプロジェクトを進めているのかが見えてこないと指摘している。

「力量はあるのかもしれないが、経営陣による明確なラインが見えない。彼らはいったいどのようなクラブとなりたいのか、今何が起こっているのか私には分からない。そしておそらく、選手の中にも理解していない人はいるだろう」


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