ケガでユーロ終了のペドリはチームに帯同続ける「別の方法で貢献する」、クロースにもメッセージ「これがフットボール」

2024.07.07 21:40 Sun
ドイツ戦で負傷交代したペドリ
Getty Images
ドイツ戦で負傷交代したペドリ
負傷によりユーロ2024から去ることとなってしまったバルセロナのスペイン代表MFペドリが、メッセージを送った。
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スペイン代表の一員としてユーロ2024に臨んでいるペドリ。グループステージのクロアチア代表戦、イタリア代表戦に出場。ラウンド16のジョージア代表戦も出場すると、準々決勝のドイツ代表戦も先発出場した。しかし、開催早々にトニ・クロースに激しいチャージを受けて負傷。ヒザを強打してしまい、わずか8分で負傷退場となってしまった。
涙しながら退場したペドリ。MRI検査を受けた結果、左ヒザの内外側ねん挫でグレードは2と診断。チームはベスト4に進出したが、残りの試合は出場不可となった。

クロースのプレーには批判的な声も集まった中、ケガをさせる意図はなかったと本人が謝罪。そしてペドリも、自身のインスタグラムを通じてメッセージを送り、大会中はドイツに滞在してチームをサポートするとコメント。そして、メッセージをくれたクロースに対しても感謝のコメントを送った。
「僕はユーロ2024のためにドイツに来た。そして、最後までここに滞在し続けるつもりだ。夢は疑わない。続いていくものだ」

「今週はこの素晴らしいファミリーであるスペイン代表を励まし、別の方法で貢献するときだ。彼らとみんなのサポートは素晴らしいものだ」

「最も困難な時期は過ぎ、復帰への道が始まった。すぐにバルセロナで全力を尽くす」

「トニ・クロース、メッセージありがとう。これがフットボールであり、こういったことは起こる。あなたのキャリアと記録は、永遠に残り続ける」

「そしてもう1つだけ言いたいことがある。バモス、エスパーニャ!」



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