バルセロナ期待の新戦力ヴィトール・ロッキが現地入り…「夢が叶った瞬間」と第一声

2023.12.27 23:23 Wed
ヴィトール・ロッキがついにカタルーニャ入り
Getty Images
ヴィトール・ロッキがついにカタルーニャ入り
バルセロナに正式加入したブラジル代表FWヴィトール・ロッキ(18)が、新天地での意気込みを語った。今年7月にバルセロナへの完全移籍が発表されたロッキは、アトレチコ・パラナエンセでのシーズン終了に伴い、27日に現地入りを果たした。
到着後、すぐさまシウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールで幾つかのメディカルチェックを受けた18歳FWは、仮の本拠地エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで写真撮影などを行った。

さらに、クラブ公式メディアで新天地での意気込みを語っている。

「これまでの人生で起こったことすべてにとても満足しているよ。これは自分の夢が叶った瞬間なんだ。グループ全員と一緒にできるだけ多くのことを学び、自分自身を楽しもうと考えているよ」
「僕は常にボールを持ちたいと思っているし、できるだけ多くのことを学ぶつもりだ。より多くのゴールを決めるためにもね」

「(バルセロナ移籍は)それは子供の頃、僕だけでなく家族の夢でもあったんだ。彼らもここで同じ夢を実現している」

「勝利と勝利への意志を最大限に持って可能な限りクラブを助けたい」

ロッキは、アメリカ・ミネイロ、クルゼイロの下部組織を経て、2021年10月のボタフォゴ戦でファーストチームデビューを飾った逸材ストライカー。

2022年4月にアトレチコ・パラナエンセへ完全移籍で加入すると、ここまで公式戦81試合に出場し28ゴール11アシストの数字を残していた。

172cmと上背はないものの、18歳とは思えない筋肉量によって屈強な守備者に対しても当たり負けする場面はなく、鋭いターンや駆け引きの巧さで相手を出し抜く生粋のストライカー。左右のウイングでもプレー可能なスピード、突破力も併せ持つが、セレソンのレジェンドであるロナウド、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスのような万能型のストライカーとしての大成が期待される。

なお、現地報道によると、ロッキはバルセロナで背番号19を着用する可能性が高いとのことだ。

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ソシエダ下し2位再浮上のバルセロナ、チャビ監督は勝利に満足「個性と意欲を示した」

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オリンピアコスのホセ・ルイス・メンディリバル監督が、スペイン『Relevo』で今季序盤までのセビージャ指揮官時代を振り返った。 昨季途中就任のセビージャでヨーロッパリーグ(EL)優勝、今季途中就任のオリンピアコスでヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝を成し遂げたメンディリバル監督。 「私の言葉、選手に対するアプローチは簡潔で明確。自分にできない指導はしないし、不得手な戦術を取り入れたりはしない」とさっぱり語るスペイン人指揮官だ。 2季連続で低空飛行のチームにシーズン途中就任からやってきて、欧州タイトルをもたらす…よくよく考えると前人未到の偉業なわけで、昨季のセビージャを振り返ってこう語る。 「セビージャを率いた最大の誇りは『選手たちの変化』だ。就任当初、選手たちの目が明らかによどんでいてね…メンタル的に死んでいたと言っても過言ではないレベルだった」 「それまでの複雑なサッカー、戦術に疲弊していた、と言うべき状況だった。選手に自信を取り戻させ、できるだけ噛み砕いてシンプルにし、チームを変えることができた」 一方で、今季序盤でセビージャを解任されているメンディリバル監督。 解任後はオリンピアコス行きまでセビージャの全試合をリアルタイムで観たほど選手たちを心配していたようだが、1人のベテランに限っては、扱いと関係性に苦心したようだ。 「シーズンの頭からチャンピオンズリーグ(CL)もあるだろう? そんななか、コンディションに問題のないセンターバックが3枚だけ…グデリ、バデ、そしてセルヒオ・ラモスだ」 「状況的にローテーションを敷かざるを得なかったが、ラモスは日曜も水曜も試合に出たがり、私の選択を嫌った。客観的にみて、ラモスの序列は高かったと思う。しかし、それだけでは満足できなかったようだ」 「思ったのは『私では駄目なのだ。私より優れた指揮官でなければ、ラモスほどの選手を満足させられない…』ということ。同時に私の職務も終わりに近づいている気がした。己の基準に従うか否か…コーチは日常的に選択を迫られているんだ」 2024.06.14 11:45 Fri

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アスレティックがアンデル・エレーラと契約延長、今季はコパ・デル・レイ優勝

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